1.《ネタバレ》 ダリル・ハンナの『ジャイアント・ウーマン』の主人公をチアガールにして、ロジャー・コーマンがリメイクしてみましたって感じでしょうか。どっちも身長50フィートですしね。 主人公のチアガール、冒頭ではちょっと賢そうなニキビ面のメガネッ娘だったのが、薬を注射して巨大化してからはセクシーなナイスバディに大変身、なかなかレベルが高いです(なんの?)。巨大女のビジュアルは、チャチというか超原始的な遠近感ででかく見せるという、なかなかプロの映画人では恥ずかしくて使えない様な手法です。後半のフットボール場での大暴れでも単純な合成でしたけどね。ここではライバルのビッチなチアリーダーも巨大化させて、しかも両者トップレスでビンタ合戦に女闘美アクションと、さすがコーマン御大、ツボがよく判ってらっしゃる。懐かしのショーン・ヤング(あのレイチェルがこんなぶくぶくしたおばさんになってしまうとは!)とトリート・ウィリアムズにジョン・ランディスまで、ちょっと地味なムダに豪華なキャスティングはこれもコーマン御大の人徳というか手腕の賜物かな。 この映画を観たらあなたの人生の貴重な時間をムダに費やすかもしれませんが、私は残りの人生の80分余りのひとときを有意義に使うことが出来ました、大した点数はつけてあげられませんけどね(笑)