ラブ ゴーゴーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ラブ ゴーゴー

[ラブゴーゴー]
Love Go Go
(愛情來了)
1997年台湾上映時間:113分
平均点:6.20 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマコメディロマンス
新規登録(2003-10-08)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-08-31)【3737】さん
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監督チェン・ユーシュン
脚本チェン・ユーシュン
字幕翻訳石田泰子
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 パン屋くんと同居している男女、三人とも吉本の芸人をスカウトしてきたような風貌なのが面白い。この若者たちの恋愛模様と言っても、髭男爵の相方・ひぐち君みたいな風貌の郷里に帰る素人音楽プロデューサーは恋バナには絡まず、けっこうイケメンだけど気弱なスタンガンのセールスマン君を含めての三人というわけなんですね。塚地武雅を可愛くしたようなパン屋君と小学校の卒業式の前夜に消えた“透明人間”彼女との再会と彼女に認知してもらおうとする奮闘ぶりがストーリーの軸に当たるんだろうと思いますが、面と向かって話してもパン屋君のことを全然思い出さないところが哀しい、彼は十数年ぶりの遭遇でも一瞬にして認知したのにね(笑)。そんな美容師として店を持つ彼女の方は、中二病を引きずっているような吉本三人組とは違って、不倫して奥さんに店に突貫されるような大人の恋愛中なんだから、パン屋君に気が向くはずもないんでけどね。でもこの映画の最注目キャラは、ポケベルを拾ってから見知らぬ持ち主に会うためにダイエットに奮闘するメタボねえちゃん・リリーとなることは間違いない。どう見ても女芸人としか思えない彼女も、コミカルにダイエットしてゆくうちにだんだん可愛くていとおしくなってくるのが不思議。でもそのポケベル男が、あの前半で売り物のパンにグチャグチャに噛んだガムをねじ込むようなサイコ野郎だったとは、そりゃリリーちゃんが可哀そうってもんだよ。失恋してバーガー屋でヤケ食いしてる横の席で、マナーモードの携帯がブルブルしているラスト、やはりこの映画が撮られた97年当時は携帯の黎明期だったのかな、台湾でも。 三人の導線が交差しているとも見えなくもないラストの展開には、なんか独特の余韻がありました。台湾の映画界って、中韓とは違って日本人に馴染みやすい感性の映画作家が多い様な気がします。この監督チェン・ユーシュンは、寡作ですけどやはり台湾ニューウェーブの旗手として注目してゆきたいです。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-07-31 22:56:34)
4.《ネタバレ》 台北に住む若者の群像劇のようなもののようで、前に見た「熱帯魚」(1995)よりは都会的でポップな印象がある。解説によれば「3つのストーリーが結晶する感動のラスト」だそうだが、何が「感動のラスト」なのかはわからない。とりあえず「3つのストーリー」とは以下の3つと思われる。

1.パン屋
いわゆるイマジナリーフレンドが、単なる夢想ではなく実体があったという感じの設定らしい。この男自体は全く好きになれないが、相手への思いが単なるスケベ根性ではなく、純粋なものだとわかったところは感動的だった。これで恋愛成就につながるのか不明(疑問)だが、今回の件で創造性を刺激されて仕事に一層励む気にはなったらしい。
2.かわいいゾウ(自称)
この人は不運というしかない。勝手に夢想を膨らませていたのはお互い様らしいが、あんな男と縁がなかったのはせめてもの幸いだ。最後はポケベルから携帯電話に移行していたが、近年の邦画で「スマホ拾っただけなのに」(2019)というのもあったように、変に拾うとろくなことがないのは今回もうわかっただろうと思われる。なお「ゾウさんゾウさん」というのは台湾の歌なのか。
3.若い営業マン
ゾウさんに「乳離れしてない」と言われたタイプの男。地図を見て、つまり飛行機や高架鉄道の視点から街を見て、そこに住む人々を想像するというのは浮世離れした夢想家ということらしい。終盤の屋上の場面が長かったのは、地べたよりも空に近いこの男の意識(別世界)の表現ではないか。これまで世間とは接触不良だったようだが、今回一人の人間の存在を実感したことが、これから現世とのつながりを作っていく過程の一段階になったと思われる。
なお屋上での散髪の様子を多方向から映していたのは少し手が込んでいた。この男と一緒の時間を過ごしたことで、美容室の店主にとっても少し新しい視野が広がったかも知れない。

そのほか音楽クリエイターが台北を去ったのを含め、最後は全部同じ日の出来事だったらしい。同じ日といっても出来事自体は別々であり、題名から予想される恋愛物語にも見えないが、それよりは「熱帯魚」のような、夢想から現実へ移行していくエピソードの集合体と思えばいいか。また美容室の店主にしても、男連中の人間像に触れたことが少し救いに感じられたかも知れない。
なおこの店主が片脚を少し引きずるようにしていたことの意味はわからなかった(訳あり?)。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-09 09:26:17)
3.《ネタバレ》 初恋の女性に再会したパン職人、ポケベルを拾ったぽっちゃり女子、訪問先の美容室でトラブルに巻き込まれるセールスマン。3つのエピソードによるオムニバス形式のような見せ方で、でも実は登場人物が少しずつつながっている、人間関係の面白さを描いた恋愛ストーリー。最後はおそらくパン職人ののど自慢出演シーンで、きっと「おぉっ!」という結末を見せてくれるんだろうなと、自分の中でハードルが上がり過ぎたせいか、「悪くはなかったけど、もうひと工夫欲しかったなー」という印象でした。また、ヤケ食いのハンバーガー店で、忘れ物のケータイが鳴るのは、アイディアとしてはありきたりだったかも。ラストのチョコレートケーキの名前、これはとても良かったです♪
このエピソードに出ていたこの人が、次の話ではこのように絡んでくるという人間関係の見せ方、面白かったです。特に、ポケベルの持ち主の正体がわかった時は「オマエかー!」と思わず叫んじゃいました(笑)

がっつりと見応えのある映画を期待している人には物足りないかもしれませんが、コメディータッチにいい感じのほろ苦さが加わって、気楽に映画を楽しみたい時にはオススメです。
ramoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-01 17:18:48)
2.《ネタバレ》 セールスマンの美容室来店カットシーンと屋上での長い長い長回し、これ要らないんじゃね?と思えましたし、そんなことなら、前半の雄、眼鏡パン屋の恋物語をもうちょっと引き続きで見せてくれてたほうがよかったのにと思うてしまいましたよ、ブサイク男性ながら 急に彼の姿が出て来なくなったので寂しく感じましたよ
そして、ポケベル拾って浮かれルンバになっちまった女子の物語は 男として あれサイテーな男のとる行動だと思いますんで 男に対しては不快で 女子に対しては気の毒で。出来れば あまり目にしたくないストーリーであったりしまして ラブコメディだというのに なんかシュールな思いにさせられ、残念ながら良質コメディという認識はできませんでした。
ただ この監督は一作前の熱帯魚という作品のほうが評価高いようなので機会があれば、いずれ目にしてみたく思います。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-30 21:53:32)
1.《ネタバレ》 台湾映画とかはあんまし見ないんですが、これは昔BSで録画したビデオを久々に見つけたんで観ました。最初「暇つぶし程度の映画かな?」と思っていましたが、いろいろな人間模様(ちょっと複雑な気もする)が出てて知らず知らずハマっていました。『のど自慢に出て、憧れの女性に告白しようとするパン屋の男』『拾ったポケベル(今はみんなケータイだから時代を感じますねえ!)の持ち主の男(実は顔が醜悪!)に逢うためダイエットする、パン屋の男と同じアパートに住むデブなオバさん』『襲われていた女性【憧れの女性】を助けたセールスマン』『愛人にフラれたうえ、TVで自分のことを歌っている男【パン屋の男】を目撃した可哀想な女性【憧れの女性】』等・・・いろいろな話が<総合的には一つに繋がっている所>がすごいですね。台湾映画と侮っていましたが、すごく出来はいいですね。【点数】個人的には、なかなか面白かったですが他人にはチョッと薦められないかも?よって6点です。
ピルグリムさん 6点(2003-11-09 22:14:37)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.20点
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200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
6240.00%
7240.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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