1.56年お正月の東映オールスター映画。 東映創立五周年記念作品とか。忠臣蔵ものを見るのはこれで3作目だけど東映らしい娯楽作品に仕上がってる。でもオールスターとはいえ56年と東映初期なので大川橋蔵もいないし、東映なので仕方ないが女優陣が薄い。力を入れてるところは浅野内匠頭と立花左近と千坂兵部のエピソード。最初の一時間は浅野内匠頭がずっと生きててなかなか死なない。大石一行が江戸へ向かう途中での立花左近の場面はやはり迫力が凄まじい。千恵蔵と右太衛門両御大による睨み合い・・・流石です。最後の行進のかっこよさも必見。あとは月形吉良が見つかるの早すぎ! しかもめっちゃへたれてるし。忠臣蔵とはいえ月形さんなら赤穂浪士でも4、5人倒せそうなのに・・・。締めも担当した千坂兵部が全体的にいい味出してます。