ザ・コーヴのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ザ・コーヴ

[ザ・コーヴ]
THE COVE
2009年上映時間:91分
平均点:3.13 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-07-03)
ドキュメンタリー
新規登録(2010-08-16)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2013-04-07)【イニシャルK】さん
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製作フィッシャー・スティーヴンス
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1
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15.《ネタバレ》 やっと観ましたこの映画。感想。いやーーこんなに悪意に満ちたものだったとは想像以上のものですね。ああいう「団体」の内情や太地でのイルカの追いこみ漁のことなどいろいろ知らなかったことが分かったな~。 こんなに可愛いイルカを殺す日本人は許せないとばかりに真っ赤に染まる海を映したモニターを抱え会議場に乱入するなんぞ、その怒り心頭っぷりの気持ちはわからんでもないが、ところ変われば事情も変わる、で、一方的に考えを押し付けるのは良くないと思う。でもこんなことしちゃうというのもアメリカ人っぽいなぁとも思ってしまいましたハイ
Kanameさん [DVD(字幕)] 1点(2016-02-02 09:25:56)
14.《ネタバレ》 イルカの殺害シーンがクライマックスなのだが、意外にも冷静に見れた。まあ、それほどイルカに思い入れがあるわけでもないからか、鰹の一本釣りやマグロ漁なんかと大して変わらない印象で見ている自分がいた。異常なのだろうか?これを作った人たちの気持ちは分かる。結局は、価値観の違いでしかない。たとえば、アメリカのどこかの村では野生のチンパンジーを追い込み漁で殺し、食べています。という話があったとすれば、なんて野蛮な、なんであんな賢い動物にひどいことを!と思うかもしれない。捕鯨やイルカ漁を反対する人たちは、こういう感覚なのだろう。その気持ちはよくわかった。だが、それだけである。だからといって、ちゃんと合法でやっているイルカ漁を、いかにも犯罪で隠れてやっているような扱いで描くのはいかがな物か。まるで犯罪行為を命がけで撮影しましたみたいな、感じのドキュメンタリーなのだが、やっている事は合法な事に対して、違法行為で撮影しているという、どちらが正義かよくわからない状況になっている。その辺はさておき映画としては、イルカがいかに素晴らしいかという部分が正直だるく長く感じたが、他はテンポは良く映画としてはギリギリ成り立つという感じか。
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 4点(2015-05-27 18:06:21)
13.《ネタバレ》 あいや、アブナイ、すっかり騙されてしまうところでした このひとタチに。
何を言わんとするかは既にウィキペで全て晒されていますね。(←ハイ、ここ、赤線。) 
惜しいですね 問題提起型のエンターテイメント作品としては素晴らしい出来であったのに。
ただし、他国批判をメインとしたドキュメンタリーである以上、
やっぱ〝やらせはイカン〟ですよね 
そのインチキな撮影方法と悪意に満ちた繋ぎ合わせの編集がバレバレだったことに失望。

ただし、そうなってくると、イルカの追い込み漁うんぬんについては やはり素人としては口出し出来ぬ問題となってくる。しかし、さすがに殺戮シーンを目のあたりにさせられたのであれば、怒りだとか悲しみだとか、そういった感情が湧き上がってきてしまったのは当然の次第ではありましょう。だが、しかしです、漁業組合の方が言われる『放っておくと、他の魚を食べ過ぎてしまうから』 ・・・この回答に対してはまたしても閉口せざるを得ない。 ただし、悲しい現実、うちら人間と同じく高い知能を持った哺乳類でありながら、うちらに知られていないところでは害魚扱いされていたというイルカたちの実態とその現実。
その問題について知らされ、悲しみ、なんだかんだと考えさせられた事については意義有る作品であったと素直に思える 観ておいて損はナイ作品であったと思います。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-30 23:15:20)
12.前日に鑑賞したのが『いのちの食べかた』という薄味な作品だったせいもあって、冒頭、日本の漁師と思われる姿を白黒反転させた映像からしてただならぬ気合を感じ、期待をもって鑑賞しました。イルカ調教師と長い年月を共に過ごしたイルカが、過労の末に死んでしまった(と本人には思えた)ことから、イルカ解放活動家になったことを主軸に展開し、本作最大のヤマは、公然とイルカ漁が行われている和歌山県太地町の入江でその現場を撮影することに向けられます。果たしてそれは成功し、残虐な行為を暴きめでたしめでたし、という顛末。イルカが心底好きなのだなと思わせる作品です。本作と同様の手法で犬、猫、牛、馬、熊などを題材にすればアカデミー賞のドキュメンタリー部門はマイケル・ムーアと毎年競り合いそうです。
さめがいさん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-19 23:55:33)
11.《ネタバレ》 意外と面白かったですね。まぁ、プロパガンダ映画って、観てて面白いんですよ。マイケル・ムーアの映画だってそうですし。隠しカメラを設置するシーンなんて、なにかのスパイ映画を彷彿とする様な感じだし(笑)。それに、ああいうイルカ漁を映像で見る事ってあまりなかったので、興味深く拝見することが出来ました。ただ、内容的には本当に突っ込みどころ満載なんですよね。たとえば水銀をとるのは危険だからイルカや大型の魚は食べちゃいけないという話が出てくるけど、日本の人は昔からずっと魚を食べ続けてきたわけで、それじゃあ日本人は他の国に比べて障害を持った子が多くの生まれてるのかっていったらそんなことはないわけです。魚介類を毎日食べ続けていてもなんの問題もないことは科学的に明らかになってるわけですよ。それからIWCでの話ですけど、日本のことを帝国主義だとか西洋から指示されるのが嫌だからとか、完全なイチャモン言うてるじゃないですか。買収の話だけにしとけばよかったものを、あんなイチャモンつけて感情論を振りかざしたら自身の問題提起も霞んでしまうでしょうにね。それと、イルカだけでなく捕鯨も問題にしてるようだけど、そもそもアメリカって国は反捕鯨の立場をとってる癖に自国の先住民族の捕鯨は許容するダブル・スタンダードじゃないですか。人のこと言う前にまず自分のダブルスタンダードを直せと言いたいよね。そしてなにより一番問題なのは、この作品は日本版と欧米版で違いがあるという事実ですよ。日本版では、エンドクレジットのところで「水銀については例外もある」などのテロップが入るけど、欧米版にはそんなものはなく、しかも水産庁の職員は解雇された事になっている(実際には今も水産庁で働いてらっしゃる)。そして彼の髪の毛を採取して水銀値が陽性を示したというテロップがはいるが、これは日本版にはない。本当にちゃんとした主義主張をもってして、真実を雄弁に語って人々を説得する内容であるのならば、なぜ日本版と欧米版でこんな違いが出るのか?こうやって国別に作りを変えること自体が、彼らの主張が事実誤認で一方的なものであるということを自ら認めているようなものじゃないか。こういう姑息なやり方は、真っ当な映像作家のやることではないと思うが監督はどうお考えだろうか?
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-03 00:27:30)
10.初めに、これは映画ではありません。なぜなら完全に製作者の主観で作られており、観るものに、思考させることをしないからです。オリバーストーンや「靖国」と一緒です。まず前提として、イルカや、クジラなどを多くの日本人が日常的に食する習慣がないこと。このことは強く訴えたい。そのうえで、なぜ豚や牛、馬、鳥を食べることは良くて、イルカ、クジラを文化として食することを否定するのか?多くの日本人の素朴な疑問であり、半ば、ハリウッドセレブや金持ち連中、果ては政府までが環境テロリストの支援を行うことに疑問を感じます。この作品の中では、まず食物連鎖により水銀が体内に蓄積されて行き最終的には人間が口にするんだぞと、まったく本編と関係のない工場排水の映像などを挟む。それをやりながら、初めの脚注で水銀のデータは正確でないかもしれない?などと訳のわからぬ言い訳を入れている。初めから作品が怪しいと認めているようなものです。もう一つは、国際社会での会合で日本はアフリカ途上国などへの資金援助と引き換えに、イルカ、クジラ漁を正当化するための買収工作をしていると主張する。それをけしからんというなら現在の国際情勢の中で、アメリカや中国が行っていることすべては、どう正当化するんでしょうか?まぁ観ずして語ることは嫌なのでしっかり最後まで観ましたが、多くの日本人が想像する内容です。私はとにかく国際法に則り、正々堂々と政府間でしっかり白黒つければいいんだと思います。

たかちゃんさん [DVD(字幕)] 0点(2011-07-24 19:55:17)(良:2票)
9.ドキュメンタリーは、ありのままの真実を撮すもの、製作側が中立的な立場で撮ってこそ成立するものだと思う。そして観ている第三者に解釈を委ねるのが筋ではないでしょうか。
古い資料映像を引用したり、大した裏取もせず根拠もないのに「推測」で語るとか、もはや捏造ややらせに近い。製作者の悪意が込められている時点でアウト。まさにプロパガンダ映画である。
牛や豚、鶏など多くの動物を犠牲にして生きているのが人間。イルカは賢くて可愛いから捕獲してはならないというのは単なる駄々っ子ですね。
製作者の擁護ではありませんが、家族同然のように過ごしていたフリッパーがあのような最後を迎えてしまったのであれば本当に気の毒だとは思う。それならそれで「フリッパー追悼映画」でも作ってればよかったのでは?或いは、もしもフリッパーがイルカではなく、仮に牛であったならば果して同じような愛護姿勢を貫けたでしょうか?狂牛病とかひっぱりだしそうですがね。
シネマブルクさん [DVD(字幕)] 3点(2011-06-16 22:00:17)
8.入り江の中で行われている事が違法行為ならこの映画を褒めよう。しかし、完全に合法であり、入り江を隠しているのも、牛や豚と同様で、人に見える場所で大々的に殺すものじゃないからだろう。もっとも、見学したい人には見せたら良いとも思うが、それは別問題で、この映画のひどさはイルカ可愛さに、太地の漁師たちを犯罪者のごとく描いている点だ。これは絶対におかしいし、むしろ法を犯したとすれば盗撮を行ったあなた方だろうと突っ込みたい。
リーム555さん [DVD(字幕)] 0点(2011-06-14 18:03:09)(良:1票)
7.「大義のためなら手段を問わない」という、いかにも独善大国アメリカらしいドキュメンタリ。

観た後にサエズリ、はりはり鍋、百ひろ等の鯨肉料理は勿論のこと、他に(無理矢理エサを食べさせる行程が動物愛護的に問題になったらしい)フランスのフォアグラだとか、(愛玩動物を食うなんてけしからんという事で、特に若い世代には廃れつつあるらしい)韓国の犬鍋だとかを食べたくなったのは、私だけかな?

蛇足ですが…「Oceanic Preservation Society=OPS」が、海洋保護協会の略称だそうですが、私は彼らを「お馬鹿な Oceanic Preservation Society!」と呼称し「OOPS!」と略したい。
aksweetさん [DVD(字幕)] 3点(2011-05-21 00:41:03)
6.エンターテイメント作品。と思ってみれば面白い作品。というか実際そういった作りになっている。作為的な編集の仕方に失笑だし。太地町の方たちには気の毒でいいネタとして扱われただけ。
素敵な鯛の靴さん [映画館(字幕)] 1点(2011-04-26 11:06:03)
5.《ネタバレ》  日本に住む者でも殆ど知らないイルカ漁の映像は非常に興味深いものではありました。ただ、文化・風習の違いを受け入れず、ひたすら自分たちの考えを正とし目的達成のために手段を選ばない方法はいかがなものかと思います。法を犯して秘密裡に行われているわけでもなく、日本の法令で認められているわけですからね。

 問題にするのであれば、イルカ漁を認めている日本政府に対しその是非を問うべきで、法で認められた正当な漁業権を行使しているだけの漁師の活動をテロリストまがいのやり方で妨害するのは絶対に間違っていると思いますね。

 「イルカは可愛くて頭がいいから殺してはいけない」なんて活動家たちが堂々と語っているのを観て、心の底から嫌悪感を感じましたね。自然界のバランスが崩れ問題が起こるとか種の存続が危機にさらされているというのならともかく、知性や見た目で選別をするのは余りにも傲慢ではないでしょうか・・・・。

 まあ、アメリカ的思考が具現化されているといってしまえばそれまでなんですけどね。こういう作品にアカデミー賞を与えてしまうアメリカという国に恐ろしさを感じてしまいました。

TMさん [DVD(字幕)] 1点(2011-04-17 15:49:39)(良:2票)
4.あ~、このガイジンさんたちは、お金と暇と食糧を持て余しているんだろうな~と、思ってみた。アングロサクソンたちに、正義や価値観を勝手な理屈で押し付けられている中東、そして押し付けられようとしている中国のキモチが少しだけ分かったような気がした。
くまさんさん [インターネット(字幕)] 0点(2011-04-09 21:44:04)(良:1票)
3.《ネタバレ》 かつてイルカ調教師だったリック・オバリー氏が自身が一緒に暮らしていたイルカの死によって改心するというつかみで話に惹きこまれ、日の光を受けて泳ぐイルカ達の可愛い姿は観ていて息を呑む美しさ。サーモカメラやナイトビジョン片手に見張りの目をかいくぐって立入禁止区域に潜入、カメラを仕掛けてくるくだりはスパイ映画さながらのスリル。そして銛で突かれ、力なくイルカが海底に沈み、入り江が鮮血に染まる圧倒的な“悲惨美”の映像と、我々に問いかけてくる最後のフレーズ等々、メリハリがあり非常に面白い作品です。
しかし、評価できるのは結局そこまで。
伝えたい主張があるのは判るけれども、水族館からイルカを開放したいと言っていた次の場面で食用イルカが殺されるのを止めたいと言い放つなど、主張に一貫性がないです。というより、イルカを救う、というものが大前提であるからして、細かいところはすべて吹っ飛ばしている感じです。
知能の高い生物を殺してはならないという主張でさえ、裏を返せば知能が高くなければ愛玩にしようが殺そうがかまわない、という見方もできてしまいます。屁理屈でしょうがこれでは偽善以外の何物でもありません。
公正なデータを提示せず、テロリストと認知されている人物まで出演しているこの作品に“真実”を暴露する資格はないと思いますが、現代日本人が殆ど知らない、若しくは忘れかけていたイルカ漁にスポットを当てたということは評価できると思います。
ただし、後は受け手次第。これをそのまま全部事実として受け取ってしまうのでは思考停止に落ちてしまいます。
こうした事柄について、こういう意見もあると理解しつつ、自分の考えを持つことが真の見方ではないでしょうか。そういった意味では、アカデミー賞受賞も無駄ではなかったと思います。
とはいえ、明らかに劇的効果を狙った編集法や“悲惨美”など、ヤコペッティとやってることはなんら変わりないですが。
ドキュメンタリーというよりモンド映画として観るのが、一番怒りを覚えず鑑賞できる方法だと思います。
クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-06 03:16:59)(良:1票)
2.《ネタバレ》 妻投稿■旦那の日本語訳で見ました。映画の内容はイルカがいかに素晴らしい生き物で、それを殺戮する和歌山県太地の人たちとそれを容認する日本人たちがいかに残虐な民族であるかと言う事が描かれています。プロパガンダとしての質はやらせ感のおかげでマイナスですが、冒頭の光影逆転で表現された日本の風景、太地町なのにやたら京都っぽい神社仏閣が出てくる描写、水俣は明らかに日本文化に対する嫌悪感で満ちていまる事はわかります。■■私はこれを当然の描写だと考えています。なぜならこの映画はイルカを虐殺する事が許せない、イルカを救いたいという人たちが作った映画であり、彼らにとってイルカを食っちゃう文化はあってはならない文化だからです。■私はイランで性暴力被害者の女の子が処刑されたり、同性愛というだけでクレーンで首を吊らされている事に凄い嫌悪感を感じていて、そういうものを容認するイランの社会に不信感を持っています。もし私に金と能力がありそれを映画にする事があったら(馬鹿なので私自身が首つり死体にされる可能性が高いですが)、あっちの文化や政治的な事情抜きにしてこっちの価値観のみでザ・コーヴも真っ青なプロパガンダ映画を作ってみせます。日本人の方も自然保護団体の非合法行為に合法的な生計を邪魔される太地町の人や、欧米植民地において行われた「先住民」という名の「動物」の虐殺を描いた映画を作ってもいいのです(その時はせめてもう少し完成したプロパガンダでよろしく)。■■「それでは中立な映画が出来ない」「映画人同士での和解が出来ないじゃないか」と思うかもしれませんが、映画は中立でなくてもいいのが私の持論です。双方、あるいは片方だけでも見たものをしっかり自分で考え、自分なりの「中立」を見つけるのは、視聴者の役割なんだと思います。■■それにしても「殺していい存在」「殺しちゃだめな存在」の境界って何なんでしょうね。製作陣はどう考えているのか一度聞いてみたいと思います。ちなみに私は人間同士の強弱に差がありすぎたり、世の中が荒れていたりして「自分の人権を侵害されるリスクを減らす最大の方法は他人の人権を守る事」という原則が成立しない場合、人間も動物も命の大切さにおいては変わらなくなると思います。北朝鮮なんて牛一匹殺したら銃殺でしょ。
はち-ご=さん [インターネット(字幕)] 7点(2011-02-22 07:08:10)(良:1票)
1.《ネタバレ》 先ず言っておくけど、あたしはこの映画、嫌いだからね。
この映画の中でプロパガンダという言葉が出てくるけど、この映画こそプロパガンダだし(笑)。
ドキュメンタリー映画っていうのは、基本的に撮る側の意思が非常に明確になる物があるから、それを見てる側がどのように汲み取るかで評価は大きく変わると思います。また、ドキュメンタリーって別に公平性が必要な物ではないという事を知っていないといけないでしょうね。
基本的に反捕海豚の連中しか出てこないから、日本の側の人間が出てきても良い様にあしらわれているという感じにしかなくて、反対側の意見ってものは全くと言って良い程出されていないって事が公平に見るという目線では無くなっているから実は日本人側の立場はハナから弱いんです。そうした徹底的な映像的な操作は悔しいけど上手いんだよね。だから全く捕鯨や捕海豚の実態を全く知らなければコロッとだまされると思います。さらに、この映画は捕海豚の反対を明確に謳っている映画なので、そこだけを見れば良い映画って事になるかもしれない。基本的には自分たちの活動の正当性とその活躍(?)ばかりで、やっている事の半分くらいは正当性を欠く映像ですね。
但し、ここは誤解しないで欲しいのだけど、この映画は、映像的には良いかもしれないけど、内容的に正しいとは必ずしも言えないという事ですね。例えば、事前の話としては、海豚の肉は水銀濃度が高いから食肉としての危険を警告するものだという、この映画の主人公のリック・オバリーの話があったと思うのですが、そんな話は映画の中では、1割も出てきません。主張する方法も意図的に操作されている箇所もあって、大した主張では無いんですよ。むしろ、海豚に対しての感情的な意見など、彼らの一方的な都合でしか主張が展開されていないという点で、その意味ではかなり視聴者のインテリジェンスが試される映画ではあります。また、こういう映画ではよく使われる手法ではあるけど、騙し討ちや姑息な手を遣っているっていう点で、過去のドキュメンタリー映画と比較しても、出来は正直良くは無いですね。むしろ、この撮影をする為に色々と工夫をしたり夜中に人目を避けながら準備をするシーンを見ていると、やり方としてお粗末さみたいな物を感じられますしね。
基本的には見て欲しいという意味で6点を付けさせて頂きますが、映画的には2点、内容は1点が良いとこかな。
奥州亭三景さん [映画館(字幕)] 6点(2010-09-12 08:43:12)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 3.13点
0320.00%
1320.00%
200.00%
3213.33%
416.67%
5320.00%
6213.33%
716.67%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 1.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
ドキュメンタリー長編賞 受賞 

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