【ダルコダヒルコ】さん [映画館(邦画)] 3点(2010-05-14 00:05:17) |
30.長いし、あおい輝彦に関連する不要とも思えるエピソードも見受けられるが、見応えは十分。 特に、仲代達矢、森繁久彌、三船敏郎、丹波哲郎という布陣を配したキャスティングは素晴らしい。 ラストシーンの仲代達矢の嗚咽も印象的だ。 上官と下士官との気合いのこもったやり取りもまた、見ていて気合いを感じた。 仲代達矢と丹波哲郎のガチンコ対決も迫力十分。 さだまさしは嫌いなので、テーマ曲は気持ち悪さが残ったが。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-28 23:59:25) |
29.せっかくこれだけの時間を遣っていながら、攻撃シーンは同じような画面の繰り返し(エキストラのいい加減な使い方も目障りだった)、司令官側も仲代と丹波を除いてはこだわった人物造形がなされておらず、結局はこの2人+あおい輝彦に寄りかかった内容となってしまった。もっと個々の登場人物を大切にしないと、結局は全体像も出来上がってこないと思うんだけどな・・・。それと、日露戦争の発生原因や旅順の戦略的位置づけについても、もっとそれが分かる描写が必要でしょう。主題歌に5点。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-04-12 01:05:07) |
28.《ネタバレ》 日本の戦争映画の中で、最高だと思います。 まず、マクロ的な視点で当時の日本の立場、なぜ戦争をしなければならなかったか、そして全体の戦略の中で旅順がどういう意味を持っていたかを描き、なおかつ大本営、満州軍、第三軍のそれぞれの立場を書き、誤りは誤りとしっかり描いているのが秀逸です。(自分は今まで乃木さんを一方的に批判する史観に立っていたので、今回じっくり見て大本営にも落ち度があるのがよくわかりました。) そしてミクロな視点は、洋画の戦争映画にありがちな盛りだくさんのエピソードを描くのではなく、一つの小隊に視点を絞って、その小隊長と四人の新兵達をじっくり描きこむことによって、命の尊さ、それを簡単に奪っていく戦争の惨さ、そして周りの人にまであたえる苦しみが、ものすごくはっきり表現されてました。 人殺しは嫌だから戦争は嫌とか、世界の人と仲良くすればいいなんてことを言うのは、簡単ですけど、恐らく人類の歴史が続く限り、戦争というものはなくならないと思います。だったら、戦争というものにどう向き合うべきか、あるいは悲惨さを少しでも軽減する手段はないのか? そういったことをじっくり考えさせてくれる映画です。 今は亡き夏目雅子さんの美貌に+1 最後に「美しいロシア」と書きかけて、どうしても書けないシーンは泣けました。 DVDを購入したのを機会に再見。ものすごく真面目で誠実な人が無能さのゆえに批難にさらされ、後悔に苦しむ姿は悲しいなあ。 それでも国家の運命を握り、なおかつ時には大勢の兵士の命を虫けらのようにすりつぶさなければならない軍人にはこれくらいの厳しさを求めるべきだと思う。 立場は全然違うけど山本五十六に児玉源太郎のような厳しさがあったらと考えずにはいられない 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-08 20:54:43) (良:1票) |
27.日本の戦争映画の中で一番スキです!! とくに二百三高地を占領して日の丸をたてるシーンやたてて叫ぶシーンが好きです。普通の日本の戦争映画なら周りが死体だらけなら「なんて戦争はむなしいんだ」で終わるんですが、この映画は周りが死体だらけだろうとやっと要塞を落としたことを喜んで叫ぶので新鮮で、その通りだと思いました。 【のび太】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-05-23 23:05:48) |
26.キャストがとても良かったです。仲代達也と丹波哲郎がエクセレント。三船敏郎・森重久彌・稲葉義男がベリーグッド。夏目雅子と永島敏行あたりもプリティグッド。あおい輝彦と新沼謙治は・・・まあ、あんなもんでしょう(^_^:) 【ねこ住職】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-01 19:03:51) |
25.10歳の時に鑑賞した映画です。戦争の悲惨さを教えてくれた映画でした。 【SAT】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-22 23:31:02) |
24.思ったことを正直に書きます。あおい輝彦の関連シーン全削除でこの映画は完璧になると思います。反戦の意思は仲代扮する乃木の全シーン、そして最後の嗚咽で完全に表現できると断言したい。以前「硫黄島からの手紙」のレビューで一市民である戦死した兵士をもっと尊敬をしていただきたいと分不相応にも語ってしまいました。それと同じでないかとのご批判もごもっともです。しかし、3時間ちかい映画である以上、焦点を絞る必要がありはしないか?戦場における前線兵士の悲哀を描いた映画は数多ありますが、指揮官がこれほどまでに苦悩する映画はそうありません。だからこそ、(夏目雅子が美しかったので断腸の思い…)乃木のエピソードの一本でストーリを完結させるべきでした。明治の元老や満州軍司令部の熱演で実に筋の通った重厚な反戦映画となったと思います。あと、効果音も差し替えてほしい…音がうそ臭すぎる。 【クルイベル】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-16 13:48:52) |
23.日本の近代史を知る素材としては大変貴重だし素晴らしい。3時間余りにわたって様々なエピソードが積み重ねられた重厚な構成になっている。ただし、この時代の水準と今を比べるのは酷だが、紋切り型の人物設定にオーバーアクションな演技、取って付けたような恋物語、貧弱な音響と雑な編集、細部まで神経の行き届かない戦闘シーンなどを我慢する必要がある。本作を観て重なったのが「男達の大和」だ。撮影技術の多少の進歩はあれど、四半世紀何も新しいスタイルや思想を生み出していないということが逆にわかってしまった。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-12-29 10:59:22) |
22.新沼謙治が旗を振るシーンで思わずぐっと込み上げてきた。多数の犠牲があって、今の日本があると痛感しました。 【doctor T】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-12-24 17:47:44) |
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21.戦争とかに特に興味ない中学生の時に、TVで観た映画。 お袋がジッと食い入るように観てたのが印象的。 SFとかアクション以外に興味ない頃なのに、俺も釣られて見てしまった。 もう、兎に角主題歌がダメ。 この歌で号泣しちまう、マジで。 さだまさしの「防人の唄」…アレで泣かない人間は居るんだろうか? 真っ暗な部屋で両手を広げ…迫るように歌ったら、甥っ子は泣いたが。(爆) 【映画の奴隷】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-11-13 13:24:58) |
20.う~ん、ちょっときつかった..物語が ダメダメ..取って付けたような伏線..どこをとっても 陳腐..戦闘シーンも 今となっては ショボすぎ..観るところなし...(同時代に創られた八甲田山の方が遥かに良かった..) 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 1点(2005-02-16 12:24:38) |
19.父のお気に入りのこの作品、口うるさく「観ろ!観ろ!」言われての拝見。正直あまり期待はしていなかったものの、観賞後の今、父に深く感謝しております。こんな歴史を今の今まで知らずに生きてきた事を恥じております。この作品、実に素晴らしい。どこが素晴らしいかは僕が書かなくても他の方が書いておりますので省略。そして父はこの作品をあまりに気に入り過ぎて僕の名前を「マレスケ」にしようとしたのです。それを母がなんとか止めて現在ふつうの名前で生きております。以上・・・母に感謝。 【ボビー】さん 7点(2004-08-04 15:12:21) (笑:2票) |
★18.あ、どういう訳か、この作品を選んでいた。近代日本史のターニングポイントを描いた、なかなか見ごたえのある力作。音楽もいい。日露戦争は、明治期の日本が総力を結集して戦った、南下するロシアに対抗する自衛の戦争だった。その結果、日本は世界の表舞台に躍り出ることとなったが、一方、その後の日本軍の暴走の原因を作ることにもなっている。先人の苦悩と、この作品に敬意を表して、小話を1つ。日露戦争に従軍した二飛躍(ニヒヤク)2等兵は、敵味方入り乱れる戦闘に巻き込まれ、方向感覚を失い、味方の陣地を見失った。どっちに行っていいのか戸惑う彼を見て仲間の兵士が叫んだ。「二飛躍さん、こっち!」お後がよろしいようで。 【パセリセージ】さん 7点(2004-08-03 19:20:52) |
17.ラストの乃木の嗚咽のシーンではぐっときてしまいました。でも途中の防人の歌の字幕のみのところは なんかなー て感じでした。やっぱり延々戦死者を見せつづけて欲しかった。ラストは良かったんだけど。 【かじちゃんパパ】さん 6点(2004-07-16 13:09:37) |
16.《ネタバレ》 随分昔にTVで見たのですが、その時は最後の明治天皇との謁見の場面が強烈に印象に残りました。で、最近レンタルでDVDがあったので借りてみたんですが、やはり自分が歳をとったのか、随分印象が変わりました。つまり、政治的手段である戦争と、それに巻き込まれる個人との対比を痛烈に感じました。政治的に見れば、ロシアとの講和の道も模索しながら開戦に踏み込まざるを得ない事情がある。しかし、それに参加せねばならない個人の悲惨さ、凄惨な戦場というものを見事に描いていると思います。様々な事情を抱えながらも戦わざるを得ない状況に追い込まれてしまうのは、今の我々からは想像もできない辛さがあったと思います。そうした先人の行いがあったればこそ、今の日本という国が維持されてもいるのだと思います。たとえ、その結果として、より大きなものと戦わなければならなくなったとしても・・・。 最後に、DVD版では流石に”五目飯”のシーンのセリフは変更になっていましたね。あそこも当時、相当に印象に残っていたので気づいてしまいました。 【しゃもん】さん 8点(2004-07-16 01:03:45) |
15.少々長いですね。仲代達也と丹波哲郎はそれぞれ乃木、児玉に実にハマッってましたね。明治帝の御前で戦争の復命をする際に乃木が泣き崩れる場面は、非常によかったです。ぐっときました。主人公がロシア好きであるという設定にしてますが、それにはあまり説得力を感じませんでした。日本の歴史にとって大変な出来事であった日露役を、かなりがんばって描いた力作だと思います。 |
14.主題歌が作品に直結している。日本人の「精神論好き」が集約されてる。水を飲ませてくれた日本人を撃っちゃうロシア人、当時のイメージなんだろうな。今だったら違うシナリオになってるような気もするが。 【マックロウ】さん 5点(2004-06-15 13:27:42) |
13.戦史ベースの映画に恋愛はいらないなぁ・・・。けど省くと話が繋がらないか・・ 【亜空間】さん 8点(2004-04-13 22:10:20) |
12.《ネタバレ》 戦争を扱った映画を右よりだとすぐに批判したり、いいや人間ドラマだと賛美すると言った議論はこの映画に限ってはしたくない。出ていた俳優、すべてがよい。特に軍人をスタイルで具現化した乃木希輔が近代戦争の前で立ちすくむ姿を仲代達也が好演しています。特に二人の息子を戦死させて、ランプの明かりを落としてじっと耐えるシーンはよかったです。長谷川明夫の職人が子供たちを神社で別れるシーン。子を持つ親としてオーバーラップしてしまいます。日本の舞台を城下町金沢に選んだのも、センスのよさがうかがわれます。最後のシーン、乃木希輔が奏上中に泣き崩れるシーン。その乃木にそっと手を置く明治天皇。実際にあった話だけに忘れられないシーンです。このシーンにかぶさって、さだまさしの「防人の歌」が流れます。多くの指導者がその後早世したり、非業の死をとげているのも、ショックでした。「防人の歌」が流れるラストシーンだけでも10点をあげたいです。 【ジブラルタの星】さん 10点(2004-01-29 11:24:51) |