大海獣ビヒモスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 タ行
 > 大海獣ビヒモスの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

大海獣ビヒモス

[ダイカイジュウビヒモス]
BEHEMOTH, THE SEA MONSTER
(THE GIANT BEHEMOTH)
1959年上映時間:79分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
SFモノクロ映画パニックものモンスター映画
新規登録(2008-12-16)【なにわ君】さん
タイトル情報更新(2010-11-16)【S&S】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ユージン・ローリー
ダグラス・ヒコックス
キャストジーン・エヴァンス[男優](男優)スティーヴ・カーンズ
アンドレ・モレル(男優)ジェームズ・ビックフォード教授
ジャック・マッゴーラン(男優)サンプソン博士
脚本ユージン・ローリー
撮影デズモンド・デイヴィス(撮影&カメラ・オペレーター)
ケン・ホッジス
特撮ウィリス・H・オブライエン
ピート・ピーターソン〔特撮〕
美術ユージン・ローリー(プロダクションデザイン)
録音リチャード・マーデン(サウンド・エディター)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.《ネタバレ》 放射能怪獣が大都市を襲うパターンは「原子怪獣現わる」(1953)と同じだが、前回からここまでの間に“放射能は怖い”という認識に至ったらしいのは著しい進歩である。食物連鎖をもとにした説明はゴジラにもなかった説得力があり、また怪獣の死体を「核廃棄物として安全に処理」する必要があると思っていたのもまともな感覚である(実際はそうでもなかったが)。最後はゴジラ並みに“最後の一匹だとは思えない”的な終わり方になっており、核の時代に警鐘を鳴らす形には一応なっていた。
またこの映画でも怪獣が出現するのは遅いが、その間のドラマ部分にあまり退屈しなかったのは大違いだった。積極派と慎重派の学者がある程度の緊張感を持ちながら、結構まともに見える検証を通じてともに怪獣の存在を確信するに至り、それを軍当局に通報したことで速やかに対策が始まるというのが理性的で、これはさすがイギリス人だとか思ってしまう。また放射能カレイ(日本なら放射能マグロ)が発見された時点で、慎重派の学者は市場に出ないよう関係機関に通報し、積極派の学者は原因究明に当たっていたのもそれぞれの個性を生かした分担で現実味があった。トロール船の船長と学者の会話もなかなか気の利いた感じで面白い。
ただし出て来た怪獣は基本が恐竜なので姿形に面白味がない。それでも何か武器を持たせなければならないと思ったのか電気ウナギからネタを借りたようだが、実際それで攻撃する際の効果音が極めて間抜けである。それでもやっとロンドンに上陸した後はそれなりの迫力があり、川岸からぬっと上がって迫って来るとか、お決まりの高電圧線の接触場面など面白く見せようとしているところもある。パニック描写としてはエキストラ然とした人々がとにかく走る場面が多かったが、街角で怪獣を見た老人が口をあけたまま固まってしまい、その後のポワポワ攻撃でやられてしまったのは気の毒だが笑ってしまった。
なお途中で出た古生物学者は低身長で威厳はないがユーモラスで、これから第三の中心人物として活躍するのかと思ったらすぐ退場してしまったのは残念だった。制作側としては、もし恐竜が生き残っていたらという子どもらしい夢を、この人物を通じて語らせようという思いがあったように思われる。日本のゴジラも出発点は恐竜ながら、その後は普通一般の生物を超越した存在になっていったのとは対照的である。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 5点(2016-09-17 19:59:36)
1.オブライエン特撮最後の作品。なのに一般的な評判は悪い映画。日本ではソフト化されてないので、正確には邦題はない。色々調べてみるとこの邦題が便宜上つけられてるみたいなので採用しました。他にも巨獣ビヒモスや海の怪獣ビヒモスなどと言われることもあります。ちなみにビヒモスとは伝説上の海の怪物のこと。ベヘモスと言われることも。で、評判の方は、怪獣のストップモーション動きが悪い、物語が「原子怪獣現わる」の焼きまわし、なのにドラマ部分が長くなかなか姿を見せない怪獣(はじまって50分くらいでようやく全体をみせて暴れる)でイマイチ、怪獣のデザインもこれといって特徴がなく(ネッシーな感じ)悪い、オブライエン年とったな~っと散々ないわれよう。だからまったく期待せずに観ました。ところが、なんか、ごめん、原子怪獣よりも俺的にはおもろかった。無理のない物語なので(悪くいえばありきたり)、素直に映画にのめりこめたし体から放射能をたまに放出しケロイド状態になる人々の表現とか、逃げる人がこけるとそれをふみつけ逃げる人々の表現とかパニック感もなかなか迫力あってもえる。同じシーンの使いまわしも多く予算上あまり街は破壊しないけど、なんか街で暴れてる怪獣って雰囲気があってあまり気にならんかった。人との合成シーンもちゃんとあるし、その出来もひどいってほどじゃない。怪獣が海中を泳ぐとゆう珍しいシーンなんかもある。前半のドラマ部分の長さも盛り上げ方がよかったからか、そんなに退屈じゃなかったです。ゴジラとかロスト・ワールドを意識(マネ)したシーンも多くて、そーゆうのを見つける楽しみもありました。オチも、怪獣映画にありがちだが、なんか不気味でいいわ~。主役の博士ががんばりすぎてる感もあるけど、これそんなにひどい出来におもえなかったです。
なにわ君さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-12-17 00:38:26)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS