1.最近だと、よくアダム・サンドラーなんかが「善良だけど、どこか世間に馴染めない男」を主人公にしたコメディをやってるけど、その源流はハロルド・ロイドなのかもしれないな。この作品、今観ても古びてないほどギャグが洗練されているだけでなく、例えばロイドがならず者を追いかけるのに農耕馬にまたがったり、捕らえたならず者を乳母車に乗せたり、などの細かいウィットが実に効いています。尚且つ、クライマックスでロイドが恋のライバルと壮絶な決闘をするシーンはあの名作「帰ってきたドラえもん」に於ける、殴られても殴られてもジャイアンに挑むのび太を彷彿(ほうふつ)とさせて、泣ける泣ける・・・って、ん?待てよ。確か藤子不二雄(A・F氏)も、手塚治虫先生と同じく、沢山の映画を観て、自分の作品に反映させていたハズ。ということは・・・そうか!のび太のモデルはロイドだったのか!そうだ、そうに違いない、これからはそういうことにしておこう(これぞぐるぐる流弁論術秘伝“言ったモン勝ち”!)。そぉか~、そぉだったのかあ・・・しかしこっちののび太君、ちゃっかりしずかちゃん、つまりミルドレッド・デイビスを(実生活でも)モノにしちゃってるんだよなあ・・・何か、段々腹立ってきた。こぉんにゃろぉ、のび太のクセに、生意気だぞぉ!・・・お後が、宜しい様で。