3.《ネタバレ》 主演のマ・ドンソクは、いかつい顔なんだけどなぜか悪党には見えないという稀有な役者。
どこか憎めない、愛すべきキャラクターを演じさせると、右に出る者はいないかもしれない。
一方の刑事役は、残念ながら迫力が少し足りない。正義感もそんなになさそうだし、マ・ドンソクとのコントラストでどうしても負けちゃうのは仕方ないか。
そしてこの二人が追っかける連続殺人犯が、また憎たらしい。無意味に殺人を重ねていく様は、異常な迫力に満ちていて恐怖すら覚える。
極道と刑事が甘っちょろく手を組まず、反発し合うのも面白くて引き込まれた。
ラストは主役の二人共が望む結末でスカッとした。
ハリウッドが好きそうな映画。