15.う〜ん、結局映画として何が言いたかったのか…考えさせる作品ではありますが。◆簡単に言っちゃうと「ジャーナリズムの恐ろしさ」と言う事でしょうか?それでは当たり前すぎる・・・じゃあ何か?◆映画の最後に、この記事捏造記者はその後、そのこと自体を自分の本にして、大金を手に入れたと説明があり、DVDのドキュメンタリーでは、捏造記者、彼自身が出演したテレビが放映されており、インタビューにも淡々と答えています。彼はそのテレビに出演する事でも、多額の出演料を手にしているでしょう。つまりこれはどういうことか?◆これはジャーナリズムというモノに対する我々の愚かさを嘲笑ってるような印象を受けました。つまり”こういう罪を犯した者”でも彼を題材にすれば、あなた達は飛びつくだろうし、そんな犯罪者をも結局は、英雄化し、彼自身の利益にもなる、というこの聴衆の浅はかさたるや・・・◆かく言う私も、このDVDを見る事で、その「愚かな聴衆」の一人であることは間違いない訳ですが(笑)。要はココ(頭)の使いよう、って事ですかね?どんな馬鹿げた事でも我々「愚かな聴衆」がいる限り、商売になるって事です。◆でもこの題材を映画として取り上げ、そのバカな我々を嘲笑うのであれば、それに対する具体的な解決策、じゃあこのイタチごっこなジャーナリズムをどうすればいいのか?制作者サイドとしては、この問題をどう捉えているのか?その部分を提示すべきなんじゃないかと思いました。問題提起するだけで、あとは投げっぱなし。もう一歩踏み込みが甘いな、という印象は否めません。 |
14.ヘイデン、やるじゃない!って言ってあげたいぐらい感情を上手に表す演技をしていたのではないか?DVDの付録で、記者本人のインタービューがあったが、これも興味深かった、ジャーナリストの宿命、ジャーナリズムとコマーシャリズムのあり方を考えさせられる。映画も合格点であるが、ウソがばれた記事のみが主に取り上げられていて、その以前に書かれたフィクションの記事を主人公がどうして書き続けたかを描けばもっとおもしろい映画になったと思う。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-30 23:04:57) |
13.出演してる人も内容も特別パッとしてないのに、結構まとまってたし面白かった。ヘイデンは「SW」よりもこっちの方が格段演技が上手い。 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-28 16:50:15) |
12.米国だからこんなヤツもいるのかなと思ったが、良く考えたら天下の”朝日新聞”はこんな記者だらけだった。教科書問題、従軍慰安婦、サンゴにNHK、田中康夫枚挙に暇なくこんなに捏造・誤報を生み出す記者と社風、しかも誤りを決して認めない体質が我国の大新聞だって言うんだから困ったもんだよ。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-20 20:52:02) (良:1票) |
11.ネタはそれなりに面白いんだけど、それをエンターテイメントとして楽しませる努力が見えなかった。 映画としてはつまらない。ドキュメンタリーなら良かったのでは? 【Takuchi】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-20 15:39:55) |
【杏と蛍】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-09-29 16:20:58) |
9.映画として、ほんと大したことはないのですが..実話もので、何の変哲も無いこの題材を、これほど観ていて飽きさせない演出!すばらし~い! 特に、脚本! 編集!が秀逸..脱帽です!! 結末を知ってても、展開を読ませない.. 監督の “センスの良さ” “非凡さ” を感じますね~ (冒頭は「エリン・ブロコビッチ」に雰囲気が似てました..) 次回作に期待!!.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-21 12:23:40) |
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8.全体的に傍観視した印象で、グッと引き込ませる力が欠けてるような気がします。でも題材自体はすごく好きです。見栄とか名誉欲みたいなものは人間の性ですからね。当然ながら事実を伝えなきゃいけないメディアの世界で嘘が伝えられていく、、、。信じられない事ですが、似たような事態が科学の論文の世界でもあるみたいです。権威ある雑誌や権威ある賞のために、科学者が捏造の論文を作ってしまうのだとか。そういう欲求に打ち勝つには、モラルもそうですが、やはり自分の仕事に対する崇高な使命感が必要なのでしょうね。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-18 03:00:49) |
7.題材としては面白かったですよ。ただもっと、捏造の事実が少しずつ明るみになり主人公が嘘を隠すために更に嘘を塗り固めるなどして追い込まれていく様を描くといったような、サスペンス風味に仕上げてくれた方が個人的には楽しめたかもしれない。実際に起こった事件に基づいている以上(本人も実在してますし)事実の脚色は出来なかったのかもしれませんけど、途中から明らかに狼狽し最後は泣き脅しするだけの主人公は、惨めったらしいだけで、映画の主人公としての魅力には乏しかったなと思います。(決してヘイデン君の演技が悪いわけではなく) |
6.題材として面白みがないわけではないのですが、映画としては全く面白みを欠いてしまってますね。別にドキュメンタリーを作りたかったわけでもないんだろうに・・・。正直なところ、主人公くんにはまったく共感は出来ないし同情の余地はないんだけれど、日本のスポーツ紙レベルなら彼のやってることは日常茶飯事、一般紙と呼ばれてる大新聞だって記者さんたちがご自分の思い込みで記事をお書きになることはよくあること。スティーブンの場合、たまたま「権威ある」雑誌の編集部がまずかったんでしょうねぇ。(やりすぎちゃった、というのももちろんありますが)それにしてもヘイデン君、アナキンといい、このスティーブンといい、「こんな部下はいらない」リストのトップにきそうなキャラを演じるの上手ですね(笑) 【HIDUKI】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-08-05 00:02:04) |
★5.《ネタバレ》 途中で、編集者達の上司への信頼とかまとまりを回復するためにわざと嘘の記事を書いた、と解釈されているように思えて、アメリカ人はなんと心が広いのだろう!と勘違いしてしまった。罪を憎んで人を憎まず、というか。でも現実はそう甘くなかったようで、ホッとしたけど残念でもあった。 【ペタン】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-31 01:07:28) |
【アスモデウス】さん 4点(2005-02-08 23:24:48) |
3.この前TVでこの映画の紹介やってて、主人公はこういう奴なんだって事でスティーブン本人がVTRで出てたんです。その時の彼は特に悪びれた様子もなく淡々と話てて、捏造はあたかも当たり前かの様に話すんです。この映画でも彼は同じように描かれてたけど、彼は自分が勝手にでっち上げた話自体が本当に嘘ではないと本人こそが信じてしまうんですよ。こんな人間恐ろしくないですか?そして後半からだんだんと追いつめられてくと逆ギレ、泣き出す…。人間としてまだまだ未熟だしすごい女々しいし、かなり病的な部分がある人間なんだなと。結局私が言いたかったのは、見てる途中からイライラしてしまうほどこのスティーブンて奴は人間としてすごい嫌いですってことですね。 |
2.《ネタバレ》 本筋とはまったく関係ないけれど、2番目のレビューとは驚き(なぜか、ちょっと嬉しい気もする(笑))。捏造ネタで花形ジャーナリストとして活躍した男の人生転げ落ち物語だが、これが「実話モノ」とはビックリするやら呆れるやら。アメリカはなんという国なのだ、といいたいところだが、よく考えたら日本もエラソウにできない。「ゴッドハンド」と称された考古学者が、実は発掘物を自分で埋めていたとか、データをつくり変えて公害防止装置を売っていたとか、欠陥があるのを知っていながらホッカムリしていた自動車会社とか、していない原発の検査をしていたことにしていた電力会社とか。きりがないくらいである。 基本的にはマスコミ批判がテーマだが、ここで問われているのはそれだけではなく、もっと広範で普遍的な、いわば「嘘」と「人間の良心」でもあるだろう。功名心にかられたり、具合の悪いことに頬かむりしたりは、誰しも身に覚えがあるはず。とすると、要は、どこまでならまあ許し、どこからは絶対NOとするかという線引きの問題である。自分にその線があるかどうかが問われているのだろう。 ただ、映画としての作り込みは弱く、最初から終わりまで平板にストーリーが推移し、盛り上がりに欠けた。その結果、娯楽作品として力不足で、かといってシリアスな問題作ともいえない中途半端なものにとどまった。ということで、5点也です。トム・クルーズは、これでほんとうに満足? 【delft-Q】さん 5点(2004-12-14 15:17:03) |
1.《ネタバレ》 ニュースの捏造はやってはいけないことだけど、ひとつのニュースを成立させるための努力はすごいと思いました。自分でHPを作ったり、名刺を作ったり、電話番号をひいたり、ここまでしたら信じてしまうのも納得です。スティーブンの弟肌でみんなにかわいがられる性格も一因だと思うけど・・。スティーブンが人の顔色を伺って何かあるごとに「怒ってるの?」と聞くことが印象的でした。 【ジョナサン★】さん 7点(2004-12-09 20:02:40) |