4.《ネタバレ》 44歳になって、毎日を充実させることは難しい、でも僕には君がいる。
そんな二人が養子をもらう決断をしたのは、親にならないと大人にはなれない、ということ?
ラストの二人の決断について行けなくて、あたふたしているうちにエンドロールを迎えてしまった。
自分の人生が記録映画なら、過去を振り返って、いろんなアプローチから解釈することができる。
過去を振り返って現在を見渡した時に、親になる、という選択肢があの二人にとって必然だったのか、私には疑問が残るラストだった。
ベン・スティーラーやナオミ・ワッツと同世代の私には、彼らが年齢を重ねていくさまが強烈に実感されて、若い世代への羨望とともに、年を取ることへの諦観というか覚悟というか、よくわからないが、決して嫌ではない何者かが感じられて、ちょうどいいタイミングでいい映画を観たな、と思った。