18.《ネタバレ》 確かにヒッチコックらしさは薄い。らしかったのは、亡命劇、花屋での密談や政府高官のなかに混じってるスパイのふてぶしく食事をとるところくらい。複雑なストーリーには、ヒッチコックの演出が生きてこないのだ。複雑なストーリーテリングも映画がこなしはじめてる頃、ヒッチコックはかなり苦戦してる。が、結局ヒッチらしく、ユーモアいっぱいに撮ったのが遺作「ファミリープロット」だ。彼らしい作品が遺作で良かったと思う。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2017-05-21 13:00:13) |
17.ヒッチコックの中でもいい評価ないですが私には意外と楽しめました。 【KINKIN】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-30 16:47:23) |
16.アルフレッド・ヒッチコック独特の映像美は健在。 米・ソ冷戦をテーマにした政治モノのサスペンスだが、今観るとどうもテーマ的に過去の遺物と感じる。 スパイ合戦の中から、終盤にかけて盛り上がる緊迫感は、さすがヒッチコック。 小物を使った小細工も相変わらず見事! オッサンばかり出てくるのがタマにきず。 それにしても何だろう・・・この映像は。 密談のシーンとかで、背景に人物が浮かんで見える。 背景と人物との境界がぼやけているというか何というか。 不思議な映像だ。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-09 11:31:15) |
★15.エキゾチックなお顔の漆黒髪の女優さんが殺され床に倒れるシーンの、一連のショットの見事さは、色彩効果も含め筆舌に尽くしがたい。・・・さてさて、他にどんなドキドキワクワクがこの作品にあったのかというと・・・てんで思い出せない・・・その程度の可もなく不可もない凡作スパイ映画。例えばコレが全盛期のケイリー・グラントが主演だったら、少しはマシなものになったのかなあ・・・あ、そういう訳でもないのか。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-07-09 14:14:42) |
14.“異形の傑作”ともいうべき『サイコ』や『鳥』でとうとう、映画の枠からハミ出てしまうような、アクロバットな映画作りをやってしまったこと、これは結局、ヒッチコックにとって自滅的だったのかも知れません。これらの作品の後で、一体何を作ればいいのか? ひたすら目新しさを狙って“映画の解体”路線を突っ走らない限り、ファンの期待には応えられないのか? そんな中で、本作は、スター俳優を起用するでもなく、奇を衒うでもなく、比較的地味ではあるんだけれども、その分もしかして、雑音抜きで楽しんで作った作品だったんじゃないのかなあ、と。内容はヒッチコック作品お馴染みの「スパイもの」で、ヒッチコックらしいカメラの「遊び」も随所に見られます。冒頭のクレーン撮影のワンショットなど、結構意表をついてますし、他にもサスペンスを盛り上げる演出が盛り沢山。もっとも、「キューバ危機の背景には、実はイロイロな事件がありましたとさ」みたいなオハナシなので、ややプロットがまとまらない印象は拭えないんですけれども、その分、シリアスさ、とか、スケール感、みたいなものも感じさせる作品になっているのではないでしょうか。なお、ちょっと気になった点は、中盤、デベロウとファニタとパラの3人がテーブルを囲むシーン、デベロウの背景の壁に誰かが近づいてくる影が一瞬写る(足音も入れられているので多分、給仕の女性の影?)のに、前後のカットにはやっぱり座っている3人しか写っていない。これはミステイクですかね? なにせ心霊写真みたいで気持ちワルいのですが。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-15 22:48:24) |
13.最初の亡命成功まではなかなかスリルがあってよかったと。 いつも思うが、なんで外国人のスーツケースは あんなに軽そうなんだろう。 それともやっぱり20k以上あるのに楽々持ち上げてるのか? |
12.冒頭、ある屋敷から3人の家族が出てくる。それを追う様にして男が出てくる。スリリングな尾行、陶芸品の工房からのアイディアの効いた脱出劇、アメリカ大使館の救出劇、と、ここまでほとんど会話無し。で、これ以上ないほどの美しいオレンジ色に染まった空をバックにワシントンに向かって飛び立つ飛行機。これぞ映画ではないか!と思ったのですが、なんと一般的にはヒッチコックの駄作と言われてるんですか?これ。どうやら私は映画を見る目が無いらしい。たしかにヒッチコックらしいかどうかで言えば、らしくないかもしれないけど、面白かったんだけどなぁ。主役に華がないのはエンターテイメント映画としては減点かもしれないけど、本来表立たないスパイなわけだから華が無いのはある意味リアルだし、一人にスポットライトを当てないのは、さまざまな国とさまざまな人が絡むサスペンスを広い視野で見て捉えているからじゃないのかなぁ。カリン・ドールが床に倒れるシーンの美しさなんてかなり小まめな細工をしていると思われるし、複雑なスパイ合戦もわかりやすく見せてると思うんだけどなぁ。初めて観たのがちょうどこの手のシリアスなスパイ映画が好きだったころ(ポラックの『コンドル』とかも好き)だったからなのかなぁ。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-13 13:01:46) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 ヒッチコックの映画だと思って関西ローカルのチャンネルに合わせました。が、終始暗い。重たい雰囲気が漂います。役者も誰も知らない。主人公さえパッとしない。ヒッチコックは出ていたのか?しかし見終わったあとに、こうやってキューバ危機が救われたのかもと思うと主人公はみんななのかと思いました。ひょっとして影の薄い主役の受け手がいなかったのかとも思いました。原作に忠実だったがためにつまんない評論が出ているのかもしれません。雰囲気は「ジャッカルの日」。ヒッチコック作品だとの先入観がなければ駄作とは言えないと思います。 【PaperMoon】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-02-18 23:56:20) |
10.《ネタバレ》 面白くない!とは断言できませんが、楽しめなかったと思います。 まず、ストーリーが難解すぎます。アメリカ・キューバ・ソ連・フランスと4ヶ国も行き来して、しかもそれぞれの国に出てくるキャスト達も人数だけがやたらと多く、それでいてその登場人物のほとんどが馴染みの薄い顔ばかり。また、主人公が画面に出てくる回数が少なく(ストーリーの構成上、仕方がないですが)、しかも、このF.スタフォードという男、主役を張れる存在感をまるで持ち合わせていない。主人公にしてはかなり地味だったように思えました。エンディングにしても、終盤に向けての盛り上がりが全くと言っていいほどなく、無理やりラストに持っていったという印象で、突然尻切れトンボのように終わってしまったのは、かなり妥協の跡が見られます。 しかし、監督はもちろんヒッチコック大先生!大まかなストーリー構成は評価できませんが、シーンの一つ一つが実にしっかりと作られている。さすがはヒッチコックと言うべき箇所が非常に多く存在するのです。 先に述べたキャスト陣のチョイスにはやや難がありますが、全ての役者の演技がパーフェクト!特に、港に出向いて写真を撮りに行った女の演技が素晴らしい。また、お得意の要所要所で垣間見られるサスペンスには舌を巻くものばかり。花屋のベランダやホテルの入り口付近での、観る側に会話の内容を想像させる一連のやりとりなんかはヒッチコックの十八番でしょう。赤革を持ち去るシーンや、フランスでの密談でアンリー・ジャレエが主人公の向こう側で黙々と食事をしているシーンなどを見ると、やっぱりサスペンスはヒッチコックに尽きるなぁと思いますね。この辺の、映画を構成するそれぞれのパーツのレベルで見れば、現代のそんじょそこらのサスペンス映画なんかよりも本作の方がずっとクオリティが高いと言えるでしょう。 私は、この作品がヒッチコックのファンの間ではかなり貶されている事を承知の上で観たのですが、DVDの解説で評論家の人までもが「ヒッチコックの作品の全てが傑作と言うわけではない」なんて言ってるのには、なんだか悲しくなってきちゃったなぁ~。 【もっつぁれら】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-01-04 16:18:17) |
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9.主人公絶対ヅラだよなあ。キューバの愛人の死に方は素敵ですが。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 4点(2004-11-01 02:24:10) |
8.これは・・コメント難しいですね~。スパイっぽい感じは伝わってきましたが、ヒッチコックものじゃないような感じでした。ちょっと退屈だったので、こうなったらいつものヒッチコック探ししてやる~と思ってたのに、ボーっとしてるうちに見逃してしまった。ヒッチ先生は何処におった? 【fujico】さん 4点(2004-03-12 22:41:23) |
7.思わず、これヒッチコック映画?っれ問いただしたくなりました。ジョン・フォーサイスってウィリアム・フォーサイスのお父さんなんだねぇ~。関係ねえか。 |
【STYX21】さん 4点(2003-11-13 22:42:50) |
5.雰囲気は暗いしハラハラドキドキもないし、思わず身を乗り出してしまうような魅惑的なシーンも一つもない。僕はこれまで多くのヒッチコック映画を見てきたが、こんな体験はただの一度もなかった。少なくとも、僕が今までに観た“公称”ヒッチコック監督作品の中では、間違いなくワースト1であります。きっと体調を崩したヒッチコックに代わって、全然別の人(影武者)が監督したんだろうな。ってか、僕はそう信じたい。ってか、信じてます!!(愛) |
4.007は二度死ぬのカリン・ドールがでていたから見たってやつ!話とかはあんまりおもしくはない カリン・ドールは髪が黒になっていて007の時のほうが可愛かったしかも最後のほうでデブの気持ち悪いおやじに殺されてけっこに楽しくなかった!! 【ようすけ】さん 3点(2003-07-28 22:36:18) |
3. 「サイコ」「鳥」を境に下り坂(「マーニー」「引き裂かれたカーテン」等)に入ったヒッチコック先生が持ち直すどころか、より凋落ぶりに拍車を掛けた迷作スパイ映画。ダニー・ロバン、カリン・ドールなんてクール・ビューティに程遠くて、ヒッチコックが全然ちっとも一切てんで気乗りせずに撮ってるのが画面からもヒシヒシと伝わってくる。男優もフレデリック・スタフォード、ジョン・フォーサイスなんてシブ過ぎて泣けるゼ。ラストもなぁーんか投げ遣りだよナァ…(T T)! 【へちょちょ】さん 5点(2003-02-06 11:34:55) |
2.ハハハ、実は私はこれを観てます。確かにヒッチの映画では一番出来の悪い中途半端な映画だという印象を受けましたね。そもそもヒッチはこういう「華麗なスパイ」系の人物像を描くことって、あまり巧くないと思います。どうしてもこの映画は緊迫感に欠ける、って言うか全然ない。僕もあまり面白くないと記憶してますが、さすがにヒッチのネームバリューだけでこの点数を付けてしまう。私もまだまだです... 【チャーリー】さん 4点(2001-06-11 19:17:13) |
【プリン】さん 1点(2001-01-18 17:09:01) |