31.《ネタバレ》 アメリカ人と日本人の平和ボケした感覚とモロッコやメキシコのアウトローな 感覚の違いがよくでています。 日本描写についてですが高校生であるはずのチエコ達のファッションセンスが 中学レベル。東京で生活しててあのファッション感覚はねえだろ。 悩みというかそのレベルも平和だからゆえの悩みこの作品にでてくる女子高生の アホぶりに終始閉口・・・。まったく共感ができない。たとえ作品内でレイプされても 同情さえできなかっただろう。 そしてこの映画アカデミー賞からみで見に来た一般客はまったく理解できないだろうなぁ と思った。事実周りの人は意味分からんと口々に言ってました。 まあ確かにそのはず。この映画課題だけ与えて監督一切答えだしてないもの。 昔だったらこの手の作品は好きだったろうけど今はただひたすら嫌悪感しか 残らない。ただいわんとすることはわからないではないのでこの点数。 【とま】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-03 17:38:51) |
30.アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、アメリカという国に目を凝らし、必死にとらえようとする力強さに溢れています。アメリカという国が持つ混沌は、そのまま世界の混沌にも相通ずるという主張が前提にあるように感じられます。それはアメリカいや白人社会から、監督ご自身や彼の属するヒスパニック社会に対して、長年投げつけられてきた視線や鬱積から生まれ、マイノリティだから達しえた視点が昇華し、今作品に結晶した。本作品には、悟りを開いた僧侶のような静かさ、痛烈な批判でもなく礼賛でもなく、今この瞬間を受け入れようとする監督の心を感じます。鮮烈な映像とカットの連続は、この瞬間も流れてゆく「現代」を切り取りたい捉えたいという監督の心の表れでしょうか。監督の作品は総じて“今この瞬間”という時代性・現実性に非常に重きを置かれています。古代のバベルがバビロニアつまり現イラクに位置するなら、現代のバベルは、そう…世界貿易センターということになります。数千年の歴史を経ても未だ相互不信と争いがあり、武器があり「銃社会」がある。一触即発のストレスの中を現代の我々は、生きているということなのでしょう。そんな中に一発の銃弾が入り込むだけで、人類が営々と築き上げてきた文明は、又は人々の暮らしや人生は、こんなにも脆くも崩れてしまうものなのでしょうか。全てが暗転してしまうかに見えたラストシーン、監督はささやかな光明を描いています。全世界の誰に対しても不幸は突然やって来る、そして人と人とが理解し合える瞬間は、宗教や民族や言語、貧富の差なんて関係のない、それこそ“素っ裸”になったか弱い人間でも生みだせるのですね。ああ、これで少しだけど救われる。この作品には、普遍的テーマを持たせつつも、コンテンポラリーと刺激にあふれているのです。 【BUNYA】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-05-03 13:47:06) |
29.《ネタバレ》 お父さんがお母さんを猟銃で撃ち殺していて、それを娘が刑事に手紙でたれこんだというのなら面白いかも。ロストイントランスレーションに引き続き、また藤井隆! 【はるこり】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-03 09:20:29) |
28.《ネタバレ》 観る前から玄人映画の匂いはしてたんです。私は大衆映画好みの素人映画ファンなんで、ちょっと悩んだのです。でも菊池さんの演技を観たいっていう好奇心で観ました。そして、かなり後悔した。 なぜかっていうと、全体的に意味がわからない。理解不能。何が言いたいの? 際どいシーンもグロテスクなシーンもなんで必要なのか全然わからない。人の欲や本性をさらけ出したかったのか。だから見てて気分が悪いのかもしれない。 でも、それを通して何を伝えたかったのかいまいち伝わってこない。人間の愚かさか?それとも無難に家族愛ですか? ただ銃がたくさんの人を不幸にしてるっていうのは分かった。母親が銃で自殺した日本の家族も、殺人未遂事件を起こしたモロッコの家族も、死にそうになったアメリカの家族も、みんな銃のせい。 でも、それの発端である銃がなんで日本のものなんだろうか。銃社会を批判したいならアメリカの銃にすればいいんじゃないだろうか。日本である設定の理由を問いたい。しかも日本の描写に違和感があって、映画館でなければ映画を見続けることは出来なかったと思う。 【うらわっこ】さん [映画館(字幕)] 2点(2007-05-02 23:52:10) (良:3票) |
27.こういう作品がノミネートされるアカデミーに万歳。 後ろの席は中学生が5人くらいで観に来てたがR15指定にすべき。 【12times】さん [映画館(字幕)] 0点(2007-05-02 23:18:22) (良:2票) |
26.モロッコ→メキシコ→アメリカ(人)→日本の順番で変化している舞台背景や人物設定に注目したい。人の有様とはこういうものだというのを見せて、バベルの末裔の我々人間はどこへ行こうとしているのか?を問いかけているのだと思う。言いたい事はわかるのだけど、あまりに高い所から見下ろしているもんだから、なかなか伝わるものもストレートには伝わってこないのが難点か。わかってくれ!だけでなく、わかってもらうための努力も必要かと。 |
25.《ネタバレ》 そもそも日本人がモロッコでハンティングして自宅で拳銃自殺って・・・ふつう無理でしょ。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-02 20:11:08) |
24.《ネタバレ》 うん、わからん。この映画で伝えたかったことが全く分からん。時間の差を使って話が進んでいくので最初はよく展開が分からなかったけど、だんだんと理解できてきたけど、日本のシークエンスが・・・かなりめちゃくちゃに描かれてますね。それ以前に別に日本じゃなくてもいいんじゃね?日本で未成年の写真をテレビで放送するのはプライバシーの問題とかでタブーなはずなのに外国人なら関係ナシですか。聾唖の設定も最初は口の動きが分かりやすいように喋ってって言ってるのにだんだんとどうでもよくなってますね。脱いだり見せたりする行動がちょっと理解不能な感じでした。これでPG-12っていいの?な気持ちです。長ったらしい名前の監督さんの映画は初めて見たけど、ほかにも似たような映画を作ってるようなのでどうやら自分には合わないようだ。 |
23.《ネタバレ》 遠く離れた国々がある事件の連鎖で繋がっていくというスケールの大きさ、異なる文化・人種のぶつかり合いが生み出す緊迫感で、2時間30分近くの長編ですが長さを感じさせませんでした。 しかし、菊池凛子のアカデミー賞ノミネートで話題になった作品ではありますが、正直「日本編って必要なの?」と思いましたね。何というか、ストーリー的にさほど重要ではないと感じましたし(ていうか、わざわざモロッコまでハンティングしに行く人っているの?)。後は、日本の描写にやや違和感を感じてしまいました(ニュース映像が東京MXテレビだったのは笑いました。何でUHF局・・・)。菊池凛子も体当たり演技でインパクトはあったけど、ちょっとこれでオスカーは・・・・という感じでしたね。まあほとんどのマスコミが具体的な演技内容について深く言及しなかった訳がよくわかりました。そして、何といっても今話題の「ポケモンフラッシュ」(笑)のシーンも見ましたが、確かにあれはキツかったですね。まあ、ニュースを見てなるべく直視しないようにしたので問題はありませんでしたが。 何というか、全体的には映画としてのグレードも高く面白かったんですが、日本編が何というか足を引っ張っているような気がしました。 【TM】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-02 15:28:53) |
22.《ネタバレ》 大変面白く鑑賞できました。1発の銃弾の波紋が広がるように展開する4つのストーリー。それぞれの時間のずれは無視して同時進行で描くことにより物語に引き込まれた。アメリカの夫婦・モロッコの兄弟・日本の親子。異なる言語を持つこれらの人々が最終的に心を通わせる。人と人を結びつけるのは言葉ではなく心なのだと伝わってくる。特にほとんど台詞をもたない菊池凛子の演技は圧巻で、時に無邪気に時に妖艶にチエコを演じきり、その心の叫びが痛いほど伝わってきた。最後の手紙には何が書いてあったのか、知りたい。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-05-02 12:29:20) |
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21.期待していたほどおもしろくない、という意見が多数派のようで、私もそれに一票。ところで、私はこの作品を見て、役所広司が日本を代表する役者に祭り上げられていくのにいよいよ違和感を感じるようになった。あの中途半端な長髪、何かこだわりがある…んでしょうかねえ。髪型のせいだけではないんでしょうが、何の役を演じても同じ人に見える。演技派のようでいて、役の幅がすごく狭い役者のように思えてきた。このままでは第2の田村正和になるんじゃあないかと。それはそれでいいのかもしれませんが。 【しまうま】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-05-02 03:05:12) |
20.各場所でそれぞれの物語が展開して行くという点は、クラッシュに似ていると思うが、本作がクラッシュと違う点は、各物語の関連性が直線的(日本-モロッコ-アメリカ-メキシコ)であり、殆ど物語が単独で展開しているので、ラストになっても“それで?なんだったの?”みたいな感じしか残らない。更にこの監督自身が手がけた21gのように時間軸を微妙にずらしている割にはそれがあまり生きていないように思える!各物語ではそれぞれの俳優が素晴らしい演技をしていると思うが、結局メッセージがあまり伝わってこなかった。 さて本年度アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ一躍時の人となった菊池だが、演技が素晴らしいというより、その度胸に拍手を贈りたい。が、物語中の人物としてはどうでもよい配役だったような気がしてならない。それだけに彼女の頑張りが勿体無いな~と思ってしまう。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-05-01 23:36:44) |
19.流れがムチャクチャなようで自然。変に物語っぽくなっていないのでドキュメンタリーを観ているような感覚だった。臨場感がありすぎる。非常によくできているが、もうちょい強めに「だから結局何なの?」に対する答えをあえて提示してほしかった。これではオスカーがとれなかったのも分かる気がする。 【えいざっく】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-01 19:21:38) |
18.《ネタバレ》 名古屋で気分の悪くなった人がいたそうですね。日本のディスコ(?)の場面でチカチカする事をニュースはとり上げていましたが、単につまんなかったのでは?と私は感じました。 |
17.《ネタバレ》 2時間半近い映画の内容も、4つの場所と時間の出来事をパラレルに進めるストーリーのやり方で見応えがあった。ただ、その4つのストーリーが最終的に一つになるかと言えばそうではなく、あくまででもそれぞれの物語として進んでいく。できれば4つのストーリーが最後で結びついてくれればなと思った。あと、メキシコの甥は後先を考えずに行動しているように見えて、日本の警官はもっと毅然とした態度をとって欲しかったなど、その決断はどうかと思える場面もあって、見ててもどかしかった。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-30 12:32:30) |
16.「言葉」をバラバラにされた不器用で愚かな人間の生む「混乱」。それはすなわち、この“世界”自体のそれに直結する。 鬱積する空気の中で、登場人物たちは、ひたすらにもがき苦しむ。一体、その先に見えるものは何なのだろうか。 この作品が顛末で伝えるものは、「光」なのか「闇」なのか。その答えは、きっと誰にも不確定で揺れ動くものだろう。 それにしても、映画として外国人が外国人を描き出すことは、やはり難しいものなのだろうということを、改めて実感した。 日本人なので、どうしても日本のシーンが気になるのは否めない。この監督の独特の毒々しさというものも多分に影響しているのだろうが、「混沌」ぶりがあまりに常軌を逸している印象を受けた。アカデミー賞にノミネートされた菊池凛子は確かにモノスゴイ演技をしていたと思うが、女子高生役というのは無理があった気がする。体を張った演技が必要だっただけに尚更にそう思ってしまった。(まあ外国人には日本人は総じて幼く見えるらしいから問題なかったのだろうが) グローバルな人間の本質を描き出すテーマ性は、濃厚だったと思う。 が、全体的に毒々しすぎるというか、“おぞましさ”みたいなものを必要以上に感じさせる映画だったとも思う。 それこそこの映画で監督が伝え描きたかった部分なのだろうが、観客にとっての“不快感”に達するかどうかは微妙なラインだろう。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-04-30 01:28:57) (良:1票) |
★15.《ネタバレ》 Babelという題がヒューマンな教訓的映画であるこの作品にSF的ファンタジック的超常現象的なものを期待する人が映画館に来てしまう結果のこの平均点なのだと思います。 映画宣伝もそういう情報与えないでいるは意図的でありますね。 しかし、いかにもヒューマンで私たち全ての者はつながって関連があるのに皆孤独で交わろうとしない。 かなりクラッシュに似てると思いました。 そこにバベルって付けるからややこしいのであって、人間というカテゴリ1つで考えたら皆人の気持ちを理解できるのにというのが主題な気がします。 実は現実の私達もカメラがついて来ないだけでこのような影響を与え合って生きている。だからこれを特段変わった珍しい事と皆感じないので、さらっと見れるんだと思います。そこは悪くないと思った。無理やりこじつけ入らずに自然に見せているのは。 多分、アメリカもメキシコもモロッコもある程度世界的に知られている内容で描かれていて、日本だけがかなり外国人には異様に映るのだと思います。だからこれを日本人が見ても山場をあまり感じなく日本の場面が要らないように感じてしまうのだと推測します。今の日本は外国から見たらかなり異様で興味が沸く結果こうなったのじゃないですかね。ラストシーンの日本のタワーマンションの引きの画と坂本龍一の音楽はそれを象徴している感じがします。娯楽感を求めている人にはちょっと合わないかも。 【森のpoohさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-30 01:04:10) |
14.《ネタバレ》 帰ったらすぐアモーレス・ぺロスが見たくなった。そう思ってしまうほどこの作品、なんもかんもが汚すぎる。アモーレスみたいな、悲壮感の中にある美しさというのが感じられず、ただただ汚さばっかりが印象に残った。寄りすぎの役者の顔、チエコのおっぴろげ(孤独感を出そうってのは分かるけどさぁ)にチエコのブサイク友人(チエコの男を横取りできるっていう説得力ナシ)、てんかんになりそうなディスコと本当に気持ち悪くなった。悲劇的結末を迎えるモロッコ親子とかは物凄く好きだったんだけど、日本の描写は違和感ありすぎ(必要ないとはいわない)。DVDの売り上げも観客動員も大きな収入源なんだから、もうちょっと日本の文化調査くらいしましょうや。なんですか、ゲーセンの筐体でPS2のコントローラ握ってるってのは。。。ガエルガルシアベルナルが銃を隠し持ってたのとか、チエコが刑事に渡した手紙といった伏線をほったらかしにするのも俺的には×。観客に下駄預けすぎでしょ。テーマが良くてそれが伝わってくる脚本だったのに、まったくもって惜しいなぁと思うです。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-04-30 00:21:04) |
13.《ネタバレ》 彼女と観ていたので、モロッコの少年が自慰を始めた時は、なんか気まずかった…。 【しまうまん】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-04-30 00:16:30) |
12.もうすこし短くてもいいかと思いました。菊池凛子さんの役、他人に受け入れてほしいという気持ちが痛かった。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-04-30 00:00:31) |