36.《ネタバレ》 誰も愛せない男。 自分自身さえも。 定住できず、すぐに逃げ出す。 何が原因なんだろう? 生い立ちか? いずれにせよ、悲しい男の物語。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-12 22:44:47) |
35.《ネタバレ》 才能をもっているが、自分を大事にできないために、逃げ回っている男の話。旅の途中、拾う二人の女性のおしゃべりが印象的だ。汚れをまき散らす社会から逃げてるというこのヒッピーたちのおしゃべりが、後になって、ニコルソンが真面目な芸術家一家の実家に帰って、段々と彼の存在のために家族が汚れていく様相の伏線になってる。そこでニコルソンは自分のいるところはどこにもないと狼狽する。(実際はカレンブラックという恋人がそばにいるのに!)最後の男の寂しさをあらわすかのような、どうしようもなさを感じさせる逃避のシーンがニューシネマの魅力なのだが、それにしても哀しすぎる。 無名だがスーザンアンスパッチという女優が好きだ。実家でニコルソンが好意を寄せる女性。彼女の「ランニング」とか「ナッシュビル」とか出演作は少ないものの、いい存在感を出してる女性だ。彼女の存在でとりあえず映画の体をなしてるような感じも受ける。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2017-06-24 13:58:58) |
34.《ネタバレ》 責任逃れの人生だ。ジャック・ニコルソンは父の死と彼女の妊娠という覆しようのない事実から徹底的に逃げようとする。そのための浮気がこの時代の映画で成功するわけもなく、当たり前のように絶望して去っていく。どうせ死ぬまでこれの繰り返しだよ! 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-12-11 02:28:26) |
33.《ネタバレ》 まぁニューシネマらしい、なんにもない展開ってやつですかな? まぁそういいつつピアノを弾きながら車に乗ってっちゃうとことか面白いよね。ただごつい顔のジャック・ニコルソンが音楽一家の息子というのはちょっと違和感&投げっぱなしなエンディングもらしいといえばらしい。カレン・ブラックの可憐なお姿を拝見できたので良かったと致しマスハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-09 10:34:44) |
32.アメリカンニューシネマが好きで好きで溜まらない人には、こんな映画でも満足するかもしれないが、登場人物を投げやりにするのが、当時の若者の姿というのは、大きな勘違いのような気がする。 主役をジャック・ニコルソンが演じて客を集めたような、そんな計算が見え隠れする。 主人公の心境が本編を観ただけで、全ての人に伝わるのか疑問。疑問が続くから、ラストもなんだかわからない人、私だけではないはずとても不完全燃焼に終わった作品だった。来年の今頃は忘れていると思う。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-03-08 17:45:00) |
31.賢くは生きれない、ヒッピーみたいなバカにもなれない、逃げるのはおりるのとは違うんだよ、夢も希望も無くてもそれでも何かある気がするんだよ、たぶんそれって痛くて哀しいけど。 |
30.《ネタバレ》 前半はかなりかったるかった。うんざりしている日々を、そのままうんざりさせて描くんだ。実家に帰ってからが面白くなる。カレン・ブラックが家にやってくるあたりの雰囲気がいいね。別に軽蔑とかそういうことじゃなく、まったく世界が違うってことかな。ただとにかくうんざりなんだ、っていう気持ち。ドロップアウトって言えばそれまでなんだけど、それがもう必然というふうに説得力を持っているのが強み。渋滞のトラックの荷台でピアノを弾きつつ別の道へ曲がっていってしまう、なんてシーンがあった。アラスカは清潔だから行く、と言うヒッピーをやや離れて風刺的に見ている。チキンサンドのチキン抜き、という頑固さ。おそらく今までのアメリカ映画なら、堅苦しい音楽家の家庭から自由になったことを単純に謳歌して、それが結論になったんだろうが、それだけではない人生も描けなくちゃならぬ、と思い始めた時期だったんでしょうね。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-03 10:11:24) |
29.普通なら本作のジャック・ニコルソンのように、ここまで徹底して目の前にある仕事や責任や現実を放り出して逃げ続けようとは思わない。ラスト近くに父に語りかけるシーンで「また俺はここから逃げ出すよ」と言いたげな彼。その通りにまた彼は逃げ出していく。本作の彼の心情は分かるが、無責任極まりない行動には全く共感できない。終始彼のそんな言動が続き、鑑賞後は何か疲れた気分になりました。結局は何も解決していない映画のように思えるのですが、ジャック・ニコルソンの素晴らしい演技は十分に堪能できる作品です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-10-30 16:08:06) |
28.なーんもおもしろくねー。ラストとトーストのところはよかった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-02-26 11:30:33) |
27.《ネタバレ》 青春ものとして生きることに価値を見出せず苦労する姿は多少なりとも共感できるが、主人公が勝手すぎるし、心理描写があるようでない。意味深なシーンもあるが、内容自体がそれほど面白くない。これもニューシネマの一つだが、大した作品ではない。それにタイトルのファイブはfiveじゃなくfaveだと言うことを見終わってから知った。ずっと5つにはどんな意味があるかを考えながら見てたのに。誤解を招くような邦題を付けないで欲しい。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-10-19 22:57:50) |
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26.なんか今でも十分通用するようなストーリー。最近でも自分の存在を示したくて人を殺した、とか聞くしこの映画のジャック・ニコルソンはそんな行動を起こす人よりかはよっぽどマシかと。でもジャックはムカツク役がなぜか似合ってるのである意味ハマリ役な感じがします。彼の気持ちを察しできるかできないか、は人によって違うけれども少なくとも今の自分と彼の立場が似てるような感じがしてたまらん。。。。 |
25.《ネタバレ》 アメリカン・ニューシネマの傑作と言われて見たけれど、実はあまりよくわからなかったというのが正直なところ。ただ、この作品のカレン・ブラックは最高です! 彼女がジャックの実家に押しかけて、ちやほやされている間に「素」が出てしまうなんてところは演技とは思えないリアルさ。たとえ男に捨てられても、彼女なら3日もすれば、そんなこともあったで済んでしまうことでしょう。そして、あまりにも有名な「チキン・サラダ・サンドイッチ」のシーン、私、あのウエイトレスの気持ちもわかるような気がしますが・・・ 【バロン】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-27 17:00:38) |
24.《ネタバレ》 現実逃避をする気持ちはよくわかる。 押し付けられた環境を破壊したくなるのもわかる。 しかしだ、 共感はするけれども応援しようとはおもわない。 音楽の才能と環境があるならそれを活かせばいいじゃないか。 それがいやなら、肉体労働に汗するのもいいだろう。 最低限付き合ってる女には、嘘でもやさしくできるだろ? おまえは俺か? 【虎尾】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-06-09 22:36:22) |
23.観賞後、残念ながら素直な感動は起こりませんでした。カレン・ブラック、ビリー・グリーン・ブッシュなど、昔活躍した俳優陣に出会えます。主人公の自己中心的で無責任な行動に、今この映画を見て、どれほどの人が共感できるか、疑問に思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-12 09:02:41) |
22.カレン・ブラックが最高でした。品のない、どちらかというと蓮っ葉な感じの顔、ケバイ雰囲気、そして全く似合わないブリッコの役。こういう役をさりげなくできるのは彼女しかいない!大好きです。タミー・ワイネットの音楽もはまりすぎです。ストーリーは当時の時代性を色濃くでていて、行き場のないジャック・ニコルソンの「さすらい続けたいんじゃない。いる場所から逃げ続けているんだ」というセリフを聴いて、誰もがそういう時代だったなあとしみじみ思います。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-17 17:27:32) |
21.物語にいまひとつ感情移入できなかったのはテンポが悪かっったからかな。主人公の彼女は一緒にいたくないタイプですね。空気が読めないので次に何を言い出すかこっちがハラハラしてしまう。主人公のやるせない気持ちはなんとなくわかりますね。ま、私は良いお家の出でもないし、何の才能もないロクデナシですが。 【およこ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-01 21:26:34) |
20.アメリカン・ニューシネマの一作。確かに主要なテーマは「明日に向かって撃て」や「俺たちに明日はない」にも共通する。しかし違いもある。主人公は美しく散っていくこともなければ、「イージー・ライダー」(恥ずかしながら未見)の2人のように無残に死んでいくこともない。主人公は油田で働く労働者。ガールフンレンドはシンガー志望のウェイトレス。音楽一家の育ちらしいことが示唆されるが、彼女のかけるポップソングのレコードに嫌悪感を隠さない。トラックの荷台でピアノを弾きながらハイウェイの横道へ逸れて行くシーンは、その後のストーリーを暗示しているようで印象的だ。エコロジストのレズ、フェミニストなどが時代を感じさせるが、彼が彼らと相容れるはずもない。クラシック一家に戻ることもできない。行き場も無く心を通わせることのできる仲間もいない。しかし誰が悪いわけでも間違っているわけでもない。彼の行動は容認できないが、結局そういう生き方しかできないのが切なくもあり悲しくもある。全てのシーンが象徴的かつ美しく時代を鮮やかに切り取ってみせている。そして若者にとっては普遍的なテーマかもしれない。特に現代の日本では。名作。 【わいえす】さん 9点(2005-01-02 00:54:44) |
★19.なんか難しい映画ですね~ ニコルソンの緻密な演技がやっぱ素晴らしいです。ただ、純粋に映画としてはイマイチでした。少し入っていきにくかった…でも、ニコルソンの凄さと感慨深い内容はなかなか見事なものがありました。見るタイミングを選ぶ映画でもあるかな?! |
18.最後ああやっていなくなるのが、一番良い。ジャックニコルソン必死のショパンのプレリュードが余りに下手なのでマイナス1点。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-10-24 00:33:00) (笑:1票) |
17.うーん、どうでしょう。恥ずかしながら、私もボビー(ジャック・ニコルソン)のように、学歴の割には、素直に胸を張れない仕事をしています。しかし、彼の焦燥感は頭ではわかっても、共感までには届きません。彼の責任感を放棄する態度や、自覚しながらも逃避を続ける生活に、どうしても違和感を覚えてしまいます。本作のような映画は、主人公へのシンクロ度がそのまま評価に反映するので、私には5点が妥当でしょう。最後にひとつ。この奇妙なタイトル、ピアノの初級教本の名前から来ているとか・・・。 【円盤人】さん 5点(2004-09-24 01:41:00) |