64.《ネタバレ》 彼を単なる猟奇的犯罪者、サイコパスと言ってしまえばそれまでだが、ストーリーが実に秀逸であるからして、映画作品として十分に評価に値すると言えよう。 まずは主演二人の演技が自然で、わざとらしさがなく、この悲劇的な話をリアルに感じさせてくれる。 並の作品ならば、終盤のスコップで殴った場面で彼女はなんとか逃げ延び、ハッピーエンドとなるだろう。 だがこの作品はそんな安易なストーリーを語らない。 そこがこの作品の魅力だろう。 舞台になるお屋敷だが、庭に地下壕がありそこには隠し扉がある。 お屋敷の周囲は緑豊かではあるが、近くに家はなく孤立した立地。 このお屋敷が厳かでありどこか不気味で、本作に絶好のロケーションだ。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-05-25 23:22:18) (良:1票) |
63.《ネタバレ》 これほど有名な作品でありながら、あらすじを聞いて二の足を踏む作品もないであろう。自分自身がそうであった。今回、ようやくDVDで鑑賞した。観終わって率直に思った。もっと早く観ておくべき作品であった。そして、何度でも観たくなる作品である。 巨匠ウィリアム・ワイラーがなぜこのようなエキセントリックな犯罪作品を、しかも新人に近い若手キャスト二人を起用して製作したのか?実に興味深い。 貧困と孤独を背負って育った主人公フレディが画学生のミランダに対して抱く、ソフトでいてねちっこい征服欲。その背景にみえるのは、英国における階級社会の軋轢であったり、インテリに対する不信であったりする。例えば、ピカソの絵の解釈をめぐり、こんな絵は駄作だと唾棄するフレディに対し、傑作だと反論するミランダ。フレディはそれを権威になびいているだけだと一蹴するところは、“わかったつもりで優越感に浸っている”インテリの欺瞞性を衝いているようで面白い。いずれにしても、普段なら鼻も引っかけられないインテリ学生をここぞとばかり論破(?)することで権威や流行を貶め、留飲を下げているかのようだ。だが、現実にこんな風に紳士面を脱ぎ捨てて突然キレる男と二人きりで暮らさなくてはならないミランダの恐怖は想像を絶するだろう。その豹変ぶりを物凄い眼の演技で表現するテレンス・スタンプが素晴らしい(本作でオスカーを獲っても不思議ではないのに、ノミネートすらされていないのは首をかしげる)。 衝撃の結末には、「この世に悪が栄えたためしはない」という言葉が空々しく聞こえる。否、フレディはそれほどの「悪」ではないのかもしれない。ワイラーはフレディをおぞましき精神異常者として描いてはいないのである。例えば、フレディがミランダ誘拐に成功して喜びのあまり雨の中を駆けずり回るシーンは、サスペンスに不似合なほんわかしたBGMが流れ、まるで青春映画のひとコマのようですらある。ごくわずかではあるが、フレディの冗談にミランダが吹き出すシーンなどは、友好的なムードになるのかなと思わせたりもする。察するに、ワイラーは、誰もがフレディのような欲望を潜在させていることを暗示しているようにも思える。恐るべき青春映画である。 【あやかしもどき】さん [DVD(字幕)] 10点(2021-01-11 17:41:33) (良:1票) |
62.《ネタバレ》 ザ・スミスのシングルジャケットにこの作品のテレンス・スタンプが使われていますが、実際に作品を観て、この映画の写真をセレクトした意味が良くわかりました。 まあ、おそらく多くの人が「ドン引き」してしまうような怪しく下種な内容の映画なのですが、とにかくテレンス・スタンプが醸し出す圧倒的な孤独感(ひきこもり感)と怪しさ全開の変態演技がすさまじく、半世紀以上経った今でも引き込まれてしまいます。 【TM】さん [地上波(吹替)] 7点(2018-08-31 00:42:31) (良:1票) |
61.《ネタバレ》 なんかすごい内容ですよね、コレ? メチャクチャ一方的な溺愛っぷりだけど迷いのない狂信的なテレンスがお見事。今現在から半世紀前(!)とは思えない内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-11 19:45:04) (良:1票) |
60.《ネタバレ》 女性を思慕の対象としてしか見ない男がしでかしたことだから、怖いんじゃなかったのか。最後の独白「(今度は)僕の仕込むことのできるふつうの女を」って、ヤツの嗜好とまるで違うんじゃないの。そこんとこ「?」でしたが、4週間ルールやそれが破綻したときの関係性のくずれなど見応えは十分。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-12 17:52:40) |
59.《ネタバレ》 私が高校生の頃、日曜洋画劇場で放映され、解説の淀川長治さんが絶賛していたのを覚えています。当時の主人公の吹き替えは、沢田研二さんが担っていました。その後は、ビデオ(字幕)で観て現在に至ります。 実は、この「コレクター」について、私は3つのバージョンにふれました。一つ目は当映画、二つ目は舞台劇(現在も舞台を中心に活躍中の、日本人の某実力派俳優さんが演じていました)、三つ目が原作小説です。 原作小説は、主人公と女子画学生の日誌が交互に紹介される形で展開します。画学生の日誌は、一応、恋愛要素を加えているので女性的な面はありますが、基本的には、当時のイギリスの社会批評のような内容になっています。クライマックスも映画とは異なっています。 一方、映画と舞台劇は、クライマックスを含めた内容や構成がよく似ていました。果たして、【小説を舞台劇にしたものを、ワイラー監督が映画化したのか】、【映画を基に舞台劇にしたのか】は、私にはわかりませんが…。 さて、私にとって、この類の映画としては、唯一、観ることのできる作品です。ワイラー監督は、それまでの作品同様、一定の礼節を備えた心理劇に仕上げ、テレンス・スタンプとサマンサ・エッガーの演技を見事に引き出していると思います。モーリス・ジャールによる、管楽器を主体にした音楽も独特のもので、あまりサスペンスタッチでないこと(と私は感じましたが、サスペンスらしい音楽だと思ったレビュアーの皆さん、スイマセン…)も、私には観やすい一因かもしれません。 ただ、この映画を観た当時「このようなことは、現実にはあり得ない」と考え、【特殊な状況下での二人芝居】として割り切りっていたからこそ、観ることが出来ていました。昨今の世相では、非常に現実味を帯びてしまっており、複雑な気持ちになります…。 さて、採点ですが、ワイラー監督の晩年の傑作として10点を献上します。 【せんべい】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2015-08-23 22:26:45) |
★58.《ネタバレ》 テレンス・スタンプ演じるフレディー・クレッグが良いね。自分のことを知ってもらえれば「Maybe, 君はオレを好きになる」と本気で考えてる訳でしょ…。初日はルンルン気分、最終日にはむしゃくしゃして噛み付く。どうしようもない。それなりに隙があり、やりようによってはうまく逃げられそうなところも面白い。そのためにどんな受け答えが正解なのか? どんな態度でいるのが正解なのか? そんな目線で見ていくとミランダに非は無いことは重々承知ながらも、もう少し賢さ…というか狡猾さみたいなものがあればまた違ってたんだろうな…と。女優さんが好みのタイプじゃなかったけど、引きつった表情等は良かったと思うんで減点材料にはせず、8点です。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-31 23:36:09) (良:1票) |
57.当時としては今よりもインパクトのある映画だったと思います。静かな展開ですが残忍性とサスペンス感がジワジワと伝わってきます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-25 19:39:11) |
56.《ネタバレ》 この映画、やはりテレンス・スタンプに尽きますなぁ。あのイっちゃった目つきがこわい。「愛している」と言いながら、相手をたいして信用せず支配しようとするのは、結局愛しているのが自分自身だけだからでしょう。題材からすると下世話な話にも持って行けますが、サリンジャーやピカソを使ってハイブラウな雰囲気をかもし出しています。原作者がイギリス人であることを考えると、イギリスでの階級間の違いが表現されているのかもしれません。そういったあたりにも文芸的な香りがして、俗なショッカーとは一線を画していたのが、ひとつの魅力でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-24 22:14:21) (良:1票) |
55.こんなものかという感想。犯人にもヒロインにも感情移入できなかった。恐怖感もいまいちでした。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-03-23 22:36:25) |
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54.サイコ・サスペンスとして分かりやすい。同じような作品や構図がその後に出ているからだろう。 ただし、こういった古典的な作品はその芸術的(?)な価値観は高いかもしれないが、今の自分にとってはごく普通のそこそこよく出来た映画。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-02-23 20:25:12) |
53.《ネタバレ》 日本にも似たような監禁事件を元にした濡れ場やヌードを売りにした映画が出ているが、こちらは名匠ウィリアム・ワイラーのサイコサスペンス。 一方的に愛を強制する犯人と何とかして脱出しようとする被害者の心理戦に焦点を当てている。 犯人は愛する女性に執着するストーカーのようなものかと思えばそうではない。 ラストを見ればその女性でなくてもよかったということで、まさにコレクター。 これでは被害者女性がとことん救われず、犯人の罪の深さが際立つ。 でも、こういう奴って罪の意識はまったくないからタチが悪いし気持ち悪い。 ヒロインがそれほど魅力的じゃなかったのは残念。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-15 11:58:05) (良:2票) |
52.《ネタバレ》 テレンス・スタンプのサイコっぷりが今の時代になっても通用する(?)リアルさ。表情が、なんか変なんですよ。いつキレるか、観てるこちらはずーっと冷や冷やしている気持ちの悪さ。ラストにはたまげた。死んだら次、ってホントに蝶扱いなんだ、生身の女も。後味の悪いことったらこの上なく、なんでかと考えるにこんな奴が実社会で事件を起こしてニュースになっている世の中だからか。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-09-08 16:50:20) (良:1票) |
51.いい雰囲気なんですけどね~、「監禁される家」の周りののどかさはかえって不気味であるし、背景に流れる音楽(3拍子系)のユーモラスさも印象的。今の映画であれば「犯人は変質者なんだから家の中も荒んでいて…」と家の中の光景はオドロオドロしく描くところかもしれないけど(そして実際、「ゴミ屋敷に平気で住んでいる神経」ほどオソロしいものは無いんだけど)、そこまで描かなかったのは“まだそんなエゲツナイ映画が作られうる時代ではなかった”という限界であるのかも知れないし、また一方では「そういうアプローチもあるよなあ」と思わせる部分でもあります。犯人は「幼稚」で「変」ではあるけれど「異常者」では無い。うん、そこまでは良いんだけど……あとはそこにどういうメリハリを持ち込むか。その路線だけで引っ張り続けるのは、やっぱり、弱いのでは。誘拐した者とされた者との関係が、確かにその場その場において緊張感は孕んでいても、物語の推進力にはなりきれず、停滞してしまう。犯人がドアを開けっ放しで出ていくシーン、ドアから入ったままの光によって、開けっ放しであることが我々にも示されるのだけど、あえてワンカットで表現するのが効果的とも限らないでしょう(開いたドアを「発見する」という驚きが、そこにあるか?)。実際、この「ドア開けっ放しワンカット描写」は映画の中で2度出てきて、どうも誘導的、手続き的に感じられちゃう。はたまた、囚われの女性が犯人に追いつめられると背景に蝶の標本が並んでいる、というシーン。犯人に捕まり殺された蝶たちの運命と、女性の運命とが重なり、「ついに殺されるのか!」という場面なんだけど…これも物語に必ずしも貢献せず、「ちょっと面白いメタファーでしょ」的に単発で終わっちゃう。と言う訳で本作、節度をもって描かれたスリラー映画で、それなりにコワくもあるんだけど、いささか上品に落ち着き過ぎではないか、もっと強引でもいいやんか、という気がしちゃうんですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-07-22 07:32:18) (良:1票) |
50.《ネタバレ》 主人公の監禁までの描写が殆ど無いのはわざとか。いつ凶気をみせるかという緊張感がすごいが、ずっと狂気のままラストまで突っ走る。中盤「リア充爆発しろ」からのルサンチマンの上、「ここまでしても救えない」という絶望感でとにかく突き放してくる感じが、あまりに救いがなくて怖い 【楊秀清】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-13 20:02:42) |
49.《ネタバレ》 厄介な男ですよね。優しい顔した悪の道化師。とても犯罪者よりの目線で見る事は出来ない。自分はずっと彼女よりの目線だった。さぞや外の空気を吸いたかったろう さぞやお家に帰りたかっただろう さぞや両親たちの元に帰りたかっただろう。約束を守ってもらえなかった彼女が不憫で居た堪れなかった 気の毒だ。ヤツこそ決して許してはならん自分勝手な悪のモンスター。自分勝手な一途な愛を終えて、悲しみに溺れるのかと思わせたのも束の間、次の獲物に狙いを定めて終わるラストなんておぞましいにも程がある。衝撃的なラストであった。すごく嫌悪感を与えるラストになってる 気持ち悪いというか心底気持ち悪くなってしまった。ひとの自由を奪う者、この世に存在するべからず、いたら、そやつは即刻●刑だ。他人事ではないぞよ 怒りはもうとっくに頂点だ。 ただし、好きなんですよね この二人の演ずる世界が。最悪なんだけども好きなんですよね。とても厄介な作品だ。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-24 19:50:14) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 これは怖いですね。皆さんがおっしゃっているとおり、身近な人間として潜んでいそうといった恐怖や、あるいは自分の中で共感出来る部分に主人公の影を感じてみたりと他人事では済ませられない怖さがあります。何よりも怖いのは最後の最後、主人公とヒロイン(ヒロインと視聴者)の価値観の違いが浮き彫りになる場面からの流れです。女は男に対して自分という人間に対する愛情を疑いもしなかった。加害者と被害者という立場の違いはあっても、同じ人間同士という土俵で話していた。しかし男は女に対して単なる蒐集物としての愛着しか感じていなかった。視聴者の感じていた男の視点に関する違和感がここで明かされ、どんでん返しとなっています。さらに続けて、ヒロインは一体何人目の被害者だったのだろう、という疑問まで浮かんでくる結末には脱帽しました。第一級のサスペンスだと思います。 【kirie】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-01-19 23:17:40) |
47.《ネタバレ》 男は社会的不適格者でも病的変質者でもない。元銀行員であり、通常の社会生活は営める。両親がおらず、貧乏で育ち、孤独な青年。人見知りが強く、対人関係が苦手で、人から嘲笑される人生をおくってきた。美人画学生Mに片思いしているが、声をかけることもできず、遠くから眺めて、崇拝しているだけだ。趣味は蝶の採集。そんな男にクジが当り、金持ちになる。地下室のある家を購入。蝶の採集をまねてMを捕獲し、自分への愛が育つのを待つことにする。◆男が欲しかったのは性的関係ではなく、愛だ。あるいは性的不能者なのかも知れないが。いずれにせよ、人間を虫のように扱って監禁し、人間らしく愛してくれというのは無茶な要求だ。愛されずに育ったせいで、愛というものを理解できず、人を真に愛することが出来ない。「ライ麦畑でつかまえて」を読んでも人の心の痛みが分らない。ピカソの画集を見ても、その創造性を理解できない。人に愛されたかったら、愛される人間にならなければならない。男はMを愛しているといってもそれは上辺のことだけに過ぎない。◆好きな女を監禁して、自分の思うようにしたいと妄想するのは珍しくない。この作品では、性的関係は強制せず、「自然に愛が芽生えてくるまで待つ」というところが新しい。愛欲よりも愛情に飢えている。妄想の視点が違うのだ。どのような成育歴により、このような歪んだ精神になったのか、また男が昔からどんなにMを崇拝していたかなどが十分に描かれていないので、単なる変質者に観られてしまう恐れがある。男は常に無表情で不気味、その内面でどれほど愛に飢えているのかを描いていないのが最大の欠点だろう。男の苦悩、心の叫びが見えてこない。不条理、理解不能を前提としながらも、いつしか男に同情してしまうほど人間が描けていれば成功しただろう。男を罰する終わり方にすれば少しは共感できた。◆虚弱な男なので、隙を見て鈍器のようなもので後頭部を殴って逃げ出せば良いと思う。お風呂に入ったとき熱湯をぶっかけるとか、暖炉の焚火を利用して放火するのも良い作戦。廊下を突き落すのもグッド。こういう男は懲らしめて矯正しないとタメ。もっと知的に攻略したいのなら、散歩したいとか、ドライブしたいとか、仮病を使うとかして外に出る機会をつくること。相手は気弱で、すでにかなり譲歩しているので強気に出れば可能。自殺未遂という手もある。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-18 19:46:40) |
46.《ネタバレ》 妻投稿■昨今のワイドショーみたいに主人公の異常さを際立たせるわけでも、「今の世の中はどうなっちゃったの?」という問題提起をするわけでもない。旦那に「ぶっちゃけた話、主人公を応援していたでしょ」と聞くと「あの男が『僕は君とわかりあいたいからあんなことやこんなことはしない』と上品ぶるまでは」と素直に言っていたあたり、「道端のかわいい女の子をクロロホルムで誘拐してあんなことやこんなこと」という「健全な」男性諸君の妄想を極めて忠実に映像化したものだと思う。■しかし、その後どんな下水な凌辱劇が待っているのかと思いきや、主人公は女の子に優しく接する。しかしその「優しさ」が怖い。私が知る限り「優しさ」と言うものをここまで怖く描いた映画はない。主人公の「異常さ」よりも「優しさ」といった通常は素晴らしいとされる感情をここまで怖く描いたこの映画の勝利だろう。■そういえば現実世界でも(私自身の経験値にすぎないが)女を強姦する上司って凄く優しい。自分が強姦している女の子をまるで運命共同体のような言い方で接してくる。女の子はその支配下において加害者の愛情(愛玩)を受け入れる義務がある。しかしそれでも加害者は満足出来ない。暴力で勝ち取った愛情など信用できないからだ。■さすがに監禁や強姦は極端だろうが、それでも相手をピンで止めるような「優しさ」は日常生活の至る所で見られる。気を付けないと。 【はち-ご=】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2010-08-13 01:04:57) (良:1票) |
45.ゾッド将軍ことテレンス・スタンプの一番有名な映画。サイコ・サスペンスの古典でポストモダン文学的かもしれませんが、いい影響より悪い影響の方が大きいのではないのかな。人間の暗部や異常心理を描いた映画は評価されやすいですが、本と違って映画は誰の目にも簡単に触れてしまいますから。これや「サイコ」のような作品は出来がよくてもあまりほめる気にはならないです。 【レイン】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-05-27 01:51:58) |