129.いい映画だった。最後はウルっときた。でも6点。見終わってどこか、冷静な自分がいる。古い映画ならではの「もろ手を挙げて大団円」っていうのがどうにもね・・・どうしても「現実でこんなことある訳ないよな」ってな感じで、現実に引き戻されてしまう。製作時期が時期だけに、どうしても戦争の陰はぬぐえないし、戦勝国の「驕り」ではないけれどどうしても無邪気すぎる感じが否めない。多分こんな大団円の陰で、戦地で愛する人を失い悲しみに暮れる人もいるんだろうな・・・でも国が勝った喜びのほうに流されてしまうのか。国が勝ったから、国中が喜んでいるような映画が生まれたのか。いろいろと考えてしまい、素直にハッピーエンドを喜べなかった。・・・以上、ひねくれ埜波がうがった見方をしてみるテスト。 |
128.《ネタバレ》 フランク・キャプラ×ジェームズ・スチュワート初体験でした。このサイトで異常に高い評価でしたので、白黒映画としては初めて観ましたが、非常に勇気づけられます。(自分なんて生まれてこなければ良かった)と思うことは、誰にだってあります。しかし、自分が生まれてこなければ、このひとがこうなった、あのひとはこうなってしまった、と、少なからず影響を与えているのだとこの映画で教えられました。弟を助け、自らの人生を棒にふって家業を継いだジョージが、ラストでこれまで正しいことをしてきたという証明を実感するシーンが、涙涙です。この映画を観て、感動できない人は友達でいてほしくないですね。あ、あと、階段の手すりの玉がいい味出してます(笑)。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-25 16:36:34) (良:1票) |
127.最後は主人公と一緒になって大喜び。元気を貰いました 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-10 16:11:05) |
126.いい映画だと思います。落ち込んだときに見ると「がんばろう」と思えます。 でも主人公ってそんなに不幸かな?とよく思うんですね。「世界に出たい」という夢は叶わなくとも、相思相愛の人が奥さんで、子どももいて、リーダーシップもあって、街中の人から信頼されて・・・。自分だったらそれだけでもう幸せです。(ポッターの方がよほど不幸だと思うんだがなあ。この日に同時にポッターの方にクリスマスキャロルが起こっていると面白いんだけど)主人公は広い世界には出られなかった。でも自分のいる町が彼の世界となった。それでも充分ではないか。そんなふうにも思います。 |
125.「自分がいない世界」ってものを少し考えたけど、それが好いか悪いかは人それぞれだよね、って思った。 【太郎】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-14 22:58:11) |
124.《ネタバレ》 うーむ、いい映画。主人公はせまい町から出て世界で活躍することを夢見ますが、運命の皮肉から地元に縛られてしまう。となりの芝は青い、とよく言われますが、多分、外に出て行ったとしても考えていたような常に輝かしい人生を送ることはなかったでしょう。ただの楽観主義者ではなく、苦境に立たされたときに悩んでいるのが当たり前といっては当たり前なのですが、人間くさくてこの映画に真実味を与えていたと思います。あらゆる苦境にすぐに「ラッキー!」と前向きに考えていたらこれはもうスーパーマンですよ。印象に残っているのがダンスしているときにプールに落とされるように仕組まれたシーンなのですが、落ちても楽しそうにダンスを続け、しまいには参加者全員をプールに飛び込ませてしまう、周りの人間をハッピーにさせるオーラというのは誰でも持ってるものではありません。普通の人間なら激怒してダンスをやめ、その場の空気をしらけさせてしまうでしょうから。ボロボロの家を自力で徐々に改装して、きれいな家に作り変えるという行為も、どうしようもない苦境も自分の力で切り開いていくことができるというわかりやすい表現でいい。ただ最後はハッピーエンドですが、いい人すぎるとずるい人に利用され続け、自分の意思で人生を選択することができないということも忘れてはいけません。 【バチケン】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-09 19:45:23) |
123.素直にいうと、最後のほうで泣いてしまった。またいい映画にめぐり合うことができた。天使が降りてくるまで、ありふれた男の不運な話が続く。人は良いがつけ込まれ、やや身勝手で人生を悲観するダメな父親。それが、最後のチャプターではどうだ。見違えるほど人生に意義を見出し、生きていることに歓喜する姿が涙を誘う。どんでん返しというか、終局へ向っての満足度は「いま、会いにゆきます」に匹敵する。やっぱり、人生って、素晴らしい! 【mhiro】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-03-31 20:31:14) |
★122.《ネタバレ》 単純に良かった!!いつ天使が出てくるんゃろ~って思いながら見てたんやけど、出てくるまでは確かにちょっと長かったかなー‥。でも、ジョージの半生を長々見てきたからこそ、天使が出てくる後半がいきてくるんやと思う。ジョージのおれへん世界のところはほんまに怖かったし、だから元の世界に戻った時はほんまに感動した。こうゆういい映画を久しぶりに見れて良かった。 【小星】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-23 03:58:43) |
121.《ネタバレ》 ジョージのいない世界を見て泣いちゃいました。彼がいなければ劇薬で人が死んでいた、弟も死んでいた、涙が出たとです(ノД`)同時に私の心にもメッセージを投げかけてもらえました。たった一人が存在しないだけで世界が変わる。存在意義が少し分かったような気がして感動しました。チリンチリン☆ 【クロエ】さん 8点(2005-03-07 23:09:46) |
120.何をやっても上手くいかない鬱状態の時、この映画を見て励まされました。「所詮映画は夢物語、現実はそうはいかないのさ」と思っても、自分の気持ち次第でモノ・コトの捉え方は大きく変わります。私を含め、感情の起伏が激しい人達にとって、心の処方箋となることは間違いありません。必見です! 【たまごくん】さん 10点(2005-02-06 16:18:22) |
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119.クリスマスって良いイベントだなぁー。クリスチャンではないし、寒いのは大嫌いだけど、あの雰囲気が大好き。ツリーを出して、家族と一生懸命飾りつけして、おいしそうなケーキを切って・・・。その横で、こんなあったかい映画が流れていたら尚且つ素敵なクリスマスになりそう。人間、誰もが考えたことがあるであろう「何で人は生きてるの?」という疑問。生まれて、数十年したら死んでしまう。それに価値があるのかと問われれば、それは誰にもわからない。でも数十年だけでも自分が存在しているのだから、それは素晴らしいこと。それに自分を好きでいてくれる人が一人でも存在するのなら、それだけで幸せなんだよね。ジョージ、俺もあんたみたいに人を愛し、人から愛される人間でありたいよ。 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 9点(2004-12-26 08:33:53) |
118.《ネタバレ》 いい作品ですが、2時間は長すぎます。ハートフルな寓話テイストの物語なら、まず100分以内に収めたいところ。その点で脚本は今ひとつですね。長さの要因となっている一例を挙げましょう。ジョージ(ジェームズ・スチュワート)が娘の担任教師をなじって、その夫に殴られるエピソード【A】。これによってジョージは神を見限り【B】、唇を切ります。唇の傷は、別世界に連れて行かれたときのオン・オフ表現に使われます【C】。「Aからの因果関係によってBとCがもたらされる」わけですが、これは脚本的に言うと「BとCを導くためにAという伏線をしいている」ということなんです。しかし一方で、ジョージが車で木に激突する場面が別に存在します。BとCにはここから繋げることもできる。つまり、車の事故で悪態をつき、血を流したことにしてしまえば、わざわざAのエピソードを入れる必要がなくなるんです。しかも担任教師と夫はこの一連の流れでしか登場しないんですから、まるまるカットしても特に問題ありません。本作は、その場その場の楽しいアイデア(2ドルの夫婦など)が冴え渡っていますが、こうした伏線が全体的にうまくない。カットしても作品の質が損なわれない部分が多いとしたら、やはり脚本の詰めが弱いのです。にもかかわらず後味さわやかなのは、物語自体の温かみもありますが、最後の最後になって、本作では随一ともいえる最高の伏線――「天使のベルの音」が鮮やかに決まるせいでしょう。 【円盤人】さん 6点(2004-12-23 18:19:22) (良:1票) |
117.《ネタバレ》 絶望して自殺まで追いつめられた人間が、あの程度の出来事で生きる力や喜びを取り戻すことはないだろう。たとえ友人に恵まれていても、こんな時には背を向ける者の方が多いのではないか。そしてたいていの人の場合、その人がいたって、いなくったって世の中何も変わりはしないのだ。しかし、そんな現実を反映した映画があったら、そんな映画は見たくない。ウソでも何でもいいから、ハッピーエンドの映画が、私は好きだ。 【駆けてゆく雲】さん 7点(2004-12-14 00:16:05) (良:1票) |
116.キャプラ作品って好きなんだけれど、あざとくって嫌い。ちょうど私の琴線にふれる映画を上手に作る。全部のキャプラ作品を観たわけではないので、まだ決めつけるのは時期尚早な気もするけれど、今のところそんな感じ(後で変更するかも 笑)。だいたい私の好きそうなネタを扱っているくせに、どうして、何がダメなのか考えてみた。おかげで1年以上レビューすることができなかった。それはさておき、キャプラ作品の苦手な理由は「善良」=「イノセンス(無垢)」という構図が見えてくるからではないだろうか。「イノセンス(無知)」=「罪」ととらえてしまう私としては、どーにもこーにも、後味の悪さが感じられてしょうがない。1年以上考えた挙げ句、結論がコレかよ!ってことで、『素晴らしき哉、人生!』のレビューは、後で変更されることでしょう。 【元みかん】さん 6点(2004-12-11 16:32:36) (良:1票) |
115.いい映画だったとは思うけれど,最後は少しできすぎな感じでかえってよくなかった。自分のいない現在を見るところは、どこか『バックトゥザフューチャー2』に通じる感じがした(もちろんこの映画のほうがずっと前に作られているのはわかってます)。 【HK】さん 8点(2004-10-16 12:18:28) |
114.負け犬の遠吠え+悪しきご都合主義の折衷。こんなんがキャプラ監督のいう「人民映画」(だったっけ)か? やっぱりキャプラは戦前の人。30年代のキャプラ映画の持つパワーはここにはない。「一時は死のうかとも思ったけど、たとえ小市民でも生きててよかった」なんて反吐が出る。戦争は一人の映画監督をだめにした。 |
113.結論からいうと、感動してウルってきてもーてん。ただ、この映画、最後のクリスマスイヴまでが長すぎる気がするねん。だから、イヴまでちょっとしんどかった。もうちょっとまとめられたんちゃうかな。ダラダラ、ある男の人生を観てるって感じやったし(白黒ってのもあるかもしれん)。でも、そのダラダラを耐えたからこそ、最後の部分で感動できるんやね。最後で、初めて主役に感情移入できたんも、ダラダラ観てるうちに、いつしか主役の人生を味わってるってゆーのもあるからかも。あと自己の存在をここまではっきりと肯定されると、観てて気持ちがいいし、こーゆう、失くすことにより、大切な事がわかるってのってすごくよくわかる。私事やけど、一度、走りすぎで、両足痛めて、あんまり歩けなくて、すんごくモヤモヤしたことあるねん。そん時、走ったり普通に歩き回ったり飛んだりはねたり自由に動けることが、どれだけ素晴らしいことか、よく理解できた。しばらく安静して治ったら、うれしくて、必要以上に走り回ったもんな~。この映画の主人公のように道ゆく人に声かけたくなったし。後、車の免許、更新忘れて失効してしまった時も、もう一度、苦労して試験うけて、取り戻せた日なんて、うれしくて教習所の帰り道、知らない人に笑顔ふりまいて踊りながら帰ったもんな~。だからか、すごく共感できてんな~。彼女とかも長く付き合ってると、その存在の大切さがわかんなくなって、いなくなって初めてわかるねんな~。あの子、最高やったって。だから、ちょっとつらい事があれば、もし自分が今一番大切なものが失くなったらって想像するのもいーんちゃうかな。そーすれば、今の自分を少しでも取り戻せるかもしれんし。そんなことを、この映画を観て改めて思ってん。でも長いから、ちょっと減点、ごめん。 【なにわ君】さん 7点(2004-09-21 18:01:33) (良:1票) |
112.本当に凄い映画だった.ストーリーはめちゃくちゃ簡潔で分かりやすく,それでいて内容が深い映画です.見終わる頃には自然と涙が溢れてきました.是非オススメしたい映画ですね. |
111.見事だ。久しぶりに見たが、相変わらず完璧でした。何か言葉がないね。 |
110.まぶしいっ!モノクロなのにまぶしすぎるっ!駄目だ、俺には到底「素晴らしき哉、人生!」などと自分の人生が素晴らしいと思えることはこの先無い。絶望的な俺の人生は置いといて、この映画はストレート過ぎます。いろんな映画見てきましたがこんなにストレートなのは他に無いのでしょうか。ある意味単純バカ映画です。でも、そんな単純で真っ直ぐってのは現実でも幸せってやつでは無いでしょうか、決してバカでも幸せなら人生素晴らしいと言えるのでは無いのでしょうか。 【taron】さん 8点(2004-07-26 21:44:23) |