11. コメディとしては、そこそこ良く出来てる。行き違い、擦れ違い、勘違いが重なって話がややこしくなっていく、この頃のスラップスティックの王道パターン。 ただねぇ、アステア&ロジャースコンビのダンス映画としては、どうなの? と言わざるを得ない出来。コンビの主演第一弾ということを差っ引いても、ちょっとね。というのも、二人の全てのダンスシーンが小さいんだな。 確かに人数は出てくる。わっさわっさと。大勢で踊る、いかにもミュージカル! 的なシーンはたくさんあるんだが、客が観たいのはアステアとジンジャーなんですよ。で、二人のダンスは? と言うと、広いステージが用意されているにも関わらず、カメラの前だけを使った小さいダンス。展開に奥行きが無い。勿体無さ過ぎて「おいっ、振付師呼んで来い!」と言いたくなってくる。 まあ、コメディ映画としての纏まりは良いので、コンビの作品の中では人気のある方ですし、私としても6点くらいは差し上げますが。 【TERRA】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-12 15:01:30) |
10.《ネタバレ》 まぁ、あれだね、ストーリーはほとんどナシだねこれは、というか今なら間違いなくストーカーだよ(苦笑) とにかくダンスダンスダンス。最後の二人で踊るシーンはお見事です。でも、1934年って日本で言えば昭和9年(!)もう既にこんなものをつくってしまうアメリカってすごいな~、と思ってシマイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-25 10:43:25) |
★9.《ネタバレ》 せっかく観た映画なのでレビューしてしまいますが、自分のタイプではなかったです。 他の映画のレビューでも書きましたが、大胆で大袈裟が過ぎるというか、わざとらしいくらいにド派手に演出されたミュージカルシーンがとにかく生理的に受け付ける事が出来ないのです。 極めつけと言っていいと思いますが、ラストの「コンチネンタル」もどんだけ裏でスタンバってたんだ?というくらいに大挙で踊りが繰り広げられていたりしますし、カメラワーク的にも前もって構えて待っているような撮り方が随所に見られ、「藁の中の針~」や「レッツノックザニーズ」の時点で既に必要以上に計算されすぎた演出が多く、鼻につく場面が本当に多く見られたのがダメでした。 ストーリー的にも、アステアが偶然同じ合言葉を言って思わぬ展開に発展してしまうんだろうなというのも予測できてしまいますし、それまでずっとアステアを避けていたロジャースが突然彼を受け入れてダンスを始めてしまうのも、面白いストーリーを作るためのご都合主義的な流れのように感じてしまいます。 自分にとっては、サンドリッチ映画にアステアが出ていたら要注意ですね(というか、そろそろアステアのダンスも見飽きてしまっている)。 平均点下げてしまいますが、あくまで好みの問題なのでどうかご容赦を。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-01-09 14:01:24) |
8.《ネタバレ》 フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画おなじみのストーリーですが、映画が始まってアステアが現れた瞬間から楽しい。まずは最初に一発個人技をしっかり見せてくれます。アステアが画面に登場するだけでいい。この高揚感。もう、それでいいんですよ。ラストの最高の見せ場、”コンチネンタル”に乗せてアステアが踊る。ロジャースが踊る。二人の分身の影絵が踊る。その場にいる全ての人が踊る。何も考える事はない、ただ楽しくて豪華で贅沢な時間。そして最後は大ハッピーエンド!こうなることは分かっているのですが、それでいいんです。やっぱりミュージカルは楽しくてハッピーであって欲しいと思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-30 15:57:35) |
7.なかなかウキウキしたダンスを見せない。アステアが最初にタップを踏むのは、自分がダンサーであることをレストランで証明するためのもので、いやいや踊る。いつものミュージカルの、ウキウキした気分から自然に身体が動き出す、というのの逆という趣向。ロジャースのほうも、最初はスカートをはさまれ身動きできない状態で登場する。アステアは着替えるときにウキウキ気分をちょっと出すが、前半はおおむねタメてタメて、二人の心が通じ合う「ナイト・アンド・デイ」までもたせる。こういう愛の確認場面ではタップではなく、組んで踊る優美なダンス、というのが決まり(しかもその前に、同じ場で若者たちの群舞を入れて、こっちのしっとり感を強調)。こういうときはテーブルを乗り越えたりしないの。どちらかというと、ミュージカル映画では、タップやテーブル乗り越えたりする振り付けのほうが見せ場なんだけど、こういう愛の確認の場では、それやっちゃいけないことになっている。前半でタメていたおかげで、解放感。愛の表現として、向かい合うことと追いかけることを同時に踊ると、回転のダンスになるのだろう。この映画では回転のモチーフが繰り返され、回転扉やレコードの上の紙人形の回転へと広がっている。後半の見せ場「コンチネンタル」も、部屋に閉じ込められそうになって抜け出してのダンスということで、やはり解放感が満ちる。この「コンチネンタル」、タップリで見事ではあるが、音楽は切れずに続いているのに、群舞のほうは画面が編集されててつながらない振り付けになってたりして、ちょっとつまずく。ラストの二人はもうしっとりの愛ではなくウキウキ気分の愛だから、テーブルに乗ったりして踊ってもOK。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2010-10-09 09:46:04) |
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6.毎度おなじみストーカーな役が似合うフレッド・アステアですが今回もまぁ、ストーカーっぽいですね(笑)あんまり中身がないように見えたけどとにかくアステアとジンジャー・ロジャースのコンビのダンスは必見中の必見、セットもなかなか派手にやってますので凄さっていうのを思う存分感じることができました。見ながら後半のダンスシーンのオンパレードにはもうたまらんです・・・。 |
5.とにかく突っ込みどころは沢山あります。ありますが、それを幾つもの胸はずませどころ(ん?そんな日本語ないか・・・)がことごとく掻き消して行き、たまらない作品に仕上がっております。楽しく、そしてどこか郷愁を誘う不滅のメロディ"A NEEDLE IN A HAYSTACK" 歌がインストになり、そしてアステアのタップが始まるこの瞬間、この時間。まさに贅沢、至福の極みであります。そして勿論アステアとジンジャー・ロジャースのダンスもたっぷりと楽しめ、これまた名曲"コンチネンタル"の怒涛の流れ!はぁ・・・。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-19 05:45:42) |
4.フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの「トップ・ハント」のコンビによる作品、これが観たのは二本目だけど、個人的には「トップ・ハント」の方が面白かったし、好きです。しかし、この作品、2人の華麗なる踊りの数々、そして、バックに流れる素晴らしい音楽を楽しむには「トップ・ハント」と同じく良い映画!ストーリーを楽しむというよりも、素晴らしい踊りと音楽に酔う。そんな作品だと思います。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-03 17:56:47) |
3.私の一番好きな映画監督はマーク・サンドリッチ(とジョージ・スティーヴンス)、一番好きな俳優はフレッド・アステアで、女優ならジンジャー・ロジャースです。バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンは華麗な空中プレーで「エアー」と呼ばれましたが、アステア&ロジャースは映画界の「エアー」と、私は勝手に呼んでいます。『コンチネンタル』は二人の初主演作で、DVDのパッケージには「『トップ・ハット』とならぶトップ・クラス」と書かれていますが、そこまでは、、どうでしょう。けれどこうしたブームの原点的な作品には、すでにあらゆる全ての要素があるような気がします。歌にダンス、コメディ、ロマンス、ハッピーエンド、そしてスタイル。当時の観客と同じ気持ちになって、ただ眺めてうっとりしていたいものです。ガウンを脱いでタキシードに着替える、たったそれだけの動作で観客を楽しませ魅了する。不世出の大大大スター、フレッド・アステアにありがとう。 【あまみ】さん 10点(2004-12-18 08:57:28) (良:3票) |
2.アステアがストーカー以外の何物でもないのが笑う。よく考えたら、ストーリーもほとんど存在してないですね。 【Olias】さん 4点(2004-10-30 03:02:40) |
1.前半部分はアステアの一人タップを、そして後半部分はアステア&ロジャースの優雅なダンスをお楽しみください。そう、そんなミュージカルです。今作もやっぱり、アステアがロジャースに一目惚れして追いかけ回し、ちょっとした誤解を織りまぜながら二人がくっついていくというオキマリのパターン(笑)。ちょっと違うところといえば、ロジャースが既婚者だったってところでしょうか。でも問題はありません。彼女は離婚調停中。ちょうど『荒馬と女』のマリリン・モンローと同じような立場なんですね。さて、この作品のメインミュージックは、タイトル通りの♪コンチネンタル♪というナンバー。ロジャースが唄うだけでなく、さまざまな人がいろいろなバージョンで唄い、大人数の群舞で華やかかつ壮大なダンスで魅せてくれます。とにかく17分強の時間、酔いしれてくださいませ(笑)。 【元みかん】さん 7点(2004-01-15 06:40:21) (良:1票) |