夕凪の街 桜の国のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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夕凪の街 桜の国

[ユウナギノマチサクラノクニ]
2007年上映時間:118分
平均点:6.32 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-07-28)
ドラマ戦争もの漫画の映画化
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タイトル情報更新(2024-11-09)【イニシャルK】さん
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監督佐々部清
キャスト田中麗奈(女優)石川七波
麻生久美子(女優)平野皆実
藤村志保(女優)平野フジミ
堺正章(男優)石川旭(平成十九年)
吉沢悠(男優)打越豊(昭和三十三年)
伊崎充則(男優)石川旭(昭和三十三年)
中越典子(女優)利根東子
金井勇太(男優)石川凪生(平成十九年)
井之脇海(男優)石川凪生(平成二年)
田山涼成(男優)打越豊(平成十九年)
粟田麗(女優)石川京花
三村恭代(女優)
桂亜沙美(女優)
原作こうの史代「夕凪の街 桜の国」(双葉社刊)
脚本国井桂
佐々部清
音楽村松崇継
内田奈織(ハープ演奏)
作曲山田耕筰「赤とんぼ」
挿入曲プリンセス・プリンセス「Diamonds」
撮影坂江正明
製作松下順一
アートポート(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
SEGA(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
東北新社(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
読売テレビ(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
双葉社(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
読売新聞社(大阪読売)(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
西垣慎一郎(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
中島かずき(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)(名義「中島一基」)
二宮清隆(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
臼井正明【プロデューサー】(「夕凪の街 桜の国」製作委員会)
企画加藤東司(企画プロデュース)
プロデューサー臼井正明【プロデューサー】
米山紳
配給アートポート
美術若松孝市
赤松陽構造(題字)
照明渡辺三雄
その他アートポート(宣伝)
文化庁(支援)
双葉社(双葉社創立60周年記念事業)
読売テレビ(読売テレビ開局50年記念企画映画)
あらすじ
皆実は広島で被爆、父と妹を失い、弟は疎開先の親戚の養子となり、今は母とふたりで細々と生活していた。やがて訪れる小さな幸せ。しかし、運命は残酷だった…。そして時代は平成に。父と弟と3人で暮らす七波。最近、父の奇行が気になっていた彼女は、ある日尾行を決意する。その先で彼女が知る真実とは…。広島の原爆による悲劇を時間を追って描く、切なくも心温まるドラマ。こうの史代による原作は、第8回メディア芸術祭・マンガ部門を受賞。
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123
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7.《ネタバレ》 ま、佐々部清のオリジナルシナリオ作品にくらべればちゃんとしてますけど、この人これが限界なんでしょうね。歌謡曲の使いかたメチャうまいだけにいつももったいない気がしてます。というか、彼を監督にして映画化ってことは制作側が観客のレベルを低く設定してるんじゃないかと勘ぐりたくなります。ただ千田町ってフレーズは学校と原爆病院思い出して結構刺さってくるものがありましたね。あの街で高校時代3年間を過ごし、三角州部分はいつも自転車で走り回ってましたから。原作も2年前に読んでましたが、あの静謐な、そして読み手の感情にさざなみのように入り込んでくる表現を越えることは無理だってわかってますけど、これはないよね。でも、これを契機に原作読んでもらえればって思うから5点。写真の中の皆実(この字当てたってすごいよな)=麻生久美子だけは10点。なお、昭和47年には在日の人たちが住む一画を除いて、基町のバラックなくなって高層の市営アパートに変わってたはずですけど? その後市民球場の横にバスセンター&そごう、向こう側に郵便貯金ホールができたと記憶してますが… そうそう今時期の夕方ってクソ暑いんだよね、広島って。
shintaxさん [映画館(邦画)] 5点(2007-08-16 15:47:45)
6.《ネタバレ》 作品そのものが訴えようとしているメッセージやこの作品のテーマそのものはとても大切なことであり、原爆の被害を受けた唯一の国に生きる者としては決して忘れてはならないことだと改めて感じる。ただ、映画としては面白くない。くどいというか、説教臭いというか、台詞やナレーションを始め、演出や美術、小道具など、多くのことがあまりにもストレートにぶつけられ過ぎて正直退屈だった。作品としては素晴らしいことは言っているのだが、映画としての魅力、面白さはさっぱりだった。
ボビーさん [映画館(邦画)] 5点(2007-08-14 02:25:57)
5.《ネタバレ》  原作、映画ともに新しい角度で原爆の問題、戦争の問題を語っています。
この映画では、俳優の表情が良かった。では、俳優の表情が良かった。
田中麗奈は難しい立場の役をの好演したと思います。麻生久美子も大役をよく演じ成長を感じた。周辺の俳優陣もすばらしい。吉沢悠も中々よかったです。七波の母役も子役とあれは同一??似てたぞ。
 堺マチャアキが広島の知人を訪ねて回る後ろ姿は印象的でした。
 私は、10歳のころ、父の故郷である広島へ旅行しました。そのときに
見た原爆資料館での体験は衝撃的なものでした。子供心に戦争は二度と起こして
はいけないと思った。桜の国ではじめて資料館を見た東子がショックを受けるの
もよく分かり涙が出ました。
 原爆投下後、父の友人らのうち、救出活動で広島市内に向かった方々もいたそうで、彼らも同じように被爆者となり、後々原爆症で亡くなったり苦しんだと聞きました。
 また先日図書館で、早乙女勝元さんの母と子で見るシリーズの「第五福竜丸」
を読みました。この事件も広島長崎の再来なんでしょう。痛ましい事実が多くの
写真とともに掲載されており、時間とともに亡くなっていった船員らが皆実やそ
の母と重なりました。
 アメリカや世界は、どんなに恐ろしいことをしていることに気付いていなかっ
たのです。今もそうかもしれない。
ボビーKさん [映画館(邦画)] 9点(2007-08-07 21:15:30)
4.《ネタバレ》  正直、原作があまりにも素晴らしい作品だったので、映画化されると聞いたときはちょっと不安がありましたが、まずまずの出来だと思います。何というか、佐々部監督の昭和を感じさせる作風がこの作品とうまく合っているような気がします。
 まあ、原作でもそうでしたが、やはりこの作品でも「夕凪の街」の皆実のモノローグが本当にやるせなくて、胸に突き刺さってきますね・・・・。麻生久美子の演技も良かったです。
 
 しかし、まだまだ原爆の問題というのは終わってはいないということを痛感しました。「仕方なかった」とかとんでもないことをのたまったどこぞやの大臣みたいにこの問題を総括するのは誇張ではなく100年早いですね。

 原爆のような非人道的な兵器の犠牲者が今後出てこないことを願うとともに、広島・長崎の原爆で犠牲になった方々のご冥福を心からお祈りいたします。
TMさん [映画館(邦画)] 8点(2007-08-04 16:31:25)
3.《ネタバレ》 映画化して欲しくなかったマンガですが、映画になった以上は前向きに、なるべく多くの人に見て貰いたい物語だよね、と思っていたものの・・・実際に見たら、この映画を見るくらいなら原作買って読みなさい!と強く言いたい状態になってしまいました。この監督や脚本家や作曲家は、あの原作を読んで、そんなにもクサ~い感傷たっぷりのイメージしか湧いてこなかったんでしょうかねぇ? 原作が大切に大切に描いていた事を、この映画は無神経に破壊しまくります。反核をこんなにも声高に叫んだりはしてないでしょ? さりげなく描かれていた事柄をどうだ!と言わんばかりに大袈裟に取り上げてますし(髪飾りが最たるものですし、旭が打越に会うシーンなんて、読んでて気付かない人は気付かないままでいいという描き方だったのに)、あえて被爆者をシンボリックに描いていたのに、直接写真を見せてしまったり、重要な「空白」をスルーしてしまったりと散々。物語全体は明るい日常を描いていて、その中にふと闇が射したり人を振り返ってみたり、という原作の構造をまるっきり無視して最初から最後までああ悲しい、ああ感動したと大騒ぎな映画。いや、この監督に決定した時点で嫌な予感はしてたんですが(100人の映画監督がいたら、99番目に相応しい程度の人だし)、この人の余計な反戦意識だとか、どうにもならないクサさだとかがモロに出てしまっていて嫌な予感的中。1つだけ、これだけはどうしても言いたいのは、この物語の中のいちばん重要な部分って「確かにこの二人を選んで生まれて来ようと決めたのだ」のところだと思うんですが、違います? そこがこの映画ではちゃんと重要になってました? やっぱり映画化なんかしなければ良かったのに。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 3点(2007-07-28 21:14:49)(良:2票)
2.《ネタバレ》 感涙、前半。泣かせていただきました。広島に落ちた原爆の被害がまだ続いていることを、人間の絆に絡めて切なく描いていました。 二部構成は良かったのですが、「桜の国」になると表現がまわりくどくなった。現代を描くのは少々拙かったかも。「夕凪の街」では、役が生きていたが、「桜の国」では役者が勝ってしまって役柄が感じ取れなかった。堺正章のミスキャストには私も賛成・・(ついでに中越典子も)。これなら、時系列で素直にそのまま進んだほうが良かったかも。それでも、この映画の志、誠実さ、ひた向きさは心に残るものがたくさんあります。麻生久美子(名演!美声!)の平野皆実が、神様のように全てを包み込んでいる感じがしました。
チューンさん [試写会(邦画)] 7点(2007-07-07 19:28:24)
1.《ネタバレ》 過去広島編『夕凪の街』と現代編『桜の国』二部構成の映画ですが、断然『夕凪の街』が良いですね、これは。というより『夕凪の街』チーム(←麻生久美子・吉沢悠好演!)がせっかく稼いだ大量得点を、『桜の国』陣がぶち壊しにしてしまったという印象。『桜の国』の田中麗奈と中越典子の、延々と続くダラダラしたつまらん会話なんぞ聞くに耐えん。ラブホテルのシーンとか特に酷い。これはこの二女優が悪いんではなく、脚本がいけないんだと思います。田中麗奈が父親(堺正章←ミスキャスト)の後を尾行するしょっぱなのシーンから、演出自体もなんだかギクシャクしてるし。・・・う~ん、これもう少し、何とかならんかったもんかなあ・・・。この二編、なんだかそれぞれ別の監督が撮ってつなぎ合わせたみたいなんだもん。それにしても麻生久美子っていい女優さんですね。生も死も全て受け入れたこの女性の、儚げな微笑みが本当に切なかったです。
放浪紳士チャーリーさん [試写会(邦画)] 4点(2007-07-06 11:27:27)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 6.32点
012.13%
100.00%
200.00%
324.26%
424.26%
51021.28%
61225.53%
7714.89%
8612.77%
9612.77%
1012.13%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review6人
2 ストーリー評価 6.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.83点 Review6人
4 音楽評価 6.60点 Review5人
5 感泣評価 7.16点 Review6人
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