4.《ネタバレ》 これは、とにかくシンプルで、力強く、ストレートで、とにかく面白い!
ナチスの残党狩りを目的とし、持ち前の洞察力と行動でどんどん敵を追い詰める。
言葉では表せば極単純だが、ウェルズの大胆極まりないカットは、どんなシーンでも見る者を強烈に惹きつける。
クライマックスの時計塔!このシーンの素晴らしさよ!!
よくウェルズの作品はユーモアが欠けていると言われるが、俺は毎回偉そうな顔でズカズカドカドカ入ってくるウェルズの自信満々な顔で吹いてしまう。
「どうだ スゲエだろ 褒めて褒めて」とでも言いたげで、まるで子供のようだ。
飽くなき挑戦を続けたウェルズは、俺にとってはとてもユーモラスな存在であり、常に無骨な雰囲気を作り上げてくれる素晴らしい人間でしかない。