205.伝説のジャンヌ・ダルク。その凄まじい戦闘シーンには、訴えかけるものがありました。しかしキリスト教者でないと、神や神の啓示についてなかなか理解できないところがあります。日本では“憑き物”と混同されてしまいそうです。最後の火あぶりは痛々しかったです。 【杜子春】さん 4点(2004-09-29 18:48:08) |
【クロ】さん 7点(2004-09-29 11:23:36) |
203.ジャンヌは利己的で傲慢な女の子、観る側にこんな印象を一方的に押し付けるような映画になっているのが残念。彼女のそんな一面だけしか描かれてない、好感を持てる様な逸話を全て排除している。伝記映画として非常に後味が悪い。ジャンヌの子供時代と戦闘、火あぶりのシーンはよく撮れていた。そんなこんなでジャンヌ・ダルクにではなくリュック・ベッソンに2点。 【スルフィスタ】さん 2点(2004-09-29 02:13:54) |
202.う~ん、どうもこの時代の風景と言うか、世界観は好きになれない。意味がわからに場面が結構あったし、なんかリズムが単調で゛ここが見せ場!゛みたいなのがなかったので凄く退屈した。それが2時間も続いてるとちょっと流石にまいる。でも数ある突撃のシーンは凄かった。人数も多いし、風景もしっかりしててとてもスケールがデカイ映画だと思った。それとミラ・ジョボビッチも戦ってるところだけ良かった。だからオオマケで2点! 【フージー】さん 2点(2004-09-28 11:44:34) |
201.戦場の場面も主演のミラ・ジョボビッチの演技も素晴らしいと思うが2度は見ようとは思わない。それだけ重く、だるい作品でした。。。 【トシ074】さん 5点(2004-09-27 23:38:51) |
200.みなさん適役だと思うが、だからといって映画が面白いとは限らないのです。 |
199.リュック・ベッソンの映画は個人的には大嫌いなモノが多いのですが、これは素晴らしい作品だと思いました。 幼い頃のジャンヌは信仰心が強く、無垢で素直な女の子だった。しかし、母親や姉が虐殺されることにより、自分の心の中にある神の存在、神の御心をゆがめて解釈してしまうようになってしまう。自分が神の第一の殉教者と思いこんでしまうのである。 彼女の中にあるソレは『復讐心』であり、神の教えを自分の都合に変えてしまい、気が付かぬうちに虐殺を繰り広げる結果となっていくのです。 奇しくも今現在行われているイラク人のジハードは、正にジャンヌの行いとよく似ているのではないか? アラーの御心に任せての聖戦と唄った自爆テロは、神の導きを勝手に自分なりに都合の良いように解釈して虐殺の理由付けにしている。つまり、虐殺を神の責任として押しつけているのです。 しかし、イラク人とジャンヌには決定的な違いがあります。ジャンヌは『懺悔』の心が有りました。ラストでは自分の行いに気付き、神の使い(ダスティン・ホフマン)に自分の行いを懺悔しています。 これに気が付くのと気付かないのでは天と地ほどの差があるのです。 |
198.《ネタバレ》 過去の英雄は話が美化され神話化されやすい。それはどこの国であって同じであり、救世主を求める人間の心理から生まれるのかも知れない。この作品はジャンヌ・ダルクをより現実に近い姿で捉えようと試みられていると思う。つまり、神話化されるような要素を取り除き、ジャンヌ・ダルクに人間臭さを求めている。特に後半のジャンヌ・ダルクの心の中での葛藤がそうだろう。一歩退いてみるとジャンヌ・ダルクは単なる狂信者にしか見えないかも知れない。しかし、私は上手く具現化されていたと思う。あの部分がなければ、それこそジャンヌ・ダルクは我々にとって掴み所のない人物であったろう。この作品でジャンヌ・ダルクは戦略を考えずにイギリス軍に勝ったように描かれているが、実際はある程度考えて行動したのであろう。だが、ただ神のお告げで勝ったように描くことによって、奇跡の度合いが増し、彼女が長年に渡って人々に語り継がれてきたことに結び付いたと考えられる。その辺りも、私が個人的にこの映画が好きな理由の1つだ。 【新世紀救世主】さん 8点(2004-09-26 10:10:52) |
197.やろうとしていること自体はなかなか興味深いが、ミラ・ジョヴォビッチの空回り演技、サブキャラの描写不足、逆にある部分での過剰描写(ダスティン・ホフマンの役など、ご丁寧に画面上に登場させるべきではない)、各所で挿入されるベタな演出など、足を引っ張るポイントがあまりにも多すぎた。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-09-26 00:12:31) |
196.リュック・ベッソンって器用なんだけどなあ、なんか器用さで撮った映画に感じて釈然としない。空から剣が降りてくるシーンだけはなぜかコメディに・・ 【5454】さん 7点(2004-09-25 21:33:46) |
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【ベルガー】さん 3点(2004-09-25 13:26:39) |
【腸炎】さん 5点(2004-09-25 12:30:52) |
193.戦争英雄譚かと勝手に決め付けていたんで、後半は意外と面白かった。神の啓示はともかくとして上り詰めるまでがイマイチ説得力がなく面白みが足りない。大衆煽動者である一方、死なないヒロインとして周りから祭り上げられのと逆に、自身は死を怖れを感じ、為政者からは疎んじられる。洋の東西、時代は問わず、英雄の最期の一つのパターン。彼女が本当に救われたかどうかは彼女しか判らない。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-09-25 11:16:45) |
192.突然現れた1人の強い少女が戦軍を率いイギリスに立ち向かってフランスを救う物語。かと思いきや、1人の痛い少女が仲間を犠牲にしまくりながらフランスを何とか救い、自分は神神と叫び、捕まれば言い訳すると言う物語でした。題材と雰囲気はすごくいいんですが脚本が共感できない。そもそも主人公にまったく感情移入できないところがすでに問題。ここまで自信過剰で傲慢な主人公はいまだ見たことがない。展開も強引。終わり方は個人的にけっこう良かった。 【A.O.D】さん 5点(2004-09-25 10:15:14) |
191.《ネタバレ》 ただの伝記映画だと思って観たのですが、どちらかと言えばジャンヌの精神性に焦点を当てた作品だったので、思い描いていたジャンヌ像とは異なる印象。神の啓示を受けたと云われるジャンヌも、それは神の言葉ではなく自身の心の声であった…と新説したかったのか、はたまた彼女の考えなり行動の矛盾を突きたかったのか…、ちょっとイマイチ不明瞭。これを観ると、なんかジャンヌ・ダルクがただイッちゃてるアブナイ人の様も見えなくはないのですが…、実際ジャンヌ(ジャネット)の少女期特有の精神不安でヒステリックに陥っていた…と言う説もあるので、後半の回想シーンからジャンヌの行動・思考を探究するかの様に、真っ向から否定していくラストの火刑までの流れは実に興味深い所。…ただ、本当に自我の葛藤があったのかは定かではない為、ジャンヌ自身が自分の世界に入り込み過ぎる後半の演出に、どうも着いて行けませんでした。あまりにも有名な“ジャンヌの悲劇”なだけに、これからどうなるのか…と言う興味が無いに等しい為、彼女についてまだ知らない部分を中心に描いて欲しかった気はする。 【_】さん 6点(2004-09-25 00:26:39) |
190.意外とよかったです。最後の方はかなりヒートアップしてきて、ダスティン・ホフマンの”自我”とのやりとりが陰惨な感じでした。私も高校の頃、ジャンヌ・ダルクってヒットラー並の大衆心理操作の使い手か、あるいは超トンデモ少女かのどっちかなんだろうなと想像していたので、イメージにぴったりでした。ただ、残念なのは前半をいかにもな歴史戦争大作映画っぽくしてしまった点。後半がよかっただけに、これでは前半で「こういう映画なんだ」と思いこんでしまった観客は後半の激しく直接的な心理描写に置いてけぼりを食らってしまうでしょう。私も展開について行けずしばし口あんぐりでした。音楽がまるで「カルミナ・ブラーナ」のパクりなのには幻滅。 【おしりはばとび】さん 8点(2004-09-24 23:48:30) |
189.ミラはすごくジャンヌっぽくって適役だなぁっておもいました。映画としてはあんまり面白くなかったけど、ジャンヌダルクっていう伝記自体それほど映画にして面白くできるものではないので、その辺はしょうがないかとも思います。 【りょう】さん 5点(2004-09-24 23:21:08) |
188.欧州の歴史の知識やキリスト教のバックボーンを持っているといないのとでは受け取り方が随分と違うのではないかと思う。彼女の英雄的な行動を表面的に知ることは出来たが、それ以上となると深い溝を感じてしまう。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2004-08-01 19:59:49) |
187.もったいないというか、なかなか深い映画なんですけどね。ジャンヌ・ダルクをテーマにしながら、神の意思や英雄物語の否定をやっちゃってるわけですよ。神の意志による戦争という矛盾、伝説ではないジャンヌの実態など、すごくいい視点ですよ。ジャンヌの抱く、美化された死や奇跡のイメージのビジュアル化、人格化された良心との対話など、素晴らしいアイデアもいくつかあります。ただし、全体的に切り口が短絡的なために、主題がかえってブレてしまってます。戦場に転がる死体にショックを受けるジャンヌ、愚直なまでに神への信仰を叫ぶジャンヌなど、ちょいとしつこすぎです。王位を得た途端に傲慢になるシャルル7世の描写も、あまりに単純すぎてガッカリでした。姉の惨殺、ジャンヌへのリンチなどの描写も、生々しすぎてかえってメッセージ性を削いでしまってます。この辺が、常にベタにこだわり続けるベッソンの限界なんですね。まぁ、戦場の迫力は大変なものだったし、「Follow me!」には燃えたし、アランソン、ジル・ド・レ、ライール、ジャン・ドーロンなど、ジャンヌの脇を固める男達はみんなかっこよかったし、娯楽性もそこそこ。悪い映画ではないと思います。 【ザ・チャンバラ】さん 6点(2004-07-31 16:29:51) |
186.第一印象は“詰め込みすぎ”です。個々のエピソードは悪くないんだけど、全体的に冗長に感じられ、観ていてカタルシスよりも疲れが先行します。これだけいい俳優を使っていながら…もったいない。 【金子淳】さん 5点(2004-07-25 12:40:45) |