221.《ネタバレ》 この作品を借りたのは実は「-lessレス」に似ているからということでしたが、 ・・似ていませんでした。 似ていたのはその標識の場所から抜け出せないという形と、 全ておわったことが元に返るという組み立てで、 実はよくあるサスペンスのお手本なのです。 私は本当にこの作品に似ているのは、 「オープン・ユア・アイズ」なのではなかろうかと思います。 見かけは「レス」に似ているかもしれませんがそれは勘違いで、 実は根底には「オープン・ユア・アイズ」の世界なのです。 それは解読サイトを読み終えて気づいたのです。 この作品はかなり難解でして、 観終えたあと頭の中が???のこだまがひびいている状態(爆) 何がなにやらさっぱりわからない~!! 待て待て・・どれかはっきりさせてくれ。 実は死んでいたとか夢だったとか! パニくりましたよ(苦笑) そう解いてもつじつまがあわないのですから・・ ああ、そうだったのか!という驚愕のフィナーレに感動というものでもない。 ただ何かわからにんだけれどもナオミ・ワッツの片思いは理解できたし、 恨みやねたみや狂うほどの恋しさ哀しさはわかったような気がする。 だからこの作品はストレートに脚本をいじっていなければ泣けるかもしれない、 恋愛映画であり成功から転落した(本人は成功したと勘違い)夢みる少女の物語。 「パルプ・フィクション」というタランティーノの映画がありました。 あれも後半に脚本の順番を変えて観客を不思議な世界に誘います。 この作品はある程度ネタバレされたほうが面白いと思いますが・・ 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:02:51) |
220.この作品に限ってはこのサイトでネタバレを読んでから観てもいいかもしれません。 映像は上手いなと思ったけどストーリー的には普通かな。「青い鍵」あたりからよう やく内容がつかめました。うーーんでもやっぱり至って普通かな。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-02-13 21:23:47) |
219.難解でよくわからないけども、カルト臭がしないのは、ハリウッド映画だからか?小さくまとまってんだよな。 → 解明サイトを読んで、この映画を再見して、すばらしさがよくわかった。カミーラに手をひかれて藪を抜けるダイアンのうれしそうな表情が、微笑ましくて悲しすぎる。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-10 14:24:20) |
218.《ネタバレ》 しかしリンチてなんてけったいな髪型なんだろ。あの眉間のシワの深さは、「凝視の継続」を現していると思われる。一点をじーっと見ちゃう。じーっとじーっとディープに見ちゃう。それを一生続ける。疲れるだろうなあ。「ワイルド」以来縁を切っていたが、各方面の評判により、一応見てみました。「○○は○○を象徴している」てのはさあ、リンチ映画では私程度の者は感じられないわけよ。だってさあ。「○○は○○を象徴している」だらけにしたいなら、何でもありになってしまわないか。例えば「便座の降りている便器は幸せを象徴している」とかさあ。なので「ブルーボックスとブルーキーは死の象徴」だと言われても必然性を感じない。「なんで?」としか思わない。ダイアンがそんなにまでカミーラを愛するようになったことについても説得力を感じない。小道具も人物も駒としか思えない。「○○は本当は○○だったんだ」て、鑑賞中じゃなくて、後で分かったからとて何の意味があるのか?鑑賞中の数十分の中で観客を堪能させてこそ映画。説明しすぎはもちろん洗練度を欠くが、分からない奴がバカだという前提の作品や、解析サイトが必要な作品は私は認めない。(カルとかスイミングプールとかメメントとか)これで本当にリンチとは切れます。 《追記》DVDを返しに行ったら店員が「これ、おもしろかったでしょう」と力説。ブルータスお前もか。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-02-04 15:56:41) (笑:1票) |
217.・・・・・・・・・?・・・??・・・・・!・・??? 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-27 17:54:55) |
216.なんなんだこの作品は。。と思わせられました。自分の中で話がうまくつながらず混乱に陥る。いつまでもわだかまりが・・・。そしてとてつもないインパクト。あとから解析サイトをみてみる。さらに仰天。リンチにしてやられた!そう、これはしてやられる作品。 【アンリ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-17 23:17:04) |
215.ヤバイよヤバイよ・・全然意味分かんない(笑)こんな映画とは知らず、もさーっとタイトル借りしてしまった。解明サイトなるものがあるんですか・・・でも、見たくない。ネタバレだってガマン(泣)かといって再見する勇気もナイ。だってもし2度も3度も見て分かんなかったら・・?立直れない。ん?!じゃぁ一生分かんないってこと?ヒドイです、あんまりですよ~リンチのあほ~(号泣) 【タマクロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-08 12:26:19) |
214.理解はできませんでした。雰囲気は堪能しましたよ・・・。何か悔しいので、解明サイトをみてもう一度鑑賞するつもりです 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-30 23:58:26) |
【トクタ】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-26 20:11:27) |
★212.よ~解らん。解ろうとも思わない。でも10点。そんな映画でした。 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-10-30 23:48:33) |
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211.『3回見ても解らない!』と言うので、いったいどんな映画だ?と、早速レンタル。 う~~む、解らないのも道理、監督自身が『音楽のようなものです』(はぃい?) と、言っていたりする。。。ゆえに、解ったのは、アナグラムの如、脚本をシャッフル、置換。もしかすると、別のストーリーシナリオが混ざってしまったのかもしれない。なにやら意味ありげにミステリーものを装い、デコレイト。 心理的お色気を少々サ~ビス。魔術色をインサートし誤魔化す。 仕上げに幻想風で全体をコーティング。そ、し、た、ら、こんなんできました~~~!と、ゆう映画だ。とゆう事。。。 しかし、、コレを3回も見れるとは凄いもんだが、おバカなシーンがワンシーンだけあり、ソコだけ、ちょい笑えた。 タイトル、英語ゆえ、なんとなくサマになってるが、青梅街道、甲州街道、、、、 あはは、ピンとこないな(^^:) 【斜藥】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-10-30 02:20:00) |
210.《ネタバレ》 全貌を理解してから観ると魅力が深まる希少な作品(普通はネタバレされてから観ると楽しみが半減する)であり、極めて完成度が高いと思います。最初の1時間40分は、ナオミ・ワッツ演じるダイアンの夢(ダイアン=ベティ カミーラ=リタ)であり、カミーラを嫉妬から殺しを指示して遂行してしまった彼女の夢物語。後半40分はそんな彼女の辿った現実の行く末。気にして見れば幾つもの親切な伏線が用意してあり、まさにDVDで見返すのにふさわしい作品だといえます。圧巻なのは後半の嫉妬に狂うナオミ・ワッツの演技。特にその目はホンマモノではないかと言う程の力で、この作品の魅力、とりわけリンチが作り上げたワンダーミステリーに一役買っています。 アンジェロ・バダラメンティのダークかつクセになるサントラをはじめ、レストラン裏の謎のホームレス、死神を匂わせるカーボーイ、権力の象徴である小人さん(ツインピークスで逆に喋ってた人)、クラブシレンシオ(シレンシオはスペイン語の黙祷、つまり死への入り口)の存在と、ダイアンの気持ちを代弁した泣き女。全てがハリウッドの夢であり、その夢の挫折とダイアンの悲恋に絡んできます。「分からなかったら体感せよ」がリンチの言葉ですが、初見でワケがわからないのと同じくらい、全貌を全て理解してから見返した方が更に心地良い体感ができます。リンチ作品では「イレイザー・ヘッド」「ツイン・ピークス」と並ぶ完成度をなす作品だと思います。 |
209.私も某サイトの解読コーナーを拝見してやっと解りました。成程なぁ…と思いつつ、やはり映画は一回見ればある程度解るようにしてほしいと思いました。小説や絵画と違って映画を何度も見直すのは時間も労力もかかるので。 相変わらずの独特のミステリアスなムードはとてもいい感じ。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-25 13:05:10) |
208.《ネタバレ》 田舎ではきらびやかな人気者として輝いていたダイアンが、ハリウッドスターを夢見てロスに出るがドンドン落ちぶれていき、最後は自殺するという話。ブルーボックスを開ける前は、ダイアン(ベティ)の夢、開けた後は現実世界。ポイントとなるのは、まず老夫婦の存在。あれはダイアンの両親なのかもしれない。その理由としてプロローグの「ジルバ大会」でダイアンと一緒に喜んでいるシーンがある(優勝を喜んでいる?)。そして、夢の世界ではダイアンを応援し、自殺間際には笑いながら迫ってくる。これは堕落した生活を続け、カミーラ殺してしまったダイアンの良心の呵責が生み出した幻だろう。そして、アダム監督。夢の世界では妻に不倫され、ボコボコになり、破産宣告。監督業に復活するものの、マフィアの存在により惹かれていたダイアン(ベティ)を「シルヴィア・ローズ物語」の主役には抜擢せず、カミーラを選ぶことに。要は、実力では自分が主役になれたものの、裏の圧力により主役になれなかったんだという夢である(妄想)。理想の世界でダイアンは、清純で誰からも好かれる人柄であり、ハリウッドで実力を認められ、カミーラは自分のもの…という現実とは真逆の世界が描かれている。ダイアンの化粧や格好だけ見ても、それは如実に表されている。しかし、夢は劇場でまやかしだとわかり、現実世界ではカミーラは殺され、自分に殺害容疑がかかっている。そこには、恐ろしく屈折した愛を持つ堕天使がいた。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-20 15:23:54) |
207.すごい映画。はじめてみたときは当然撃沈。何もわからなかったが、あるサイトの解説を見てようやく作品の意味がわかった。奥のふかーい映画。この作品のおかげで映画の見方が変わりました。デビッドリンチ天才!! |
206.この映画に出てくるファミレスとそっくりな場所が東京の登戸周辺にあるらしい。まあ、そんなことはどうでもいい。私はこの映画が大好きである。ただ、大好きといいながら最初は意味がよく分からなかった。前半と後半でナオミ・ワッツが同一人物だとは思わなかった。それでも意味不明では済まない高密度な展開を目の前にして思わず戦慄した。何度か鑑賞の後、ストーリーを理解した時はリンチの虚実感覚に確かに驚いたが、それよりもこの悲しすぎるラブストーリーの濃度がこの映画のキモなのだと確信した。リンチはどう考えてもヒューマニストだ。その意味不明な映像の連続とフリークス達に、まず目がいってしまうが、彼の映画の本質は社会からはみ出てしまった人間たちを「ありのまま」描くことにある。トラウマ体験間違いなしの「イレイザーヘッド」ですらそれが見て取れる。おそらく彼にとって、むき出しの人間をそのまま描くのは顔が赤くなるぐらい恥ずかしい事でもあるんだろう。リンチは社会から見えない異形を映し出す「ラーのかがみ」になる。そして登場人物達に「遠回しの愛情」を注ぐ。それがまた魅力的なのだ。前半の、ありえないぐらいキラキラしていてポジティブ、それでいてエロさを併せ持つベティはまさにハリウッド的異形。発端だけ提供される幾つかのストーリーは次第に消えて一本の筋が見えてくる。それは一本の張り裂けそうな欲求だった。そしてデビッド・リンチの冷徹な視線はそんなベティの妄想を打ち砕く。夢は破れてしまった。映画は一気に破局を迎える。ベティ(ダイアン)とリタ(カミーラ)の蜜月がオーバーラップされ、最後の「シレンシオール」。うーん、切ない!ダイアンの衝動は「ノー、アイ、バンダ!!」のシーンに集約されるのだと思うと泣けてくる。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-03-14 09:49:37) |
205.《ネタバレ》 難解。幻想的で抽象的という点で、 鈴木清順やウォン・カーウァイに通じる。 デビット・リンチは幼い頃から画家志望で美術学校に入学するが中退し、ヨーロッパに留学するもわずが15日で帰国してから映像の世界に入っている。抽象的な世界だけでは肌に合わなかったのだろうか。デビット・リンチは生粋のエンターティナーだ。 すべての場面において計算された意味がある。たぶん。 夢という仕掛けを使って理解と不可解の分水嶺を引いた。 観る者には幻想的な映像を堪能する喜びと、謎を解く喜びの両方が用意されている。 【michell】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-01-15 20:00:56) |
204.リンチ作品の集大成。 レビューで、「ツインピークスPART2」と書かれていた方がいたけれど、ある意味全くその通り! (点数から見てその方は、私と同じ意図でそう書かれたのではないのでしょうが) 私的解釈ではありますが、この映画でリンチが描いたのは、カリフォルニアにひそむ、ハリウッドという名のブラックロッジなのでは、と思うのです。 そこにいざなわれたのが、ダイアンとカミーラ、2人の女性。ツインピークスでは、シカモアツリーの輪がブラックロッジへの入り口でしたが、今回はそれが、マルホランドドライブなのでしょう。 久々にリンチワールドに酔えました。文句なしの10点献上。 【ろこもこ・らいす】さん 10点(2004-11-15 05:05:08) (良:1票) |
203.一切の予備知識なしでチャレンジした若かりし頃、見終った後の愕然とした気持ちを覚えています。「何もかも分からねぇ~、こんなん映画じゃねえゃ!」と吐き捨てた。見終った後に画面に出たキーワードを元に公式HPで映画のカラクリを理解し再チャレンジ。そしてストーリーや仕組みを理解はしたものの「映画としてのアイディアは凄いけど、内容はそれほど大したことはないね。」というのが2回目の感想。そして今日何年かぶりに観ました、これで3回目の鑑賞。「何もかも素晴らしいとしか言いようがない。」人間変わるものですね。DVDにはリンチのインタヴューがあり「映画のなかで全てが語り尽くされている」というのが本当に身に感じた。 前半の妄想には、本当はカミーラを殺したくない、殺しが失敗して欲しいそして自分とやり直してほしい想いが強く込められている。ハリウッドで失敗した憎しみや皮肉、アダム監督への恨みも強く感じられる。観ていてとても辛かった。ダイアンの想いが様々なカタチとなって、一見すると訳が分からないところにも複雑な意味が込められているのを知ると。そして妄想と現実との分岐点シレンシオで聴いた歌と前説で語ったセリフは意義深い。「オーケストラはいない、すべてまやかし。」前半はこの一言に尽きる。オーケストラは前半の登場人物達だろう。「あなたを忘れられずに一人で泣いている。自分に何ができるだろう、あなたを慕って泣きつづける以外には。」という込められた想いが重すぎる。はっきり言って、この映画はミステリーでもなんでもない、一人の女の切ないラヴストーリーと言っていい。青いカギを見付け殺しが成功したことを知ると精神を保てなくなり妄想に乗っ取られたようなカタチで自殺する。妄想に襲われなくても彼女は生きていけなかっただろう、カミーラがいなくては。冒頭のジルバ大会の明るい雰囲気と異なり、夢や希望とともにロスへ来て、夢が破れ、最愛な人に捨てられた絶望と恨み…。最愛の人を殺して自殺するというラスト…。それにしてもナオミワッツの演技は凄すぎる。彼女なしで本作はこれほど素晴らしい作品にはなり得ない、カミーラを見つめる眼の奥に愛情、憎しみが交じり合った複雑な想いが込められていた。点数は9点に留めておくが、まだ自分が完全に理解していないような気がするため。もっともリンチは理解するのではなく、音楽のように感じて欲しいと言っていたけど。 |
202.艶やかで美しい女性の幻想的な物語です。分かるとか分からないとか、難解とかが、気になる映画ではないと思うんですが。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-11-01 13:06:31) |