1.《ネタバレ》 ハイドリヒ暗殺事件に焦点を当てたこの映画、1975年製作の「暁の七人」とかなりの部分で重なります。旧作との違いはハイドリヒ自身が海軍を除隊してから親衛隊の幹部へと進んでいく過程が描かれている事でしょうか。まあ史実なのでね物語自体を大きく変える事も出来ないのでしょうが・・・。この部分が私にとって新事実にも関わらず意外に退屈でした。
軍事作戦というのは軍隊がやるべきものであって、民間人が関わると悲惨な事も起きる。占領下の抵抗運動がいかに危険か、自分自身は痛みに耐える事が出来ても、身内が痛めつけられるのは普通の人は耐え難いものでしょう。恐ろしい。
とはいうものの、後半はちょっと駆け足で描いている印象があって、あっという間に終わってしまった印象。
個人的には暁の七人のほうが映画としては優れているかな。見比べてみるのも一興。