197.《ネタバレ》 この映画は悲劇なのでしょうが、全然暗くない。音楽は軍隊の行進曲みたいに勇壮だし、例えば、ズボンのすそから土を捨てる有名なシーンは、誰もがニヤリとしてしまうはず。この映画にはアメリカ的なとぼけた可笑しさが満ち溢れています。これは一見ミスマッチのようにも思えます。しかし、ラスト近くで、バートレットが「自分はこんな脱走ばかりしている人生に満足だ」みたいなことを言いますが、つまりはそういうことなのだと思います。この映画に出てくるのは脱走に命を賭けた誇り高い男たちばかり。彼らを描くには、悲劇だからと言って悲しく描くのではなく、この映画のように、勇壮に、楽しげにするのが一番あっていると思います。 【デューク】さん 9点(2004-07-10 20:46:12) |
196.《ネタバレ》 いいなぁ~何とも言えない素敵な映画です。かなりたくさんの登場人物が出てくるのですが、全員が輝いています。トンネル王、調達係、ビックX、そしてなにより独房王ことマックイーン様、輝いてます輝いてますよ!!あなたがバイクで鉄条網を乗り越えようとするシーンに感動致しました。そこまでしても自由を手に入れたかったのですね。カッコイイです、カッコ良すぎです。あなたの想いしかと受け取りました。自由の尊さとそれを手に入れるまでの悲劇を描いたこの作品に満点を献上させていただきます。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-07-08 02:03:12) |
195.《ネタバレ》 脱出のエキスパート達各々の能力を最大限に生かし、綿密な計画を立て、実行に移していく過程が丁寧に描かれていて楽しく観ていられる。脱出後の話は今ひとつ退屈だったかな。常にしかめっ面で指揮を執るリチャード・アッテンボロー、長身で紳士然としているジェームズ・ガーナーが調達係というのが何となくギャップを感じて面白い。50人死んだと話す時の、所長のとてもつらそうな顔(敵なのに!)が印象的でした。 【あさしお太郎】さん 8点(2004-06-29 14:41:16) |
194.子供の頃から何度となく観た作品だがテーマ曲といい内容といい文句なく勇気を与えてくれる。 【ゆきむら】さん 9点(2004-06-28 06:53:48) |
193.高校時代に映画館で観て以来、何度観たことか。いつ観ても飽きない。間違いなく傑作。最初に観たとき、へーえ映画って男と女がからまないもののほうが面白いじゃんか、と思ったのでありました。今観る人と評価が分かれるのはそりゃ仕方ないですね。もう鬼籍に入られてしまった方が何人も。彼らが最もイキのよかった頃のいわばオールスターキャストであり、その豪華っぷりはたとえば最近の「オーシャンズ11」なんぞの比じゃなかったわけですから。ここ数年観ていないけれど、今観たら終盤のマックィーンやジェームズ・コバーンの姿を見ながら泣いちゃうかもしれないなあ・・あー書きながら何だかほんとに泣けて来ちゃった・・。 【おばちゃん】さん 9点(2004-06-16 11:55:07) |
192.この音楽って大脱走だったんだってのが最初の感想。内容は期待以下でした。でも脱走というテーマだけにおもしろいことはおもしろい!マックカッコイイね。 【Piece】さん 7点(2004-06-11 23:15:09) |
191.DVDを持ってるにも関わらず、デジタルリマスターの公開を知り「これは絶対、大スクリーンで見なければ!」と思い彼女を誘って見に行きました。ドイツ、ファシズムを皮肉った軽快なテーマ曲が高らかに鳴った時、それだけでもうワクワクし、目が潤んでしまいました。こんな気持ちになったのは本当に久し振りでした。長さは感じず、とても面白かった。彼女もとても面白かったと言ってくれました。個々にしっかりと掘り下げられたストーリー。中でも(やっぱり)ヒルツの心が移り変わるあたりが良かった。事実はもっと悲惨なものだったらしいですが、(後半は充分に悲惨だったと思うけど)ここまで完成度が高い映画に僕は物言い出来ません。劇場で見て以来、このテーマ曲を聴くと元気が湧いてきます。 |
190.中盤まで退屈だが、地下通路を抜けて国境への脱走を開始してからは10点満点の出来。再び捕まるか、逃げ切るかの多種多様な逃亡シーンには息を呑む緊張感にあふれていた。自分も草原に走る街道をバイクで逃げてみたい。 (追記)終盤の場面だけど、いくら敵とはいえ、今殺されたばかりの人間の前で乾杯する神経には共感できない。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-06-08 23:09:11) |
189.これのテーマ曲が小学校の運動会で流れていた時はまだ大脱走を知らなかったんです、残念。知ってたらもっと大脱走を意識して運動会に臨んだのに。 【ジェダイの騎士】さん 8点(2004-06-07 21:33:29) |
188.このレビューを書いた人の中ででAー2買ったことある人が10人以上いるのは間違いないっ! ちなみに私はほとんど袖を通すことはないけど「EASTMAN LEATHER CLOTHING」のA-2を買ってしまった。高かったので着るのがもったいないんですよね。でも服とは着てなんぼのもんですし折角のA-2が泣いてるかも。あ~貧乏性は嫌だ嫌だ。 【tetsu78】さん 8点(2004-06-04 21:31:56) |
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187.絶対に過大評価されすぎです。脱獄ものなのに、緊迫感が致命的なまでに欠落しています。史実に即して作ったからやむを得ない面もあったのでしょうが、ドイツ兵たちが妙に捕虜に対して寛容で、テーマ曲も無意味に明るく、脳天気な雰囲気で物語が進行していき、非常にちぐはぐな印象を受けます。とにかく、この映画と見比べて確信しました。脱獄映画の最高傑作は「大脱走」ではなく、「アルカトラズからの脱出」です。 【K】さん 3点(2004-06-04 20:40:50) |
186.テーマ曲が聞こえるたびにドキドキしてしまう。また実話だったのがすごい。 【PAD】さん 10点(2004-06-02 11:02:42) |
185.史実だから、おもしろいかな? そうでなければ、無駄に長いだけの映画かなあと思いました。 でも、長いわりに眠くはならなかったですが。 【よしふみ】さん 6点(2004-05-23 06:10:23) |
184.戦争映画には反戦ももちろんだが、暗い時代も強く明るくたくましく生き抜こうという不屈の精神を描くことも大切だと思う。この映画、登場人物のほとんどが軍人なだけに、みな屈強な精神の持ち主。軍人の誇りを持ち何度失敗しても脱走に命をかける男たちの姿は見る者に生きる力を与えてくれる。ラストのヒルツの姿は、またやってやるぞ!という不屈の精神を強く感じる。捕虜収容所での生活はまるで学生寮のようなノリで描かれ、戦争映画でありながら気を重くせず楽しんで見られる所がいい。でもその中にも戦争の痛みをしっかり伝えているところが名作の証だと思う。そしてこの映画を象徴するテーマ曲“大脱走マーチ”が本作を名作へと昇華する画竜点睛になっていると思う。 【ピンク】さん 10点(2004-05-13 04:58:46) |
183.事実を脚本化するのだからアレンジすればもっと面白くできたはず。3時間もかけたのにメッセージ性が弱い。ラストがいまいち。 【膝小僧】さん 6点(2004-04-22 06:12:44) |
182.まさにエンターテイメントって感じする。けっこうシビアな内容なのにあまり感じないのは音楽もあると思う。草原に走るバイクの絵がとても綺麗。そして独房に向かう勇ましさ。とても素敵な作品です。 【バカ王子】さん 8点(2004-04-08 20:11:41) |
181.楽しくて何度も見てしまう。マックイーンもかっこいいがブロンソンもいい。 【Shott】さん 10点(2004-04-06 18:42:30) |
180.評価下げてごめんなさい・・・・。私はとくに面白いと感じませんでした。脱走してから間延びしてしまってとても長く感じ、退屈でした。 【ぷー太。】さん 4点(2004-04-06 00:40:17) |
【ベルガー】さん 9点(2004-03-30 19:19:01) |
178.たとえば「映画はスターである」という意見があり、「映画は娯楽である」という意見があり、あるいは「歴史の一部を後世に伝える」という意義があり、さらに「人々に夢や感動を与える」という価値がある。この作品ほどあらゆる点で広く一般大衆が「映画」というメディアに求める要求を満たす作品は多くはない。これが実話であるという信憑性に確固たる裏づけを与える魅力溢れる主人公達のみならず、悪の象徴として通り一遍に語られかねないナチス・ドイツの軍人達にもそれぞれの抱える苦悩や人間味を持たせ、数々の悲惨なエピソードをちりばめながらも物語はポジティブに、知恵をめぐらし目的を遂げることの素晴らしさを、そして勇気を、戦時下という特殊な状況にありながらも決して人としての心を失わない捕虜と看守たちそれぞれの崇高な魂を見事に描き切っている。互いに異なる目的を持ち、ある者は脱出に命を賭け、またある者は失敗が即北方戦線勤務を意味する、究極の利害関係を背景に、双方が持てる知恵の全てを注ぎ尽くした騙し合いの小気味良さ、個性溢れる演技陣の活き活きとした表情の豊かさ、かの有名なマックイーンVSマックイーンの壮大なオートレースシーン、緻密なシナリオとダイナミックな演出、無駄なカットが一つもないとまで絶賛される完璧な演出は、3時間に及ぶ長尺を一瞬の飽きも感じさせずタイトに、しかも様々なドラマの一つ一つをあくまでも丁寧に描き尽くしている。何度失敗してもボールとグローブを片手に飄々と独房に入る独房王マックイーン、17本目のトンネルに命を賭けるトンネル王ブロンソン、書類の偽造のために視力を犠牲にした盟友を最後まで見捨てずにかばおうとする調達屋ガーナー。彼らの卓越した存在感に、全編を通して語られた男達の美しい友情と任務遂行への狂おしいほどの情熱に、人々は今なお拍手を惜しまない。「これが映画だ」と心の底から自信を持って言うことのできる、数少ない作品の一つである。 【anemone】さん 10点(2004-03-29 23:51:25) (良:2票) |