26.家族と一緒に仲良く暮らすこと、僕にとっては当たり前のようなことでもリアムにとっては叶わぬ夢のような難しいものなんですよね。もう一歩というところで障害は予期せず起きるうえに本当に信じられ心を許しあえる友人もいなくて孤独になってしまう、そんな哀しいリアムの生身の姿に本当にやりきれなくて胸が締め付けられる思いでした。大人でもない子供でもない複雑な16歳の少年(後姿に哀愁が漂ってました)を上手く描ききったケン・ローチに心から盛大な拍手を送りたい気持ちになりました。 【ピルグリム】さん 8点(2005-01-18 22:29:33) (良:1票) |
25.真直ぐ過ぎる子供っぽさと、大人びた姿勢が混在している主人公が切なくてしかたありませんでした。切ないけどリアルな描写で考えさせられました。 【ジョー大泉】さん 8点(2005-01-11 18:16:18) |
24.主人公の母親と一緒に暮らしたい、というひたすらに一途な気持ちにグッときました。主人公たちを取り巻く環境について考えてしまうと、どうしても余計に切なくなりますね。素敵な映画でした。 |
23.切なかったぁ。。もうちょっと違ったラストを期待していたけど。憎しみ、愛情、友情、喜びなどたくさんの感情を垣間見れてよかった。ただ、15才であれだけやってたのにはさらに驚きで、誕生日にあれってのもまた・・・。切ない話だけど快作です! 【アンリ】さん 8点(2004-09-30 02:36:15) |
★22.主人公は純粋といえば純粋。母親は自分勝手で都合のいいお調子者。そして主人公の姉だけまともでした。母親が一番ダメキャラでした。 【ばかぽん】さん 7点(2004-09-29 23:00:44) |
21.ケン・ローチの映画はどれも好きですが、この映画ではすっかり同調してしまいました。一生懸命に尽くす子供に対して迷惑ばかりかける母親。個人的に他人事とは思えなくてはまってしまいました。面倒ばかりかける母親でも生をあたえてくれたことを思うと、一生縁は切れないのでしょうね。フィクション映画なのにどっぷり感情移入しました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-09-25 06:43:56) |
20.“based on a true story”の字幕が出てこないのが不思議なくらいのリアリティに溢れた作品。青色と黒色がリアムの中に混在しているけれど、「家族と一緒に暮らす」という事だけは、彼にとって譲れない純粋な望みだったんだ・・・ そんなリアムがラストで「疲れ」を感じているのは、彼が一歩だけ、しかし確実に大人になった証拠かもしれないですね。 【wood】さん 8点(2004-07-04 11:56:18) (良:1票) |
【リーム555】さん 6点(2004-05-12 18:30:10) |
18.家族と一緒の当たり前の暮らし。それを手に入れる為に15歳にして大人のように振る舞うことを余儀なくされたリアムの痛みが辛かった。ほんの少しの運命の違いで、私がリアムだったかもしれない。あるいはピンボールだったかも。大人がしっかりしなくちゃダメだよな、ホントに。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-03-15 14:12:54) |
17.母と一緒に暮らしたい、家族を守りたい主人公、母である前にオンナである母親、母に愛想をつかし憎しみすら抱き、子供を愛する姉、みんな幸せな生活を望んでいるのだけだが、現実にはそんな甘いハッピーエンドなど存在しない。ただ大人の世界には善悪とかだけでは割り切れない社会が存在しているだけ。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2004-02-26 23:57:59) |
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16.やりきれない。リアムは単純に母親と暮らしたかっただけなのに……。ドラッグやナイフや盗みや殺人に覆われているけれども、ここには家族への真摯な愛情が充満している。それはとても心地が良い。しかし、只家族で暮らしたいだけなのに周りからの妨害の所為で、もがき苦しむリアム。先進国の一つである英国にはまだ以前として階層社会があり、そこから抜け出すのはこれほどまでに至難の業なのか。ここまで少年が苦しまなければならないのか。ここではたと思う。そんな悲惨な現状から抜け出すために、犯罪に手を染めるのは悪なのであろうか、と。あまりにも純粋なリアムの行動にそれを糾弾する言葉を私は持たない。――それにしてもこれに引きかえると日本のなんと平和なことか。追記 ビデオじゃなく映画館で観るべきだった。恐るべしケン・ローチ! (ビデオ) 【komati】さん 9点(2004-02-23 22:15:49) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 リアムが最後浜辺で姉と携帯電話で話をしていて、「もうバッテリー切れだよ」というようなセリフを言ったのですが、その言葉がとても印象的でした。リアムはまだ子供なのに強くて、母親と一緒に暮らすためだけに頑張ってきたのに、その緊張の糸がプッツリ切れたような感じでした。救いようのないストーリーでしたが、だけどどこかに希望があるような、リアム頑張れって言いたくなるような、そんな切ない映画でした。 【Mプ】さん 7点(2004-02-14 00:03:13) |
14.こんなに涙が止まらない作品は本当に久しぶりにみた。今のところ何をしてても頭をよぎって痛くなってしまう。こんなに余韻が残る作品も久しぶりだ。はじめの方は、「若者を撮ろうとするとクスリをひきあいにださないといいものができないんだろうか」と思ったけど、リアムはクスリに関わっても純粋だった。むしろそれがひきたって見えた。その矛盾が苦しく思えた。人を衝動で刺す瞬間ていうのはああいうことなんだと、なんかやたら素直に思った。グサとか音しないしね。リアムがんばれ。いい映画観たなぁ。 【らいぜん】さん 9点(2003-12-27 02:45:47) (良:1票) |
13.切なくて痛い。子供は子供なりに大人を見て考えている事がある。確かに10代の人が見て今の環境を考えるきっかけになる映画だと思うけど、それ以上にいい年をした大人が見るべきストーリーだと私は思いました。 【tomomi】さん 8点(2003-12-02 06:54:10) |
12.《ネタバレ》 凄く日本の若者に見て欲しい映画。母親と幸せに暮らすことが夢の少年の姿をみて、普通に家族と暮らしていることに感謝しなきゃとおもった。最後の今日は16歳の誕生日なのに…。って台詞が泣ける…。。 【miha】さん 9点(2003-11-22 01:08:37) |
11.主人公の少年のやさしいもろい心が切なく哀しすぎた。大人しい語り口だがぐんぐん引き込まれる脚本だ。母親は子供に悲しい思いをさせてはいけない…と心底思う。しかし自分の性分に抗えない愚かしいその姿もまた真の姿なんだと思う。どんな状況であろうと強く生きるしかないのがとても切ない。普段着の街並みと抑揚を抑えた話し方は演技とは思えないほどのリアルさだった。このリアルさもまた凄い作品だと思う。 【ひいらぎ】さん 8点(2003-11-20 23:09:12) |
10.ケン・ローチの社会派という評判は聞いていたし、井筒監督が「泣けまっせ。観なさい!」と言ってたし、期待してたんですけど・・・うーん、いい話だったけど、何と言うか、微妙にはぐらかされてしまった感じでした。少し時間を空けて、も一回観てみます。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-11-07 15:02:05) |
9.全く期待しないで観たんですけど、良かったですね。本当に家族を愛してるっていう彼の思いがヒシヒシ伝わってきて、切なかったし心が痛かった。私も色々考えさせられました。それにしても、訛りスゴイなぁ~。 |
8.やっぱりケン・ローチは最高!主人公の願いは真直ぐすぎて、時々苦しかったです。もっとずるくなれよと思いつつ、他の部分では汚さも踏まえて大人過ぎるからよけいに。弱すぎる母親でも、誰の目からみてもダメな母親でも、それでも求めつづけている彼の姿は、あまりにも切ないです。最後の海のシーン、お姉さんの台詞に、少しだけ希望が持てます。本当にいい映画だ。 【mm】さん 10点(2003-05-06 07:07:36) |
7.すごく盛り上がるようなタイプの映画では無いのに、すっごく心に残る。ローチ程イギリスの現実を描けるひとはいない。 【さみー】さん 9点(2003-04-21 21:57:17) (良:1票) |