8.《ネタバレ》 「全編が愛に満ちた最高にキュートな映画」というキャッチコピーがもしこの映画についていても、
間違ってもJAROに訴えられることはないだろう、ということは自信をもって断言できる映画。
多人数の恋愛模様をオムニバスに描いていく映画なんで、映画を見る前には、個々のエピソードが
最後には一本の大きな流れに集約して感動的エンディングを迎えるんだろうなぁ、と思っていたんだけど、
そういうことは全然なく、それぞれの物語の糸はときどき微妙に交錯しつつも基本的には相互に
影響を及ぼさない個別の恋愛模様のまま描かれている。
そのバラバラの物語を散漫にならずしかも多数の登場人物を明確に描きわけている点が
この映画のすごいところ。
実は、当初点数は8点だと思っていたのだけど「一年で一番の映画」が9点の基準だとすると9点だよなぁと思い直しました。
2時間超の映画で、上映中に時計を一度も見なかった映画は実にひさしぶりだから。
... やっぱり愛だよね。..ってそうそう問題点を一つ。これクリスマス映画じゃん!公開時期びみょーじゃん!