1.「鬼滅の刃」の後に鑑賞。
入場にもの凄い列が出来ていたが、こちらの作品は私以外観客0。
同じ時代劇ながら180度違う内容で(当たり前)、原作も読んだ事なかったので新鮮な気持ちで楽しめた。
一言で言うとほのぼのした時代劇で、主役の松本穂香がほんわかした魅力で作品の世界観にばっちりはまっていた。
食は人の天なり
というのがテーマであり、食事を作り、提供し、食べてもらうという喜び、そして食を通して絆の輪が広がっていくような心温まる物語だった。
ライバルの料亭との確執なんかも描かれていたが、決して争ったり戦ったりする事無く平和に展開されて行くのが良かったなぁ。
一方で吉原の描写はいまいちピンと来なかったなぁ。現実感があまり無いというか、出てくる人物も少ないし。どういうシステムなのかがいまいち。
突然ふらっとやって来ては料理にダメ出しをする窪塚洋介とか、いつも口の悪い藤井隆とか、仁義に熱い中村獅童とか、脇を固める人物もキャラが濃くてとても良かった。