24.《ネタバレ》 思っていたより見易くて良かったです。 舞台劇と現実をリンクさせる展開が面白い。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-07 17:25:51) |
23.序盤は話の本筋がなかなか見えてきません。時代設定から、弾圧とか検閲とか抵抗とかがテーマかなとも思ったのですが、それにしては緊張感がない。地下のダンナが登場して、ようやく焦点が定まった感じです。 要するに、ちょっとひねくれた三角関係の話でした。ラストシーンのオチも含め、フランス版「蒲田行進曲」もしくは「寝取られ宗介」といったところでしょう。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-28 12:57:26) |
22.《ネタバレ》 ドイツ占領下のパリで、とある劇場の人間模様。さぞかしナチスの弾圧で苦しんでいるのかと思いきや、さにあらず、意外に皆さん伸び伸びとしてます。冒頭、ドイツ兵に撫でられた子供の頭を「汚らわしい」とばかり、せっせと洗う母親が出てきたみたいに、なかなかの逞しさ。だからこんなご時世でも、劇場なんてものをやっていられる訳ですが。時々、停電が発生したりして、そういう時だけ、戦時下であることを思い起こさせます。 で、劇場には看板女優のドヌーヴがいて、そこにややテキトーなところのある俳優、ドパルデューがやってきて。何だかんだとウダウダやってるので、こんなんじゃきっと、この映画が終わるまでに上演に辿り着かないんじゃなかろうか、と思えてきたり。 一方で劇場の地下には、看板女優の夫である演出家が、周囲には亡命したと思わせておきながら実はひっそり、潜んでいる。壁の穴から階上の劇場の様子が聞こえてくるもんで、そこが彼の指定席。 で、意外にもちゃんと上演にはたどり着くのですが、準安定状態だった占領下から、終盤に突然戦局が動いて(その唐突さがややコミカルですらあります)、そのせいで何だかむしろ、不安定になってしまうようなところもあって。駆け足でハッピーエンド(なのか?)に向かって行きます。 怪人の登場しない、「オペラ座の怪人」。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-20 02:32:38) |
21.「地下室に潜む演出家」という素晴らしすぎる設定だけで5点。なんだけど、それがどうも生きていない。妻以外は誰とも顔を合わせていないはずなのに、それが地上世界に影響や変化を与えてこそのドラマだと思うのだが、結局は地下室で閉じてしまっている。また、みんながどのシーンでも同じような芝居をしているのも、作品を平坦にしてしまいました。よって、そのままの点数。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-05 01:29:43) |
20.壮麗だけど、満足感が足りない。美女(ドヌーブ)が出てるけど、トリフォーらしくない。舞台劇と脱走というサスペンス一杯の映画だけど、ワクワクしない。 ただ、中年のドヌーブの美しさを見る映画。(若い時は、もちろんシュルブールの雨傘です。) 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-21 13:47:48) |
19.実在のをモデルに、ナチス占領下のパリでの演劇界を描いた名作。演劇を上演する大変さはよくわかるが、ドヌーヴ演じるマリオンと演出家の夫ルカ、相手役ベルナールとの三角関係は微妙。どこまでが芝居でどこからが本物か、特にラストは騙されてしまった。冒頭のシャンソン「サンジャンの私の恋人」も印象的。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-14 17:18:08) |
18.《ネタバレ》 実は中盤を過ぎるまで、何をやりたいのかが良く分からない作品でした。ユダヤ人の迫害を描くにしては、そういう描写が少ない。ドイツ占領下の生活描写という感じでもない。終盤に答えがタネ明かし的に示される。メインキャラの三角関係のお話でした。なるほど、やっぱりトリュフォーの映画ってことなのでしょう。 鑑賞中に不思議だったのは男優(J・ドパルデュー)がたいして魅力を覚えない裏方の女性に熱心にアプローチすること。人妻とは言え、共演の女優(C・ドヌーヴ)の方が何倍も魅力的に見えるが、そちらには無関心(を装う)。綺麗で聡明な女性は、お近づきにはなりたいけど怖いものです。軽口でアプローチなんて出来ません。分かる分かる。その男優の「気後れ」がテーマだと思うのは私だけ? 鑑賞後に「そうだったのか」と思うんだけど、女優の方もかなり意識していました。ツンデレ気味。演出家のご主人は、カッコつけ過ぎです。総体として、とても厳かな恋愛模様でございました。分かりにくい、とも言う。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-11 01:06:56) |
17.設定は絶妙。舞台の下に隠れる演出家、舞台の上での「恋を自覚していない者同士の恋」にいち早く気づき、自分を含めたドラマを演出していかざるを得なくなっていく、というか手に負えなくなっていく。この「恋を自覚しない者たちによって綴られるメロドラマ」という趣向がメイン。意識が、反感や無関心を装って表れるところが味わい。それが実に抑えて抑えてやってるんだよね。こちらがそれに見合うだけのデリカシーがあれば堪能できたのかもしれないが、もうちょっとワクワクさせてくれてもいいんじゃないの。設定だけに寄りかからない態度は立派でも、せっかくの設定が十分に生かされてたのかなあ。趣向が直接映画の楽しみに結びついていかないようで、なんかじれったい。とは言えこの設定は評価。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-05-18 09:53:32) |
16.《ネタバレ》 ちょっと退屈だったかなぁ 戦中という割にあまりそこまでな雰囲気も感じられず 舞台劇の方もそこらへんにウトいせいかあまり良さがわからず どうなるのかなと思いきやの意外なエンディングと 美しいC・ドヌーヴにこの点数でゴザイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-28 08:54:59) |
15.《ネタバレ》 時代背景とか全く異なりますが、この4年後に日本で製作された演劇界のバックステージものの秀作「Wの悲劇」(10点)と、どこか印象が被るんですよね。惜しくも夭折したトリュフォー監督、世界最高のツンデレブロンド美女ドヌーブ&ドパルデューという当時のフランス映画界最高ランクの組み合わせ。よく好んで利用する「ナチス占領下のパリ」という時代設定も含め、フランス映画界が総力を挙げてるっていう意気込みがヒシヒシと伝わってきます。ただ劇中劇の「逃げた女」のオハナシがつまらないというか、観ていてもイマイチ興が乗らない。何回も繰り返し繰り返し稽古風景を映しているわりには、本筋のストーリーと絡ませようとしているのかいないのか、字幕のせいもあるけれどモヤモヤしてわかりずらい。この劇中劇がもう少し面白かったら点数上乗せしたのになあ・・・。それにしてもこの時代のドヌーブって・・・改めて観るとメチャクチャ綺麗ですね。うっとり。「エースをねらえ!」のお蝶夫人みたいな人やなあ・・・(←そもそも比較する対象が間違ってるし) 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-04 14:27:34) |
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14.なるほどね。そういう終わり方か!洒落た終わり方を見せてくれる。そういう意味では良いのたがフランス映画なのに、フランス映画ぽさが全然感じられない。カトリーヌ・ドヌーブの相変わらずの美しさとトリュフォーの足フェチぶりには毎度ながら感心させられる。後半は楽しめたけれど、前半がかなり退屈です。トータルで考えると6点てことで、けしてつまらなくはなかったけどちょっと物足りない感じがしました。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-12 10:48:38) |
13.自分が今まで観てきたトリュフォー作品の中で最もトリュフォーらしくない映画。どことなく、ハリウッドの影響を受けたかのような内容で、かなり驚かされます。トリュフォー映画にドヌーヴが出て、パリの風景が映し出されていても全然フランス映画の匂いがしない・・・。翌年の「隣の女」は、あれだけトリュフォーらしさが出てるのに一体何故?? 嫌いリドリーさんのレビューにもありますように、もしこれがトリュフォー作品でなければ点数が下がるだろう、というのは全くもってその通りであると思う反面、この映画をトリュフォーに撮ってほしくなかったという感もあるので“トリュフォー”を期待した分の落胆があり、だからこそ逆に点数を下げたくなる気持ちも出てきてしまいます。 ストーリーは面白いと思うのですが、やっぱり、社会情勢を織り交ぜたのがこのように感じる原因になったのでしょうか。映画の最後の方になって時代が逆行したり、ナレーションで状況を説明していたのはちょっと急ぎ足な感じでマイナスポイントですが、ラストの締め方は面白いと思います。けど、あの終わり方はヒッチコックのあの映画のパクりですな。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-27 22:31:39) |
【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 16:22:50) |
11.感動しました。音楽も壮麗で、ラストの粋なカラクリにも脱帽。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-01 22:48:03) |
10.最後まで退屈せずに観ていられたものの、退屈しなかった以上のものを感じられませんでした。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-30 20:16:09) |
9.《ネタバレ》 相当によい感じの作品ですよ、と誉めておいて、いろいろけなしたい面もあります。まず、ドヌーヴが地味。ドヌーヴ30代後半の作品ですよね。それにしては華がない(今でもすごく綺麗なのに)。髪を上げて、目元のメイクが地味なせい。戦争中が舞台と言うことを考慮しての演出なのでしょうか。占領時の抑圧感を出して、解放されたとたんにパッと華やかになるのかなあと思ったけど最後まで地味。何でこういう演出になったのか不思議。それと、トリュフォーの脚フェチには閉口。あまりにもドヌーヴの脚ばっかりで、ちょっとマンネリ気味。ルカとベルナールの初対面の時、ルカがベルナールに「妻は君に夢中だ」というまで、私にはマリオンの気持ちがわからなかったです(私が鈍いのかもしれません)。BGMがほとんど無いのは、かえって新鮮な印象を受けました。最後の舞台挨拶シーンで、さりげなくマリオンがルカとベルナールの間に入り込むのは暗示的でさすがにフランス的な演出ですね。とりとめなく、長短取り混ぜて書きましたけど、かなり出来の良い作品なので8点です。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-13 16:56:41) |
8.ドヌーブが出ているのに彼女の華やかさが感じられなくて、とても印象の薄い映画でした。可も無し不可も無しという感じでした。しばらくしてタイトルを見てストーリーを思い出せるかどうか疑問です。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-23 03:44:33) |
★7.《ネタバレ》 トリュフォー監督の技術と感性が見事に花開いた傑作だ。ベルナールがレジスタンスだと告白した時のマリオンの平手打ち。物語の展開に合わせて変化していくマリオンの心理描写。心地よい余韻と微妙なバランスを感じさせるラスト。音楽も素晴らしい。そして何より、ベルナールと初めて顔を合わせた時のルカのセリフに唸ってしまった。あの心境に達したら夫として、男として何も言うことないな。 【パセリセージ】さん 10点(2004-11-06 20:38:06) (良:1票) |
6.トリュフォーだから6点だけど、トリュフォーじゃなかったら4点かもしれない。 【みんな嫌い】さん 6点(2004-10-24 11:17:45) |
5.お見事。どうよ?と舞台の顔が勝ち誇って微笑んでおります。終電で帰らねばならないこの(外出禁止令?)時代、庶民はお芝居の話をして帰りたいですよねぇ。その芝居を愛し、劇場を守っていく夫婦の絶妙な関係に惹かれてしまいました。いつもの「さっぱりわけわからんドロドロ」がありません、ほっ。色気のある男優揃いの中、夫役のハインツ・ベンネントが若いドパルデューよりさらに良くて感激です。卍の蓋から顔出すジャケットも私大好き。闇と光(電燈のかさが美しすぎるっ)の映像は文句なしです、スクリーンに見せかける出入り口なんてニクいわん。やっぱり天才や。中年期は頑張る女性を演じるドヌーヴがいい。こんなことになるなら、なんでトリフォーの子ども、できれば男の子を儲けておかなかったの?、といつも残念です。天才2世監督見たかったなぁ。(余談:オゾン監督にも才能を受け継ぐ子どもたちをたくさんもって欲しい。サニエちゃんどうかな?)。エンディングのキャスト紹介と音楽に+1点。 【かーすけ】さん 8点(2004-08-16 17:45:38) (良:1票) |