20.《ネタバレ》 あぁ!死んだらどうなるんだろう!すげぇ気になる!気になってしょうがない!こうなったらこの装置を会社をぶっ壊してでも使って死後の世界を拝んでやるぜ!…という所まで行き着くのにかなり苦労する映画。 この映画盛り上がるまで凄い時間を食うし、序盤凄いみんなカリカリしていて見ていて疲れます。 だんだん、だんだんと盛り上がってるような、どうなのかわからないラストスパートを迎え、そして死後の世界的な物を見ておしまいで、彼らはその後どう後片付けをしたのかとかは野暮なんだろうけどやっぱりどうなのか。息子もいるのに。 装置による映像はとてもいいのです、まぁもろ2001年リスペクトのという印象なんだけど、終盤の方はなかなか。ただ流すならぶっ続けで見たかったですね。 ちなみに89年当時の音響カプラを使ったインターネットと、エンジニアとは思えないマイケルのキータイプが拝めます。 結構展開が終盤までずっと地味なので見ていて疲れますが最後の工場破壊は見ていて痛快です。4点です。 【えすえふ】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-07-12 22:43:55) |
19.《ネタバレ》 ラブストーリーにしたいのか、サスペンスなのか、それとも純粋にSFとして楽しめばいいのか、スタンスのわかりにくい映画です。 わかりにくさの原因はストーリーと、登場人物の行動の動機付けが曖昧すぎる点にあるかもしれません。前半は人物関係がごちゃごちゃしているように感じます。 ラストのオチまでふわふわしています。 一番面白いシーンは、電話回線使って研究所をハッキングし、みんなをあたふたさせているところでしょうか。あそこだけコメディタッチなんですよね・・・ 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-03-22 11:14:46) |
18.《ネタバレ》 他人の五感を体感できる装置の発明にまつわる科学者と会社とのありがちな対立のドラマに一度は崩壊した夫婦関係が再生されてゆく大人のラブストーリーが絡んでゆくのだが、そこから偶発的に起こった「死」によって全く新たな展開を見せてゆくことになる。映画はこの新たな展開を重点的に描こうとする。対立のドラマとラブストーリーはその後も活かされ、この新たな展開の駒として盛り上げてゆくのだが、ここは逆でしょ。新たな展開、つまり「死の体験」という魅力的な展開によって前者を盛り上げていかないと。科学者の遺志を継ぐための行動なのか単に「死の体験」をしたいのかよくわからん状態で「死の体験」が一人歩きしていってる。まあ、見せたかったのはその体験映像だってのは分かるんだけど。で、その映像は監督がこれまで特撮スタッフとして係わってきた映画を想起こそすれ、映像自体に感動はなかった。でも想起すること自体が一種の感動ではあったと思う。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-04-28 14:12:39) |
17.《ネタバレ》 良作。 SF映画好きなら観て損はしない作品。 最後の台詞(確か『星を見ろ・・・』だった)、微笑みながら向かい合う主人公夫婦が星になり、それが宇宙に輝くの無数の星の一つになる・・・ というラストの描写に妙に感動したのを覚えている。 【たくわん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-04-20 18:57:55) |
16.《ネタバレ》 肝心の死の体験があれでは…という感じ。本人の死に対するイメージが一気に出てきたってことかなぁ?あれのために仕事も工場も滅茶苦茶にして後どうする気なんだ 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-01-23 20:52:16) |
15.センチュリー21の看板がやたらに目に付く。不動産屋さんがスポンサーなのでしょう。 製作の苦悩が伝わってきます。今なら、ケイン・コスギが主演のアクション映画になっていたでしょう。 ちょっと年上の女房と仲直りするストーリーを軸に新技術の開発に懸けるエンジニアが軍の陰謀に巻き込まれるお話です。 死後の世界を機械に記録してしまうというアイデアはなかなか荒唐無稽で面白い。 それから。ハッカーが始めて登場した映画ではないかと思います。 ウォーケンがハックしているところをむこうのエンジニアがモニタしながらやるねとかいっている場面は制作年代を考えるとかなり先取りしていたと感じます。 ノートパソコンならぬトランクパソコンもなかなかかっこいい。しかもモニタはCRT。 昔の小型テレビのようなモニタとキーボードを備えたこのマシンはかっこよかったです。 ナタリー・ウッドが途中でお亡くなりになったのでラスト若干不自然な場面がありますが、ギミックを見せるという古典的なSF映画の最後のあたりの映画として記憶にとどめたい。 【アホをどり】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-30 18:40:07) |
★14.《ネタバレ》 この時代の映画(というより古い映画)特有のまったり感、スローペースを味わった。最近の映画は、余分な部分をそぎ落としコンパクト&インパクト重点で目が離せない作りが主流なだけに妙に懐かしい(多分、リメイクしたら90分で納まる内容だろう)。いわゆる臨死体験を見たいというのが一つのテーマであるが、ほとんど「2001年宇宙の旅」のラストと同様で意味なし、映像を楽しめと言われてもさすがに今見ると精度に乏しい。それより、研究所の工場が狂ってしまい自己破壊する描写は、近代SFギャグっぽくコミカルに見えてしまい、その部分の方が見ごたえがあった。出演者は、それぞれ特有のキャラを持ち、マッチしていたと思う。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-05-05 01:11:46) |
13.《ネタバレ》 確かにお話も発散してるし、工場でのドタバタは余計だし、主人公と元奥さんとの関係の描き方が中途半端だし、結末は「だからナンやねん」なんだけど、当時個人的に冒頭のシーンがなんか気に入ったという、個人的思い入れがあるので、プラス2点。このレビューを読んだ方は、その辺差引いて参考になさって下さい...っていうレビューも珍しい? 【んぽ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 16:52:37) |
12.《ネタバレ》 発想が斬新で,感心しました。ぜひともリメイクしてほしいのですが,1983年版でも十分視覚的に楽しめました。 【malvinas】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-10 19:13:23) |
11.今から考えるとバーチャル・リアリティー(VR)の走りですね。VRと云う発想が一般化した今となっては確かに内容は少々古いかもしれないし、ストーリーのツメが甘い。ナタリー・ウッドが撮影途中で事故死してストーリーを変更せざるを得なかったらしい。 当時は画面サイズが変化するのをとっても興奮してみました。巨大化したVR世界で画面が回ると、見ている観客も体が傾いていくのが面白かったです。ダグラス・トランブルは秒間60フレームのショウスキャンに当時は取り組んでいて、映像によるリアルな体験を目指していたと思う。今でもIMAXで見たい映画のベスト5に入る映画です。 【カオナシ3号】さん 8点(2004-12-01 14:22:43) |
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10.1968年のキューブリックの「2001年宇宙の旅」が、1983年のこの映画を完全に凌駕している。キューブリックのデザイン重視主義は、まさに今の時代を先取りした観念である。キューブリックの凄さを実感できた映画。 |
9.《ネタバレ》 ナタリー・ウッドとクリストファー・ウォーケンって何か食い合わせの悪いカップルだよね。でも異様な話なのでこの病的なムードはむしろ歓迎したいところ。超現実映画はあまり安心して観ていられるマトモなものより、感覚的にどうかしているくらいの方がスリリングでよい場合があるし。まったりと展開する先の読みづらいストーリーも悪くない。なにしろ‘死んだらどうなる’を疑似体験させてあげましょうという心意気が嬉しいじゃありませんか。あーしかし本作、編集の素人くささが本来あるべきラストのカタルシスを台無しにしてしまっているのだよ。こっちは冥土のイメージに浸ろうとして身構えているのに余計な客観がちょこちょこ挟み込まれているので気が散ってしまい、死のバーチャル体験に至れないではないの。この映画の設定とギミックからいうとそれはないでしょう~。最後を2001年並に主観の固め打ちで圧倒してくれれば(たとえ行った先は大霊界と同じであっても)フェイバリットになったのにぃ。ばかばか致命的なポカだよ。 【皮マン】さん [映画館(字幕)] 5点(2004-07-02 18:33:46) |
8.あらすじを読むと面白そうなんですが、映画で見ると...。ビジュアル的にはいろいろ挑戦しているんだけど、今から見るとねえ。そこがウリだっただけに、今更見る私が間違っていたんですね。この映画は生ものでしたから、旬で見なきゃだめです。 【tantan】さん 5点(2004-05-30 00:12:28) |
7.根本的なテーマはいいんですが、哲学的、宗教的になるとパクリ色が強くなりすぎるためなのか、可笑しなサスペンスタッチにしてしまったのが残念。真っ向勝負しても十分、面白さを持った映画なのでもったいないです。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-04-12 18:57:33) |
6.映画館が上映サイズを間違えて、最初の8分くらいビスタサイズで見るハメになった思い出深い映画。ただでさえスタンダードと70ミリを行ったり来たりする映画だってゆーのに、更にもう1サイズ追加で見せられて、ナニヲヤッテイルノ状態。それはともかく、映画はVRのハシリみたいな話で楽しめました。記憶を追体験する装置、そんなモノがあったら確かにあのオッチャンみたいにイケナイ事に使いそーな気もしないではないですけど(つーか、エンドレスって、オッチャン、そこまでしたいか?)。死後の世界でいきなり宗教映画風になりましたけれど、ヴィジュアルで勝負!なダグラス・トランブルの心意気は買いたいですね。 【あにやん🌈】さん 6点(2003-12-24 00:50:10) |
5.《ネタバレ》 名作との声もあり、期待して見たけど全体的に話の主題がよくわからなくなっていった。前半はブレインストームを悪用しようとする軍や会社と戦う女性研究員、後半は女性研究員が残した死後を記録したテープを体験しようとする主人公といった感じで、どうもどこかで話を摩り替えられた感がある。 |
4.プチネタバレ有り。昔むかし観たんで、細かいところは忘れましたが(こればっか)、当時、死後の世界をSFで、どう描くのか興味があって観た記憶があります。まあ、そのシーンは、自分的には、今いちでしたが。実際にあれば、すごいマシンだな、と思いました。いくシーンをリプレイして果ててる親父には、あきれましたが……。あと出てくる自転車が、カッコ良かったな~。日本の道路では危ないけどね。ナタリーウッドの遺作ですよね。謎めいた死だったんだ、確か。こちらの方が映画になりそう? 【すぎさ】さん 7点(2003-06-16 22:15:21) |
3.ストーリーとしての面白味が薄い。前半はだめだなとおもったが、心臓発作で死ぬところからおもしろくなってきた。死後の世界を記録するという着目はすばらしい。ただ、その世界がどうしても「2001年宇宙の旅」のパクりという風に見えてしまう。それは残念。83年にしてはよくできた映像でしょう。 【あろえりーな】さん 5点(2001-12-10 00:28:08) |
2.↓いやあ【ドラえもん】さん、良っく憶えてますねぇ。そういえば有楽座のスクリーンが35mmから70mmに変わったような気もしてきました。確かにお書きの通りストーリーは有って無きが如しですが、いわゆる臨終の際の「走馬燈」をCGもない時代にアナログな合成技術で見せきってました。昔のSF映画って大体そうですけど、これも今考えるとやけにちゃちな装置で、しかも記録媒体は金色の「テープ(!)」でしたっけ(「ストレンジ・デイズ」ではMDみたいなのに進化してます)。「サイレント・ランニング」並に、結構哲学的な命題を残して終える映画です。ってことで6点献上。 【sayzin】さん 6点(2001-10-29 17:08:37) |
1.人間の思考・記憶・肉体的な感覚などを、他人がまったく同様に追体験できるというマシーンが発明される。映画は、マシーンの驚くべき性能とその面白さと迫力を体験する人々や、さらにそれを狙う軍部の動きなどを織りこんで、スリリングに描いてゆく。D・トランブルの監督作品だけにストーリーそのものよりも、映像のスペクタクル性に重点が置かれている。とりわけ35mmの通常のシーンから、追体験シーンになると70mmのスーパー・パナビジョン画面に変わり、その驚異の映像と音響効果の迫力には圧倒されるし、また、同時に我々観客自身も実際に追体験したような不思議な感覚をもたらす。人間が昇天していく死後の世界を、トランブル流SFXでファンタスティックに披露してくれるラストも素晴らしい。 【ドラえもん】さん 7点(2001-10-28 16:55:10) |