10.最初のシーンがベタだが期待を抱かせる。その後、どうにも物語に入り込めない。ちょっと感覚とかテンポが自分とは違う映画。 【simple】さん [地上波(字幕)] 4点(2020-09-05 16:33:27) |
9.全体的には成金系の趣味の悪い作品だとは思うが、好意的に見れば格差婚の克服を題材にアジア系アメリカ人を賛美する作品なのだろう。という意味では所詮「アメリカ万歳」でしかないわけだが。 とはいえ、オールアジア系のキャストでそれなりのヒットをしたという事が話題になる事の是非と、邦題からは「アジア」を外したという事の是非をどう評価したらよいのか。この辺に「アジア」をめぐる屈折した感情が未だにあるのではないかと思うのは考えすぎだろうか。 |
8.これは男性は女性向けの映画かな、男性で共感できる人は少ないと思う。 欧米の上流階級の人達と比べると下品で成り上がりにしか見えない。 羨ましく思えないお金持ちの映画は観ていて辛い。 そして一般人がそういう人達に立ち向かってスカッとする映画かといえばそういうわけでもないので、見所が男性視点では良く分からない。 【miso】さん [地上波(字幕)] 4点(2020-09-03 01:42:28) |
7.う~ん、展開がベタ過ぎるし、主人公や周りの人物もあまり魅力的に感じずそこまでハマらなかった。 アメリカと中国の文化の違いを楽しむ映画なのだろうけど、どちらにも精通していない私にはどこで笑えばいいのかもわからなかった。 ただ、あまりにぶっ飛んだスケール感には圧倒された。 西洋と中華の伝統が混ざった巨大な屋敷で催されるパーティーに出たかと思ったら、ヘリで夜中に国際水域の海上に設けられた人工的エリアで催されるパーティーへハシゴするというクレイジーさ。さらに朝には大自然の中でいかだ的なボートの上でまったりくつろいでいるという展開。一体そこは何処なんだ。 あと、ミシェル・ヨーのラスボス感が半端無くて、終始凄いオーラだったなぁ。女同士の対決に麻雀で決着を着けるというのには笑ってしまった。 【ヴレア】さん [インターネット(字幕)] 4点(2020-04-17 20:14:23) |
6.《ネタバレ》 在米の者です。まず、ホワイトウォッシュされずにアジア系で固めたことを評価したいです。プロットはまあ普通と言えば普通かもしれませんが、台湾系2世のコンスタンスウーを主演に起用したことで、アイデンティティと環境のバランスを取る難しさにリアリティが生まれ、感情移入しやすかったです。本質的な人種差別を無くすためには、ポリティカルコレクトネスよりもスターを生むことの方が効果があると考えており、ショービジネスだけでなく社会全体にとって価値のある作品だと考えています。そしてアジア系以外が見てもちゃんと楽しめるように作っているのが良かったです。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-09-22 14:42:23) |
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5.飛行機にて鑑賞。主演女優や批評家がSNSで発言しているように、それぞれがプライベートでも移民当初は出自を隠したり、親のことを恥ずかしいと思ったり、というのを乗り越えてのここまで自己肯定感を育んだ、というのがわかりやすくて描いていると思います。最初のイギリスのシーン、雨の中濡れて入るなんて、どういうこっちゃでしょうね、でもわかりやすい(笑)細かいツッコミどころもたくさんあって、二回目もみたいかも。それにしても世の中、お金ってあるところにはあるんですね。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2019-03-19 10:41:30) |
4.《ネタバレ》 説明し難いが、日本人の自分としてはちょっとモヤモヤっとした「置いてきぼり」感が残った。にしても、麻雀の場面をわかる人がどのくらいいたかなあ。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-02-09 07:51:42) |
3.《ネタバレ》 飛行機にて鑑賞。この作品がアメリカ国内でヒットしたことを事前に知っていて、なぜこんなアジア人しか出てこない映画が受け入れられたのか不思議に思っていたのだが、その答えは絶妙なバランス感覚にあるのだと思った。 アメリカに住んでいてしばしば思うのは、ここには「アメリカらしさ」「アメリカ人らしさ」を確認し、浸透させる装置が遍く用意されているということ。たとえばスポーツを見て機会均等と平等の価値を学び、ミュージカルを見て革新と自由の価値を学ぶ。常に移民を受け入れ続けるアメリカでは、異なる出自の人々が共存していくために、「アメリカ」という価値観を常に再確認し内面化することが必要なのだと感じる。 そのことはまた、常にハリウッド映画で描かれ、またハリウッド映画の目的でもあると思うのだが、一方でこの映画が特別なのは、そうはいってもアメリカ人が出自の異なる人々の文化に興味があるということを微妙なバランスで描いていることだからだと思う。普段はアメリカ人として生きている人々が、それでも根強く抱えている独自の文化。「アメリカ」という価値観を共有しつつも、その裏で人々が持つ独自の文化に対して、実はアメリカ人が強く興味を覚えているのだということ感じさせられた。たとえばニックの母親がレイチェルに言う「アメリカ人のあなたは情熱のために生きるのかもしれないが、私たちはもっと長く続くもののために生きている」という言葉は、「アメリカ」という価値観からすればなんじゃそりゃ、なのかもしれないが、一方でとっても興味深い価値観なのだと思う。その興味を、コメディーとドタバタの中にさりげなく織り込んでいる絶妙なバランスこそ、この映画の肝なのではないかと思った。 ただし、もちろん最終的にレイチェルもニックも、やっぱり「アメリカ」という価値観を選んだことには、そうはいってもこの映画がハリウッド映画であることを感じさせたし、もちろんそれがこの映画のアメリカ国内でのヒットの一因であることもまたしかり。ほぼアジア人しか出てこない映画ではあるが、やはりこれは生粋のハリウッド映画なのだった。 【ぽん太】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-07 13:11:07) (良:1票) |
2.この映画は基本的にカルチャーギャップ・コメディです。ですから、アメリカ人の感覚と、中国人の感覚が理解できていなと、本来笑ってほしい場面でも笑えないのです。日本生まれ日本育ちの自分としては、ここで笑ってほしいんだな、ということに気が付きはしても、心から笑えるかと言われると、そうではないのです。中国人の家族に関する考え方が、アメリカ人にとっては理解しづらいのでしょう。物語の結末はうまく出来ていると思うので、もう少し笑えれば、もっと楽しく見られたでしょう。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-10-06 01:05:35) |
★1.《ネタバレ》 サンフランシスコ都心の映画館に公開3週目の週末に見に行きました。予想外の大ヒットで各所で話題になっていたこともあり、座席は予約でほぼ満席。在米中国人向けなのか、中国語字幕付きの上映館もあったようでした。アジア系住民が多い土地柄でしたが、観客の6〜7割は非アジア系の方々でした。映画はいたってありがちな古典的な「彼氏の家族に会いに行く」モノの範疇を出るものではないし、バチェラー・パーティあたりのセレブ文化描写はあまりにベタでクドいなあと思いつつも、終わってみれば、心からこの映画を楽しんでいました。たぶん理由は3つ。1つは、シンガポールの大富豪の派手な金持ちぶりが話題ではあるのですが、物語の中心は、主人公レイチェルが自分自身のルーツを発見する典型的な移民家族物語になっていて、そこがぶれておらず、映画としての芯がしっかりしていたこと。2つは、映画の軸がはっきりしているがゆえに、オークワフィナやケン・チョンのコメディ部分を物語のもう一つの華として心から笑えて楽しめる作りになってること。そして、3つめは、何よりも満員の観客の反応が素晴らしかったこと。人種や民族関係なく、みんなゲラゲラ笑い、ときには突っ込みも入れ、口笛を鳴らし、ラストの飛行機の機内のシーンでは、みんなで「オオーーーー」と声をあげて驚き、そして終幕後は大拍手。何度かアメリカの映画館で映画を見てますが、そのなかでも最良の体験でした。そして、何よりもそうやってみんなが喝采した映画が、いわゆるハリウッド映画スターは誰も出てこない(ミッシェル・ヨーぐらい)、俳優も主要なスタッフもアジアにルーツも持つ人々で作り上げた映画であるということが、その感動を何倍にもしてくれた。はっきり言えば、映画としての出来は6点くらいだと思うが、何よりもすばらしい観客によって忘れられない経験になりました。あと、難を言えば、なぜ邦題で「Asians」が消えてしまったのか・・・。語呂が難しいのは理解できるけれど、これはCrazyやらRichなだけではなく、何よりもアジアにルーツを持つ人々の映画なのに。その映画を、人種や民族関係なくみんなが楽しんだことが重要なのに。 【ころりさん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2018-09-27 22:54:20) (良:1票) |