14.いかにもフランス映画らしい雰囲気が漂うミュージカル仕立てのラブコメ群像劇。挿入されるシャンソンが実に巧くそのシーンや登場人物の思いにリンクしている。しかし、じっくりと聞かせるという趣向ではなく、中にはその曲の中のワンフレーズが欲しいがために挿入されているような曲もありますが、この使い方が実に面白いです。綺麗な声の女性シンガーの歌に合わせておっさんが口パク、あるいはその逆もあったり。何だ、全然合ってないじゃないか!という感想は不思議と出てこない。後半はちょっと長く感じましたが、意表をついた口パク挿入に度々笑わされました。アラン・レネの遊び心が楽しい、小粋で愛すべき作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-27 00:23:36) |
13.《ネタバレ》 ヒトラーに「パリは燃えているか!」と電話で怒鳴られたコルティッツ将軍が受話器を置くなり、“私が愛するものは二つ、祖国とパリの街♪”なんて女性の声で歌い出すオープニングは、予備知識なくて観てしまった人はきっと度肝を抜かれるでしょうね。私でも知ってる様なシャンソンのフレーズが数多く使われていますが、どのタイミングで歌がでてくるのか予測不可能なのが面白いところです。良くこれだけセリフにあったシャンソンを集めたなと感心してしまいます(それとも、集めたフレーズに合わせてストーリーを作ったのかな)。ジェーン・バーキンの出演シーンでは彼女のオリジナルの歌を使うなんて実にシャレてますね。これがかつて“世界一難解な映画を撮る男”だったアラン・レネの映画とは、まあ時代は変わるもんです。お話し自体は他愛のないもんですが、さすがレネの映画だけあってさりげないシーンにも彼の絶妙なテクニックが感じられます。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-01-10 00:49:39) |
12.歌の部分がただの「歌の挿入」にしかなっておらず、演技部分と一体化されていない、というかむしろ逆に明白に別物になってしまっている。この時点で私にとってはダメです。内容自体も、いろんな人が登場する割にみんな似たような感じなので、手法としての群像劇の意味がありません。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-05-31 23:41:45) |
11.楽しかった!テーマになるシャンソンがそれぞれの登場人物にあり、歌はシチュエーションにもぴったりだし、人物の関係も面白かったです。個人的にハマりました! 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-05-26 21:35:24) |
【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-16 13:00:52) |
9.いいねぇ、役者が歌うんじゃなくて既存のシャンソン、ポップソングを流して役者は口パクってのはミュージカル映画の吹き替えを逆手に取った、なかなかに面白いアイディア。男性の歌声を女性が口パクしてたり、おっさんが可愛らしい歌声の口パクしてたり、なんでもありなんですが、そのアンバランスさがおかしいし、またなぜだか妙に合ってる。30分もすればこのおかしさがやみつきになって「早く歌かかってくれ~!」と待ちわびてしまう。個人的にはストーリー自体も気に入ってます。これってストーリーにあわせて歌を探したんだろうか、それとも使いたい歌にあわせてストーリーを作ったんだろうか?ま、どっちにしてもこれはいいです。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-29 16:36:51) (良:1票) |
【miso】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-06-19 21:46:51) |
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7.台詞の合間に新旧織り交ぜた様々なヒットソングをオリジナルのまま挿入し、それを出演者が口パクで歌うという、一風変わった演出のミュージカル風恋愛群像劇。話自体は毒にも薬にもならない、本当に他愛の無いフランスらしい男女の痴話言。この映画で圧倒的に楽しいのは、会話の間に突然挿入される歌。ミュージカルの様に踊ったりせず、また、歌を聴かせる訳でもなく、単純に台詞代わりに歌が使われる。しかししかし、多くの日本人が私と同じだと思いますけど、使われる歌のほとんどに馴染みの無いことが致命的です。これで本作の楽しさは半減してしまう。これは過去数十年のオリコン・ヒットチャートから、新旧、そしてジャンルを織り交ぜて代表曲を選抜した日本版リメイクを切望します。そういうことで、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-09 00:05:58) |
★6.冒頭の歌は確かに面白かったけど、映画一本このアイデアで引っ張るのは無理があるような気が... ただ「あまい囁き」は久々に細川俊之と中村晃子のカバーバージョンが聴きたくなりました。 【マイケル】さん 5点(2004-03-08 14:23:01) |
5.個人的には、1950・60年代の「前衛的」かつ「純文学的」なトンガッていたアラン・レネよりも、この映画や、『メロ』なんかの通俗的なまでに分かりやすく、素直に物語や題材と戯れるかのようなレネの方が何倍も大好きだし、作品も素晴らしいと思います。シャンソンに合わせて口パクで歌い、他愛なくも微笑ましいパリジェンヌ(とパリジャン)たちのスッタモンダを描く、ただそれだけの映画なのに、ここにはホンモノの幸福な「気配」があって、見る者をほんわかと包み込んでくれる。一体、アラン・レネの映画でまったりニッコリできるなんて、誰が想像できた? …さてはこの巨匠、”脳軟化症”でボケたかとささやく向きもあるでしょうが、だったら、ボケとはひとつの”恩寵”でもあるんだな、とぼくは申しましょう。 【やましんの巻】さん 8点(2003-11-18 12:24:45) |
4.シャンソンがミュージカル仕立てってのは、初めてだった。音楽はいいけど、ストーリーが薄々。歌しか印象に残ってない。 【桃子】さん 4点(2003-10-24 18:09:54) |
3.なかなか楽しめた作品でした。とくに姉の演技がよかった気がします。出演者たちが本当に歌っていればもっと楽しめたのですが・・・。 |
2.世間的に評判が良さそうですが僕にはイマイチでした。クラゲとかしょっちゅう変に出てきて眠たくなるし、ストーリーもそんなに面白くなかったです。だけど音楽はとても良かったと思う。♪人生なんてとても短いんだから楽しまなくちゃ・・・とりあえず「シャンソンていいね。」って思いました。【点数】カミーユに4点。 【ピルグリム】さん 4点(2003-10-10 16:34:59) |
1.要所要所でシャンソンが出てきておもしろい。要所ではないところでも、突然歌い出して、おかしかった。 【Claire】さん 7点(2001-05-16 14:05:26) |