140.《ネタバレ》 恥ずかしながらラストのどんでん返しのある場所で、
感動して涙ぐみながら次の瞬間、恐怖で怖くて泣きながらわめいていた・・
この映画はオチがわかると、なんだしょうもないと思われる人もいるが、
後半がつまらないという人が大半の中、私にはそれまでがたいくつだった。
これ、サスペンス?だってホラーのところにあったし、
サム・ライミだし・・両方ですが・・
最終的にはホラーとします。ホラー落ちなもので。
ケイト・ブランシェットのうまい演技が見たくて見たのだけれど、
張り合うほどのすごい演技を見せたのが、ジョヴァンニ・リビシ。
「プライベートライアン」に出ていたそうなんで、今度見直そうっと。
もうひとつの借りる理由が、私がサム・ライミのファンだということ。
でもカメラワークはどうということもなく、
ただ夜景(特に木や池)の撮り方がファンタジーホラーでした。
どことなくティム・バートン風で、んん~ライミ手ぬるいと。
サスペンスの前半は特に怖くもなく、
ライミ好きの私には物足りず時折見せる悪趣味な偶像も、
フィンチャーの方が秀悦でした。
が、前出したケイトとリビシの演技にリアルささえ感じて、
その問題の後半で「ああ、いい話じゃないか」と涙。
それが恐怖の知らせとわかると怖くてもう泣いてしまう・・
自分の中にまだ子供が住んでいた・・
んなオチで泣くなんて。しかも前に同じようなのにやられたじゃないか。
ライミがこんなホラー作るなんて、反則ですよね。
ついに大衆の支持は愛で得たくなってきたか・・?
「スパイダーマン」もそうだしね。
まあこの時期大ブレイク後のキアヌ・リーブスが悪役で出演と、
話題にはなりましたがキアヌは悪役きびしいものが・・
よーく見ているとわかりやすく先も読みやすいドラマです。
でも今回の私のように何も考えず見ると面白い。
サスペンスと見ててふいをつかれたのです。
「ギフト」という題は、深いです。
彼女は人の人生を占い、善意のお金をもらい生活しているけれど、
最後にもらったのはお金ではないんですよね。