劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ

[ゲキジョウバンヒビケユーフォニアムチカイノフィナーレ]
2019年上映時間:100分
平均点:7.33 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-04-19)
ドラマアニメシリーズもの青春もの学園もの音楽もの小説の映画化TVの映画化
新規登録(2019-04-21)【mohno】さん
タイトル情報更新(2022-11-21)【イニシャルK】さん
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監督石原立也
演出山田尚子(チーフ演出)
黒沢ともよ黄前久美子
朝井彩加加藤葉月
豊田萌絵川島緑輝
安済知佳高坂麗奈
寿美菜子田中あすか
早見沙織小笠原晴香
石谷春貴塚本秀一
津田健次郎後藤卓也
櫻井孝宏滝昇
雨宮天久石奏
制作京都アニメーション(アニメーション制作)
配給松竹
作画山田尚子(原画)
録音鶴岡陽太(音響監督)
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未見の方は注意願います!
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1
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6.《ネタバレ》 アニメ本編の正統な続編。「リズと青い鳥」を見ていなくてもアニメ本編を見ていれば全く違和感なく続編として楽しめます。
「リズと青い鳥」を見たことによる補正はあるかないか程度、あっても+0.1点、みたいな印象。

劇場版だからといって何か特別なことはなく、主人公が2年生になった世界を描いているだけ。
アニメ本編では上級生の間で問題が発生し、それに主人公が関わり、なんやかんやする、といった形だったが、本作はその対象が新1年生になっている。
新1年生の間で発生している問題が見受けられ、それに主人公が関わり、やはりなんやかんやする。

「劇場版だから」といってアニメ本編の流れとは異なる尖った演出や展開を差し込まれたら「え?」と思っていたところですが、それが一切なく本当にアニメの続き、という作りとなっているところが素晴らしい。



~以下自分にとっての本作品の見え方~

「響け!ユーフォニアム」シリーズの凄いところって、何かを突き詰めようとする人間の感覚ないし本質を見事に描いているところ、それに尽きます。

本編でも劇場版でもはっきりと明言されていない、というかボカされていますが、結局「好きだからやってるだけ」というそれに尽きるんですよね。
この言葉は本質を突いていて、やってる理由は「好きだから」「面白いから」というただそれだけ。そこには目的も前後関係も無いんです。

つまり「周囲の人が~」とか「周囲の人からどう見られるか~」とか「それをやる意味は~」とか「将来は~」とか、まあそんなのどうでもいいとは言わないまでも、関係ないというか、考えてないというか、自分にとって発想の外なんです。
そういう打算でやってるわけじゃなく、好きだからやってたらなんか上手くなっただけなんですけど、的な。

だから質問されると困るというか面食らうというかポカーンとするというか、その答が自分自身でも良くわかってない、というのが本音で、「確かに何でこれをやってるんだろう」と自問自答を繰り返した結果辿り着く答が「ああ、好きだからやってるだけだわ」になるんですよね。

そしてそこから演繹的に発展する思考が「楽しい→自分の成長が楽しい」、「楽しい→せっかくだから何か目標作るか→将来誰かのためになればいい」といったもので、これらを表現してるのが主人公と高坂さんの思考。


しかし現実には周囲の人間がいるわけで、特に本作のような個人の技量のみではどうにもならずチームの技量が問われるジャンルについては常に周囲との関係が付きまとうし、周囲に影響されそうになるし、なんなら周囲も高める必要がある。
「好きだからやってるだけ」なんて人は僅かで、人には人それぞれの事情や考え方があり、立ち居振る舞いが異なる。

それを見事に描いているのが本作。

本質である「好きだから(周囲関係なく)やってる」を表現しているのが高坂さん、「技量はあるが周囲との関係を気にしちゃってる」のが新1年生の2人、「好きだから」をストレートに表現しているのがみどりちゃん、「好きなんだけど技量が追い付いてない」のが葉月ちゃん、「好き」のベクトルは違うが努力の積み重ねでハイレベルに到達したのが鎧塚さん、「好き」云々以前に部活としてやってるのが多くの人たち、といった描き方。

キャラクターそれぞれの「ジャンル」に対する愛の濃度、それに付随する技量が異なり、それを前提とした上での環境や考え方の違いがある。
それが見事すぎるほど見事に、非常に現実的に描かれている。
故に本作は素晴らしい、それが私の見え方です。


何よりすごいのは、「原作者さんって何かのプロ?ないし何かを極めた人?」っていうくらいに、よくその感覚を知ってるな、という点。
私は某ジャンルで瞬間最大風速世界1位を経験した人間なので、そこに至る過程を知っています。

周囲からは「将来が云々」と言われ、「それやって何の意味があるの?」と言われ、「あまりにそう言う人が多いから自分が間違っているのか?と」自分を疑い、そのプレッシャーがクオリティに影響し、でも自分を信じ、最終的に辿り着くのは「自分がそれをやる根拠?・・・楽しいからだ、好きだからだ」という結論ないし心理の流れに行き着く。

そんな私にとって、本作は「よくそんなこと知ってるな」「よくそれをここまで上手く描けるな」という感想になります。


好きなキャラクターは高坂さん。
特に初期の高坂さんの考え方はピシャリ。その通りだと共感できます。


本劇場版を見た感じ、苗字を気にする新1年生のくだりが回収されていないし、主人公の2年生編が描かれたのなら3年生編があるはずだし、といった点から、続編を強く期待しています!
53羽の孔雀さん [インターネット(邦画)] 9点(2023-05-28 08:20:35)
5.楽しかったといえばそうなんだけど、、、1年生の新キャラにどうも感情移入できず、TVアニメ版のほうが良かった印象。

ゴダゴダが続いて、演奏の勢いのまま突っ切った感じがして若干消化不良
ラスウェルさん [DVD(邦画)] 6点(2021-08-11 02:39:05)
4.《ネタバレ》 なんでリズと青い鳥を演奏するんだろ、と疑問だったが、実はリズと青い鳥のアナザーサイドストーリーだと後から知ってびっくりした。副題が口にするのが恥ずかしい日本語。誓いのフィナーレ。。。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 8点(2020-03-30 15:14:55)
3.これはテレビシリーズで観たかったかな。

映画はテレビアニメの2期の続きから始まる。3年生が卒業し、久美子らが2年生になって新1年生が沢山入ってきて、またコンクールへ向けて新たなスタートを切ることになる。
ただでさえ登場人物が増えた上に基本的に1年生は皆一癖も二癖もある奴らばかりで皆色々と悩みを抱えていて人間関係も複雑化し、それをまとめあげなきゃならない久美子ら2年生も大変だなぁと言うのが見所であった。

しかし、とにかくギスギスした雰囲気と1年生のとっつきにくさに圧倒され、こんなんでちゃんとまとめられるのかと心配していたら、多分時間的に足りないのか、様々な問題を放置したまま有無を言わさずフィナーレへ向けて突き進むので(練習のシーンとかも足りない気がする)それほどカタルシスも感じられず駆け足感を否めない。これはテレビシリーズで1クールかけてじっくり描いて欲しかったなぁと思った次第。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 6点(2019-05-08 12:31:08)
2.《ネタバレ》  アニメって基本、映画しか見ないので『ユーフォ』はこれまで総集編な1作目と『リズと青い鳥』だけ(2本目の総集編は見てないの)。でも、あとこの作品だけでも問題ナシってカンジね。
 っていうか、どうも『ユーフォ』ってドロドロした人間関係がメインになってて、見ていてシンドいのよね。映画見て、じゃあテレビシリーズも、ってカンジにはならないのよね。そのドロドロを延々と見せ続けられるの?って思うと。
 『リズと青い鳥』は山田尚子監督のウデでアートに昇華されてキラキラと素晴らしい作品になったけれど(最悪なドロドロ『聲の形』ですら見事にアートにしてみせたワケだし)、山田監督がワキに回ってるこの映画はワリとストレートというか通俗的というか。
 山田監督だったら、って思う瞬間もあったけれど、でも、『リズと青い鳥』との棲み分け、って考えても今回はこれで正解なのかもしれないわ。
 こちらは久美子という主人公を置きつつも、群像劇で俯瞰した描き方が必要なわけだし。

 個人的にはみぞれと希美の、あの後の世界、コンクールでの姿を見られただけでも十分に感動したし。二人ともコンクール場面以外ではチラチラとしか映らず、セリフすら無いような状態だったけれど。でも『リズと青い鳥』(映画)ではごく断片でしかなかった『リズと青い鳥』(曲)をクライマックスでたっぷりと聴かせてくれて、ひとつの完成形を見せてくれたワケで。

 でも、この作品こそが『響け!ユーフォニアム』という作品世界の集大成にして到達点・・・というわけでもなくて、そして未来に続く、って状態に、もうちょっと見せてくれない?って思ったりもするのだけど、それは贅沢なハナシなんでしょうねぇ。フィナーレって謳ってるしねー。
 っていうか、未映像化な原作が存在してる『けいおん!』の三期すら作ってくんないしねー(『けいおん!』と『ガルパン』は映画から入ってブルーレイ買ってまでテレビシリーズ全部見た数少ないアニメね)。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2019-04-28 19:26:26)
1.《ネタバレ》 とてもよい作品。ただ、“すごい”という印象は持てなかった。テレビシリーズがそれだけよくできていた、ということだと思う。【ネタバレ注意】テレビアニメからそうだけど、中学時代のトラウマから抜け出せない人ばっかり、という印象はある。もちろん、そういう心情や性格が交錯していくようすはうまく描写されているし、終盤にいたるまで自然かつ緻密。京都アニメーションらしく画が綺麗でよく動くのもいい。ただ、演奏シーンはやたらCGと手描きを駆使している感じが強く、もっと落ち着いて演奏を聴かせてもよかったように思う。あと、テレビシリーズに比べて曲がイマイチだった気がする。モトムと親との関係がやけにアッサリしていたのと、麗奈&滝先生に至っては何の進展もなかったのが“フィナーレ”としては残念。そもそも麗奈成分が少なかった。あと、初っ端から秀一&久美子という展開で「こりゃ別れるな」と思わざるを得ないところ、まあ、それなりの展開ではあったが、勢いでキスしそうになった割に別れちゃうとか、これは後輩に迫られてデキちゃうパターンという気がする。テレビでも“根はいい子”という描写されていたデカリボン先輩が夏紀に感謝を述べたり、卒業した先輩たちが最後に登場してちゃんと様子を見せていたりと、細部まで“行き届いている”ところはさすがである。
mohnoさん [映画館(邦画)] 8点(2019-04-22 07:59:15)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6233.33%
7116.67%
8233.33%
9116.67%
1000.00%

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