9.なんだよ。オシャレに仕上がっちゃったモンだな。オシャレ作品かよ。なんっつーか、よしもとよしとも作品なのにそれでイイのかよ? と、思った。あ、冒頭で自棄気味に歌ってたヒトが、原作者のよしもとよしもとかと思っちゃいました。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-01-10 08:08:08) |
8.物語も映像も印象に残らないが麻生と宮崎は芝居も良く、いい感じの存在感出してました。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-08 18:19:25) |
7.いまや「漫画の映画化」というのは、ネタ不足の映画界においてまさにブームで、秀逸な漫画は片っ端から映画化されている。最近の漫画はその作品自体が秀逸で、漫画を読んでいる段階から映画を思わせる作品が多いため、映画化が無理なく成功するパターンが増えてきているように思う。ただ、それでも、映画が原作漫画を超えるということは、ほとんどない。漫画は、それそのもので作品として“完成”しているからだ。 しかし、今作は、間違いなく原作漫画を超えている。 極限まで物語の断片を省いた短編作品である原作において描かれなかった物語を、とてもとても丁寧に補い、完成された物語を紡ぎ出している。 やはり、俳優が素晴らしい。ARATAにしても、宮崎あおいにしても、麻生久美子にしても、田口トモロヲにしても、原作ではなんだか薄くみえるキャラクター像を、生々しく美しい人間像へと昇華させている。 そして、原作の雰囲気を崩さずに、ただ自然に、確実に膨らませてみせた、脚本と演出と音楽に賞賛を送りたい。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-15 03:27:29) |
6.麻生久美子と宮崎あおいはもうちょっと作品を選ぶべきだと思う。 【ナクサライト】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-05-02 21:57:42) |
5. なんかねー、なんかねー、麻生久美子さんがかわいー・・・じゃなくて、かわいそう。しっかし彼女はこういう薄幸の役が似合うよね。好きです(告白)。宮崎あおい嬢はね、やっぱり演技が上手だと思ったよ。緑水のCMのころから注目していたけど、でも、この映画では感情移入できなかった。役柄の問題。それとARATAにムカムカしながら観てました。もうお前は黙ってピンポンやってろ!って感じ。あー、もうイライラする!! 影があることをアピールしている人は嫌いです。それを前面に出している人。隠しなよ。同情されたいの? でもこういう男性に女性はクラっときちゃうんだろうなーって思ったら切なくなりました(何の話だ?)。それはともかく観ている人は登場人物にどれくらい感情移入できるかで決まりますよ。とくに青春映画なんかではね。この映画はダメだったなー。自分に合わない映画だった。「つまらない」とかじゃなくて。 それと観ていて気付いたこと。監督はこキタノ映画を意識しすぎ。それが露骨に出てた。青すぎるし、カットは多いし、セリフは少ないし。主題は違うんだけどね。こちらの方がチープだけどさ(悪い意味ではなく)。あと曽我部恵一の音楽がびっくりするぐらいハマってました。本人出てたし。 【ひろすけ】さん 5点(2005-03-22 15:09:20) |
4.《ネタバレ》 普通。すごいっぽく作ってあるけれど、そんなにすごくない。陶芸の作品を新聞紙にも包まないとかアケミの電話しながら運転とか、不自然な場面もなかなかさめる。ARATAの演技がけっこうよかった。わざとテンポの悪いような会話も、割と効果的だった 【ガム】さん 5点(2005-01-23 17:24:40) |
★3.《ネタバレ》 開始早々のクラブのシーンだけで、「駄作では?」と思ってしまった。アケミの同僚がデクノボー演技で、その上、リチオのパンチが当たってないのに崩れ落ちる。「月光の囁き」で凄い演技してたはずの水橋研二がなぜっ? 大学生が作った自主映画じゃあるまいし、どういう意図に基づく演出? 公式ページでは詳しく解説されているリチオのココロの闇は、映画の中ではかけらも描かれていなくて、ただの無表情で無感情で人付き合いの苦手な人のようにしか見えないから、彼女の妹と××しようが、リストカットしようが、何にもこちらの心に響かない。せめてアヒルが「アフラック!」とでも言ってくれれば少しは楽しめたかも(←それはない)。 【マイケル】さん 3点(2005-01-14 16:32:04) |
2.《ネタバレ》 すごい映画に出会ったと思いました。主演3人は非のうちどころのない演技というほかありません。まずARATA。金髪にサングラス、さらに無表情な顔でどのように演技するのかと興味がありましたが、口ってセリフを言わずともあれだけ表現できるんですね。屈折の度合いを見事に表現していました。格好も違和感なく、目の傷も生々しかったです。リスカの跡がもう少しリアルだと良かったなと思います。次に、麻生久美子。本当に彼女は監督によって変わりますね。心優しさの中に逞しさが表現されていて、一本筋の通った美しさがあったと思います。事故後のシーンは「あれ?出すんだ」と思いました。最後に宮崎あおい。もう完璧。唸るしかありません。10代の飽きっぽさ、自信のなさ、悲劇のヒロイン願望と、センチメンタル趣味。そして最後に現れる本当の悲しみ。この単純じゃない感情の揺れを、細かく表現できていたんじゃないでしょうか。いや、もっと複雑な心象を描いていたのに、20代の僕には嗅ぎ取れなかったのかもしれない、そうまでも思います。彼女は日本のトップ女優へ着実に近づいていると思うのは僕だけではないはずです。この若く美しい10代のうちに奥田瑛二の「少女」みたいな映画に出て欲しいと切に思っています。 ストーリーとテーマソング、カメラワークも素敵だったと思います。内容を完全に把握できたかと言えば僕にも自信はありませんが、リチオの心の中を100%説明するのは本人にもできることではなく、あえて言えば原作のよしとものみぞ知るといった所でしょう。子供をさらわれかけたトモロヲの行動と、その後のベンチでの会話など、細かく笑ってしまう部分もあり、緩急をつけたストーリー進行が良かったと思います。じっくり考えて映画を噛み締めてみたい人にお薦めの映画です。 【fero】さん 9点(2004-12-24 01:41:39) |
1.《ネタバレ》 会話と会話の張り詰めた空気が絶妙。 特に中盤の宮崎あおいと麻生久美子の会話は見ごたえがありました。 実際の心境、言いたいことを想像しながら観ると面白いですね。 でも展開は重く、タルーイ部分があるのは残念。 回想シーンの意味も結局解らずじまいでしたし。 中途半端な終わり方もあまり好きになれないな。 【ふくちゃん】さん 7点(2004-12-15 01:00:52) |