★20.《ネタバレ》 ビートルズ結成から解散、そして1980年まで。ジョン・レノンの人生を振り返るドキュメンタリー。 前半はビートルズのドキュメンタリーのようでもあるけど、ジョン中心の構成となっており、 映像の多くは他のビートルズのドキュメンタリーと同じでも、ミミおばさんやシンシア、ジュリアンが登場し、 かなり駆け足になっているのは仕方がないところですが、どのビートルズのドキュメンタリー作品とも一線を画す。 彼の人生を振り返る上で抜きには語れないオノ・ヨーコとの出会い以降は、 ビートルズとの活動よりオノ・ヨーコとの活動が多くの時間を占める。 若い頃の彼女の肉声もよく聞こえてきますが、ジョンの傍にいる姿は見る機会はあってもその声はあまり聞いたことがなかった気がする。 メイ・パンと「失われた週末」についても触れられていますが、彼の中で彼女の存在がいかに大きかったのかがよく分かります。 メディアからは奇妙なものにも映った2人の活動ですが、ジョンの支えでもあった彼女の強さも感じる映像の数々。 当時の貴重な映像が沢山出てきます。 70年代のいつ頃の映像だろう?「ビートルズの再結成は?」というインタビューの質問に対し、 「再結成もレコーディングもあり得るだろうね。当時の傷も既に癒えている。きっと楽しいものになるはずだよ。」 彼の人生が1980年で終わらなければ、どんな楽しい再結成が実現していたのだろう?と思うと残念でならない。 冒頭やエンドロールでも挿入される、後に残された3人によって完成した「リアル・ラヴ」の当時のデモ音源が印象的でした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-12-27 22:19:06) ★《新規》★ |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-12-24 17:43:02) |
18.貴重な映画ですね。常に隣にいるオノ・ヨーコがちょっと怖い… 【akila】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-20 02:15:12) |
17.死後それほど経っていない時に作られた“作品”というか、インタビュー+映像記録です。その割には感傷的になることなく、かなり第三者的な視点で描かれており現在でも資料的価値は大きいです。2000年代に入ると、ヨーコの戦略でしょうか、ジョンの神格化が進み、シンシアやメイ・パン、ジュリアン、ショーンなどはほとんど表に出ません。この作品ではそれぞれが、父について、元夫について語っています。それでもやはり、ポール、ジョージ、リンゴの肉声は欲しかったです。また、解散に至る経緯、特にヨーコのかかわり、70年初めの政治的活動(そのあたりは、アメリカVSレノンに詳しいです)、75年以降の主夫時代、シンシアからヨーコに乗り換え(失礼)の経緯、メイパンとの関係、ヨーコから彼らへの態度など知りたい部分はあります。また近年はヨーコのジョンの家族への態度、人間ジョンレノンは必ずしも完璧な人間ではなかったこと、実はヨーコも離婚を考えていたことなどが明らかになってきています。しかし、最近のジョンの神格化には違和感を感じます。話はそれましたが、この作品はそこまで深く切り込んではいませんが、貴重な動くジョン、生身のジョンを見られます。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-10 19:50:23) |
16.《ネタバレ》 もともとあらゆる意味でドラマチックな激動の人生を歩んだ人であるだけに、そのまま映像を並べるだけでも十分面白い内容になってしまう。思想や創造の背景にまで踏み込んでいるとは言い難いが、基本的なところは押さえられている。内容的には、ベッドインの状況がきちんと伝えられていたところと、オノ・ヨーコがいかに精神的支柱になっていたかというところが興味深かった。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-14 23:44:20) |
15. 公開当時は貴重フィルムとして宣伝していましたが、ネットが普及してからというもの、これ以上の貴重な映像を集めるのは容易になってしまいました。 本作が放送された数日前に、イラク戦争反対に影響を与えた曲、「イマジン」のアーカイブスのドキュメント番組が放送されましたが、本作よりも「イマジン」という曲の価値を高めたように思いました。 この映画は「イマジン」という曲がどうかというより、単なるジョン・レノンの生い立ち映像に過ぎません。 ドキュメント番組では「世界中が平和になることを想像してごらん」というメッセージを特別強調しているようにみえましたが、番組を見る限り、この曲のインスピレーションは、ヨーコの作った詩集「グレープフルーツ」の冒頭に書かれた「イマジン(想像してみて)」という言葉のようです。 ジョン・レノンの作った名曲の数々は、オノ・ヨーコさんの存在なしにはありえなかったのは疑う余地はありません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-11 01:51:43) |
14.ジョン・レノンの凄さが感じ事の出来る映画。ジョンの生き方はロックンロールそのものであって、やっぱりカッコいい!!でも変人であることも確かだと思うし、仮に近くにこんなヤツいたら間違いなく関わりあいたくない存在だと思う。 【憲玉】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-18 00:41:55) |
【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-01 22:44:52) |
12.ビートルズの曲は大好きなんですけどねえ。生きていればきっと新たな名曲をたくさん聴けたのにと思うととても残念だけれど、活動家としてのジョンにはあまり同調できません。天才は常人には理解できないものを持っているようで、唯一彼を理解できたのはオノ・ヨーコだけだったんですね。仕事仲間だけでなく二人の妻や息子にもしているインタビューはファンにとってなかなか興味あるものですが、大した内容のものを語っていずにやや退屈なものでした。 下にあるかと思えば突然右へ行ったりまた左へ行ったりする字幕は何なんだ。 【WEB職人】さん 5点(2004-08-13 11:41:18) |
11.ジョン・レノンの伝記的なドキュメンタリー映画って感じかな。な~んか家族やら元妻やら当時のプロデューサー他などいっぱいでてきました。年齢的にも当時のザ・ビートルズがどれだけ凄かったかは映像でしか見ることはできない。しかし数々生み出された名曲はこれからも受け継がれていくだろうな。 |
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10.前略、ジョン・レノン様。貴方が死んでから23年とちょっと経ちましたが、世界は相変わらずで、戦争も貧困も差別も国境も無くなっていません。その代わり、と言っては何ですが、貴方の事や貴方の歌は日本の教科書(英語・音楽)にも取り上げられています。そこにある貴方のイメージはまるで「愛と平和の殉教者」といった感じで、まるで神格化された聖人のようです。でも、ビートルズ関連の本や関係者のインタビューなどを読む限り、本当の貴方は女性にもドラッグにもだらしなく、少なくとも私生活面ではとても尊敬されるべき人間ではないと思います(この事に関しては常々「僕は普通の人間だ」と主張していた貴方にも同意して頂けるのではないでしょうか?)。最近貴方のドキュメンタリー映画を久々にビデオで観ました。この作品を観ると、貴方が途方も無い才能を持った音楽家であると同時に、我がままで、淋しがり屋で、甘えん坊な一人の男だった事が分かります。思えば、貴方の、特にソロになってからの歌はいつも「自分の事」ばかり歌っていました。「僕は嫉妬深い男」とか「自分とヨーコだけを信じている、ヨーコを愛している」とか、貴方の歌はいつも赤裸々で、それゆえ僕達聴衆は貴方の歌を「自分の歌」としても聴けるのだと思います。前述した様に、僕は貴方の私生活を見習いたいとは思いませんし、貴方の語っていた言葉が「文字通りの意味」で正しいとも思っていません(今から見ると貴方のやった「ベッド・イン」は正直的外れのように思えます)。はっきり言って貴方から音楽を取ってしまったらただのロクデナシです。しかし僕は、正に貴方が「ロクデナシ」だからこそ、尚且つ自分が「ロクデナシ」であることを隠そうとしなかったからこそ、その「愛と平和」の、とても純粋でシンプルな理念が信じられるのです。少なくともどこかの横暴な大統領の口にする「正義」の何万倍も信じられるのです。映画の最後で貴方の最初の妻が「彼は純粋な人でした。誰をも愛し、愛を素直に表現したのです」と言うのを聞いて僕は少し泣きました。・・・未来の事は分かりませんがどうやら僕は少なくとも今すぐ死ぬ、と言う事はない様です(幸いな事に命も狙われてはいませんし)。なので、当然貴方程の事は出来ませんが、もう少しここで踏ん張ってやっていこうと思います。時々貴方の歌を聴いたり、口ずさんだりしながら。―――草々。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-05-27 17:14:02) (良:1票) |
9.<命日なので、少し変更>私が生まれた時、すでにジョン・レノンは過去の人でした。なのでたいして思い入れもないのですが、やっぱり当時を知る人には涙モノの作品でしょう。俺ももしその頃生きてたら、この映画で泣いてたと思います。だって当時を知らない俺でさえ泣きそうだったもん・・・・・ビートルズ時代のライブ映像の音源がスタジオ版だったのが、かなり残念。ですが、ジョン・レノンの死を涙する人々のシーンを見て胸が熱くなりました。犯人のマーク・チャップマンもまたジョン・レノンの熱狂的なファンというのが何とも皮肉。もし別の奴がジョンを殺していたら、あの群集で一緒に泣いていた一人だったかもしれないのに…。ジョンが「イマジン」を歌って人に聞かせる時、真面目に歌ってるのに途中からいきなり声が低くなって、笑わせてくれる。音楽も天才的ですが、ユーモアのセンスも抜群で、みなを楽しませてくれる。エンターテイナーであり、彼こそ真の芸術家だと思います。ちなみにこの映画のヨーコは比較的まともに写っています(笑) |
8.《ネタバレ》 ロックですね。ビートルズの曲はすごく好きだし、ジョン・レノンのラブ&ピースな活動も好きだったけど、リアルタイムに見ていたわけじゃあないのでジョンの人生というか生き方というかは良く知らなかった。庭に潜んでたストレンジャーに一通り説教した後、「腹減ったか?」と言って家に上げて飯まで食わせる。こんな事できる人が他にいます?これがジョン・レノンという人なんでしょーね。愛の人ですよね。 ジョン・レノンのような人はもう現れないだろうな。 大嫌いだったオノヨーコがちょっと好きになった。 【もりしげひさや】さん 9点(2004-01-20 15:30:58) |
7.ジョン・レノンが死んだと聞いた瞬間のことは今も忘れられない。「冗談だろ?」って感じで暫く信じられなかったっけ。その時からこの映画の発表までには8年の歳月があったワケだが、その頃の私にとってはまだまだ生々しい想い出で涙なくしては見れなかった。確かにジョンは「音楽家」であって「革命家」ではなかった。なので、平和運動に傾倒していた頃の姿は今見ると滑稽に映るし、正義感を振りかざしているように見えるかもしれない。だが、あの時代に何か行動を起こさねばと奮闘した彼の姿勢に私は強く共感する。若さと希望に満ちたデビュー当時、「HELP!」と叫んだ狂乱の日々、消耗し尽くした表情のビートルズ解散時、平和運動を経てハウスハズバンドとしてのもっとも穏やかで幸福そうな毎日。そして季節はひとめぐりし、随分とリラックスした等身大のジョン・レノンとして「ダブルファンタジー」で再スタートを切った矢先の死。この映画は格好良さも格好悪さもひっくるめたジョン・レノンを愛する人々の為のアルバム的映画ではないだろうか。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-01-13 12:52:40) (良:2票) |
6.(趣味の程度といえど)自分が楽器を弾くようになった今だから言えることけど、ジョン・レノンという人は本当に才能溢れる人だったんだなと思う。 事実、今のロックをはじめ多くのジャンルで試みられてる事(コンセプト・アルバうやら他のジャンルとのクロス・オーバー等)の殆どビートルズがやっちゃってるわけだから、やっぱり凄いとしか言いようがない。 僕はジョンの熱狂的なファンではないけど、彼のボーカルはなかなか好きだし、ミュージシャンとしてはやはり尊敬する。 神格化されすぎた彼はあまり好きではないけど、生身の人間としてはとても好感がもてる人だと思う。 そんな彼の姿を捉えたドキュメンタリー。ビートルズファンもそうだけど、やっぱりロックが好きなら見なきゃいけないと思う。 少々退屈な部分もあるけど、とても貴重だと思う。 点数は、他のドキュメンタリー映画同様に面白いつまらないで判断するものではないと思うので、5点という事で。 【クリムゾン・キング】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-25 02:48:48) |
5.公開当時、映画館で観ました。すでにジョンが世を去って七、八年経っていた頃だったと思います。あくまでも故人のドキュメントなので、ある意味出来をどうこう言っても仕方ないのかもしれないのですが、お世辞にも上手な構成とは思えなかった・・・。まあ、確かに中には貴重な映像もあったと思います。彼の曲が流れて、彼の声が響く度、切なさがこみ上げて目頭が熱くなったことを覚えている・・・。 |
4.ビートルズファンなので見ました。貴重な映画だし面白くない映画ではないですが(ただピルグリムさんの言うように多少眠たくなる映画だという事は間違いないようです。)ジョンのアルバムジャケットに使われたと言う、ジョンとヨーコの丸裸シーン見てかなりの衝撃受けて途中でビデオ止めました・・・・。(絶句)日本じゃあわざわざ茶色のカバーつけて発売されたほどのものを、わざわざカバー外して写すことないでしょ!?あと、ジョンが「ビートルズはキリストより有名さ!」と言っていただけで、南アメリカの人々がビートルズの写真やレコードを燃やしたり踏んづけたりしているシーンには、かなりムカつきました。とにかく見て得したとは個人的に言いにくい映画でした。ただ・・・・・・。私が行っているビデオ屋にはこれと「バック・ビート」しか、ビートルズ関連のビデオは置いてません。ビートルズファンとして残念・・・。 |
3. ジョンに思い入れがないときついかも。屋上コンサートのシーンはかなり悲しいですね、ビートルズファンとしては。いかんせんオノヨーコがなんか怖くて・・バックビートのほうがエンターテイメントとして楽しめた。 【ぽちょむきん】さん 5点(2003-09-12 03:37:03) |
2.ジョンレノンに100%共感できる人というのは、もはやいないのではないかな。実際、彼のファナティックとも思える行動にそれほど惹かれるものはないし、「イマジン」で歌われる理想に心底ジョインする気分にもなれない。にもかかわらず、ジョンレノンという、そのすべてを否定できないのはなぜだろう。それは多分、僕が「イマジン」よりも「ジョンの魂」の方が好きだということに関係するのかもしれない。ジョンとヨーコが初めて出会った有名なシーン。ヨーコの個展を訪れたジョンが備え付けの虫眼鏡の中で見た小さな「Yes」の文字。自らの赤裸々な想いを小さな「Yes」に乗せて歌う「Mother」や「God」。大きな「Yes」でも小さな「No」でもないもの。この映画に垣間見える、彼が本当に追い求め、そして得たもの、語られない彼の密やかな情念、映画「イマジン」の映像や音楽が確かな形をもって伝えてくるものがある。死ぬ前の一枚の写真。彼の真摯な視線の先に見ていたもの。ラストの死のニュースには自然な哀しみを覚えた。 【onomichi】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-09-06 14:09:19) (良:1票) |
1.ジョン・レノン・ファンの僕は十分楽しめました。だって貴重なジョンの『イマジン』を白いピアノで弾いているシーン(このピアノは確かオークションの競売に出され、ジョージ・マイケルが購入したらしい・・・)や『ジェラス・ガイ』でジョンとヨーコが舟に乗っているシーンとかを見ていると、何か不思議な気持ちになります。しっかし・・・オノ・ヨーコがなんかダークな雰囲気で恐くて(僕だけでしょうか?)なんか気味が悪くなりました。だからオノ・ヨーコは好きじゃないですね。でもまあ、これはビートルズ、ジョン・レノンファンなら絶対見ておくべき映画です。だけどオノ・ヨーコが嫌いな方は見ない方がいいでしょう。あと映像は多少眠たくなりますので覚悟して見てください!点数は面白いというよりは貴重なので7点かな。 【ピルグリム】さん 7点(2003-08-10 22:36:39) |