7.《ネタバレ》 超難解で理解不能でした。リンチなので理解不能なのはいいのですが。正直、楽しみにしてた3時間が長かった。リンチの作品を観るときは、事前情報は全てシャットアウトして、映画内容に陶酔するのが自分なりのリンチ作品鑑賞法なのですが、今回は混乱しすぎてあまり酔えませんでした。リンチの過去作、ロスト・ハイウェイと同じ感覚が残りました。リンチは「映画は音楽」と言いますが、今作は自分の感性に合わなかったのかなぁ。でも、やっぱり好きなんだよなぁ。また何回か観てみます。それにしてもローラ・ダーンが昔と変わらず綺麗でした。 【ぶるぅす・りぃ。2】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-23 18:43:00) |
6.ダウナー系ドラッグというのはこういうものかしらー。 体が浮遊する感じと、どこにも出口がない、映画が終わったときに、やっと出てこれたことが嬉しくもあり安心したとともに、もう一度扉を開いて浸っていたい気がしたのでした。 DVDで見る方は、映画の途中でトイレに行ったりお茶を入れたり、携帯を見てみたりしないでよいように、準備を整えて取り掛かりましょう。中断すると効果激減すると思います。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-10-13 01:28:54) (良:1票) |
5.鑑賞・・・。めまぐるしい展開に混乱しつつ、陰と陽、絶望と希望、無念と執念などを漠然と感じました。5重構造と言う意見が多い。ちょっとパズルを広げすぎかなとも思う。私の頭にゃ、辛いです。疲れるぞ。しかし、解いてみたいとも思わせるのが、「マルホ」で受け入れてしまったリンチ世界の魅力。惚れた女にゃ弱いんだという形だ。シーンごとに面白いもの(でもマルホのほうが上) 。さあ、いろいろな参考文献を読んで楽しもう。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-10-04 22:58:45) |
4.リンチワールド大全開。わかっちゃいたけどやっぱりわけわからんまま終わっちゃいました。現実なのか妄想なのかよくわからん場面(世界)がちょこちょこすぐ変わるんで、まったく話についていけませんでしたね。「ロストハイウェイ」を見終わった時もこんな感じだったなあ。まあ兎にも角にもリンチ独特の雰囲気は顕在だったので良かったです。 【すたーちゃいるど】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-08-27 16:46:52) |
3.《ネタバレ》 主人公が映画と現実の世界をうろうろしている間は何とか理解(?)してついて行けましたが、それ以降は訳も分からずかなりつらかったです。それでも何とか最後まで観れたのはリンチマジックなのでしょうか。実験映画であることをもっと自覚するべきでした。 【よねぴー】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-08-23 13:12:08) |
★2.《ネタバレ》 始まって1時間はついていけます。世界観の定義付けを隅々まで行います。そのあと1時間はデビッドリンチの頭の中をさまよい歩くかのように映画がブラウン運動を始めます。観客は常に解や手がかりを模索しますが、観客の思った通りの展開とは逆方向を選んでいきます。最後の1時間は脱出にやけになります。全く無関係っぽい伏線たちが、なんとなく何度かリフレインされ、この現象は何かの解なのかもしれないと必死に思考しますが、なかばどうでもよくなります。「好きにしろよ」と思う頃にはなんだかハッピーエンドです。 デビッドリンチなりにそれぞれの要素には隠喩を入れているだろうなという予感と、想定外の展開とで、不思議と寝ないで3時間見れます。眠くはなりますよ。常に重低音のノイズが流れていて、だんだん慣れてくるといい子守歌になってきます。1時間に1回くらいびっくりするシーンがあるので起こされます。 どこかしらにデビッドリンチの一貫したシナリオがあり、それを不器用に不器用に、婉曲に実に婉曲に、一切説明を排除し、表現してるんだろう。そして前向きに積極的に映画を受け止め続ければ、ひっくり返した宝石箱のように散りばめられた妖しい魅力にあふれる伏線が、だんだん方向ベクトルをそろえ始め、実は全て意味のあるシーンに思えてきます。 今回の場合は何か巨大な悩みか呪いから解放されたよろこびが浮かび上がってきました。そこに自信が持てないのが不安ですが、デビッドリンチはそれでよいんだと思います。
なお、めでたく400レビュー達成いたしました。記念すべき400記事。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-30 23:30:15) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 2001年に「マルホランドドライブ」を観て衝撃を受けてから、この5年間はリンチ作品の後追いDVD鑑賞に費やしました。そして待望の新作。陶酔の3時間。「マルホ」よりストーリーが明確でない(複雑なので理解できない?)ので変に謎解きや伏線を意識することなく、リンチが言う「直感を信じて」見ることができました。リンチファンにはありがたい作品です。特にエンディングのカッコ良さは陶酔の世界の締めくくりには最高でした。文句なし!スバラシイ! |