134.いつ観ても古さを感じさせない。素晴らしい作品。感無量。 【nizam】さん 9点(2004-03-10 12:57:02) |
133.オレはまだまだ未熟なのかも知れません。この作品をうまくコメントするすべがありません。確かに中だるみしていました。でも、それでも何かひきつけるものがありました。最後のシーン。あのシーンはヒロインの思いがいつの間にか我々客に乗り移っていたのかもしれません。彼らは私たちの心の中では生き続けているというのの具現化だと思いました 【野次られLOW】さん 7点(2004-03-10 00:35:49) |
132.ニューシネマの文脈で語って持ち上げてしまうよりも、いつの時代にも普遍的な、粋で洒落たピカレスクロマン、と言っておく方が、この作品の魅力の本質を伝えられる気がする。セピアカラーの使い方、バート・バカラックの音楽、ブッチとサンダンスの掛け合いのセリフ、西部の自然を鮮やかに映し出すカメラ・・・どこをとっても本当にオシャレ。素晴らしい脚本と演出に支えられ、エバーグリーンな作品になっている。ニューシネマの精神や60年代の時代性がテーマであったなら、こんなに美しく軽やかな作品ではなく、もっと暗く重たい悲劇になっていただろう。そしてその軽やかな印象を大きく左右しているのはサウンド。全編にわたって非常に静かで、無駄な音がしないため、ここぞという時にバカラックの旋律が際立つ。この話を現代を舞台に再現しようとすれば、実写ではリアルになりすぎて、独特のロマンティシズムが薄れてしまう。だから、この作品から多大な影響を受けたであろう我らが「ルパン三世」は、アニメでなければ成立しなかったのだと思う。 【眠い悪魔】さん 8点(2004-03-05 23:24:20) (良:1票) |
131.《ネタバレ》 彼らは名の知れた強盗団なんだけど、随所に不器用なとこがあって、それがまた人間くさくって親近感を覚えた。スペイン語のメモを読みながら強盗を働くところなんて最高!追っ手に本気で恐れながらも、生き延びようと希望を捨てず、最後まで自分らしさを忘れなかった彼らの姿は印象的。この黄金コンビの作品では「スティング」しか見たことがありませんが、男らしく、人間味あふれた魅力はこちらの方が上ですね。 |
130.いいシーンも多いんですけど(列車爆破で金が舞う&泳げないことを告白する等)なかだるみが激しい。ただ、ラストは凄かった。もっと気合入れて見てれば涙流したかも。もう一回みたい作品です |
129.《ネタバレ》 この作品は、自分の映画史のはじまりを告げた記念すべきものです。少ない小遣いから、リバイバル公開を3回観て、名画座での2本立て興行を観て、大学祭に行って観て、映画祭に行っては観て、LDを購入しては壊れるまで観て、もう何回観たか覚えていられない程観ました。最近では、DVDで音声を変えては観まくっています。多感な中学生時代に観たから、その影響も強いのでしょうが、なんか画面からあふれてくるアウトロー2人が時にかっこよく、時に切なく感じられて、すごく自分にとって愛おしく思えたのです。セピア色でカタカタと、古い映画の上映から、2人のアウトローの世界へ誘う導入部。段々とカラーになるにつれての、アメリカの西部の美しさが目の前に開ける様は、何度観てもうまいなあ。お洒落だなあ、粋だなあ。決して若くない2人の逃避行がメインなんですが、悲壮観ただようものにはせず、時に自転車で、時にニューヨークでふざけ合うシーンがとても素敵です。でも、最後には南米ボリビアでの軍の一斉射撃によって散っていくのですが、その場面をストップモーションで捉えて、(悲惨な死に方を見せずに)カメラがどんどん引いていきながらセピアに戻るラストは、やっぱり胸が熱くなります。R・レッドフォード、P・ニューマンの代表作であると同時に、これに出会ってなければ全く映画には興味も持たず、別の趣味に走っていたかも知れない自分にはやはり特別な作品です。 【映画小僧】さん 9点(2004-02-19 18:49:15) (良:1票) |
128.何年か前テレビで観て、すごく面白かった記憶があったので改めて観ましたが、やっぱり面白かったです。音楽もいいですよね。あのラストもいい意味での驚きがありました。この時代の映画、他にももっと観てみたいなぁと思います。 【Mプ】さん 9点(2004-02-10 15:44:34) |
127.《ネタバレ》 ラストのワンショットで二人の死をみせつけられ、その後に流れる軽快な音楽。しばらく動けません。 【マイアミバイス】さん [地上波(字幕)] 9点(2004-02-03 04:23:57) |
126.正直なところ、どのあたりが良いのかちっとも分からなかった。「タクシードライバー」「真夜中のカーボーイ」などと併せて、いずれ勉強し直したいと思う。 【K】さん 5点(2004-01-31 20:44:48) |
125.冒頭「これは実話に近い物語である」と訳された英語フレーズだけの場面がある。男の主人公二人の役柄は確たる根拠はないが実話に近いのだろうと感じる。では実話に近くないのは一体何か。私はエッタの役柄だと思う。整理してみるとこの作品の時代背景の19世紀の女性とは思えない。学校の先生という職業をもっており、どうやら一人住暮らしできるほどには経済力があって、外国語であるスペイン語をしゃべることができる26歳の独身女性として描かれている。すなわち今の言葉でいえば、キャリアウーマンであり、自立した女性である。そう考えるとサンダンスとベッドを共にしたその朝にブッチと自転車遊びをしていいムードになってしまうほど奔放なのも、結婚とかを言い出さずにボリビア行きを即決するのも、また、行く先見込みが無いと悟ればあっさりと男を捨てられるのもエッタが男に依存しなくても生きられる現代女性の象徴とみればすべてが腑に落ちるのである。まったく手強い映画だ。(以下2004/3/7追記)エッタ以外のことも少し。この作品がわれわれの心をうつのは、平家物語だから。おごれるものは久しからず。二人はどうみても「落武者」です。壇の浦が現代まで日本人の間で語り継がれてきたように、このラストシーンも、映画ファンの間でずっと語り継がれていくことでしょう。 |
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【なるせたろう】さん 10点(2004-01-24 15:51:08) (良:2票) |
★123.《ネタバレ》 ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド、二人の友情が最高。川へ飛び込む時に「実は泳げないんだ」と言ったポール・ニューマンの表情が良かった。キャサリン・ロスを乗せて自転車を漕ぐシーンも印象的。音楽も効果的。 【カイザー・ソゼ】さん 9点(2004-01-21 00:52:24) |
122.《ネタバレ》 ブッチとキッド、ニューシネマを代表する二人のキャラクターにはやっぱりひかれてしまいます。反体制的な若者の映画ですが、実はキッドは泳げないし、ブッチは人を撃ったことがない。ギャングという犯罪者であり、破天荒な二人ながら、弱さ、滑稽さを同時に持った彼等にはついつい共鳴していってしまいます。「おれは実は人を撃ったことがねーんだ」「そりゃ、ありがたいお言葉だ」なんてカッコ良い台詞の数々はゴールドマンの功績でしょうか。二人の素性は最後の最後まで完全には明かされず、こうした気の利いた台詞のベールでうまくかわしていきます。ラストはいろいろな選択肢があったと思いますが、二人を正面から捉えた静止画で止めたことで、エッタの「あなたたち二人の死ぬところは見ませんからね」を実現し、彼等を永遠の存在へと変えていきます。冒頭のブッチが銀行の下見をする場面は、セピア調で情緒があるにもかかわらず、引きの画をさけて大胆にカットを割り、ファーストシークエンスとしては最高の出来。一気に作品に引き込む見事な導入部です。ニューシネマの作品群では特にお気に入りの一品です。 【スロウボート】さん 8点(2004-01-18 18:00:25) (良:3票) |
121.本当に一瞬で走り去ってしまった2人・・・。もう2人には会えないのかと思うと切なくなります。そんなときはDVDをセットしてまた彼らに会いに行きます。男が男に惚れた。かっこ悪くてかっこいい2人のことは一生忘れません。 【アーリー】さん 10点(2004-01-18 03:24:26) (良:1票) |
120.《ネタバレ》 名作として評価が高いですが..私的には、冷静に見ると6点.. ただ、列車の爆発シーンは凄かった... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-01-15 13:32:08) |
119.《ネタバレ》 自由に生きることの素晴らしさと厳しさ。ラストで二人は破滅への道を歩むことになる。絶望の状態でも奇跡を信じて飛び込んでいくシーンで話は終わる。2人の生き方に素直に憧れてしまう。いい映画である。 【hrkzhr】さん 8点(2004-01-13 22:51:03) |
118.男の友情を描いた名作。ところどころに散りばめられたユーモアが良いエッセンスになっています。この頃の映画ではなくなってしまったかっこよさがあります。 【tantan】さん 7点(2004-01-09 10:40:31) (良:1票) |
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116.《ネタバレ》 時代に遅れてきたアウトローたちの哀しさを感じる映画です(日本でいうとすでに明治も終わり頃のはずです)。ならず者の最後を描いて、このエピソードの後日談的な「ワイルドバンチ」と表現方法が全然違うのも興味深いものがあります(ワイルドバンチはブッチとサンダンスが抜けた残党との説があります)。実際のブッチとサンダンスがこのような最後を迎えたのかはよくわかりませんが、少なくともあのような劇的な銃撃戦ではなかったことだけははっきりしています。1991年に科学者チームがブッチとサンダンスが埋葬されているといわれるボリビアのサン・ビセントの墓を掘り返してDNA鑑定をしましたが、結果は遺体は二人のものではなかったといいます。こんなことから、一説にはブッチ(あるいはサンダンスも)は生きていたという話があります。「ブッチたちは西部に戻り、別名で新しい暮らしを始めた(そのようなブッチの親族の証言があったらしい)」というものや、他には「後(映画のラストは1908年)の1921年に、ピンカートンは探偵の一人に『サンダンスは、銀行強盗でペルーの監獄にいるという噂を聞いたのが最後。ブッチはずっとサンダンスと一緒だったが、アルゼンチンに戻った(映画ではアメリカから直接ボリビアへ行っているが実際にはその前にアルゼンチンで暮らしている)らしい』と話している」というまことしやかな話まであるようです。真相は歴史の闇の中ですが、いずれにしても、ピンカートン探偵社が二人の捜索の中止を公表しなかったのは事実です。 【kainy】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-01-07 20:19:53) |
115. 男2人の友情を描いた王道の作品でしょう。泳げないことを告白したシーンは笑ってしまいました。「俺たちに明日は無い」「スティング」と比較されることが多いのでこれから見てみようと思います。 【映画の味方】さん 8点(2004-01-06 20:24:37) |