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15.「パリ20区」や「今日から始まる」の擬似ドキュメンタリーと違い、本物のドキュメンタリー。 保育園のような小さな学校の小さな教室に集う、学年さまざまな児童たちとロペス先生は大きな家族にも見える。 けっして声を荒げることなく辛抱強く一人ひとりに接する先生は、(「他の仕事はできない」というように)この仕事が天職なのだろう。 教室をとびだした野外授業も楽しいひととき。 でも自分の退職が近いことを先生が伝えた時の児童たちは不安を隠せない。 子供にとっての1年は長く、何年も教えてくれた先生がいなくなるなんて信じられないのだ。 先生とて同じこと、残された時間に残していく在校生、中学に上がる卒業生、新しく入学してくる新入生に何くれとなく心をくばる。 ドキュメンタリーは真実であるがゆえの強みと、素材だけで勝負しなけらばならずそれ以上の補強ができない弱みをあわせ持つが、大きな都会になればなるほど存在しがたいとは知りつつも、こんな先生はどこにでもいてほしいと思わせる。 タイトル(原題)は「BE AND HAVE」の意。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-03 06:59:58) |
14.NHKの長期追跡ドキュメンタリー番組みたいな感じでほのぼのとした雰囲気。何が起きても生徒たちの目線で納得するまで話し合う、一昔前の理想的な先生の姿がフランスにはまだある・・あ、今の日本がおかしくなってるだけかもしんないけど小学校でこんなにも信頼されている先生っていうのは日本ではほとんどいないだろうなぁ。100分ちょいあるのでたまに退屈を感じる時もあるけど、教師としてあるべき姿をそのまんま写した、いい映画だったと思います。 |
13.初等教育なるものに興味が持てない自分にとっては、ただ退屈な映画でした。ドキュメンタリーだとは思わずにレンタルしたので…。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-12-12 22:14:45) |
12.ドキュメントということで別段大きな盛り上がりや、事件は起きないのですが、とても暖かくゆっくりと進んでいく映画です。 【ジョー大泉】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-06 11:48:52) |
11.《ネタバレ》 ロペス先生なんですが、見ていて別段教え方がうまいということもないし、個性のある授業をしてるってわけでもないんです。なのに何かとても引き寄せられる魅力のようなものを感じました。 「教職員の技術向上」が叫ばれる昨今の日本ですが、この映画は技術ばかりが重要でないということを思いっきり突き付けてくれました。法令などの決まりごとばかりを作って、それについてこれない教職員には強制的に技術向上の講習を受けさせると言う暴力的とも言っていい教育改革が近年進められていますが、そういう法令案を作る文科省の人達にぜひ見て欲しいと思いますね。現場の先生方ももちろんですが。教え方がそれほどじゃなくても生徒に信頼されてる先生ならそれだけで成功してるとも言えるんじゃないでしょうか。逆に指導技術や成績にしか関心を示さない先生なんていたら恐怖すら覚える気がします。でも今は技術偏重社会ですから、そういうのがいわゆる教育会のトップの人には受け入れられやすいんですよね。とりあえず教科書どおりのことをしてれば高い評価をしてくれるというのか、少し乱暴に言えば、そういう型にはまった回答を与えられないと偉い人というのは安心できないんでしょうね。 「良い先生」と言っても色々あるとは思いますが、このロペス先生は間違い無く「良い先生」のうちの一人でしょう。 ドキュメンタリーですから、華やかさは決して無いんですが、一見の価値は充分ありです☆ 【TANTO】さん 7点(2004-10-22 22:17:33) |
10.《ネタバレ》 情報を一切入れずに見たので、まさかドキュメンタリーとは思わなかった。人間を追うドキュメンタリーも悪くないなとは感じたし、先生の生徒への接し方も、ある意味では教師の理想形に近いのかもしれない。 ただ、このクラスの生徒たちには恐らく「作品に出演して、自分たちの日常が大衆の目に晒される」というはっきりした自覚は無いだろう。例えば、自分の気持ちを上手く言葉で表現できなかった女の子がクローズアップされていた。あの子はこの作品中で、恐らく自分の中で悩み、自分の中の自分と必死で向き合っているのであろう姿をカメラに捉えられた。。 ただ、「彼女が大人になり、このころの自分の姿が大衆の目に晒された事実を後悔しないと誰が言い切れるだろうか。」と、私はふと思った。 演技ではない「素」の子供たちと先生との優しいふれあいを見るのは、ギスギスした社会に生きる観客にとっては清涼剤となりうるかもしれない。しかし、私には、「素」の「子供」をドキュメンタリー作品に映し出す事の危険性のほうがどうしても強く感じられてしまい(こんな事感じる人など少数だとは思いますが;)、どうもこの作品に高い点をつける気にはなれなかった。 【wood】さん 2点(2004-09-26 12:36:38) |
★9.ほのぼのと観られる、あたたかい映画でした。かわいい生徒、やさしい先生のいつもと変わらない日常を追うだけで、こんなにもやさしい気持ちになれる映画ができるものかと感動しました。大事件だけが映画の題材ではないという監督のインタビューにも納得です。 |
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8.ドキュメンタリー映画です。これ。脚本があったとしたらこんなふうにはならないはずです。もう最初っから号泣なんですけど。子供の表情をみているだけで泣けます。先生の言葉を聞くだけで泣けます。しかし別に場面は劇的な展開があるわけでもなく、ただ小さな(本当に小さな)小学校をカメラが追い続けるだけの映画です。だけど感動せずにはいられない。この映画の前では「感動」という言葉も、陳腐なものに変えられてしまう。それほど、たったひとりの先生と13人の生徒たちが美しすぎるのです。この先生はほんとうに素晴らしい。これほど生徒に慕われている先生はいるのかな?自分はこの先生ほど生徒のことを思っているのだろうか?(ぼくは教員です)。これほど愛情に溢れ、ただ怒るだけではなく諭し、時に厳しい言葉で毅然とした態度を示す先生はいるのでしょうか。ほんとうにすごいよ。僕が諭されたよ。教育の原点を見た気がします。何を観なくても、この映画だけは全ての大人に観て欲しい。そういう映画です。 【ひろすけ】さん 10点(2004-02-05 18:49:48) |
7.かつて先生という職業が聖職者と呼ばれていた時代はこういった先生もいらっしゃったんでしょう。壇上から教えてやるのではなく、生徒の隣へ行き同じ目線で丁寧に諭すように語り、納得をさせる姿が大変印象的でした。人から先生と呼ばれるような人は見ても良いのでは? 【亜流派 十五郎】さん 5点(2004-01-22 15:57:25) |
6.ちょっと「ずるい!」と言いたくなる位子供たちが可愛いですね。それにロペス先生も物静かで優しい感じだし、小さな子供に噛んで含めるように勉強を教えたり、あるいは諭したりする姿が印象的でした。舞台になってるところは雪も多いみたいだし、酪農も盛んみたいなので北海道みたいな感じでしょうか?淡々・ほのぼのとした良品です。何だかあんまりほのぼのとしない後日談が伝わってきたりもしてますが、それもまた人生哉。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-12-10 20:26:51) |
5.何気ない日常の、何気ないふるまい、ことば、えがお、みんなのこえ、くうき、、、全てがいとおしく感じられる映画。フランスの美しい景色、優しい町並み、軽やかなピアノの音、人間を大きくつつむ大自然、生徒と先生の関係、そしてなによりこどもたちのキュートなこと♪♪♪(たくさんのカケラを与えてくれるのがドキュメンタリーの良いとこでもあると思う。)ドキュメンタリーを映画で見るのは初体験だったが、映画ならではの良い味があった。こんなクラスに入っていたかったな~とほのぼの気分になれるかわいい映画でした。 【kaneko】さん 8点(2003-11-07 00:59:38) (良:1票) |
4.おとぎ話のような、もしくは自然と融合したような音楽が気持ちよかったです。 【キンセ】さん 7点(2003-10-25 01:16:36) |
3.生徒が少数だから丁寧に見ることができる。でもそれだけでいい授業ができ、いい先生となる訳じゃないとこの映画を見て感じましたね。先生はただ知識を教えるだけじゃなく、全人格を通して人間としてのお手本になるくらいの存在であるんだと分かります。この先生は素晴らしいですね。穏やかで根気よく、子供それぞれを理解し大切に扱ってます。どこでもこれほどの先生がいて授業をしてくれたら素晴らしいと、羨ましく思いました。 【キリコ】さん 7点(2003-10-22 17:24:20) |
2.穏やかでやさしい先生、色々な意味で可愛い子供達の数ヶ月を、静かに撮り続けた作品です。感動や事件を出来る限り排除した編集がされていますが、ホットミルクを飲んだ時のように、ゆっくりと確実に温かいものが胸に広がっていく、そんなステキな映画でした。お勧めです。 【なつこ】さん 9点(2003-10-15 22:32:33) |
1.いいですね、素敵ですね、みんな。難しいことは考えずに(本当は少し考えた方がいいのだけど)、観ましょう。楽しいです。 【山岳蘭人】さん 9点(2003-10-13 16:15:09) |