44.昨今の韓流ブームの中、名優ソン・ガンホがあまり取り上げられないのは悲しい現実です。確かにイケメンではないが、彼が正当に評価されて初めて韓国文化がブームではなく、根付いたと言えるのではないかな?やっぱ韓国映画の冒頭とラストの使い方はうまい!! 【tonao】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-12-08 21:25:52) (良:1票) |
43.韓国映画ってなんか少し抵抗があって最初は見る気なかったんですが・・・ 見てみたら面白くてラストまで一気に見てしまいました。 未解決事件というのを知らずに見ていたので「えっ?犯人はっ??」 って思いなんだよ、不完全燃焼~とか思ってましたけどあのラストは良かったです。 パク刑事もいい味出してて韓国映画もいいじゃん、と好きになりました☆ 【あみ】さん 8点(2004-12-02 01:41:51) (良:1票) |
42.見始めたのが夜遅くだったので30分だけ見ようと・・・ラストまでイッキに見てしまいました。最近では「インファナル・アフェア」もラストまでイッキに見せられました。 へたれの邦画とくらべ最近の韓国映画、香港映画はすばらしいです。ソン・ガンホの演技もいいし、全体の雰囲気もいい。ラスト5分間が秀逸です。このラストには納得させられましたしソン・ガンホの表情がよかった。 【kenz】さん 8点(2004-11-28 22:37:17) |
41.どことなく、ヨーロッパ映画の雰囲気を感じた。背景とか、敢えて見せる汚さとか、テンポは良くないのに、間延びしているわけでもなく、時間がただ滔々と流れている。よく出来た映画だと想うし、あの暗く湿ったアジアの田舎独特の雰囲気とか、とても秀逸だと思うんだけど、犯人が判らず、桃の意味も、歌が流れる時間に殺人が起きる理由も曖昧なまま終わってしまうのは、いくらなんでも観客に???を残しすぎる。実在の事件を題材にしているにしても、これはあくまでフィクションなんだから、もう少し物語的な盛り上げがあってもいいのでは? 【ともとも】さん 5点(2004-11-27 14:06:05) |
40.郷愁を感じる風景や映像、そして俳優陣も素晴らしい。完成度の物凄く高い作品なのは間違いないんだけど、それだけに物凄いジレンマに襲われる。それは、刑事たちの事件へのジレンマであったりするんだけど。それだけじゃないん。軍事政権下というオーバーラップする歴史はあっても、刑事たちの理不尽な捜査や尋問には腹が立つ。立ちまくり。容疑者の家族は登場するものの、被害者の遺族は登場しない。(←全くな訳じゃないけど・・)。人間味溢れる刑事を描いたつもりなんだろうけど、被害者や遺族への思い入れが見えない分、あの執念の矛先を計りかねた。子供の駄々に見えてくる。いや、素晴らしい作品なんです。それだけに完璧を求めてしまうっていうか・・。ただ、様々なジレンマを観る側に感じさせるってこと。それだけ深遠で、闇の歴史を背負った作品なんでしょーね。。 【れこば】さん 8点(2004-11-14 22:17:23) |
39.《ネタバレ》 風景の美しさとラジオの音楽は秀逸。暴行のシーン、獣の如き犯人の描写も実に迫力があった。 問題は言うまでもなく刑事・・・。3人中2人が最初から馬鹿で、残りの1人も暴走してはどうしようも無い。ソン・ガンホに期待していただけに裏切られた気がした。そして相変わらずの、暴力シーン。韓国ではまず飛び蹴りから入るのか? 更に恥ずかしげもなく逆さ吊りの拷問シーンというあたり国民の質が問われると考えないのだろうか。韓国の兵役では今でも平気で”しごき”が行われており、その後の人生にも影響を与えているという。横にそれてしまったが要は、こういう実際に起きた事件の映画化の場合、遺族が観ても絶えられることが一番肝心だと思う。未解決の理由が警察の質が低かった、人手が無かった(実際は大人数で警戒中だったという)では到底納得出来ないだろう。 【まさサイトー】さん 4点(2004-11-09 02:35:07) (良:1票) |
38.現実の未解決事件を題材にしているとあって、観終わった後の後味は良くない。最初は淡々と物語が進行して行くような感じがしたが、途中から一気に盛り上がって行くので退屈を感じることはなかった。ソウルから来た本来沈着冷静な刑事が感情を爆発させて容疑者に暴行を加えたり、田舎のダメ刑事が最後マトモな刑事になったりするというのはこの犯罪の異常さの所以だろうか。どこまで実話に基づいているのか分からないけど、あんな杜撰な捜査をしてたんだねえ。それが一番驚いたところだ。 【ばたあし】さん 6点(2004-10-30 18:16:57) (良:1票) |
37.最初に「未解決事件です」と言っておきながら、ここまで魅力ある作品になっている事が見事。こういう「(良い意味で)スマートでない」雰囲気は、生々しさがよく伝わってきて実話を描くにはピッタリのテイストだと思う。ただ当時の韓国を良く知らない私のような若造にとっては、捜査の稚拙さや強引さがとても今の韓国からは想像できず、戸惑いを覚えた。 【wood】さん 6点(2004-10-30 12:46:10) |
★36.《ネタバレ》 驚いたのは、80年代軍政下の韓国の農村社会がかかえていた閉塞感を、郷愁とユーモアを込めて見事に描いていたこと。おそらく韓国の人々は、この映画を、ここ数十年の社会や自分の生活の変化と照らし合わせながら、複雑な気持ちで見たのだろうなあと想像できた。それでいて、なんとなく、戦後直後の日本の田舎もこんな感じだったんじゃないかなと思わせる普遍性もあるところがすごい(アメリカ西部の田舎だってこんなんかもしれない)。ある時代と場所を、断罪あるいは賞賛ではなく、ありのままに(しかし愛情をもって)描きだすことで生まれる普遍性とでもいうべきだろうか。だから、この映画にでてくる(あまりに無能な)刑事たちにも、どこか人間味のようなものを感じることができるのだろう。(ごく一瞬を除いて)肝心の犯人が登場しないのにこれだけ引き込まれる犯罪映画というのも珍しいし、最後の少女の「ふつうの顔」という一言が、いっそう物語に深みを与えたと思う。減点分は、「ゲ○吐き」シーンに代表される韓国映画の描写の「濃さ」がちょっと苦手なので、という個人的な事情。 【ころりさん】さん 9点(2004-10-29 13:00:25) (良:2票) |
35.笑える展開、笑える会話、笑える演技。重く、辛いストーリーが核になっている為、ふつうなら笑ってしまうだろう演出が、苦笑になってしまった。その為、何度も興醒めになりかけた。でもやはりラストまで観たくなる、濃厚な脚本に感動。他にも緊張感漂うカメラワークや音楽もとてもよかった。最近の韓国映画のスキルには本当に驚かされます。そして未解決な女性連続殺人犯。犯人は一体何を思い、何を考え、何の為に多くの女性を殺したのだろう?僕には到底理解出来ない。いや、理解したくも無い。この犯人に対しては怒りよりも先に、同じ人間として、虚しさを感じる。 【ボビー】さん 8点(2004-10-23 21:33:51) |
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34.《ネタバレ》 サスペンスを下敷きにしての、韓国の複雑な歴史と民族性に対する内部批判がテーマなのだろうか。韓国社会の持つ「暗部の象徴」としての警察に焦点を当てるにしても、あまりにも刑事のやる事なす事がドラスティックに無能すぎる(笑)。過剰演出すぎて、ほとんどギャグにしか見えない。上司に「暴力は止めろ!」って何度も言われているのに、次の瞬間、テーブルに手をついて容疑者に飛び蹴りを入れる刑事には爆笑。また銭湯でチ○毛の生えていない人間を探したりする刑事とか、どこまで真面目にやっているのか理解に苦しむ。 韓国社会の実情がどうであれ、個人的にはあくまで「サスペンスミステリー」として見ていたので、【ネフェルピトー】さんの仰るように、露骨な証拠捏造や自白強要、異常なまでの差別意識、どつき漫才並の即効暴力など、まったく真実を追究する気も知性も無い刑事たちのやり方に呆れるばかり。そりゃ、あんな捜査してたんじゃ、捕まるものも捕まらないわ。犯人逮捕への執念や捜査への情熱と、やっていることの無能さがアンバランス。 主人公の刑事が少しはまともながら、「感情的」という国民性はそのままで、途中までは冷静沈着で論理的な捜査を進めておきながら、DNA鑑定が違うと分かった途端、容疑者を射殺しようとしたり、あまりにも無茶苦茶。犯人である事がはっきりしていても、証拠不十分で逮捕できないから腹を立てているのとは次元が違う事に注意。もともと容疑者と考えられる根拠と言えば、ラジオ番組に送られた「リクエスト葉書」くらいなのに、真実そっちのけであそこまで思い込んでしまうという点では、韓国人の「感情過多で冷静な判断や検証が出来ない」という国民性はよく出ているのかも知れない。 そう言う意味で、監督自身が自国を思うあまり、痛烈な韓国批判を意図した作品なのだとしたら、それなりに成功している。隣国でありながらここまで民族性が違うということを認識するにはいい作品かも。 PS.「ハイパーオリンピック」で定規技を使っているところが笑えた。 【FSS】さん 4点(2004-10-22 16:18:52) (良:3票) |
33.《ネタバレ》 国民性なんでしょうか、時代なんでしょうか。すぐキレて乱闘、容疑者をモノみたいに扱う刑事に“んなアホな!”と、どうも感情移入できんかった。ソウルから来たほうの刑事、カッコよかったっす。雨の中で高校生と無言の対面するシーンは、グっとくるものがあった。 【ダブルエイチ】さん 6点(2004-10-19 22:10:36) |
32.《ネタバレ》 映画の冒頭にこの映画での事件は実際に起きたことで、尚且つ未解決事件で犯人は未だに捕まっていないと明かされる。ここで既に大まかな結末は分かってしまう訳なんだが、それでもこの事件の残虐性から俺は何とかして犯人を逮捕してほしいと痛烈に願ってしまう。手がかりが全く掴めず、焦りが募り無実の容疑者に暴力を振るってしまう主人公たちの心情が強く感じ取れ、キャスト陣の熱演にも頭が下がるばかり。キム・サンギョンは始めのほうは理論的に捜査を進める冷静沈着な刑事を演じていたが、やがて歯止めの利かない殺人で怒りに支配され、最終的に犯人に敗北し絶望感と無力感に襲われ最有力の容疑者を射殺寸前にまで混乱する変わりようは、もう本当に素晴らしい演技力だと思います。ソン・ガンホも短気ながらも執念で犯人を追跡する熱血感溢れる田舎刑事役も見事に演じれていた。何よりも映画全体を盛り上げていたのは岩代さんが作曲した音楽だと思います。登場人物が走り出すシーンでは観ている側の緊迫感をより強める感じで、冒頭とラストで使われた壮大な音楽は聴いていて泣けてくるほど切なく、観終わった後の余韻がとても不思議に感じました。この映画で1番重要ポイントのラスト。時が経ち、かつて自分が捜査した現場に戻ってきた主人公。彼は一体どんな思いで現場に戻ってきたのか。自分とは何もかもが正反対の刑事と出逢い、時に対立しながらも執念で共に犯人を追跡したこと。全身全霊をかけての捜査を進めながらも連続殺人を止められなかったことや、後輩が片足を失ったこと、列車に轢かれた容疑者など、様々な思いが彼にあったと思う。そこで少女の証言で、自分がかつての現場で思いを馳せていたように、犯人も同じく自分の犯行現場で思いを馳せていたことを知る。だが、肝心の犯人の顔は「普通の顔」とあっさり切り捨てられる。彼にはただ呆然とするしか術は無く映画は終わる。この終わり方がとても美しくもあり不気味でもありました。「シュリ」以降、韓国映画のレベルの高さは年々高まり本当に驚かされます。ここまで来たら「踊る大捜査線」なんかでワイワイ騒いでる近年の邦画など、もはや手の届く領域では無いかもしれない。 |
31.最後の場面はフィクションだと思うけど それがこの映画を引き締めてますね。 だだあの容疑者はなんだったんでしょうね。 【ミッド】さん 7点(2004-09-30 00:30:32) (良:1票) |
30.今まで観た韓国映画の中で一番すごい映画(あんまり観てないけど韓国映画)。未解決のまま終わるのに、ある意味、シリキレトンボで終わるのに、普通なら観終わった後、なんか中途半端でイマイチとか感じたりするんやけど、この映画はそんな解決してないという釈然としない気持ちさえも吹き飛ばしてしまうくらいの戦慄を感じた。しかも犯人を映画の中でまったく特定しない。なのにこれほど引き込まれるたんはなんでやろ?それは緊迫感をもりあげる音楽とか、実話をもとにってのとか、途中にあるドキッとしたり、背筋がゾクゾクするシーンがうまいってのもあるかもしれないんやけど、それだけじゃないんやろな。似たような映画は他にもあるねんけど、この雰囲気(昔の田舎の怖さ)、あの犯人が襲うシーン、怖すぎです。昔の韓国の田舎の警察ってものを飄々と冷静に演出するその感覚も引き込まれた要因かも。ずさんな捜査、捏造、被疑者への暴行、多分、観客のほとんどが、刑事ってこんなレベル低かったっけ?という疑問を抱かずにはいられなくなるはず。そら犯人つかまらんって。でも科学捜査が発達したアメリカの犯人との頭脳戦みたいな映画を観てると、こーゆうのほんと新鮮に感じる。そしてそこに時代的な匂いも感じる。それを盛り上げる演出のレベルも結構高いように思う。そしてあのラストの今でも犯人は普通の顔して普通に生きてるというなんともいえない不気味さ。観た後、かなり後ひきました。 【なにわ君】さん 10点(2004-09-15 16:20:59) (良:3票) |
29.うむむ・・・凄い映画。だけど色んな角度から見る事が出来る映画なので、その魅力を語るのは難しいなあ。メンド臭がりのワタクシとしては「【まぶぜたろう】さんと同じでいーでーす」とやる気のない小学生の学級会の如くのコメントで済ませたい所だけど、そーゆー訳にもいかんしな。んーとね、僕はこれ「イナカ」の映画だなーと思いましたです。誤解を招きそうな言い方だけど、これはなにも舞台が農村だからっていう訳じゃなくて、「息苦しい閉塞感に包まれた共同体」という抽象的な意味での「イナカ」。手塚治虫のマンガに「奇子(あやこ)」という、戦後の地方を舞台にした猟奇的な作品があるのだけれど、それに近いものを感じた。一昔前の韓国(忘れられがちだけど、この頃の韓国ってバリバリの軍事独裁体制だったのよ。北朝鮮よりはマシだったのかもしんないけど、それってあんまし自慢にはならんわな。だからあの、日本の特高警察もかくやと思わせる警察の乱暴な捜査とか、あながちオーバーではないと思う)の、あの灯火管制に象徴される当時の韓国社会の「闇」と個人(犯人だけじゃなくて)の「闇」が浮き彫りになっていく様は圧巻でありました。やっぱ凄えや、ポン・ジュノ。 【ぐるぐる】さん 9点(2004-09-14 18:35:23) (良:1票) |
28.実際の話をモチーフにということなので、あくまで映画に対してのコメントなんですが・・・ 特に目新しいことをしてるわけでもなく、何か特別な問題提起をしてるわけでもない。特記すべきことは純粋に映画としての出来が良いということだ。これは韓国映画の成熟を表わしている。従って優れた音楽の担当が日本チームだということが逆に惜しいと思わせる。 【メロメロ】さん 7点(2004-09-09 00:11:05) (良:1票) |
27.DVDを買って、初めて見ました。まだそんなにメジャーな俳優じゃないけれど、3人目の容疑者役のパク・ヘイルが好きで興味深く見ました。彼の低温な存在感は、「普通の顔」の中に潜む不気味さを引き立てるのに効果的だったなと思いました。犯人が明らかにならないまま終わるストーリーは、ともすると不完全燃焼で終わりそうなところを、これほどまでに濃く、飽きさせない展開スピードはさすがです。DVDの特典映像にあるエピソードを観ていると、スタッフ側がすごく楽しみながら作っていること、役者の役作りの真摯な態度(例えば田舎の頑固な刑事の役作りにソ・ガンホが10kgの体重増量をしたりとか)なんかは、2人の刑事のコントラストを出すためのちょっとした努力なんだけど、すごいなと感じました。南北問題を扱った大作の多い韓国映画ですが、このようなどこの国でも作れるような題材であっても、こういった作品に仕上げるセンスは改めて感心しました。 【SHU】さん 8点(2004-09-05 08:44:46) |
26.掘り出し物でした! 驚きです! 脚本、演出がすばらしいー!! 雰囲気が好きですね~ 途中で何度か、心臓が止まるくらいビックリもしました..ラストのオチがまた秀逸! 監督のセンスの良さを感じます~ 韓国映画、侮るなかれ!!.. と、思っていたのも束の間..2007年になって、最近?は?..私的に韓国映画を観たのは 「シュリ」 が初めて、続いて 「八月のクリスマス」 「JSA」 「猟奇的な彼女」 「殺人の追憶」 と、“運良く” レベルの高い物ばかり、どれだけすごいのか?と驚くばかり..でも、それ以降は..友へチング 二重スパイ ロスト・メモリーズ 火山高 ユリョン シルミド ブラザーフッド ラブストーリー 大統領の理髪師 僕の彼女を紹介します 甘い人生 グエムル・・ なんだかな~ ハズレばかり(涙)..まずまずだったのが、「カル」 「イルマーレ」 「子猫をお願い」 くらい..結局、「八月の・・」 ~ 「殺人の追憶」 の4つだけ..飛び抜けて良かった..ってこと..チャン チャン! いや~遅れをとっていた邦画も、やっと!勢いだけでなく “良い作品” が出て来るようになりました、「たそがれ清兵衛」 に始まり~ 「フラガール」 「時をかける少女(2006)」 「それでもボクはやってない」..嬉しい限りです... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-09-03 12:40:12) |
25.《ネタバレ》 物語自体はフィクションとは言え、実際に起きた殺人事件を元にしているため、映画には重苦しい雰囲気と並々ならぬ恐ろしいまでの緊張感がある。幾度となく浮かび上がる重要な証言や物証があるにも関わらず、結局それらは何の意味も成さず、犯人は刑事たちの前から煙のように消えていく・・・。近年の刑事ドラマの中ではやはり秀作・佳作の部類に入る作品なのでしょうが、不満点もあります。まず犯人がどうこう以前に警察が無能すぎ。目撃者の保護や現場保存すらまともに出来ないのでは、犯人逮捕など到底無理なのでは?と思えてしまう。ただ都会から来たあれほどまでに優秀だった刑事が、最終的には地元警察と同じように感情的行動に走ってしまったことを思えば、それほど異常性のある事件だったのだろうというのもまた事実。今もこの事件の犯人が我々と同じ空の下に生き、もしかしたらこの映画を観ているのかもしれないと思うとゾッとする。いくつか不満点はあるものの、それらを差し引いても充分に見応えのある作品であることは確か。 【かんたーた】さん 7点(2004-09-01 12:43:46) (良:2票) |