39.障害者に対する健常者の一番の偏見というのは、障害者を裸の大将の山下清のように「馬鹿だけど清らか」と考えてしまうことではないだろうか。観賞後そういったことを考えました。 【チビすけ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-17 13:29:39) |
38.《ネタバレ》 あまりブラック系の音楽は好きではないせいか、私はレイ・チャールズをCMでしか知らない。そんな私でも、彼が盲目であることは知っている。で、これを見て思ったのは、良くも悪くも21世紀の映画だな、ってこと。障害者を差別しちゃいけない、そんな考えから障害者を神のように描きがちだった20世紀から、やっぱり時代は進んでいる。女たらしでドラッグ中毒、これがレイチャールズでない普通の健常者だったら、多分観客は軽蔑するのではないか。実際私はこれを見て、レイ・チャールズに幻滅しかけたんである。だが、盲目ゆえの恐怖感を吐露する彼を見て、レイもまた弱さを抱えた一人の人間であることにはっと気付かされた。神扱いされそうなレイをここまで弱く描ききった本作は、感動作としてみるとつらいものがるが、「人間」とは何か、その人間の一面を垣間見られるという点では高い評価ができる。 |
★37.ソウル界の帝王レイ・チャールズの波乱万丈の人生劇場でしたが、うーんどうなんでしょう?おもしろいとは思いましたが、感動とまでは行きませんでした。ジェイミー・フォックスの演技は確かにうまいとは思いましたが、結局は物真似ですからねぇー!物真似=演技というのが成り立つのか?とも思いましたが、一応アカデミー賞を受賞したので世間一般的には名演技となるのでしょうけど・・・ 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-30 23:33:54) |
36.レイチャールズよく知らんのだけど、なんとなく感動できそうなので観たが、薬と浮気でイメージダウン。途中で飽きてしまいました。 |
35.印象的だったのは、子供のレイが倒れて「お母さん助けて!」といったとき、母親は息を殺してじっと息子を見守るだけで何もしなかったときです。その時の母親の不安と決心が入り乱れた顔の表情は、非常に素晴らしい。 そして息子は1人で立ち上がり母親を探し当てたのです。母親はそういう息子を見て涙を流しました。母親は、このとき初めて盲目の息子がこれから自立して生きていけるということを確信したのでしょう。まさに母親の愛情は「海」です。しかし母親は体が弱いうえに、洗濯女の仕事で体を酷使しすぎて、息子の活躍をみることなく静かに息を引き取ります。この映画は主役はさることながら彼の周りを支える人物たちが実に存在感があって見ごたえがあります。 「人間」が好きな人、「人間」を見たい人、「人間」を知りたい人、是非この映画をお勧めします。音楽を通した最高の人間ドラマだと思います。 そしてレイのお母さんに一番観て欲しかった映画、あなたの息子さんは大勢の人から尊敬される偉大な人間として人生を終えました。心より尊敬します。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-07-09 21:26:31) (良:1票) |
34.レイチャールズのことはあんまり知らないから評価が難しいところ。ただ監督の熱意みたいなものは伝わってきました。主演のジェイミーさんの演技は、迫力みたいなものがあって主演男優賞をとるだけはあるな~とか素人ながらに思いました、 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-07 07:12:58) |
【くまさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-25 21:03:32) |
【はりマン】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-06-16 22:41:02) |
31.《ネタバレ》 レイ・チャールズについては、ふらふら揺れながらいつも笑顔で唄うサングラスをした黒人、という程度の知識しかありませんでした。レイ・チャールズのことを具体的に知らない自分でもよく分かるくらいジェイミー・フォックスの演技は素晴らしかったです。終始、自分の不注意で弟を死なせてしまったことへの罪悪感が、麻薬におぼれているレイを痛々しく映し出しています。しかし、良い曲って、愛人の妊娠中絶を迫ったりしたときに出来たりと、けっこうあっさりと完成してしまうんですね。永年お世話になったアトランティック社をそでにしたのは残念だったかな。でも、そでにしたからこそ、さらなる飛躍があったわけで…。うーん、複雑だ。 |
30.「面白いか?」と聞かれれば,正直微妙なトコロだが,「見る価値があるか?」と聞かれたなら「YES」と答えたい。ただし「アナタがレイ・チャールズを知っているのなら」という条件つきで。要するにこの映画,レイの音楽・人間性・生き様という本来の見せ所よりも,「ジェイミー・フォックスって本物ソックリだね」とか「ショウビズの世界ってナマナマしいね」とか「黒人の美人の基準がワカラン」みたいな脇の方が面白いのだ。まあ,だから未見の人は「伝記」というよりは,歌手レイ・チャールズの「未公開メイキング映像」と思って観たほうが腹が立たなくていいんじゃないでしょうか。余計なお世話ですか。そうですか。 【veryautumn】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-13 01:06:16) (良:1票) |
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29.期待してたんですが・・・。 決して悪くはないんですが延々レイのオンナがらみのドタバタが続くのでダレました。 真実なのかもしれませんが映画としての面白さとは別なんですかね、こういう伝記ものの場合。 好きなアーティストであっても個人の部分には立ち入らないし興味ないという僕のスタンスとは相容れなかったのでしょう。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-06 09:55:53) |
28.ストーリー的に面白い、というようなことはあんまりないです。変な回想シーンとかも、ごくふつうに順番どおり見せてもよかったんじゃないかと思うし。ただ話に特に盛り上がりもないのは、そういう人生だったんだろうなと思えば、逆にリアルとも言える。音楽映画としてはとてもよくできていた。見ている間、レイはレイとして、全く疑わずに見れちゃったのはすごい。僕もピアノを弾くんで、その手の映画ではどうしてもピアノのシーンで違和感を感じちゃうのに、これはそれが全くなかった。そういうのにうるさい人も、この映画はぜったい大丈夫。音楽のところだけとれば10あげてもいいくらいだ。 【小原一馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-31 01:01:44) |
27.レイ・チャールズという人の存在を始めて知ったのは、虚しい事に彼がこの世を去ったその日でした。朝のニュースで彼の死と偉大さを知り、たった一人の人間がこの世を去っただけで、何故あんなにもたくさんの人が嘆き悲しむのか、その訳を知りたくて僕は早速彼のCDを購入しました。そしてスピーカーから流れてくる彼の歌声を聴いたその瞬間から、僕はレイ・チャールズという偉人の歌声の虜になってしまいました。それから数ヶ月後、レイ・チャールズの人生が映画化され、僕は期待に胸を躍らせて映画館へと足を運びました。この映画を観るまでの数ヶ月の間、耳にタコができるほど聴き漁った彼の名曲の数々。期待と興奮の坩堝の中、モチベーションはマックスへ。そしてオープニングから流れる「What'd I Say」によって興奮とテンションもマックスへ。ストーリーは実話とは思えないほど波乱万丈で、終始興奮の糸は切れる事はありませんでした。さらに随所で流れる名曲の数々の誕生秘話には感動しっぱなしで、ラストなんてもう号泣でした。そしてそんな中で、僕が一番感動し嬉しかったのは、彼の人生の汚点や、浮気やドラッグなどの情けない部分も全て、洗いざらい知る事が出来て、これでやっとレイ・チャールズという人のファンにやっとなれたような気がしています。そしてこの先、僕は死ぬまでレイ・チャールズを聴き続け、レイ・チャールズを愛し続けて行くと思います。最高に女癖が悪い最高の男『レイ・チャールズ』。愛を込めて今日も彼の曲を聴きます。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-05-20 21:11:55) (良:2票) |
26.劇場に詰めかけてた、熟年、中年層は正にコンサートホールのノリ(笑)!つまりはよかったって事かな。。レイの人間性描写だとか、伝記物として観ると食い足りなさは否めないが、あちこちにちりばめられた楽曲の成り立ちのエピソードには思わずニヤリ。。例えフィクションだとしてもね。演出の妙かな。(案外、全部実話なのかな?)レイ・チャールズを知らずとも楽しめるんじゃないかな。。 【GUSUTAV03】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-20 05:01:32) |
25.本物のレイチャールズより良いかもしれない熱演です。長い映画が、あっという間に終わります。ところで、ここの感想は、みんな長くて熱いですねえ。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-06 23:03:59) |
24.なんといってもジェイミー・フォックスですね。彼の演技には本当に心酔しました。まさにレイが乗り移ったかのような佇まいに感銘を覚えました。それと、ツアーでのライブシーン。生演奏の雰囲気というか、ライブ感が見事に表現された照明や観客の熱気の演出が大変素晴らしかったです。ストーリーは、レイや周囲の人物のネガティブな部分を赤裸々に描いている点では驚きました。もうちょっと彼の栄光の部分と、近年の活躍も触れて欲しかったかなとは思いますが、時代を感じさせる50'sの描写は良いですね。「UNCHIN MY HEART」の演奏シーンはシビレました!ファンには鳥肌物でしょう。本当に当時のライブ会場で聴いているような感覚になれます。何はともあれ、この映画は彼のファンなら必見です。 レイ、日本にも毎年のように来てくれて日本人にも馴染みのある音楽家でした。ご冥福をお祈りいたします。 【トト】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-04-20 23:04:59) (良:1票) |
23.芸術家或いは天才肌のミュージシャンの半生を描いた作品の傾向としては、様々な苦悩を抱えたまま波乱の人生を送ってきたと言うのが多数派である。そして波乱に満ちていればいるほど、格好の映画的素材となり得る。自伝映画とは本来そういうものだし、とりわけハリウッドにとっては、なおさらである。今まででも、酒に溺れるか麻薬に手を出すかといった違いはあるにせよ、異性や金銭にだらしない主人公のスキャンダラスでダークな部分を描いた作品は少なくない。そういう意味でも、本作で描かれるR・チャールズの物語などは、その基本パターンを確りと踏襲していて、もはや伝統芸と言ってもいいぐらいだ。しかし、裏を返せばそれは新味に欠けるということであり、いかに技巧を凝らし斬新な演出でソツなく描いても、所詮ひとりの人間の人生など大同小異だということを示唆している。ましてや、描かれる偉人に然程の関心が無い者にとっては、まさに面白くも可笑しくも無いハナシなのである。しかし本作には他と一線を画する意匠を凝らせてある。長くアメリカのミュージック・シーンを賑わせ、今やスタンダードともいえるヒット・ナンバーの数々。そして、J・フォックス。見事なほどの歌いっぷりや仕草のひとつひとつがなんとも得意気であり、そのソックリさんぶりはこの映画を観た人すべてが納得させられるほど圧倒的である。彼の力技がなければ、単なる凡庸な作品に終わっていたかもしれない。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-15 00:36:31) |
22.視覚障害、人種差別、薬物中毒、不倫、実にドラマチックな人生なのだが、主役はいつも音楽。彼の強さ、弱さを、Jフォックスが好演。実は病床のレイ本人が乗り移っていたのでは?とにかく、粗探し出来ないほど上手くやってくれた。 始まって5分ですぐに泣かされた。その後も、演奏シーンでは何回も涙が溢れてきた。感情的なシーンと言うよりは、全て泣かされたのは演奏シーンだ。個人的にこの手の音楽に思い入れが強いせいもあるが、50年代当時のアメリカ音楽の劇的な歴史を知らないと、出演拒否や移籍問題を絡めた、名曲が生まれる過程などは理解しにくいのかもしれない。 映画は、ストーリーがどうの、と言うよりも、彼の人生そのものが波乱の連続で、題材そのものが感動的なのだと思う。彼の行い全てを肯定するつもりは無いが、この人生だからこそ生まれた名曲も多々あるだろう。気持ちは10点付けたいところだが、やはり映画として見た場合、ちょっと長過ぎるような気がする。終盤は少しダレた。 それでも、もう一度、いや二度三度見てしまうだろう。彼の冥福を祈りたい。 【♯34】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-03-29 12:01:29) |
21.レイ・チャールズは殆ど知らないけれど、彼の波乱万丈な人生、面白かったです。彼はいい母親を持ちましたね。ジェイミー・フォックスの演技も○。 【ぐり】さん 8点(2005-03-20 02:56:26) |
20.レイ・チャールズをあまり知らない私には普通の映画でした。曲が生まれる過程なんかはファンならきっと楽しめたと思います(とくにジャックってやつ!)私の隣の女性は、曲が流れるたびにノリノリで、終盤は号泣してました。きっとすごくファンなんだろぉな~。下のレビューにもあるように、ピアノが上手くなった過程とかをもっと観たかったなぁ。一緒に行った友達は、「女、ドラッグ・・・って部分で、むしろレイが嫌いになった」と言ってました(笑)伝記モノは元々あまり得意じゃないけど、観た感想は「やっぱり苦手かも」でした・・・。 【eve】さん 5点(2005-03-18 15:46:07) |