106.《ネタバレ》 面白い!なぜなら映画の作りが非常に丁寧だから!一人の少年が空手を学ぶことで成長していく様をキッチリと魅せてくれる。それは喧嘩が強くなるとか、いじめっ子を倒すとか、そういう事ではなく、本当に強い人間とはどういう人間なのかという事。力が強いだけが良い事なのか、答えはNOです。誰にだって分かります。じゃあ弱くてもいいのか、いじめられていても耐え忍ぶことが良い事なのか、その答えもNOでしょう。本当に大切な事を子どもに分かり易く伝えるのは結構難しい事でしょう。でもこの映画はハッキリとその答えを導いてくれる。皆にいじめられて、自分に自信が無くなってしまったとき、この映画は人生の道標になってくれると思います。大げさかな? 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-31 00:02:46) |
105.《ネタバレ》 監督ジョン・G・アビルドセン、音楽ビル・コンティという『ロッキー』コンビによる格闘ドラマ。肝心のカラテのシーンは案外モッサリしており、本格的なアクションを期待すると肩透かしを食う。しかし、ベタながらもドラマ部分がしっかりしているので結構観れる映画になっている。何と言ってもミヤギ師匠を演じたパット・モリタ氏が素晴らしい。大戦中に妻子を日系人収容所で亡くしながらも、戦争の英雄として米国に残った彼の心情はどのようなものだったのだろう。「相手を倒すためなら手段を選ばない」コブラ会の師匠と、「勝ち負けは関係ない」と精神的な強さを鍛えるミヤギ師匠。コブラ会の道場に軍隊時代のコブラ師匠の写真が誇らしげに飾ってあったが、これって米国に食い物にされたミヤギ師匠の雪辱戦でもあるのだろう。爽やかな青春映画に見せかけて、戦争の陰をしっかり描いているあたり、実は意外と深い部分を突いていると思う。それにしてもダニエルにポーンと愛車をプレゼントしちゃうとは、何と太っ腹な師匠なんだろう! 【フライボーイ】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-10-08 08:58:37) (良:1票) |
104.《ネタバレ》 元々気にはなっていた映画だったのですが、これのリメイクが作られたということを知り一念発起、『ベスト・キッド』シリーズを観ることにしました。 ヤンキーの元カノと仲良くなったことで学校でいじめられるダニエル君が、近所に住んでるパッと見胡散臭いおっちゃんに空手を習うというストーリー。さすがに自分の生まれ年近く 製作された映画と言うことで、車とか服装とか当時の流行とかが観ていてものすごいノスタルジーでした。別に自分は米国生まれではないですが、TVとかで観ていた当時のアメリカ感を想い出しました。 それだけでもけっこう面白かったのですが、空手を教えるスタンスがしっかり分けられていたのも興味深かったです。道場で人を攻撃するための空手を教えるsenseiと、あくまで自己防衛のための空手を教えるミヤギとの対比が際立っていて物語としてとても引き込まれました。どっちが悪者でどっちが良い者ときっちり区別されているのもある意味アメリカ映画ですよね。 トーナメントが始まり、卑怯な手で勝ち進もうとするsenseiのやり方に徐々に疑問を持ち始める門下生の心情もうまく描写されていたと思います。それを差し引いてもラストのバンダナヤンキー君の手のひらの返しようは早すぎたけど(汗) もっとカラテカラテした映画だと観る前は思ってたんですが、どっちかというと人間模様やカラテに向き合う姿勢とかのほうが重視された映画なんですね。良い意味で期待とは違った映画でした。面白かったです。 最後の鶴の構えのシーンはもっと時間とって盛り上げて欲しかったな☆ 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-01 10:45:45) |
103.《ネタバレ》 オリジナルのベストキッドはやはりとても面白い。ウサン臭くてお茶目なミヤギが可愛い。 リメイクはマジメすぎるし、演出過多だったんだなーと改めて思った。 サラっと軽く笑えて、軽く熱いこのヘッポコな感じが好きだ。余韻のなさすぎるラストにはビビるけど。やっぱこの映画は吹き替えでしょ。 【すべから】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-09-27 00:25:30) |
102.久しぶりに見ました。ブルーレイの画質もまずまずです。リメイクよりもきっと面白いと思います。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-08-08 16:37:19) |
101.《ネタバレ》 公開後数ヶ月で出たレンタルビデオにて鑑賞。格闘技とそれを通じて得た人生の師、そして自らの努力で心身共に強く逞しく成長して行く、男の子が大好きなサクセスストーリー。ワタシも勿論好き。格闘技は対人格闘訓練しなきゃ強くなれないなんて現実を述べるのは野暮だ野暮。これは美しい童話でありおとぎ話なのだから。秀作。 【aforkarn】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2010-02-18 10:02:30) |
100.《ネタバレ》 主人公の空手の師匠である謎の東洋人ミヤギ(演じるのは日系俳優パット・モリタ)は沖縄出身のハワイ移民なのだが… 彼は、かの442連隊の生き残りだったのである。 軍服姿で酔ったミヤギの台詞… 「ミヤギ軍曹! 敵のドイツ兵を沢山殺しました!」 というのがあるが、 その頃、ミヤギの妻は収容所にいたため、医者が間に合わず、出産合併症で子供と共に死んでしまう。 ハワイ移民、ヨーロッパ戦線、日系人収容所といえば、これは間違いなく日系人部隊・442連隊である。 日本ではマイナーで、知る人も少ないが、アメリカでは、死傷率31.4%、最も多くの勲章を受けた部隊「名誉戦傷戦闘団」として名高い。 442連隊とはヨーロッパ戦線において、アメリカ陸軍部隊として最高の殊勲をあげた部隊なのである。 盆栽の描写などとんちんかんだったり、 日系俳優パット・モリタの日本語の下手さやジャパニーズ・ブルース(演歌)の駄目駄目さぶりにばかり目を奪われていたが、 本作の脚本家ロバート・マーク・カーメンは、ひじょうに意味深い背景を、ミヤギに用意していた。 ミヤギが戦いを嫌うのも、過酷なヨーロッパ戦線の経験あればこそなのである。 青春映画として、ナメてかかって、御免。 赤毛の夢見る謎の東洋人描写だと思って、御免。 B級青春アクションじゃない。 実は、凄く良く作り込まれたシナリオだった。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 18:23:24) |
99.《ネタバレ》 いや~~~参った~ 先日他の映画で「鶴」の型を見たので、ちょっと久しぶりに観てみっかーー的に軽い気持ちで鑑賞したのですが。。。。…やばい、メチャメチャ良かった… 以前テレビで観た時は「こんなのあり得ねーー」ぐらいで失笑だったのに、、、ミヤギさんが亡き奥さんの写真を見ながら、酔っ払って(よーくみると軍服を着ている)ダニエルの前で悪態をさらす…このシーンを観ながらなぜか涙が止まりませんでした ダニエルは師匠の「悲しい過去」に触れ人間的に成長していく コブラ会(苦笑)と戦う前から、正直勝負は決まっていたと思います。ダニエルに見えているものが違う 何のための「カラテ」なのか? ミヤギさんの言う「生きる意味」が深く胸に突き刺さります。やっばいなぁぁこんなに褒めていいんだろうか(笑) あまりに良すぎたので続編を(実は既に買っています)観るのがものすごく怖いーーデス 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-10-01 22:40:12) |
★98.《ネタバレ》 昔から知ってるんだけど、ちゃんと見たのは初めてかも。「ワックスかける!ワックス拭く!」というフレーズだけ何故か子供の頃から覚えてます。深く考えずに楽しめる映画だと思います。 【鈴都丸子】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-08-15 13:42:05) |
97.《ネタバレ》 「ダニエルさん」、「ミヤ”ジ”さん」の掛け合いが妙に受けます。 べらぼうには面白くないけど、十分楽しめました。 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-10 16:50:06) |
|
96.我が青春の映画です。やっぱティーンものはティーンの時に観てこそなんだなあ(しみじみ)。多分突っ込みどころも多いんだろうけど、それは言いっこなし。ロッキーの監督かあ、ありがち青春スポ根ものを一味も二味も美味しくしてしまうところは流石だよね。最高!…つくづく続編は作って欲しくなかった… 【あっかっか】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-19 13:35:15) |
95.転校生、高嶺の花のアイドル、嫌な不良のライバル、能天気なお母さん、悪い空手家、そして卓越した達人である先生……。青春モノの王道とも言える分かりやすい構成と展開で、肩肘張らずに観ていられる気楽さがいい。空手についてはドキュメンタリー映画じゃないんだからあの程度マンガチックでも良いんじゃないでしょうか。むしろ、ありがちな技術云々や派手なアクションに走らず、武道の精神的側面についてよく理解して上手く取り上げている点を評価したい。いやまあ、それにしても、私もポンと車をくれるような師匠が欲しいもんですが……。w 【TERRA】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-09 14:24:04) |
94.《ネタバレ》 かなり良い作品。アジア=カンフーorカラテ。どうせ何かの物真似なんだろうと思いつつ鑑賞(すみません、けっこういけない私です)おっとどっこい、泣けてしまい。空手を習おうかと思ったくらいで“箸で蠅をつかむ”を実践しようとしました。もちろんミヤギさんに近づく事は到底無理でした。 【成田とうこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-27 11:23:45) |
93.何年ぶりに見たのだろう。 こんなに涙があふれてとまらない映画は他にない。 それはダニエルのカラテを通した成長物語を借りて、 ミヤギさんの人生を描いているからかもしれない。 勝利したダニエルが喜びを伝えたかったのは、 駆け寄る彼女でも母でもなく、ミヤギさんだった。 それを笑顔で見守るミヤギさん。 こんなにすばらしい映画はない!ありがとう。 【Skycrawler】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2007-01-13 14:39:38) (良:1票) |
92.空手ではなくカラテ。師匠のミヤギ老人のオリエンタリズムや有名なカラテ訓練風家事など、「なんじゃこりゃ」な設定や描写が目に付きます。でも別に腹も立ちません。むしろこの胡散臭さがクセになります。少年の成長物語としては王道ですし、ストーリーがシンプルで分かりやすく、後味がとってもイイ。主人公が童顔なのに自動車を運転するあたりが、巨人の星の花形満を彷彿とさせますが。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-18 13:25:35) |
【承太郎】さん [地上波(吹替)] 10点(2006-04-16 03:52:30) |
90.間違いなく「お気に入り」の一つに加えたい作品です。確かにこの映画にはいろいろとウソをついている部分があるかもしれません。例えば実際に武術の経験が無くても、日本人であればその多くが違和感を感じるであろうメインのカラテの描き方(その訓練の様子も含めて)はもちろんのこと、ナヨナヨの転校生がお金持ちのマドンナとあっさり親密になってしまったり、あるいはミヤギさんのあきらかにヘンな日本風家屋&庭園など、それこそ探し出したらキリがありません(実戦経験ゼロのダニエルが優勝してしまう事とかもね)。でもどうでしょうか、自分はこの映画で描かれたそれらのウソは決して人を不愉快にしたり、不幸にする類のものではなかったように思うんです。むしろそれらは私たちを楽しませ、あるいは勇気づけてくれたものであったはずです(「人はこうありたい」といった希望にも似た「夢」であり、映画ではファンタジーとでも位置付けられるかもしれません)。そういった願いがこめられた製作側の想いを無視し、「あんなカラテは変だよ!」とか、「ワックスがけで強くなんの?」などといった悲しい見方は、それこそ「相手を許す事を忘れ、容赦なく叩きのめす」ことを信条とした「コブラ会」が教えようとした誤った道と同じなのではないのでしょうか??(いや、その弟子たちでさえ、最後にはダニエルを認め許す事を覚えていました)。この映画が伝えたかった事とは、すなわち少年が人生の「師」を得て成長する過程を見届ける喜びであり(トトとアルフレッド、マーティーとドク・エメット・ブラウンの間柄にも通じるものを感じます)、あるいはその喜びを自身に照らし合わせ、人としてのあり方(=道)を見つめなおす「きっかけ」そのものであったようにも思います。※最近になってパット・モリタ氏死去のニュースを知り、WOWOWで放映されていたのを久しぶりに鑑賞しての書き込みです。慎んで氏の冥福をお祈りしたいと思います。こちらのサイトではパット・モリタとノリユキ・パット・モリタで二重登録されてるようですが、おすすめはB級モンスターパニック映画の「キングコブラ」ですね。まぁしょぼい映画ですけど、主役級の活躍をされてるのが嬉しいところです。あとレスリー・ニールセン(←裸のガンの人)の「スパイハード」って作品でカメオ出演してますので、ベストキッド好きの方はぜひご覧になってくださいませ。 【ぶらき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-12 01:06:08) (良:4票) |
89.《ネタバレ》 子供の頃観た時と大人になってから観た時の受けた印象が全然違うな。昔は夢中になって観てたけど今見たら冷めて観ている自分がいる。今と昔で変わらないのはミヤギさんがカッコいいところかな(笑) 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(吹替)] 4点(2005-12-11 20:56:36) |
88.この作品の成功の一つはパット・モリタ氏を起用したことだ。ちびで小太り、一見全然強そうに見えない日系人の役で、空手の名人。作品中第二次大戦中の日系人の悲劇も語られるが、彼は実際に強制収用所で生活した経験もあるらしい。空手などの武道は強さにも増して精神的な鍛錬が必要だとアピールした功績は大きい。最後の満面の笑みが印象に残る。ご冥福を。 【パセリセージ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-26 11:44:36) |
87.「ワックス掛け」と「鶴の型」だけでも、この映画には存在価値があると思います。ミヤギさんなんか胡散臭さの権化みたいな存在じゃないですか。これはあくまでマンガなんですよね。 現実にはぜったいに有り得ない「かめはめ波」や「元気玉」と、「ワックス掛け」や「鶴の型」は同じ類です。「小学校のときかめはめ波の練習をしてた」っていうギャグと同じように、「小学校のとき鶴の型の練習をしてた」と言える。それだけでいいんです。実際のところ、俺も鶴の型のマネをして強くなった気になってましたから。漠然とした「強くなりたい」という男の子の夢を叶えてくれる、夢のある映画だと思います。なので、ドラマというよりはコメディ、コメディというよりはマンガとして観るのが正解だと思います。 というわけで、7点。個人的に思い入れの強い映画です。いま観る気にならないのが玉に瑕ですが・・・。 【追記】パットモリタさんのご冥福をお祈りします。 【708】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-11-13 03:31:51) |