7.《ネタバレ》 イギリスでDVDが発禁になったという煽り文句。
禁止されるとどんなものか見たくなってしまうのが人間の性。
でも、観てはいけないというより、特に観る必要のない作品だった。
嗜虐性のある犯人がカップルをいたぶって殺すだけのストーリー。
発禁にしなければいけないほど生々しくリアルなグロでもない。
SM映画のスプラッターバージョンといった感じで、迫りくる怖さは感じない。
「ミザリー」に足の骨を砕かれるようなリアルな痛さがないのだ。
男が殺された後、怯えていた女が急に人格が豹変して冷静に犯人に毒づく演出もよくわからない。
ワキガのくだりや、飛んだ首が噛み付くにいたっては、コメディかとも思える始末。
長澤つぐみは裸だけの大根芝居かと思ったら、意外と演技はまとも。
AVに出る前は別名義で女優活動をしていたらしいが、それも納得。