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25.《ネタバレ》 30年以上続いたラジオ番組が劇場の取り壊しと共に姿を消す。聴衆へのお別れの言葉もなく、普段と変わらぬ放送で幕を閉じようとするが、出演中の老シンガーが亡くなったり、首切り人や謎の女も登場したり、ハプニングは続出。このあたりがおもしろいのかどうかよくわからないのだが、歌は結構良い。特にジェアリン・スティールは貫禄があってなかなか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-24 08:20:33) |
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23.幻想的なシーンはあるが、舞台袖から舞台まで生々しくてよい。メリル、リンジーともによい。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-08 08:45:05) |
22.《ネタバレ》 見せ方、展開共に、他では見れない雰囲気が面白く魅力的でした。 以外とファンタジーな部分もあり、音楽の質の高さと良い楽しませようとする気持ちが伝わってもきました。 但し、悪くはないのですが、「特に」と感じる部分も同時にあり、 ラストの白いコートの女性の登場が何を意味するのか分からなかったのは残念かな...と。 多彩な音色とカントリー系の音楽が好きな方にはお勧めです。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-28 20:47:29) |
21.《ネタバレ》 例えば映画館や劇場など、時代の移り変わりとともに役目を終え、静かに幕を下ろし、そこを愛し集う人々を描く。こんな題材の映画が大好きな僕にはかなりツボにハマッた作品でした。 楽屋で繰り広げられる昔を懐かしむ話や家族や友達の話や故郷の話。こんな映画には劇場の閉鎖をほんの少しの間でも忘れていたいかのような、どうってことのないとりとめもない会話がいい。ここはニューヨークじゃない。こんな劇場の雰囲気や会話とカントリーの歌詞が実によく合っている。 家で何かをしながら見ていて少々歌や会話を聞き逃しても全然OK。この雰囲気を楽しみ味わえればいい映画なのでしょう。そしてくどいほど延々と続くカントリーの歌と演奏。しかしこれがいいのだと思います。特にダスティ&レフティの歌と劇場の雰囲気が最高でしたね。もし僕に行きつけの大好きな音楽をやってくれるライブハウスがあるとして、そこが閉鎖される最後の夜には朝まで延々とお気に入りの音楽を聞いていたいと思う。 最後は大御所ではなく、若手の新人歌手の歌で今宵を締めくくるのもいい。カントリーも俺達もまだまだこれからだぜ!という心意気が感じられるようです。ひょっとしたらアルトマン監督のお気に入りの音楽はカントリーだったのかな。更にこれがアルトマン監督の遺作だと知れば格別の哀惜の思いがこみ上げてきます。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-23 20:28:03) |
20.音楽もいいんですけど、あれだけ続けざまだとさすがにつらかったです。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-03-25 21:29:55) |
19.《ネタバレ》 アルトマンの遺作と言うことを思いながら見ていたせいか優しく淋しい気持ちになりました。長年、人々を楽しませてきた劇場のラストステージに集う面々。ジョークに思い出話を交えながら淡々とエンディングまで進んでいきます。劇場の終わりと人生の終わりを重ねて、たとえひとつの劇場が無くなっても、ひとりの人生が終わっても、時代は流れていくんだという諦めにも似た不思議な安らぎを感じました。「ナッシュビル」の場合は大団円でフェードアウトだったのですが、こちらは劇場の終わったあとのメンバーの話で終わります。哀惜の思いで+1を加えました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-25 00:44:22) |
18.《ネタバレ》 こういう映画を面白いと思えるのは、おそらく、ある年齢以上ではないだろうか。僕も、もし20歳前後だったら、面白くも何ともない、と思うだろう。ただの老人たちのおしゃべりと、カントリーソングと、そんなのしか出てこないのだから。・・・・・それに映画の構成としては、別に舞台裏で老人が死ぬ必然性はないと思うし、新所有者の代理人が飛行場での帰りがけに事故死する必要もなく、なんだか、しっくり来ない展開がずいぶん多い。・・・・・さらに、天使役の役どころ、演技など、違和感がたっぷりとある。・・・・・それでも、良き古きアメリカを体現しているような雰囲気がいいですね。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-14 23:16:55) |
17.メインは飽くまでも音楽で、サラッと人間ドラマが使われているのが新鮮。ショーが素晴らしいので、過剰な人間ドラマが必要なかったのでしょうが、それほど深く描かれない登場人物にも何故か深みを感じました。良いドラマの最終回だけを観てしまい、最初から観ておけばよかったな、と思うときの気分に似てます。素敵な映画でした。確かにリンジーかわいかったです。ロバート・アルトマンに敬礼。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-14 17:23:26) |
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16.《ネタバレ》 メリル・ストリープっていろんな人間演じたいんだろうね。ここでも彼女の新たな一面を見せられた。仕草一つ一つがうまいなあ、と思ってしまう。うますぎて、ちょっとはみ出してたような気もする。リンジー・ローハンは他の映画で悪評だったが、ここでは可愛いカントリーガールをちゃんと演じてた。化粧しない方がきれいだと思う。それにしても、変化の激しい現代。失われていく文化って寂しいよね。こういうラジオの公開放送みたいのが舞台として、お客が観にくるスタイルがアメリカではあったんだね。知らなかったなあ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-18 13:13:48) |
15.芸人の世界の一端が見れる。育った環境の中で生きてゆく人生が多いものだ。そこからはなかなか脱皮出来ないし、したいとも思わない。その意味でこんな世界もと思う。 音楽も好き。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-06 12:53:07) |
14.《ネタバレ》 誰かが楽屋で話している姿が映され、次のカットに移る。次のカットにはその前のカットの話し声が遠くに聞こえる。誰かが歌っている姿が映され、次のカットに移る。次のカットにはその前の歌声が流れている。例えば、群像劇のお手本のような『ショート・カッツ』は大袈裟に言うならば編集作業でどうにでもなるような気がするが、皆が皆、同じ場所にいるこの『今宵、フィッツジェラルド劇場で』でこそ、音と光のコントロールを駆使し、編集の選択の限られたアルトマンの群像劇を堪能することが出来るかもしれない。さりげないけどお見事。お話はひとつの時代の終焉を描いている。そこに誰かをこの世から連れて行こうとする天使が現れる。まるで「遺作」であることを前提に作ったようなお話だ。結果として本当に遺作となったこの作品はあまりに遺作らしい作品になっている。人間の本質をちょいと毒を効かせて語ってきたアルトマンが、今度は毒のフリをした心温まる調味料をふりかけている。ラストの天使を見やる皆の表情がいい。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-03 11:36:56) |
13.フィッツジェラルド劇場の最後の日の人々を淡々と描いていてこれと言って何かが起こるってワケでもなく退屈な映画なのですがじわじわと後からきますね。こういう映画をボーっと見ることは好きです。 【雪駄】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-24 13:35:39) |
12.《ネタバレ》 ミニシアター!・・・・って感じの映画だった。 個人的には悪くは無かったと思うけれど、人によっては退屈極まりない映画でしょう。 映画館で千何百円か払って見ると、損したなぁ~と思うかも。 一年後には見たこと忘れていそうだ・・・・(苦笑) 【ペケジロー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-19 21:20:03) |
11.雰囲気だけでもって行ける映画ってなかなかあるもんじゃない。でもこれはその稀有なものの一つと言えるでしょう。 確かに退屈なストーリーです。コメディのジャンルに分類されているくせに笑えるシーンもほとんどない。でもきっと監督も客を笑わせようなんて思っていないんでしょうな。(フッ)と音になるかならないか、片頬が緩むか緩まないか程度の笑いをピンポイントで狙ったって感じ。で、ソコにまんまと当てられた私なのですが、従って点数は高くも無く低くもありません。でもほんのり好感が持てるなんて全く世にも不思議な映画です。 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-07 17:16:17) |
10.《ネタバレ》 まるでスターがつどってのアルトマンのお葬式。アルトマンの遊魂がフワフワと楽屋を漂っているようなカメラ、白いコートを着た謎の女が葬儀の案内人だ。このままずっと浸かっていたいような、陶然としたいい気分で眺めていたが、中盤でじいさんがポックリ死んだり、オーナーがやってきたり、あれ、ドラマが始まっちゃうのかな、と思わされ、やや心が乱れた。あのまま儀式の映画として淡々と終わってくれてもよかったのに。葬儀に出席した者にもお迎えが来るラストは、無常観というよりアルトマン最後の悪ふざけと見たい。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-31 12:35:30) |
9.《ネタバレ》 あの歌って、皆さん自分で歌ってるみたいですね。上手でビックリしました。 内容の方は、そんなに期待はしていなかったのですが、なかなか楽しめました。 首切り人は死んでも劇場はなくなってしまったり、 ローラは歌手にならず普通に就職していたり、 ありがちなハッピーエンドじゃないところも気に入りました。 最後あのブロンドの天使さんは、一体誰のお迎えにきたのでしょうね。 【法子】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-28 05:09:31) |
★8.《ネタバレ》 全編を通じ画面を支配する古き良き時代の優雅な雰囲気、郷愁そそるカントリーソングの数々、メリル・ストリープを筆頭とする芸達者な方々のやりとり等、どれを取っても自分好みの作品のはずなのに何故か今ひとつ盛り上がらない。これはおそらく自分の語学力不足のせいで、本来もっと可笑しくなっていいはずの下ネタアメリカン・ジョークや、彼らの会話の中で醸し出されているはずのペーソスが字幕だけでは伝わってこないせいかと思われます。アルトマン監督お得意の、大人数の登場人物の捌き方は本作でも流石に手馴れたもの。「首切り」トミー・リー・ジョーンズ氏が「天使」に連れ去られた事で、劇場が存続出来ましたっていう安易な結末に収まらなくて本当に良かった。アルトマン監督の遺作と知ってから観たせいか、ラストシークエンスの会話に一抹の何とも言えない余情が漂っていたような気がします。メリルの唄は「ハリウッドにくちづけ」でもすでに実力証明済みだけど正に玄人はだし。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-13 10:47:54) |
7.この作品の何が面白いのか僕には理解できなかったけど、なんとも言えない哀愁のようなものは感じられた。 もっと僕の好みにあった分野での物語だったなら、もう少し違った感想になったのかも知れないけど、このフィッツジェラルド劇場に愛着のようなものは湧かなかった。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-10-11 11:29:15) |