1.《ネタバレ》 縛り首寸前のディーン・マーティンをジェームス・スチュアートの兄が神父に化けて助け出す開巻はトボけた味があり、ナカナカ快調。流石に本場アメリカのウェスタン、マカロニなんかとは一味違うゼ!やるなぁ~アンドリュー・V・マクラグレン監督…と感心しかけたが、ディノが人質のラクェル・ウェルチと懇ろになる描写など水増しが多く、次第にダレてくる。クライマックスではメキシコ盗賊団とのドンパチになるが、コレが何ともマカロニ風味の安っぽさ!しかーも、乱戦の中でディノは油断して刺し殺され、ジミーは撃たれて死亡と全然スカッとしない!愛するディノを殺された怒りに燃えるラクェル・ウェルチが敵の親玉のオヤジを鬼のように銃弾を何発もブチ込みまくって倒すや、盗賊どもが呆気なく一斉に逃げ去るのも拍子抜け、腰砕けもイイところ。ヒロインが活躍するのは別に構わないけど、それもヒーローが颯爽としていればの話。ヒロインによる土壇場での”主役ジャック”は意表を突いたつもりなのかもしれんが、正に本末転倒も甚だしい。ジェームズ・リー・バレットとかいう人のシナリオが諸悪の根源であろう。4点マイナース!!