24.男と女の話となると直ぐに男も女も馬鹿の一つ覚えみたいに脱いで、抱合ってとそういう作品が多過ぎる。特にハリウッド映画にはその傾向が見られる。そんな中でこの映画にはそういうものが何一つない。それがこの映画の良いところである。全編に流れる音楽の美しさ、素晴らしさは言うまでもない。話そのものは特に何か凄いものを感じることは出来ないけれど、至ってシンプル、うるさい音楽とは違う音楽の良さと心地の良い映像美に、そして、何よりも主演の二人が良い。特にあの男優が二枚目じゃないのが良い。どこにでもいそうな感じの男と女だから最後まで安心して、楽しむことが出来た。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-25 19:24:26) |
23.くっつきそうでくっつかない二人がじれったかった。 【noji】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-04-19 19:22:00) |
22.音楽と映画の雰囲気が絶妙で、かなり来るものがありました。なんといってもヴォーカルの力がすごいです。さすが実はプロというだけありますね。恋愛ドラマ的要素も嫌な感じがなく、さりげなく入っていたのが好印象でした。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-25 21:27:10) |
21.《ネタバレ》 何となくTVで観始めたのですが、冒頭の街角で歌う「彼」の歌から一気に引き込まれました。評判が良く、期待して観て期待通りだった映画もいいけど、こういう素晴らしい映画との偶然の出会いって本当に嬉しいですね。できれば映画館で彼の歌を聴きたかった。また、「彼女」もとても素敵で良かったです。楽器屋で彼はギター、彼女はピアノで2人で歌う姿がものすごく素敵でいい雰囲気でした。そしてレコーディングのシーン、彼の飾り気の無い等身大の自分の思いをぶつけた歌詞、その腹の底から吐き出すような歌い方、その歌う表情とそれに合わせる彼女のピアノと控えめだけど綺麗な歌声。こんなに感動する歌を久しぶりに聴いた気がした。作品全体が何となく悲しげで、出会った頃から二人が結ばれない予感がした。一緒にロンドンに行く終わり方も悪くないけど、2人が自分でそれぞれの道を歩み始めたラストはこれからの2人の人生に幸あれと応援したい気持ちで一杯になった。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-03-06 22:56:32) |
20.《ネタバレ》 たぶんこれからは「好きな映画は?」と聞かれたら、「ダブリンの街角で」と答えます。。。主人公の男の全てをさらけ出した歌詞、全てをさらけ出した歌い方に心底心を打たれました。楽器屋での演奏で心を震わされ、スタジオでの演奏では心が熱くなりすぎで泣きそうになってしまった。もっとハッピーエンドな終わり方にしてくれた方が、見終わった後もっとすっきりとした気分になれたとは思うけど、あの終わり方はあれでよかったような気もするな。ああー、この映画、とにかく僕にとっては満点です。ホント久しぶりに、「いい映画を観た」という気分にさせてもらいました。たぶんDVD買っちゃうだろうな。 【jojo】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-02-22 00:32:04) |
19.ときどき、こういう映画に出くわす。客観的になっている自分が別にいて、その自分は「割とイイ映画だったんじゃない?」と言っている。しかし、もう一人の自分は、形容しがたい嫌悪感にも似た感じを抱き、どよ~んとしてしまっている。不思議なんだが、自分の中で評価が分かれているのだ・・・。最近で言うと『イン・ザ・スープ』がそうだった。この作品もそう。音楽は、まあまあ聴かせてくれたし、良いシーンも所々にあった(とはいえ、分からないのはロンドンへ逃げていった主人公の男の元彼女。電話で男に「早く来て」とか何とか言っていたが、逃げたくなった男が追っかけてこようとしているのを歓迎するオンナなんて、ヘーンなの)。しかし、何だろう、この何ともいえないスッキリしない気持ちは。こうして書いてきて思うに、どうも、主人公の男の顔が生理的に好きじゃないのと、彼の言動もイチイチ癪に障るものがあり、恐らくそこが一番、私自身この映画に形容しがたい「厭さ」を感じる理由なんだろうな・・・。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-11-11 15:42:37) |
18.《ネタバレ》 ミュージカルは至って好きなのだけど、普通の劇映画の中で登場人物が歌いだすとイライラさせられる。ここらへん微妙なのだが、なにか私の中で一線が引かれているらしい。ミュージカルは、その日常を歌によって何か別のものに更新してしまうのに、ストーリーの中に組み込まれた歌のシーンはそうなってくれず、人が気持ち良さそうに歌ってるのをこちらはただ傍観し、手持ちぶさたに歌い終わるのを待ってる気分になってしまう。というわけでちょっとその点はつらい映画でした。人生の一コマとしての男女の出会いと別れのスケッチとしては後味がいいし、主人公のお父さんもいいし、70年代っぽい手持ちカメラの効果も概ね良かったと思う(ただ5拍子の歌を録音しているときの、録音技師がしだいに気を引いていく演出は臭く、わざわざ手持ちカメラでリアルにやってる効果を削ぐ)。もうとっくに女が結婚しているって分かったと思ってたら、後の方で主人公が知って驚いてたのには驚いた。なんか重要なポイントを見落としてたのかなあ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-30 12:12:57) (良:1票) |
17.こういう出会いを一つ持っていれば、人生を豊かに過ごせそうな気がする。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-04 13:13:16) |
16.音楽が良かったです。歌が上手いと思っていたら本物の歌手だったのですね。どこか切なくて、前向きな気持ちにさせてくれる心地よい映画でした。 【あるまじろ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-15 22:41:42) |
15.ごめんなさい。歌が長すぎます。良い歌ですが、最後にはもう飽き飽きしてしまいました。それにダブリンって中国人だらけだったのですが、今はいないのでしょうか?全然映ってませんでしたけど・・・? 【さら】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-10 13:41:03) |
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★14.《ネタバレ》 一時間半にも満たない小品、私が大の苦手とするストリートミュージシャンが主人公の映画では有りますが、これはなかなか面白かったです。アイルランドの首都ダブリンというあまり馴染みがない都市の風景、ヒロインがチェコからの移民という設定が巧く生かされています。特に好きなシーン二つ、徹夜明けのレコーディングの後で、躁状態のまんま皆で海岸に繰り出すシーン、あとヒロインが電池を買って夜道を帰って来るシーン。バスに乗っているお婆ちゃんとか、楽器屋の店員さんなんかのごく市井の人々の何気ない表情が巧く捉えられてましたね。ヒロインの家にいきなりズカズカと若い男達が上がりこんでくる場面はちょっと面食らいましたが(笑)流れる楽曲も自分好みの佳曲がズラリ。この監督の演出を半ば放棄してるのかと思わせつつ、観客をダレさせないタッチは結構好きかも。ラストのクレジットが流れて、初めて彼ら二人が『名無し』だった事に気付きました。人間は他人とのちょっとした出会いで生活を変えられる、この映画ってボーイ・ミーツ・ガールのごく普遍的なオハナシだったんだなあ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-29 11:20:43) (良:1票) |
13.自分の趣味と若干ずれてるんだけど、音楽が上質で心に響く力を持っていた。音楽が本物だったから、一時間半を耐えることが出来たと思われる。ラストは予想外。映画の雰囲気を壊さずに終えてはいるのだけれども・・・個人的には残念。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-26 09:16:08) |
12.これ見てから8ヶ月以上が経過しているのにまだ楽曲がちゃんと頭に残ってる。それほどに響くものが「歌」にはあったということ。映画はおおげさな感動を煽らないんだけど、せっかくこんなに響く歌が歌われてるんだからもうちょっと盛り上げてくれても、という消化不良感が若干残る。例えばストリートでえらい人だかりができて、なんてだけで収まらず、ものすごい大盛り上がりを見せるとか、それぐらいあってもいいぐらいの歌だと思うんだけど。女性が最初、女性というより女の子にしか見えず、掃除機を散歩させてるようなシーンが可愛かったんだけど、途中から女の子どころか子持ちってことが判明し、なんだかお互いにややこしい事情を抱えてるという設定が明らかになってゆくんだけど、そのあたりのドラマが淡白。無くてもいいくらいに淡白。映画の作り手も「歌」に力入れてて、実際思ったよりもいいのが出来ちゃって、本来「歌」を介した大人の恋愛ドラマのはずが、「歌」がドラマを食っちゃった・・みたいな映画。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-08-25 17:24:14) (良:1票) |
11.音楽PVじゃないですか。2時間もPVを見せられるのはキツイ。映画の評価という点では0点ですが、音楽はよかった。特に、女性の歌声は心にしみた。 【kaneko】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-07-25 17:53:23) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 登場人物の心の内を曲に乗せて語るという手法は一種のミュージカルとも言えるけど、ミュージッククリップのような演出によって斬新な印象を受けた。 じっくりと歌詞を紐解いてみると実に切ない恋愛の形が見えてくる。 お互いの立場もよくわかるし、惹かれ合う気持ちも理解できる。 一線を越えそうで越えないもどかしさのようなものが心に残った。 彼女がチェコ語で何と言ったのかちょっと気になったけど、この作品における通常の台詞には意味はないんだよという演出なのかなとわからないまま納得することにした。 さて、僕はこの作品を字幕と吹き替えの両方で見てみた。 そうすると、字幕と吹き替えでは微妙にニュアンスが違うことに気付く。 字幕では彼女の最後の台詞は『意味ないけど』となっているのに対して、吹き替えでは『意味はないけど』となっている。 微妙な違いではあるけど、意味が大きく違ってくるような気がする。 僕は吹き替えの『意味はないけど』に心を締め付けられた。 なんだかとても切ない台詞に聞こえて仕方がなかったから。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-06-28 20:58:31) |
9.《ネタバレ》 最後までストーリーに起伏もなく終わってしまったが、彼と彼女がありがちな関係にならなかったのがよかったのかも。挿入歌は個人的にはそれほどよい曲に感じなかった点でちょっと減点してみました。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-27 22:59:54) |
8.《ネタバレ》 挿入曲の数々や演奏シーンにはさすがに説得力がありますが、作品の内容がそれに寄りかかりすぎていて、むしろ何かのアルバムの長編PVを見ているような感じもないではないので、映画として高い評価はできません。なんですが、ラストのいかにもアイリッシュな切ない閉じ方はやはり強力だったので+1点。それと、邦題どおりにダブリンの街角の光景の数々が存分に見られるのもいいですね。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-04-20 04:27:38) (良:1票) |
7.とてもさわやかな気分にさせてくれる映画でした。音楽が素敵でした。 【くだごんべ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-27 09:59:27) |
6.《ネタバレ》 まず何をさておいても楽曲がよい。特にメインテーマ的扱いをされている曲、5拍子なのに違和感なく圧倒的に心に染みいってくる。すべての曲のメロディラインが秀逸。こうしてみると、音符の組み合わせはまだ出尽くしてないってことですね。主人公の男性は「ロックじゃないよ」と言ってたけれど、これこそ真のロックンロール・マインド。熱い歌、心をわしづかみにする歌を堪能しました。チェコから母、娘を連れてやって来てる子は「移民」じゃなくて「出稼ぎ」でしょうね。しかし、Takamineのエレアコをこんな風な使いかたするアーティスト初めてです。ピエゾの妙に艶っぽい音嫌いなんでビックリしました。それからドラムの子、テクがあるほうじゃないけどタイトでよかった。サントラにかぎらず出演者たちのアルバムそろえてみたいと思います。最初に歌ってた曲がVan Morrisonなのはダブリンへの「よいしょ」かな? 【shintax】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-02-12 17:57:52) |
5.この映画は歌がいいと評判で期待して見たのですが、あまり歌は自分の好みではなかったのが残念でした。でもダブリンの街がこの映画の雰囲気にぴったり合っていたのが良かったです。 |