8.ジョゼ・ジョヴァンニは監督より脚本家に向いていますね・・・ 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-14 17:53:45) |
7.確かに、淡々と凄く地味に物語は進んでいきますが、派手好きの私でも中々楽しめました。死刑を宣告された息子と減刑に奔走する父親をまず提示し、そこから徐々に二人の関係や事件の顛末等を開示していく脚本に引き込まれます。それに何より、私にはこの親子の気持ちが非常に良く解った。親を嫌うのに理由なんかありません。強いて言えば親だからです。だからって親も無理して好かれようとはしない。しかし互いに揺るがない愛情を抱いている。何度も書いてますけど、抱き合って互いに涙を流す様な親子関係の方が異常。ジョゼ・ジョバンニが自身の息子や孫に捧げた自伝映画なので仕方ないと言えば仕方ないんですけど、唯一、ラストの饒舌すぎるナレーションは凄く余計に感じました。そこに-1点で、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-01 00:07:31) |
★6.淡々としていて、途中で寝てしまいそうな作品。しかし、見終えた後、何か重たいものが残り、また、つまらないと思えたシーンが妙に記憶に残る。あぁ、これがフランス映画の伝統なのですね、、、、。 【王の七つの森】さん 7点(2004-07-02 09:45:48) |
5.《ネタバレ》 背景に音楽が流れることもなく、視聴者にこびるサービスが何もない。この作品は楽しませてもらう、味わわせてもらうという受身からでなく、積極的にこちら側がそれぞれの登場人物たちの身に乗り移って考えるべきだ。忘れてはならない重大なポイントは、目に見えない父の努力を、息子が言葉を介することなく感じ始めること。愛は物理的にはむしろ伝わりにくい性質をもっているかも、と学ばされた。時間、日数、年月をかけてじっくり熟成された愛が何ものよりも強い。もっともセリフが少ない分、見ているこちらは息子がどのくらい理解したのだろうと少し歯がゆいが、底が知れないだけにいっそう深い。親子は最後まで抱き合うこともないのに、自分の中では彼らが固く抱き合っているイメージがしっかり湧いていた。画面を見ながらそれとは違う画面を頭の中で作り出し、平行して見ているという不思議な視聴体験ができた。俳優たちの抑えた演技に、まるで催眠術にかけられたような気分。 【tony】さん 9点(2004-07-02 08:52:48) |
4.来る人には来るモノがあるのかも知れないけど、私にはちょっと…。映画じゃなくてホームビデオでもよかったのでは・・・?とまで言いたくなるほど退屈でした。ゴメンナサイ。 【桃子】さん 2点(2003-11-10 19:57:35) |
【いざ、ベガス】さん 4点(2003-11-04 03:12:57) |
2.ジョゼ・ジョヴァンニのプライベートフィルムとしての妙味は感じるし、好きな映画作家だっただけに否定したくはないのだけど…。さすが「やくざ」な世界を描くことにかけては右に出る者がいないという細部は光るけど、あまりに”思い出ぽろぽろ‘に自堕落な後半は、ちょっとついていけず。…これが多分ジョヴァンニ最後の映画かと思うと、ちょっと悲しい。まだ、いけるぞ! 起て、ジョヴァンニ! 【やましんの巻】さん 4点(2003-05-29 10:44:23) |
1.老境にさしかかり父と同じ年齢になった今、どうしても父に対する自分の想いを映画にして残して置きたかったJ・ジョバンニ監督の若き日の半生を、自伝として実録風に切々と描きあげた佳作。しかし彼がなぜ父を嫌っていたかという理由や、父がなぜそれを甘受し息子に無償の愛を捧げていたのかという部分については、やや説明不足で曖昧さが残ってしまった。父の親としての責任や深い愛情が感じとれるだけに、なんとも惜しい気がしてならない。 【ドラえもん】さん 7点(2002-08-25 16:10:28) |