映画に愛をこめて/アメリカの夜のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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映画に愛をこめて/アメリカの夜

[エイガニアイヲコメテアメリカノヨル]
Day for Night[米]/The American Night
(La Nuit américaine)
1973年上映時間:117分
平均点:7.61 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(1974-09-14)
ドラマコメディ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-08-05)【S&S】さん
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監督フランソワ・トリュフォー
助監督シュザンヌ・シフマン
キャストジャクリーン・ビセット(女優)ジュリー
ヴァレンティナ・コルテーゼ(女優)セブリーヌ
アレクサンドラ・スチュワルト(女優)ステイシー
ジャン=ピエール・オーモン(男優)アレキサンドル
ジャン=ピエール・レオ(男優)アルフォンス
フランソワ・トリュフォー(男優)映画監督 フェラン
ニケ・アリギ(女優)オディール
ナタリー・バイ(女優)ジョエル
グレアム・グリーン〔原作〕(男優)英国人保険仲介者(ノンクレジット)
ジョルジュ・ドルリュー作曲家 ジョルジュ(ノンクレジット)
脚本フランソワ・トリュフォー
シュザンヌ・シフマン
ジャン=ルイ・リシャール
音楽ジョルジュ・ドルリュー
撮影ピエール=ウィリアム・グレン
字幕翻訳高瀬鎮夫
その他ドロシー・ギッシュ(dedicatee)
リリアン・ギッシュ(dedicatee)
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54.フランソワ・トリュフォー監督は、本当に「映画」を観る事、撮る事、そして「役者」はもちろん、画面には現れない「スタッフ」一人ひとりに至るまで「映画人」の全てを愛していた。セミドキュメンタリーみたいな作りの作品だが、それがストレートに伝わってくる。52歳(若い!)で惜しくも早逝されたが、永遠の「映画青年」だったんだなあ・・・って、今さらながらシミジミと。台詞をなかなか覚えられない大女優役、V・コルテーゼがとにかく巧くて印象大。セクシーな肢体を売り物にした主演作がやたら多かったJ・ビセットも、当時最盛期だった美貌も含め、結局これが代表作といえるのでは。私は著名なヒッチコックとの対談集から、まずトリュフォー監督の名前を知り、遺作「日曜日が待ち遠しい!」を映画館で、後追いで「終電車」「恋のエチュード」等を観ましたが、良い意味で腰が据わっていない作風だなあと。老練成熟した作風の監督作をもっと観たかった、とはいう思いはあるけれど、それはそれでこの監督の良さが削がれてしまうような気が。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2024-10-26 08:37:23)《新規》
53.映画製作の裏側をこれでもかというくらい見せて(再現して)くれるのは、それはそれで興味深いのですが、そのまんま何のひねりもなく最後まで行ってしまわれると・・・。鑑賞の対象が「この映画はどうなるのか」ではなく「作中の映画はどうなるのか」になってしまいます。ジャクリーン・ビセットの美しさを保存した功績に+1点。
Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2021-02-24 00:59:33)
52.映画のうちまくを描いたメタフィクション的な作品。メタ的な作品構成は、好きなジャンルであるが、本作はダメだった。乗れなかった。
にけさん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-26 22:20:49)
51.《ネタバレ》 初めて観たトリュフォー映画でした。私のその頃のミューズであるジャクリーン・ビセットがお目当てでした。作品には恵まれた方ではなかった女優ですが、この映画は文句なしに彼女の最高傑作、その美しさは今こうやって観直してもため息が出ます。英仏ハーフだからフランス語に堪能で、フランス映画に出演する英国女優と言う設定を活かして両国語を自在に操る演技が愉しませてくれます。トリュフォーは惚れた女優を美しく撮る名人ですけど、ゴダールとトリュフォーの決定的な喧嘩別れはジャクリーン・ビセットがダメを押したという説もあるくらいです。 さて映画の中身ですけど、これほど映画への愛情が詰まったバックスクリーン・ストーリーはないでしょう。トリュフォー自らも映画監督役で出演(自分だけ飛びぬけて真面目でいい人と言うのは、ちょっとずるいかな)、他のスター役で出演しているヴァレンティナ・コルテーゼやジャン・ピエール・オーモンも自らや他のスターのキャラを投影したキャラになっています。ジャン・ピエール・レオなんて、ほとんどセルフ・パロディでしたね。そんな「駅馬車の旅(映画製作の苦労を例えたフェラン監督の言葉)」を進行させる監督や裏方スタッフの悪戦苦闘も丁寧に描かれています。実際、この作品を観て初めて映画製作の手順をわたくしは知ったぐらいで、それまでは舞台劇のように映画も順撮りするものだと思ってましたから。 プロデューサーのセリフにあるように、映画というものは沢山の人間が集まって愛しあい憎しみあいながら一つのものを創り上げてまた別れて散ってゆく、そう、人生そのものなんですね。
S&Sさん [映画館(字幕)] 10点(2017-11-08 22:28:39)(良:1票)《更新》
50.舞台裏も普通の映画みたいで、全然説得力を感じない。裏側というのは、ドキュメンタリーや技術的な解説として見せるべきでしょう。
マー君さん [DVD(字幕)] 3点(2015-09-13 13:07:41)
49.《ネタバレ》 この映画は映画の製作現場を主題にした作品で、監督が映画造りで悩むというのはフェリーニの「8 1/2」に共通している。
しかし、フェリーニほどカオスで意味不明で変態地味て(大絶賛)はいない。
どこまでも無邪気で、純粋に映画に熱を注ぐトリュフォーの愛情に溢れている。
ティム・バートンの「エド・ウッド」のように映画について悩み、笑い、こだわり続けた男が送る心暖かいコメディ映画だ。

冒頭、地下鉄が人々が地上へと出、一人の男が歩いてくる。しばらくすると、そこに「カットッ!」と声がかかり画面の空気は一変する。
最初は何の映画かと思いきや、なんとなんと映画を撮る過程を追った映画だという事が明かされる。

トリュフォーは自ら役者として映画に出る事はよくあるが、監督そのものに扮するのは今回が初めて。
真剣な顔で声をかけ、苛立ち、俳優たちと楽しく語らいあう。
俳優達も真剣に葛藤する者もいれば、肉体関係に発展したり鬱病になったり浮気したりヒステリーになったり色んな意味で事故が多発してと波乱に次ぐ波乱。
トリュフォーの助手をする女性スタッフまで若い燕とナニをしだ(ry
監督は益々うなされて眠れず、やっと寝れたと思えば幼い頃「市民ケーン」のポスターを宝物のように取って行く姿を第三者の視点から見たり(トリュフォー自信の記憶なら、視点はポスターだけが映る筈)。
そういや「大人は判ってくれない」でも映画のポスター盗んでたな・・・。
撮影をしようとしたら妊娠が発覚して体系が変わっているみたいな話はビックリ。トリュフォーの場合本当に妊娠させそ(ry
車が崖に落ちるシークエンスは妙なこだわりを感じる。

この映画に刻まれた文句も素晴らしい。
“リリアン&ドロシー・ギッシュに捧ぐ”だそうだ。

劇中のジャクリーン・ビセットは、言葉を捧げられた女性たち以上に可憐に、悩ましく振舞う。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-21 14:19:32)
48.映画好きな者にとって製作過程を題材とした映画ほどたまらないものはない。たわいものない話や思いがけないアクシデントにも一喜一憂を感じおもしろい。なぜ猫にミルクかとかバター大盛りは何だとか、不思議なシーンが数多くあるけど、これらが過去の映画製作時のエピソードとかオマージュなんだということを後になって知った。そういえば冒頭にもリリアンとドロシーのギッシュ姉妹に捧ぐとなっているし・・・。それにしてもトリフォーの辛抱強さ、心の温かさには感心させられる。映画を愛すればこそだろう。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2014-01-22 07:42:29)
47.トリュフォー監督が送る映画製作裏話、これが実に個性的なメンツが入り乱れての楽しいお話になってます。生々しい人間関係の悲喜こもごもをユーモアあふれるエスプリでくるんでふふっと笑わせてくれます。時間も予算も保険会社の裁量(!)に至るまで制約だらけの中、みんな必死。映画愛に裏打ちされてのこと、ギスギスしていないのが微笑ましい。
特に監督。次から次へと降りかかる問題をジャック・バウアーのごとくサバきながら、なんとか一本の作品へ完成させるべく奮闘する姿、涙なくして観られません。
こんなに大勢の人間が関わって、少なくない愛をそそいで映画は完成する。これからは簡単に「駄作だ」などと言えないなあ、と深く思いました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-22 23:46:05)
46.《ネタバレ》 トリュフォー監督作2作目鑑賞。監督自身が出てるんですね~、意外に普通の人っぽい(笑)。この映画を観て思うことは、監督大変だなぁぁということです。いろ~んなトラブルが次から次に発生・発覚し、現場はテンヤワンヤ。そんな苦難を乗り越え一つの「映画」を造っていく・・・何か独特の連帯感というんですか、「家族」と作中の誰かが言ってた(と思う)のも分かるような気がしますよね。しっかし、俳優さんたちはわがままだよ、実際そうだろうねぇ、、山盛りバターは何に使うんだろ?(謎)。制作舞台裏とかに興味がある方は大変興味深く観ることが出来ると思います、ワタシもそのクチで(笑)。何故か英語音声だったのは、なんでだろ??フランス語だったらもっと雰囲気が出て良かったのにね。ちょっとそこらへんが気になってシマイマシタ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-21 21:48:53)
45.群像劇、バックステージものが好きなので楽しめた。

フランス・イタリア製作でパリが舞台なのに、英語で会話していたような…
共通語としての英語、だったのかな。
登場人物の役名がそのまま名前として呼ばれているのは、観客にわかりやすくするため?
それとも役名を名前として呼んでいた??

と、細かいところで気になるところはあったものの、大筋がブレていないので映画としての完成度は高い。
Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-24 18:56:27)
44.アメリカの夜ってそういう意味だったんですね。
パプキンさん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-09 23:16:49)
43.トリフォーの映画が、こんな風にプラクティカルに撮られていて、トリフォーがこんなにプラクティカルな人だとは想像していなかった。でもそういうもんだろうな。映画としては、ちょっとしたリアリティが良いと思います。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-28 23:35:11)
42.《ネタバレ》 なんだこのわがまま主演男優は大人げない!と思っていたら「大人は判ってくれない」の彼でしたか。大人になってもあいかわらずな奴だ。それに比べるとジャクリーン・ビセットは美しい上に精神的にも大人のおいしい役。心配されていた精神の症状も山盛りバターのおかげでなんとか持ちこたえる。ただ、バターをどう利用したかは不明・・・1作の映画を作る間に起こる舞台裏のエピソードで1作の映画にしています。舞台裏の仕掛けや人間模様ってなかなか面白い。
きーとんさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-09 00:28:48)
41.映画大好き!が全場面に現れている。トリュフォー自身も出演している。好きな一本。
HRM36さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-06 13:10:53)
40.フランソワ・トリュフォーの映画と、共に映画を創り上げていく仲間達への愛情や熱い思いを感じずにいられないとても楽しい映画でした。全てがトントン拍子にいく訳が無いしハプニングもありますが、みんな映画が大好き。一本の映画に関わる様々な人々の、そんな映画への熱い思いが生き生きと描かれ伝わってくるし、外から見ている僕には計り知れない苦労もあるだろうけど、自分の大好きな映画を創るという仕事をしている人達が羨ましくなりますね。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-22 20:06:19)
39.《ネタバレ》 映画を一本撮る話で映画を一本つくってしまった。
初トリュフォーでしたが、とても楽しめました。
eurekaさん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-17 10:39:14)
38.映画への愛。素晴らしい。
Balrogさん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-25 00:23:58)
37.トリュフォー映画でははじめていいのに当たりました。制作現場を描くとはなかなか凝っていていいと思いました。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-15 19:27:52)
36.監督はつらいぜ!!けど面白いぜ!!!てな感情がひしひしと伝わってくる作品。しかし映画に対する愛からなのかスタッフ達に対する愛からなのか、あの監督の持つ包容力はちょっとやそっとじゃ真似できませんね。。。ヘタレ男アルフォンスのモデルがいるのかちょっと気になります。
njldさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-05 03:03:20)
35.面白かった。撮影中は毎日がお祭りみたいで楽しかろうと思う。しかも撮影後はホテルで自由に楽しんでる。でも、撮影が終われば、各自、別の仕事でバラバラになって行く。ちょっと寂しかろうな。この映画に出てくる監督は、タイトなスケジュールの中、ストレスもあるだろうに、現場ではどんな小さな質問にも丁寧に答えてる。ホント、自分の世界を構築する映画つくりが好きなんだろうね。そして、そんな監督についていくスタッフ。羨ましい気もするけど、家庭はもてないよね。映画の仲間が家族みたいなもんだから。
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-11 15:31:30)
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【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 7.61点
000.00%
100.00%
200.00%
311.85%
400.00%
547.41%
647.41%
71527.78%
81629.63%
9916.67%
1059.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.60点 Review5人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review5人
4 音楽評価 8.20点 Review5人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1974年 47回
助演女優賞ヴァレンティナ・コルテーゼ候補(ノミネート) 
監督賞フランソワ・トリュフォー候補(ノミネート) 
脚本賞フランソワ・トリュフォー候補(ノミネート) 
脚本賞シュザンヌ・シフマン候補(ノミネート) 
脚本賞ジャン=ルイ・リシャール候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1973年 31回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞ヴァレンティナ・コルテーゼ候補(ノミネート) 

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