11.ポップコーンを食べながら何も考えずに気軽に楽しめる映画を期待すると肩透かしをくうだろう。主人公はいとも簡単に軽いノリで人を殺すが、決してその行為は正当化出来るわけでもなく、しかもコメディでは無いので笑えるわけでもなくその行為をどう受け止めればいいか解らない。悪く言うと真面目に作りすぎたんじゃないか。この設定を生かすならコメディ路線が最適なのに…などと勝手な理想を言っても始まらないが。とにかくこの映画に論理感を求めては駄目だ。人生に絶望したオッサンの最後の悪あがきを黙って見届けよう。どう考えても悪い結末しか浮かばないが、躊躇することなく突き進むオッサンの吹っ切れ具合はある意味清々しい。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-13 12:06:19) |
★10.《ネタバレ》 何一つ笑えない。あまりにも真面目な作品でした。人生に絶望した中年男が女子高生と殺人行脚という夢の様な設定ながらファンタジーやコメディになりえていないのです。 ラストシーンも鬱々とした感じで、まるで解放してくれません。何故爆発させないのか?。狙いがそこではないからでしょうけども。 主人公に共感するか反発するかで観客側の現在がはかられる。映画としては良い出来ではないのでしょうが、テーマの扱い方や展開は好きです。 【swamizi】さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-01-07 21:19:10) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 2013.09.14鑑賞。 仕事をクビ、余命僅かの中年が偶然知り合った女子高生と共にふざけたアメリカ人を粛清していく。中年が守ろうとしていた社会的弱者もまたろくでもない奴だったというのは皮肉が効いているが、オチとしては弱く、女子高生との関係をもっと突っ込んで欲しかったかなと。余命僅かだと思っていた中年よりも、一般家庭に育った女子高生の方がよほど腹をくくって逃避行に付き合っていたわけですから。仕事が無いのに、AK47を買う金はどうしたのか等といったところも地味に気になりました。 【かんちゃんズッポシ】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-16 17:06:24) |
8.《ネタバレ》 主人公は、実にアッサリとセレブを銃殺しました。最初の殺人が、この物語の指針。もし彼が悩んだり、躊躇したりしたら、殺人行為自体にリアリティが発生したでしょう。そうなればもう観客は嫌悪感しか抱けません。殺人鬼の映画。ドラマとしては拒絶の態勢に入ってしまいます。しかしこうも軽いノリで人殺しをされると(実は逆にその方が現実的であったとしても)殺人が殺人と認識され難くなるワケです。ブラックジョークの範囲内。基本的にスリッパで頭を叩くのと変わりません。一見非常識とも受け取れる“軽過ぎる殺人”は、主人公の倫理崩壊を示唆すると同時にコメディへの誘導を兼ねていたと考えます。過激な設定や社会風刺・メディア批判といった、目立つ要素はもはや飾り。これは、しがない中年男と満たされぬ女子高生の恋物語でありました。決して成就しない、成就してはいけない純愛です。行き着く先は別離。さもなくば最悪の悲劇しかあり得ません。身勝手で、迷惑極まりない、愚かで、狂おしい、されど儚く、切なく、眩しい、愛のかたちが、結末に集約されていたと考えます。結局、他人なんてどうでもいいってこと。それが愛。決して美しいものではありません。快作、いや怪作です! 【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 9点(2013-08-19 19:52:14) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 もっと気に食わない奴らをバタバタとなぎ倒す事を期待していたのに、やや物足りなかったです。もう少し悪意に満ちた、それでいて痛快感のある脚本も書けた様な?? 【亜酒藍】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-06-16 08:47:39) |
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6.《ネタバレ》 2021変更 やはりこのくらいぶっ飛んでなきゃ。いっそ楽しむべきなんだ。そうして生き延びていこう。 【がらんどう】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-13 17:57:17) |
5.《ネタバレ》 主人公フランクは人と交わるのが苦手。今風の物でも宗教でも、何であろうと自分と違うスタンスを持つものは両手をかざしてはじき返してしまう。そんなことをしていたら居場所を失い命まで危なくなったので、決行。「オレが死んだ方がいいと思うヤツはみんなやっつける作戦」だ。無論このやり方マズいんだけど、なぜか爽快。やっぱりフランクに同意しちゃってるから、きっと自分に似てるから胸がスッとする。そして今時アリス・クーパーが好きだと叫ぶ少女は70年代映画の優等生風な横顔で、この社会生活的マイノリティの2人組は獲物を探してはやっつけて行く。それも、どうにもならないほど暴れ回るんじゃなく、情緒的な画や言葉を挟みながら意外と静かに物語は進んでいて、頬を押さえながらうっとりと見入る自分に気がつく。ラスト、あれだけ嫌ったTVで見せた説教はちょっとテンション下がったけど、結局「踊った」のは誰だったか気がついたときの笑顔。ジョエル・マーレイ最高! 【のはら】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-23 18:10:50) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 言ってることは正論だけど、やってることはただの人殺しっていう、マイケル・ダグラスの『フォーリング・ダウン』を思わせるバイオレンス・コメディ。女子高生をお供にするあたり、『俺たちに明日はない』とか最近の『スーパー!』に近い感じ(でも主人公の中年オヤジはロリコンじゃないので、あくまでプラトニックな関係)。ムカつく金持ちお嬢様や差別主義者、口の悪いトーク番組の司会者、映画館で騒ぐ若者らを片っ端から撃ち殺す!身も蓋もないラストはもうちょっと工夫がほしいところ。もっとハジけた方が面白かったのに、意外と普通の出来。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-03-15 06:48:44) |
3.《ネタバレ》 面白いけど、ちょっとパンチに欠けるか。相棒の女の子が可愛い。 緊迫感のないほのぼのバイオレンスムービー。 何で緊迫感がないかっていうと、標的があまりにもショボい。巨悪に立ち向かうとかでは全然ない。 主なターゲットはテレビに出てる嫌いな芸能人・・・。主人公の二人は正論ぶっているが、あんたらただのテレビっ子じゃないか!っていう。テレビネタが多いので、アメリカ人ならもっと楽しめそうな内容ではある。 もっと死んだ方がいいやつらいるでしょ!!と思いつつも、帰り道にすれ違う渋谷のウカレポンチたちに心の中で銃を向けてしまう自分がいた。 映画館ではお静かに! (映画館でマナー悪い奴は全然ヤっちゃって良いと思う) 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-15 18:56:42) |
2.《ネタバレ》 いくらでも膨らましようがある話なのに、こぢんまりまとまっちゃって残念。とにかくスピード感に欠けますね、「キック・アス」くらい突き抜けてたら名作になれたのに。銃のディテールはちゃんとしてるし、音楽(特にアリス・クーパー)は最高なのにもったいないの極み。あ、DVDで借りるんならおすすめですよ、それまで待ったほうが… 観て損はない作品だから。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-12 13:40:15) |
1.努力賞。もう少しうまく作れたはず。「スーパー!」よりはマシ。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-08 23:53:35) |