209.《ネタバレ》 さすがにひっくり返っていく船の外観を表現することはしっかりできなかったみたいで、それほど感銘は受けませんでした(CG映像を見慣れているせいだと思います)。この映画の秀逸なところはそういうところではなく、やはり人間ドラマでした。生き残った者それぞれ個性があり全員印象に残っています。脱出過程はラストに近づくほどショボくなってきたので心配しましたが、あのような結末になるとは正直よい意味で裏切られました。また、そのアッサリ感にむしろ感動しました。最近のパニック物は映像を壮大している反面、登場人物の個性やドラマ性が薄れているものが見受けられますが、この作品を観て、これがなぜパニック物としての評価が高いのかわかった気がします。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-16 20:46:04) |
208.《ネタバレ》 意外と評価が高いようですが、私としてはそれほどでも。けっこうご都合主義的展開が目立ちました。主人公たちが調理場に登ったあと水が押し寄せるとか。クライマックスでのリンダの唐突な死とそれに続く蒸気なんか、見ていて白けました。それで「お前のせいでリンダは死んだんだ!」と言われ、牧師はなんと神様に責任転嫁。そりゃあ神様の御意志なら、どんなご都合主義でもありでしょうょ。話を盛り上げるためにあっさり殺されたリンダは実に不憫。サバイバルドラマとしてはまあよくできていますが、どうも力でねじ伏せようとするところがあって好きではありません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-01 19:41:12) |
207.《ネタバレ》 う~ん、懐かしい。逆さになった船内を脱出する中、特に印象深いのが逆さの男子トイレで男の子が佇む場面です。 【HAMEO】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-02-09 15:32:32) |
206.《ネタバレ》 生まれて初めて、映画を見て涙した一本。(小学校1年の時だった) 『タイタニック』と違い、さっさと転覆する豪華客船ポセイドン号。命懸けの脱出に挑戦する人々を描くパニック映画。 牧師らしからぬ牧師に名優ジーン・ハックマン、娼婦と結婚した刑事に名優アーネスト・ボーグナイン。 クライマックス…ジーン・ハックマン演ずる牧師が、完全にブチきれて、神相手に上等を切るシーンは号泣ものです。 しかし、最近、なんでポセイドン号が転覆したのか、ようやくわかった。 だって、船長がレスリー・ニールセンなんだもん。そりゃ、しょうがないっしょ(w 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-01-10 18:49:00) (笑:1票) |
205.子供の頃この映画を観て、数日間沈没船で溺死する夢にうなされました。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-03 23:56:09) |
204.《ネタバレ》 豪華船の転覆でなぜアドベンチャーなの? ・・逆さになった船内のアドベンチャー! 太めの奥さんが牧師を水中で助けるとこから、ラストの牧師が栓を締めるとこまでが圧巻。行動力と生きることへの執着、人間の強さに衝撃を受けました。 パニック映画の元祖ということより、上記の理由で評価される映画でしょう。 【わさび】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-10-05 00:48:06) |
203.ジーン・ハックマンは自分には何といってもレックス・ルーサーだけれども、2番目はこのスコット牧師。信仰のない人間は聖職者には距離を感じるものだが、この牧師には独特の味付けがされているためにそれを感じることがない。神に隷属することなく理不尽な仕打ちに怒りをあらわにする彼は、捨て身で運命に逆らってみせるのだ。「すべて神の御心」でなく。アーネスト・ボーグナインが彼を引き立てる格好で、シェリー・ウィンタースの水の中と外の演技も「人の役に立ちたい」という気持ちの重みを教えてくれる。「モーニング・アフター」を歌うバンド歌手キャロル・リンレイの吹替えをしているモーリーン・マクガヴァンは、これと次作でテーマ曲を歌ったためにディザスター・クイーンのあまりありがたくない呼称を賜ったが、2曲は彼女のベストアルバム(米国盤)を飾っている。監督ロナルド・ニームよりも実質的にプロデューサーのアーウィン・アレンの作品であり、彼は次作でこの路線を拡張することになる。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-27 01:00:09) (良:1票) |
202.《ネタバレ》 昔、日曜洋画劇場で淀川長治さんが、この映画を絶賛していた。そして、それ以来、何度か見てはいるけど、昔、初めて見た時はただ単にパニック映画として、面白い。怖い。というだけの感想しか持たなかったけど、久しぶりに見て感じたことはこの映画は単なるパニック映画なんかではない。これを見ると凄い特撮で撮られる昨今のハリウッド大作がいかに駄目であるか、そして、この映画がどれだけ凄い作品であるかということがよく解ります。人間がどうしよもなく弱い生き物であるということ。そして、極限状態に陥った時、人はどうするべきか?何をすれば良いのか?ということを教えてくれている。自らの力で誰にも頼らずに頑張ろうとする人もいれば、誰かに頼り、人の支持に従い、強力しあって行きようとする人もいる。ジーン・シックマン演じるスコット牧師の上に行けば何かがある。きっと道は開けるという強い信念、レッド・バトンズのマーチンの様に「冷静な判断」とあの少年の持っている大胆な知性、その全てがあればこそ人間は絶望的な状況に追い込まれても何とかなるというそういうものがこの映画の中にはある。希望を持つことの素晴らしさ、諦めてはならないという気持ち、それはあのスコット牧師が自らの命を絶ってまで生き残った人達を死なせてはならない。あのラストの牧師ならきっと同じ事をするはずだと残った6人が救助隊の人達に自分達の居場所を知らせる為にガンガンと戸を叩く姿は人としての正しい有り方、コミュニケーションとてしての最も解り易い姿勢である。今の世の中のように携帯なんてない時代だからこそこの人達のように本当の意味での助け合う気持ちの大切さ、人間としての有り方を全て教えて見せてくれているという意味でもこの映画は素晴らしい。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-28 11:28:07) |
201.神を嫌い「救いなんて無いんだ」と嘲笑っていた元牧師でしたが、無意識のまま牧師としての部分は生き続けていて最後には迷える者たちを救う牧師の究極とも言える姿に感動しました。彼自身も救われたんじゃないでしょうか。映像は古臭いがこだわりが感じられ味があって良かった。 【spputn】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-23 13:55:05) |
200.《ネタバレ》 カメラが非常にゆっくりな動きで左右に傾いていて、じっと見てると平衡感覚が狂いそうな変な感じになりました。あたかも自分も一緒に船に乗ってるような感覚。ジーン・ハックマン演じる牧師がとても勇敢なんですが、どうも好きになれなかった。正解ルートばかり選択して、他者に「そら見たことかっ」って見せつけること数回・・・。人って強すぎると魅力が無くなるんですね。教訓です。転覆するまでは面白かったのですが、脱出劇が退屈で眠気と闘いながら見てました。試練がある毎に、一人ずつ仲間が死んでいくんだけど、死に方があっけなくて残念です。ホットパンツ姿の女性達の美脚を、見せつけるかのように撮るカメラワーク、これは嬉しい誤算ですw 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-22 18:33:09) (良:1票) |
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199.《ネタバレ》 リアルタイムに劇場で観ていなかったので、どんな作品なのだろうと期待していました。 パニック映画の原型なのだろう、見たことのあるシーンに納得しました。 (こちらの作品が元なのでしょうね。) セットの出来も素晴らしいと感心しました。 そして、ハックマンさんとボーグナインさんの迫力は凄かったなと思いました。 が、しかし、「○○が死んだのはお前のせいだ。」と互いに罵りあうのは、いただけませんでした。 ここまでは結構感情移入していたのですが、オーバーアクションや、わめくシーンが苦手な私なので、作品から気持ちが遠ざかってしまいました。 この作品に限らず、アメリカ映画ではよくそう思います。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-06 21:13:59) |
198.鑑賞はずいぶんと昔のことですが、鮮明に覚えています。私は泣きに泣きました。鼻水がずるずると落ちてきて止まりませんでした。なんと、この日は「街の灯」との2本立てだったのです。涙がちょちょ切れすぎて、誇張でなく脱水状態になりました。登場人物達の運命も、私の映画鑑賞も、過酷でした。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-03-27 23:23:05) |
197.人間は、災害に遭遇してから一致団結するものです、こういった映画を見るたび阪神淡路大震災の時を思い出します。シェリー・ウィンタースさんは役でよく死にますが「陽のあたる場所」では泳げなかったのにここでは元潜水の選手とは。 【白い男】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-01-02 14:28:09) |
196.転覆した船の中で迫り来る水から逃げる・・・ 自分がその場にいたら気が狂うと思う。パニック映画好きの僕には、そのドキドキ感がたまりませんでした。 【ボクマン】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-14 10:33:14) |
195.《ネタバレ》 建造物や乗り物からの脱出を描いたパニック映画の金字塔と位置づけるのに誰も異論はないかと思います。主要キャラクターの豊かな人間性をグランドホテル形式で鮮やかに描き、要所要所で巻き起こるアクションとサスペンスの匙加減も絶妙です。そしてラストの閉鎖的な空間から船底に出た時の爽快感と言ったら無い。 物語も単なるパニック物に収まらない、非常に宗教的な話であると思いました。ジーン・ハックマン演じる牧師は、プロテスタントの癖に映画の始まりから「神に頼るのはお止めなさい」と説教している型破りな男です。彼は事ある毎に「諦めるな!」「前に進むんだ!」「強くなれ!」と人々を駆り立てる。その彼に従わなかった人々、つまり自分から何のアクションも起こさなかった人は結果的に全員パーティー会場で死んでしまう。よってこの物語は明らかに"絶望的な状況でも神に縋らず自分で行動すること"、"自由意思"の尊さを描いた作品だと思います。 しかしながら興味深いのが、このジーン・ハックマンが段々と物語の中盤からキリストの様なイメージを帯び出してくる。彼に付き従い船底を目指す数人はまるで彷徨える子羊です。敢えて言えば"決して諦めない教"の信徒たちってトコでしょうか。彼らはその牧師の教えに従って最後には脱出を果たす。キリスト教を否定しておきながら、何かに縋らずにはいられない人々を善き者として描いている点が大変面白かった。 【民朗】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-10-10 10:29:09) (良:1票) |
★194.これを観ればこの後に「タワーリング・インフェルノ」(9点)が作られるべくして作られたパニック超大作であった事は良くわかります。ただ私の幼少時の映画的記憶というのは間違いなく「タワーリング~」からスタートしたので、ずっと後になってこの映画を観た時には、それほどの感銘や昂奮はなかった事は否めません。やっぱり映画は生もの、どんな傑作でも、出会った時期や環境によって印象がすごく異なるものなんですよね。昨日テレビで放映されていたリメイク(6点)もそれほど悪い出来ではなかったと思います。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-06 10:42:13) (良:1票) |
193.天地が逆転するというユニークなシチュエーションでの パニックと脱出行を、臨場感と迫力のある映像で描いています。 浸水したりメチャクチャになった船内はとてもいい雰囲気です。 それは海の上の廃墟。 神父と警官のオヤジ対決がおかしい。 スーザンはデコ広すぎるけどめっちゃ可愛い。 でもなぜか牧師に惚れるのが鬱。 【且】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-17 22:08:35) |
192.今でも結構楽しんで見ることができる。当時だったらさぞ面白かったんだろうなというのがよくわかるし、パニック映画の先駆けになったというのもうなずける。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-15 23:34:35) |
191.転覆した船からの脱出活劇。登場人物のキャラクターもっかりしているし、ひっくり返った船の中でイチイチ仕掛けが凝っているので飽きることなくハラハラさせてもらえます。流石に今見ても目新しさはないですが、パニックムービーの先駆けとなったのも十二分に納得できる面白さでした。 【すべから】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-10 17:29:38) |
190.《ネタバレ》 さすがに今となっては映像は見劣り感はありますが、終始おもしろかったです。「タイタニック」と違ってずっと船底の中なので観ている間、息苦しい・・・感じがしましたが。 牧師さんが死んでしまったのとホントにラストの救助シーンが余りにもアッサリし過ぎていたのが残念。 【より】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-03 03:07:55) |