10.《ネタバレ》 過去にVHSで観賞してから、この度DVDを発見して久々の観賞。ヒロイン視点で進む話にイマイチ馴染めないのと、テンゴンが一緒に暮らすことになる少女(?)がやたらと落ち着きなくてウルサイのがやや面倒臭い。テンゴンじゃない方の弟子(名前忘れた)が出てきた意義もイマイチ理解できず。テンゴンはカッコイイし、アクションは素晴らしい。熊欣欣ファンとしても嬉しい大活躍。自分は、クルクル回転ワイヤー系アクションはやはり好きだなぁ、と再認識。あ、ついでに「無限の住人」の作者もこれを観てたのかな?と思いました。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-17 10:50:17) |
9.《ネタバレ》 いっつも思うんだけど香港とか中国とかの剣術映画で剣がたまにすんごい動きをしてチャンバラしてる時があるけどあれって動きを予測できてんのかなぁ。この映画にもそんなシーンがいっぱいあったけど、どうなんだろうーん気になる。前半はなにやってんだかイマイチ掴みづらく、夜のシーンが多いのでチャンバラシーンもな~んか迫力が。。。まぁ効果音がでかいってのもあるけどやってるのは凄いってことは見て分かる(笑)日本の時代劇とかだと静かな決闘とかが多いけどここまで荒々しく、そして血糊もたっぷりに派手にやってくれるといいもんだわ。皆さんがおっしゃるラスト15分ほどは飛び道具の動きが予測不可能すぎて萎えました。よくこんなんで勝てたなー。 |
8.《ネタバレ》 無法と暴力と。その時代は粗にして野、なおかつ卑。無法に抗する正義はわずかに在るが、暴力に対してやはり暴力を用いる。勝利した正義も、結局はさらなる暴力によって惨死をもたらされる。人命は軽い。/しかし、そんな時代だからこそ登場人物たちは強烈な存在感を有している。烈火の気性のチュタオ。絶対強者として不敵な魅力を放つルン。瀕死の主人公テンゴンを助けた名もない少女は野人のように汚れて醜いが、最後は死闘を終えた彼に寄り添い何処かへと去って行く。おそらく死が分かつまでふたりは離れないだろう。そして、全ての苦難を越えてラストバトルに立つテンゴンを目にした時の高揚感を評者は忘れない。/さて、語り部であるリンによる後日談を持ってこの凄惨な物語は閉じられるのだが、そのラストシーンでは白昼夢を見ていたかのような感覚に捉われる。動と静、血しぶく阿鼻叫喚と白濁の微睡み、この落差が本作を怪作たらしめている。序盤ではヒロインかと思われた彼女の喪失感が痛々しい。評者も言葉を失った。回想に現れるテンゴンとチュタオの浄化されたように美しい笑顔が印象的である。それが幻であったとしても。/初見はもう十年も前のことだが、本作への思い入れが強くレビューを書けなかった。その間にラストバトルだけの作品という評価ができてしまったようだが、決して見所がそこだけということはないと評者は考える。人によっては一生ものになる可能性を秘めているので、例えば同監督のワンチャイシリーズに物足りなさを覚える諸兄にこそ本作をお薦めしたい。 【WAT】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-08-03 06:00:46) |
7.《ネタバレ》 前半は、皆さんが仰るようにとにかくカッタルイです。 特にヒロインの主観入りまくりなナレーションがとにかくウザイです。 しかし、後半、というか終了直前の10分少々のチャンバラはとにかく凄いです。 いままでのかったるさがウソのようです。 一見するとデタラメに剣をぶん回してるように見えますが、デタラメでは決してなり得ない繊細にして壮絶な妙技が盛りだくさんです。 ある意味、このラストバトルだけで名作視されているこの作品も凄いですが、本当にこのシーンだけは凄まじいです。 正直に言って、こんなチャンバラいままで見たことありません。 “映画は最後で決まる”ことをモロに物語っている作品だと思います。 【クリムゾン・キング】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-21 21:50:00) |
6.ジミー・ウォングの出世作である『片腕必殺剣』のリメイクですが、共通しているのは主人公が片腕になってしまうところとヒロインが電波という点ぐらい。あとは殆どツイ・ハークのオリジナルで、ここで示される殺伐で混沌とした世界観とそこに息苦しくも這いつくばって暮らしている人々の息遣いが見て取れる一連の描写などはワンチャイシリーズに代表される彼の武侠映画独特のものです。けれどもワンチャイほど魅惑的でスタイリッシュではなく、まどろっこしくて禍々しい。登場人物たちの息づく世界の倦怠感、焦燥感がまるで見る側にもそのままのしかかってきそうな気迫が全編に漲っております。それらはここで散々言われている「ダルい」「かったるい」という不評系の声を産み出す要因にもなったわけですが、ツイ・ハークが表現したかったのは寧ろその“かったるさ”なんじゃないかなぁと再見してみて思うようになりました。唯一一点張りで評価され続けているクライマックスの決闘なんか顕著な例ですよね。切れ味の鈍そうな刀で血みどろのガッチャガチャしたチャンバラ。終いには刀の勝負そっちのけで殴り合ったり、首を絞めあっちゃう。体裁や名誉なんてこの闘いには関係無い。ただあるのは生死を決する闘い。露呈されるのは死に物狂いで生きようとする人間の生への執着心です。とにかくこのかったるさを含めた息苦しさ。私は好みです。 【カニ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-11 02:26:57) |
|
★5.《ネタバレ》 もはや「ラストバトルのみで成立してる映画」という評価が定着しちゃってますね。/しかしストーリーは別として、ツイ・ハークがこの映画でどんな表現をしたかったか──の一端は伝わってきました。/ラストバトルで、1ラウンドが終わって会話を挟んだ後の第2ラウンド、発狂したかのような戦い方がまたいい! 組み合って力技でボコンボコンと熊欣さんの頭を殴るシーンは、「戦いはきれい事じゃねぇんだ」と言ってるようでさらにいい。/ただ熊欣さんのあの死に方が良くない。最後まで果し合いとして決着つけさせた方がかっこいいのに、「ハプニングで刺さっちゃいました」みたいな…。 |
4.ここのレビュー読んで「見ようか」、「やめようか」、悩んだんだけど結局見ちゃいました。たしかにストーリーは閉口の一言。チャンバラシーンも良いところもあるんだけど、”カ・メ・ら・ワ・ー・苦”が台無しに...。かっこいい立ち回りシーンもあるんだけどね。まあツイ・ハーク好きならいいけど、その他の方は見なくてもいいかな。ちなみに自分は前者です。 【tantan】さん 6点(2004-08-18 08:31:41) |
3.確かに、ストーリーはカッタルイ。しかし、ラストのアクションシーンは秀逸。そこだけなら「ブレイド」より上だと思う。 【マックロウ】さん 6点(2004-06-18 15:47:52) |
2.う~ん。まずアクションなんですが生々しいけど爽快感は無いですね。爽快感を求めるアクションじゃないのかもしれませんが…ハッキリいってカメラもアクションもゴチャついてて見てて全然面白くない。なんで熊さんとウィンさん使ってこんなゴチャついた絵にするのか…?刀もなんだか説得力無くて…つまり刃として切れ味よさそうには見えない。三枚に別れるイロモノ剣ま登場する始末。斬れそうに見えない刃のチャンバラってどうなんだろ?右腕を返せー!!って所はちょっと良いですね。あとヒロイン電波すぎ。こんな女絶対に御免こうむりたい。 【マンダム】さん 4点(2004-04-15 13:16:47) |
1.「こんなチャンバラ観たこと無い!」これが数年前、初めてこの作品を観た時の感想である。そして現在でもコレ以上の迫力のあるチャンバラは無いといえるでしょう。この映画、とにかくダルい。夜中なんて見ていたら何度睡魔に襲われたことか・・・。しかしラスト15分くらいでしょうか?ココからは眠気なんかぶっ飛んでしまうでしょう。とにかくメチャメチャ迫力あるチャンバラは、とても撮ろうと思って撮れる動きとは思えません。ほんとメチャメチャで圧倒されること間違いなしです。この作品をこれから観ようとしている貴方に言いたい!「最後まで見てね!!」と。 【カズゥー柔術】さん 8点(2003-11-06 22:56:19) |