114.つかこうへい原作、京都撮影所を舞台にした人情劇。大袈裟で派手な演出、 風間杜夫演じる銀ちゃんがステレオタイプの自己中人間と、暑苦しいほど人情劇らしい内容だが、 それも計算のうえなのか、大一番の見せ所、オチも効いていて、シナリオの出来がとてもいい。 テーマ曲も作品の内容にぴったり合っていた。日本人なら楽しめるだろう、邦画らしい邦画。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2012-07-05 01:25:30) |
113.全体的にハイテンションでどの登場人物にも共感できずおいてきぼりを食らったが、ラストにあんな演出をされたら色々と許さざるを得ない。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-04 16:52:48) |
112.《ネタバレ》 最後の撮影にヤスが臨むシークエンス、完全にこれはヤクザの下っ端が単身で殴り込みに行くノリの作り方ではないの。そのたった1つのシーンに作品の全部を持っていく仰々しい執念深さに脱帽です。俳優陣のわざとらしいテンションの高さには少々辟易しましたが、そうでもしないと、わずか2分間の登場でとてつもなく格好良かった志穂美悦子に食われちゃうもんな・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-03 01:29:04) |
111.《ネタバレ》 人間の心や気持ちをありきたりの価値観で決めつける愚は犯したくないから、「暴力」を媒体として成り立つ人と人の気持ちの結びつきがあるかもしれないことは否定しない。だけど邦画にあまり多くないですか?この手の「暴力肯定」。たとえ、実際にあるものとしてもわざわざ映画の題材にしてまで称賛、肯定するべきものじゃないと思う。 この映画を見てる間ずっと耳元で、DV夫、パワハラ上司の「な、俺もこの映画と一緒でお前のことを愛している、思ってるからついつい手が出るんだよ。殴る俺もつらいんだよ」みたいな傲慢な言葉が聞こえてくるようで実に不愉快な時間でした。 でも、駄目ですね。この種の暴力を何気に「日本の古き良き義理人情」みたいにしか受け止められない人がかなりいるようで。 そんな人間が自分の伴侶、上司、教師だったら実に不幸だと思う。 あと、この映画を映画を愛する人によって作られた映画みたいに表現するむきもあるけれど、あほらしくてまともに論ずる気にもなれない。 皆さん、実際にこの映画の中で撮影されてる「新撰組」見たいと思います?映画の内容よりも、自分が目立つことにしか気持ちがない主演男優たち、大げさなアクションシーンをとれば名作だと思ってる監督、おそらく退屈極まりない愚作になるのでは。 こんな不真面目な姿を映画を愛する姿とか言ってほしくない。「キネマの天地」の映画作りに対する真摯さとは比べ物にならない。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-05-02 16:30:41) |
110.《ネタバレ》 82年製作ということもありコメディ演出、音楽等、若干古さは否めない。 がストーリーが良い。 特に小夏がヤスに心惹かれていくあたりから急激に面白くなる。 そして松坂景子が急激に綺麗になる。 なんで銀四郎に惹かれたんだ?という疑問は最後まで消えないが、小夏とヤスとの成就を願わずにはいられない。 実家の風呂場のシーンが心に残る。そこでの小夏が綺麗すぎる。 そして大きな谷があって最後のクライマックス。エンディング。 撮影所を舞台にした映画しかできない、いやこの映画のラストはこれ以外にはあり得ないと思ってしまったくらい、「やられた」感があった。 余談だが、JACトリオのシーン、カッコよすぎて本編が見たいぞ! 【kosuke】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-02 00:20:21) |
★109.登場人物全員が馬鹿、でも馬鹿は馬鹿でも愛すべき馬鹿達なんでしょうね。何度見てもいいな。 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-04-29 14:57:39) |
108.時代設定はリアルタイムの1982年なんだろうけど、明らかに邦画全盛時代を意識している(汐路章のエピソードが基だから当たり前か)。松竹映画でありながら、スターと大部屋俳優の明確な上下関係を必要とするため、スターシステムで有名な東映を舞台にしているのも面白い。そんな古き良き時代(と言っちゃっていいものか…)を思わせる映画界に生きる大部屋俳優ヤス。そのエネルギッシュな生き方はおかしくも悲しいものだ。映画はスターだけでは成り立たない。普段、日の当たらない端役を輝かせたこの作品に映画好きの端くれとして低い点は付けられないって気分。そして意表を突いたラストシーンに+1点。この頃の松坂慶子は魅力的。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-04-26 00:31:00) |
107.《ネタバレ》 子供の時に見て最後の階段落ちから這い上がるシーンですごく感動して涙が止まらなかったのを覚えている。あの感動をもう 一度と、レンタルで見たが、やはり同じシーンで嗚咽が出るほど泣いてしまった。 ただ、どうしてヤスがそこまで銀ちゃんに惚れ込んでいるのか、なぜ、小夏に対して素直に愛情を注げないのか、そのへんが2回目みた今回もいまいち釈然とせず、少々不満の残る出来ではある。 また、細かいことだが、ラストで実は「これも映画だったんだよ」と言う感じで、スタッフ全員が出てくるというオチはやめたほうがよかった。結局はこのお話もすべて作りごとで、みんな演技だったんだよ、と言われたらせっかくの感動も思い入れも消し飛ぶ。見終わった時感動の余韻がなくなってしまう。 【椎名みかん】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-03 18:10:30) |
106.笑いと涙、義理と人情があり、すべての要素が詰まった映画。大部屋役者を主役に置き、映画の世界の表と裏をリアルにそしてコミカルに描く。初めは何と大げさな映画かとも思ったが、その大げさな演技やシーンこそが命、これは作られた映画の世界を見せる映画なのだから・・・。世界に「ニュー・シネマ・パラダイス」あれば、日本に「蒲田行進曲」ありと言えるくらいの邦画史上に残る名作だと思う。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 10点(2012-02-26 22:02:04) |
105.平田満の演技と松坂慶子の可愛さにやられました。 【noji】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-12-23 01:09:29) |
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104.《ネタバレ》 すごくバカで純粋で優しい。でちょっと悲しい男たち。妙に大げさな演技は溢れんばかりのパワーの表れか。大好きな映画のひとつ。ラストでいつも泣いてしまう。 |
103.「銀ちゃんカッコいい~」と言うヤスがなかなかカッコいい。異常にハイテンションな演技もなぜか許せてしまう、不思議な作品。 【きーとん】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-08-08 13:09:49) |
102.《ネタバレ》 有名な作品で評価も高かったので一度観てみたいと思っていました・・・が、(銀にもヤスにも)ヒドイ男どもや、ストーリー(もっと映画を愛する熱い男たちの話かと思っていたのですが・・・)に全く共感出来ず・・・腹立たしいだけでした。小夏さんの、けな気さだけがせめてもの救いでした。 【より】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-05-26 17:03:26) |
101.オーバーな演技がこれほど似合う映画も無いと思う。テンポの良さが深作監督らしくて良い。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-06 00:51:20) |
100.《ネタバレ》 ちょっと、強烈に辛辣でネチっこい「格差」の描き方にはちょっと「もうわかりましたから・・・」といいたくなりましたけど、それでもやっぱり面白い映画であることは間違いありません。 風間杜夫・平田満・松坂慶子のキャスティングも見事にはまっていて、非常に見ごたえがありました。 しかし、封切当時はこの作品をみて「芸能界って凄い世界だな・・・」と他人事のように思っていたのが、今見ると「世の中ってやっぱこうなんだよな・・・・。負け組は勝ち組のおこぼれを預かって、なおかつ階段落ちみたいな一世一代の大ばくちを打たなきゃ這い上がれないんだよな・・・。」という感想に変わってしまったのですが、これって不幸なことなんですかね? 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-08-04 20:00:06) |
99.《ネタバレ》 やはり深作監督は映画人です。ラストのオチも賛成です。深作監督らしい荒さが作品のあちこちに見て取れます。主要キャストもそれぞれの役を好演。映画って良いものです。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-05-10 23:32:37) |
98.ちょっとありえない人間および人間関係を、あえてオーバーな演出で狙ったよく出来たコメディ映画。 全般的にスピーディーな展開で飽きる暇もなく、人情話やお色気含めてとても楽しめました。 深作欣二というとどうしても暴力的な映画をイメージするが、 こんな映画も撮れるなんてやっぱり才能ありますね。 ラストのオチは納得出来ず見終わったあと残念な気がしました。 【仏向】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-03-21 18:10:24) |
97.《ネタバレ》 有名な映画だけど、コメディで松坂慶子が脱いでたのか・・・。 【アキラ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-12 00:37:06) |
96.《ネタバレ》 なんか、やることが異常過ぎてうまく作品に入っていけませんでした。 【ファンオブ吹石】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-05 15:05:04) |
95.《ネタバレ》 身勝手な男が嫌いな私としては、映画の世界に入っていって銀ちゃんもその子分も殴ってやりたかった。 つまりとてつもない苛立ち。 まあ面白いとこも多々あったんですけど。 犬畜生の人情なんて観たくありませんでした。 やっぱり任侠映画の監督だと納得。 後半はうだうだうだうだといった感じだし、ラストの拍子抜けがいやはやなんとも。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-02-10 01:02:49) |