19.ドキュメントのような映画。 真面目に作られているのは分かる。芸術作品のような面もあり、盛り上がりは少ない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-08-12 21:52:19) |
18.《ネタバレ》 戦争を行う国の指導者は、自分が前線に行ってみるべきだ。 靴磨きではなく、食料や水が必要ということさえわからないのであれば戦いには絶対に勝てない。 ところで、戦場は男ばかりではあるが、映画中全員男だったような・・・ 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 6点(2019-08-06 15:07:39) |
17.《ネタバレ》 自分を置いていけという人、必ず助けに戻るという人、それぞれに思いを馳せるラスト。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-09-21 19:58:10) |
★16.《ネタバレ》 どんな作品なのかまったく知らずに見ましたが、これは傑作。アメリカでもイギリスでもドイツでもなく、「お荷物」と称されたイタリア目線の第二次世界大戦というのが新鮮でした。それも戦場の恐怖というより、砂漠の中で孤立する虚無感・絶望感にリアリティがあります。 終盤は主人公と曹長と中尉の3人による〝忠誠物語〟の様相でしたが、絶望感は一貫しています。女優ゼロ、笑いほぼゼロ、お涙頂戴も限りなくゼロというのが潔い。傷兵の一群があっさり投降するシーンは、感動すら覚えました。 ところで、こういう日本映画って「人間の条件」ぐらいまで遡らないとほとんど存在しないような気がするのですが、なぜでしょう? イタリアに負けず劣らず、〝素材〟はいくらでもあると思うのですが…。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-13 01:50:22) |
15.イタリア映画ならではの脳の深層部分を刺激するような人間臭い作りになっています。実際の兵士の心理状態は知る由もありませんが。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-23 18:09:13) |
14.《ネタバレ》 北アフリカ戦線を戦うイタリアのとある小さな部隊の苦闘とその人間模様。 見渡す限り戦争と砂漠以外何もない。見ているだけで喉が渇いてくるような作品です。 敵と対峙する戦争映画としてはかなり地味な部類に入る作品ですが、 見捨てられ置き去りにされたような、負け戦の最前線の兵士の苦しみを徹底して見せ続けます。 あえて派手さをおさえ、兵士たちの苦闘を常に至近距離で見せることで彼らの苦しみがリアルに伝わってきます。 バイクで去っていく主人公の若い兵士と、もう動けずにそこに残るしかない上官。 二度と再会することはできないであろう、砂漠の真ん中の別れのラストがひたすら悲しい。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-17 13:13:15) |
13.《ネタバレ》 エル・アラメインと聞くとマカロニ・コンバットの大作『砂漠の戦場エル・アラメイン』をすぐ思い起こしてしまいますが(歳がばれます)、あのど派手な映画とは程遠いもう地味なのが本作です。同じ負け戦としてはドイツ版の『スターリングラード』と雰囲気が良く似てます。まあイタリアの第二次大戦映画となるとほぼすべてが負け戦映画になっちゃうのが悲しいところですがね。 エル・アラメイン戦は、両サイドが完全に息切れ・補給切れになってエル・アラメインで陣地を造ってにらみ合い状態におちいってからの英軍の大反撃作戦です。ロンメルが得意とした戦車による機動戦と違って第一次大戦の会戦に近い力押し戦なので、モントゴメリーのような凡将でも勝つことができたと言っちゃうと言いすぎでしょうか。でも所詮イタリア軍はわき役・お荷物状態なので、最前線の状況をリアルに再現するとこういう地味なお話になってしまうんですね。でも自分はこの映画の雰囲気は嫌いじゃないです。『アラビアのロレンス』が砂漠の美しさを映像にとらえたすると、本作ではまさに砂漠の現実・恐ろしさが良く映されていると思います。そういえば主人公の志願兵は、冒頭でオートバイに便乗して登場しラストはオートバイを一人で運転して戦場から去ってゆきます。ここら辺は『アラビアのロレンス』のファーストシーンを意識した撮り方だったのかもしれません。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-29 22:36:10) |
12.特別な盛り上がりのない戦争映画。でも現場はこんなもんなんだろうね。 【noji】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-05-30 11:22:49) |
11.とても、静かな映画でした。 落ち着いて、感情を動かされることが少ない映画でした。 衝撃をうけることもなく、ひやひやすることもなく、それほど緊張感もありませんでした。これが、現実なのでしょうか。 「人の死とは、美しいなどというものは、本などの文学の世界だけであって、実際見てみると、臭いだけです。」と、いう言葉は、特に印象に残りました。 が、そのシーン以外、共感するシーンとか、なかったんですよね。 作りの甘さが全体的にある感がして、現実味が私には足りなく感じました。 頭を低くして歩くシーンがあったら、その後のシーンは、全部頭を低くして歩いてほしいんですよね。作品全体の緊張感が、伝わってこなかったんだよね。 それでも、イタリアの戦争の様子というものを、見れ、少しでも、イタリア人の価値観が得れて良かったと思います。 【杉下右京】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-04-21 10:25:29) |
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10.《ネタバレ》 妙に生活感の漂っている前半の戦場描写が、全体の作品のカラーの描出に効果的に機能しています。登場人物は誰も活躍などしません。ひたすら敵を警戒し、攻撃に備えて待機し、上からの指示に振り回され、武器と水の不足に悩み続けます。そしていつしか誰からも見放された存在になります。戦場というのはそういうものです。砂漠をほとんど放浪状態でのろのろ進む一隊、英軍の包囲にのろのろ投降する兵士たち、そして余韻と解釈を残すラストの別れなど、強烈な印象を残すシーンも多数あります。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-13 11:56:19) |
9.第二次大戦中のイタリアというとどうしても華々しい活躍が少ないため取り上げた作品は少ないのですがこの映画はそのイタリア軍の兵士の視点で描いた作品です。実際エル・アラメインというアフリカの激戦地にいたにも関わらず、彼らの行動はほとんど戦局には影響しません。しかしそれでも前線の兵士達がイギリス軍の攻撃に怯えながらも必死で生き延びようと戦っていたのが作中の登場人物達から伺えます。見終わった後、自分の口の中にまで砂漠の砂埃がまとわりついてるようなザラザラとした感覚が残りました。普段とは変わった視点で第二次大戦を見直してみたい方にお勧めです。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-10-03 23:06:43) |
8.マニアの方ならいざ知らず、私の様なパンピーにとっては、同じ同盟国だったのに今一マイナーな印象のイタリア軍の、北アフリカ戦線エル・アラメインでの戦いを描いた戦争映画。「炎の戦線」というタイトルとは裏腹に、ここで描かれる物資不足の部隊の戦いはひたすら地味。砂漠に掘られた塹壕に身を潜め、時たま狙撃し合うか、時たま迫撃砲を撃ち合うかだけ。これが本当の消耗戦。この戦いが戦局に影響を及ぼすとも考えられず、正に砂漠らしい不毛の戦い。私は別の戦争映画の、米兵捕虜に届いた小包を見たドイツ士官の台詞を思い出した。「奴らは国で母親が焼いたケーキを、海を超えて一兵卒に届けている。しかし我々には、本国から弾薬さえ届かない」。戦争の勝敗はロジスティクスで決まるのです、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-26 00:09:41) |
7.これは良い!!映像ではなく内容によって戦争の理不尽さ、矛盾をズバっと突いてくる。お薦めの一本!! 【ゆきむら】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-12 23:18:20) |
【リーム555】さん 6点(2005-03-01 13:13:50) |
5.渋い・・・・。WOWOWでやっていたのでなんとなく見ました。 が、渋い・・・・・・・。 これがほんとの反戦映画ですね。 アメリカ映画とは全然ちがいますね。けっこう長い間があったり、音楽のないシーンが多かったり、じんわりと伝わってくるようでとてもよかったです。 【杏と蛍】さん 7点(2004-11-02 00:07:39) |
4.「プライベート・ライアン」あたりでリアルな戦闘シーンに慣らされてしまった目には全体に地味に映るけど、戦争の不毛さがちゃんと伝わってきました。最後の別れの場面はなかなか良かったです。前に太平洋戦争に従軍した日本兵の手記か何かで読んだ記憶があるんですが、実際の戦争とは「穴を掘って、メシを食い、敵を待って、移動して翌日また穴を掘って…」の繰り返しなんだそうです。この映画にはたった一人で何人も敵をなぎ倒すスーパー兵士も出てこない。そういう意味でリアリティは十分にあるのかもしれませんね。 【しまうま】さん 7点(2004-07-25 19:44:20) |
3.うん、これは好きですね。あまり多くに知られてないようなのでマイナー映画になりそうですが、逆に自分は知ってるぞ的な優越感が(笑) 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-05-19 21:34:15) |
2.帽垂といい、補給無し、着たきりスズメといい、”捕虜にならず、徹底抗戦する覚悟”といい、まるでイケメンの日本兵ですな。(ワラ 【Waffe】さん 7点(2004-04-28 17:42:36) |
1.砂漠の中をひたすらひたすら徒歩で退却するイタリア兵の描写が、あまり悲惨さを感じないのはお国柄なんだろうか。親しみ溢れる役者さんたちの表情のせいかな?海でのひとときの憩いのシーンが微笑ましい。定石どうりの展開で地味な戦争映画といわれればそれまでだけど、ハリウッド大作戦争映画に飽きたらこういうのもあり、です。 【mimi】さん 8点(2004-01-26 22:49:12) |